パットン将軍達のネウロイ殲滅作戦への協力要請を了承し部屋を後にした晴風一行と501のメンバーはハルトマンの妹ウルスラが組み立てたという重爆兵装ガルーダを見に来ていた。
「これがウルスラ中尉が組み立てた新兵器ですか、てっきりストライカーか武器だと思っていましたけどこれってもしかして航空機ですか、それにしてはかなり小さいですけど」
服部静夏が見た感想を言う、静夏の目の前にあるのはストライカーでもなく武器でもない航空機のようなものだった。ただし大きさがかなり小さく横幅2メートル全長4メートルくらいの機体だった。それにそれには翼はついておらず後ろの方に大きめのブースターらしき物が付いているだけだった。武装は右側に50mm砲が左側に30mmガトリング砲が取り付けられていた。機体の下の方にも開閉口らしきものが見えるが何なのか分からなかった。
「航空機ではありません、今までとは違うコンセプトで開発された兵器で開発コード重爆兵装ガルーダと名付けられたこれはウィッチの搭載火器の増量と小型ネウロイの広域殲滅を目的に開発された航空ウィッチ専用の外付けの装備です」
「こんなの付けたら飛べるわけないじゃん、それにこれじゃあ陸戦ウィッチでも使えないでしょ、反動が凄い50mm砲だけじゃなくそれに30mmガトリング砲なんて撃ったらバランスが取れないよ」
姉のハルトマンがウルスラに意見する、こんなものストライカーユニットで持ち上げることができる重量の5倍はゆうに超えていた。これを見た晴風乗員の反応は様々だった。
「50mm砲デカッ、私の身長の2、3倍はあるんだけど」
「30mmガトリング砲もすごいよねぇ」
「そもそも両方とも人が持って撃つ物じゃないでしょコレ、固定した場所で使う物じゃない、というか持てる人いるのこれ」
「クロちゃんや、バルクホルンさんの馬鹿力ならいけるんじゃないっすか」
砲雷科の光、順子、美千留が取り付けられている武装に驚きそれを聞いていた百々が使えそうな二人の名を口にだす、他の乗員も色々な角度から見ている中、砲術長の立石志摩だけは取り付けられている50mm砲と30mmガトリング砲に目を輝かせていた。まるで無邪気な子供の様に・・・
「おぉぉぉ」
「タマはやっぱりあの二つが気になる系?」
タマのことをよく知る西崎芽依がタマに質問する
「うぃぃ」
「やっぱり気になるよねぇ、撃ったら凄そうだもんタマはどっちが気になってるの私はあの二つだったらガトリング砲なんだけど」
「断然!50mm砲、ロマン・・・ある」
「やっぱりタマはそっちかぁ」
「うぃぃ」
晴風乗員が重爆兵装ガルーダを見ているとウルスラがハルトマンにガルーダの説明を続けるウルスラは次にガルーダの武装について説明を始めた。
「射撃能力には問題はありません、テスト段階では同時射撃でも反動による誤差は発生しませんでした。まだ陸上でのテストのみですが空中でも大した差は出ないと思われます。この装備は左右に50mm砲と30mmガトリング砲を取り付けていますが射撃自体は攻撃ウィッチが左右に取りつけてあるレバーの発射スイッチを押すだけで発射が可能です近い物で言うと戦闘機の射撃システムに近いですね、機体後部には三分の一まで小型化した対ネウロイ用気化爆弾4本が搭載、陸戦型ネウロイへの空爆も可能です」
ウルスラの説明を聞いていたハルトマンがある言葉に引っかかった。
「さっき出てきた攻撃ウィッチって」
「そう言えば言っていませんでしたね、この装備は飛行担当と攻撃担当のウィッチ二人で運用する装備なんです」
ウルスラの二人で使用するという説明にバルクホルンが反応した。
「二人で使うのか一人で使えるようにできなかったのか」
「はい、これは装備は強力なんですが見ての通り重すぎる代物で飛行にはジェットストライカーの魔導エンジンと通常ユニットの魔導エンジンを使います。ジェットも改良を加えてはありますがこれだけの重火器を使いながら操縦するとなると負担が大きすぎるので二つに分けることにしました。」
「そうなのか、ジェットを使っているなら最高速度も速いのか」
「いえ、重量の問題があるので飛行のみに集中しても恐らく780~800行くか行かないかだと思われます」
「ジェットを使ってもそれか、攻撃しながらだとさらに速度が低下か・・・だがそれらを踏まえても50mm砲と30mmガトリング砲の威力は凄まじいだろう、テストはいつ頃終わる予定なんだ」
「はい、それが飛行テストに必要なジェットストライカーがこっちへ輸送する途中の山中で落石にあってしまい破損してしまい飛行テストが出来ない状況なんです」
「そうなのか、テストが終わっていれば私とハルトマンで使いたかったんだが」
「すいません、でも完成したらちゃんと送りますよ、50mm砲と30mmガトリング砲を使える可能性があるのはバルクホルン少佐くらいですから」
「了解した。それまで待つとしよう、ウルスラはこの後はどうするんだ」
「はい、坂本少佐から要請された晴風の調査と分析を、60年以上先の技術には興味があるのですぐに取り掛かりますよ」
「調べるのに熱中して休むのを忘れたりするなよぉ、一度熱中すると中々止めないんだから少し不安だよ」
姉のハルトマンが妹のウルスラを心配する。その様子を見ていた坂本少佐がウルスラに近づいてきた。
「はっはっは、確かにそうだな、ちゃんと休みの時間は取っておけよ、それとウルスラこの図面に書かれている魔導エンジンの調査と可能であれば製造を頼みたい」
坂本少佐は明乃が偶然手に入れた震電の魔導エンジンの改良案が書かれた図面をウルスラに手渡した。
「これは震電の・・・いやその改良型!少佐これをどこで」
「たまたま岬がある街の古本屋で貰った本に入っていてな、恐らく宮藤博士が前に私に少しだけ話してくれた博士の尊敬していた人の意見を取り入れた改造案だろ」
「なるほど、確かにこの理論ならこの出力を、こんな方法があったなんて、わかりました。合わせて調べておきます」
「済まないな体には気を付けてくれ、私は司令部に戻って例のネウロイの資料を確認してくるお前達はどうする」
坂本少佐がウルスラに体調には気を付けるよう言葉をかけたあとバルクホルン達にはこの後の予定を聞く
「そうだな私が司令部に行こうと思っていたが坂本少佐が行くなら大丈夫か、野間や西崎でも誘って武器のメンテナンスでもするとしよう、ハルトマンはどうする」
「美甘がここのキッチン使わせてもらえるからってお菓子作ってくれることになったから私はそっち、多分ルッキーニも来ると思うよ、そう言えばリーネが航海科の子と近くを散歩するとか言っていたっけ」
「そう言えば言っていたな、確か機関科は晴風の機関のチェックが少し残っているんだったなちょうどいいからウルスラのこともついでに見ておいてもらうか」
「それがいいかもね、そう言えばミーナはどうするんだろ」
「ココに来る途中宗谷に何か言われて何かを了承していたから宗谷と何かするんじゃないのか、他の面子も何人かと集まって行動するみたいだしな、それじゃあ私達はそろそろ出るとしよう決戦に向けてあいつ等を少し休ませてやりたいしな」
「わかりました。皆さんそれでは私は仕事に戻ります」
「じゃあねぇー」
ハルトマンがウルスラに別れの挨拶を済ますと各自この格納庫を後にした。最後の一人のタマが出ようとしたときタマは振り返り重爆兵装ガルーダを眺め、この格納庫を後にした
各自各々の時間を過ごしているとき艦長の岬明乃は偶然にもパットン将軍とブラッドレー将軍に再びあった。恐らく一仕事終え休憩か別の仕事場に向かう途中だったのだろう明乃とあった将軍は明乃に声をかけた
「また会ったな嬢ちゃん」
「あっ、パットン将軍、ブラッドレー将軍!」
「今は一人かね、他の仲間はどうした?」
「皆、各自でやることをやっています。私はちょっと晴風で整備をしている機関科の様子を見に行こうと思って」
「ほう、若いのに乗員思いの立派な艦長じゃないか」
「俺たちも今、その艦を一目見に行こうと思っていたところだ。一緒に同行させてもらうぜ嬢ちゃん」
「晴風にですか」
明乃は驚いた。将軍二人が晴風を見に来るのだ。驚きもする
「俺達の時代より未来の技術が使われた艦っていうしな、こいつは一目見ておかねぇといけねぇと思ってな、そうだちょうどいい、お前らの艦について色々教えてくれ、どんな艦なのか、それとどんなことを経験したのか」
「私も気になるな、たったの32人ほどで運用してた艦が今まで何をしてきたのか」
「あっ、はいでは移動しながら説明させていただきます」
「そんなに緊張すんじゃねぇよ、普通の言葉使いで構わねぇぞ、お前らは何処の国にも属してない扱いだからな、もう少しリラックスしておけ」
「ありがとうございます、すぅぅはぁぁ、それじゃあ改めて移動しながら説明しますね」
明乃は一度深呼吸をすると改めて晴風の説明を始めた。晴風のスペック、晴風の武装そして晴風が関わった事件なども話した
「あとは戦艦武蔵に船体をぶつけて乗り込んで操られた生徒を制圧して私の幼馴染のモカちゃん達を助けたり、乗っ取られた海上要塞に突入して動力炉を破壊したりとかしました。」
「おめぇら修羅場くぐりすぎだろ、その歳でしかもウィッチに覚醒する前って死んでもおかしくねぇぞ、オイ」
「よく生きていられたな、君は随分と幸運なようだ」
「運がいいってよく皆に言われてます。私の取柄ってそれくらいしかないんですけど」
「そんなわけねぇだろ、運だけで生き残れるほど甘くはねぇよ」
「私も海軍の人間より艦艇の運用について詳しいというわけではないが君がここまでやってこれたのは運だけではなく君の実力あってこそだというのは分かる、自信を持ちたまえ」
「ありがとうございます」
二人の将軍に褒められた明乃はお礼の言葉をいいそのまま晴風のもとへ足を運ぶ
明乃が晴風に向かっているころ副長の宗谷ましろはさっきまで将軍達からネウロイの殲滅作戦の協力を要請された部屋でシュペー副長のミーナと501のミーナ中佐の二人のダブルミーナとでもいう面子で501のミーナ中佐から講義を受けていた
講義の内容はウィッチの空中戦闘時の陣形やあらゆる状況下での適切な陣形の選び方、連携戦術、過去に行われた開放作戦の戦術や結果、など様々である
ましろはミーナ中佐にウィッチの連携や戦術についての講義をシュペー副長のミーナと共に受けていた。会議室の黒板にはびっしりとドイツ語もといカールスラント語と陣形の図が書かれていた。シュペー副長のミーナは元々ドイツ生まれなのでこの世界でのドイツにあたるカールスラント語も問題なく読めるが、ましろは流石にドイツ語は読めないのでミーナ中佐の言った言葉を片っ端からノートに書いていく
「フォーメーションはだいたいこれくらいかしら、フォーメーション名は各隊で呼び名が違うけれども基本的には今言ったフォーメーションがもとになっているのが多いから事前に把握さえしていれば問題ないはずよ」
「ありがとうございますミーナ中佐助かります」
「やはりウィッチの戦術となると独特じゃのう飛んでいるから当たり前じゃが」
「あぁ、だが私達もいつまでも個人の技量だけに頼ってるわけにはいかない、ちゃんと戦術としての動きも考えて行かないと」
「偉いわね、貴方達は・・・フォーメーションを練習するつもりならさっき教えたなかなら密集陣形と突撃陣形、同時多重攻撃陣形をまず出来るようにしたほうがいいわね、特に岬さんの力を生かすなら突撃陣形は必須ね」
「確かにこれは艦長の力を最大限いかせますね」
「そうじゃの、そう言えばその艦長は機関科の様子を見に行ったようじゃが他の奴らはどうしとるんじゃ」
「確か主計科はここのキッチンでお菓子作りを、野間さんや西崎さん達は武器のメンテナンス・・・あと応急長らの二人もそっちだったな」
「モモやヒメもか、そう言えばあの基地にいたときにも野間や西崎に交じって銃の整備の仕方を習っていたな」
「あとは航海科と砲雷科がそれぞれリーネさんとペリーヌさんに連れられて散策に向かっていったな、納沙さんはリーネさんと万里小路さんはペリーヌさんと一緒だったはずだが」
ましろがミーナ中佐から講義を受けていたころバルクホルンと共に銃のメンテナンスをしていた野間やメイ、タマの三人とモモ、ヒメの計五人は各自が使う銃の整備をしていた。
自分達のだけではなくこの場にいない艦長や副長、納沙さん達の分も一緒にやっているところだ。艦長達の分はおもにヒメやモモが担当している
「いやぁー慣れって怖いね」
「どうしたっすかいきなり」
「いやまだこっちにきて一年どころか半年、一月も経っていないのに機関銃やライフルの整備ができてることがねぇ」
「あぁなるほど、でも元の世界でも機銃の整備点検とかしてたっすよね」
「そうだけどさ習っていた銃とは違うし装甲ライフルなんて初めてばらしたし、野間さんなんかどっかのヒットマンみたいに黙々と整備出来るくらいまでになってるし5日で」
「あぁーそう言えばそうっすね」
ヒメが野間の銃の手入れの上達具合に驚く
モモもそれには同意する。野間は重火器を扱う砲雷科ではなく航海科で本来重火器の整備なんてできるはずがないのだ。こっちにきてバルクホルンと一緒にやりながら教わっていたら自然と身についたのだ5日で、もはや一種の才能である。二人の会話を聞いていた芽依も話に加わる
「こういうのはやっぱりヒメちゃんの言う通り慣れだよ慣れ、誰だってやっていれば出来るもんだよ、才能とかじゃなくて」
「フリーガーハマーを完全にばらした状態から組み立てることを4日で出来るようになった人に言われても説得力ないよ・・・基地の整備兵が驚いていたもん」
「そうっすね、あんな初めてみる武器を4日で理解できるのは天才と言わずしてなんと言うっすか」
ヒメやモモの言う通り西崎芽依はなんとフリーガーハマーの整備のために内部構造を僅か4日で覚えたのだ。もはや化け物だった。それを見ていたタマはふと言葉を漏らす
「・・・フリーガーの芽依、とか」
「2つ名か!あっでも固有魔法のことを考えればその2つ名でもおかしくはないか」
「漫画の題材になりそうっす」
「どうも人呼んでフリーガーの芽依です」
芽依達が話に花を咲かせているころ野間はバルクホルンにあることを聞いていた
「そう言えば気になっていたんですが私達は軍属っていうわけではないのに作戦の協力要請が出されたがよくあることなんですか」
「ストライカーユニットを個人で持っているのは少ないから何とも言えないが民間人から軍にスカウトされることはあるぞ、宮藤がまさにそれだな」
「あぁそういう感じか、無くはないのか」
「まぁ最もお前達の状況はかなり特殊だからどちらかと言うと義勇軍、スオムス義勇独立飛行中隊、いらん子中隊が立派で真面目な存在になりました的なウィッチの集団みたいなものだしな」
「いらん子中隊?」
「別に悪口ではないぞ、詳しくはまた今度話すがいらん子中隊は統合戦闘航空団設立のもとになった部隊の一つなんだ」
「そういう部隊がいたんですか・・・メンテが終わったらどうします」
「そうだな、特に考えてなかったが軽い食事か訓練でもするか、ペリーヌ達は今頃どこら辺だ?街には言ってないだろうから海岸かどこかのハンガー辺りか・・・」
バルクホルンがそんなことを思っているときペリーヌ達は砲雷科の子達とハンガー近くを散策していた。
「ここら辺は確か基地防衛のための地上攻撃部隊の戦車が格納されているエリアですわね」
「詳しいのですねペリーヌさん」
「私の故郷がネウロイに奪われたとき最初の501基地が置かれたのがブリタニアだったのである程度の地理には自信がありますの、この基地にも何度か来たことがあるので大抵の場所なら案内できますわ、私はここの木陰で本を読みますが万里小路さんはどうしますの?」
「そうですわね、もう少し光さん達と歩きましたらどこかで休んで景色でも眺めていますわ」
万里小路とペリーヌが話していると一緒に来た砲雷科の光、順子、美千留、理都子、果代子が万里小路を呼ぶ
「万里小路さんここ凄いよ」
「戦車いっぱいあるよ」
「流石に壮観だわ」
「なんか魚雷発射管みたいなのがいっぱいついてるのがあるよ」
「魚雷撃つのかな」
彼女達が見ているのはリベリオンの主力戦車シャーマンである。
それの多連装ロケット砲弾を装備した対空迎撃を想定した戦車だ。彼女達はあくまでブルーマーメイドになるために勉強しているため地上戦用の戦車なんて見たことが無かった。無論テレビで何回かは見たことがあるが実際にこの目で格納されている20台の戦車をみると興奮もする。
光達が興奮していると奥から一人の男性がやってきた。
「君たちはもしかして例の艦に乗ってきた子達かい」
「あっ、はいそうです、えーっと」
「あぁ済まない私の名はブリッド、ここの戦車部隊の操縦士の一人だ。ここで何をしてるんだい」
「いやーちょっと時間が出来たものなのでペリーヌさんに案内してもらっていてそれでたまたまここにある戦車を見つけて」
光が操縦士のブリッドに事情を説明する。ブリッドは遠くに見えるペリーヌを確認すると彼女達が言っていることは事実だとわかり安心する。もし侵入者だったら倒さないといけないからだ。
「ブリッドさんはここで何をしてたんですか」
順子がブリッドに何をしていたか聞く
「いや、休憩時間に仲間とやったトランプに負けてしまってね、点検が終わったシャーマンの一台の試運転を押し付けられてね、まぁ前進と後退を3回ほど繰り返すだけの簡単なものだけれどもね」
「それって整備士の仕事じゃないの」
理都子の言葉にブリッドが答える
「本当は整備士の仕事なんだが君達が乗ってきた艦の修繕に何人か回されたらしくてねこちらで出来ることはやれって命令されちゃってね」
「なんかごめんなさい」
果代子が罪悪感から謝る
「謝らなくてもいいさ、良かったら戦車もう少し見ていくかい」
「いいんですか」
「あぁ、男ばかりの職場だからねここは、綺麗な女の子は大歓迎さ」
ブリッドの言葉を聞いた光達はその提案を受け入れた
その頃リーネと共に散策にでた納沙幸子と航海科は艦の停留所で海を眺めていた。
「ブリタニア海軍の駆逐艦も中々壮観ですね」
「確かにねこっちの駆逐艦って私達の晴風とは違い自動化なんてされてないんでしょ」
内田まゆみの言葉に山下秀子が反応する
「それはそうでしょ、晴風の代わりに巡洋艦あげますって言われてもそれを考えると晴風の方がいいもん」
「それは言えてるぞな、それにしても3日後には艦長達は闘いぞなか」
「そうなんだよね、りんちゃん大丈夫かな」
「大丈夫じゃないかな、シャーリーさんに飛ぶ楽しさを教えてもらってからはなんか積極的に敵に向かっているっていうし」
「知床さんも成長しましたよね・・・うん?この反応は」
「なんか海の方から来てるぞな」
納沙幸子が何かの反応を自身の固有魔法で感知した。それと同時に聡子が海の方から何かが来ているのを見つけた。納沙幸子は自身の固有魔法が反応したことの意味を理解していた。納沙の予想は見事に的中し基地のサイレンが鳴り響く
「えっ、何々」
「やっぱりネウロイでしたか、リーネさんすぐに戻って出撃しましょう」
「そうだねココちゃん、皆はすぐに宿舎に戻って」
「わかりましたぁ」
ココとリーネがユニットを取りに向かっている途中で基地全体に放送がなされた
「例の煙幕発生型ネウロイが監視部隊を振り切り基地上空に侵入、守備部隊は至急攻撃に当たれ、ウィッチ隊は敵ネウロイの煙幕に触れないよう長距離から攻撃されたし、速報敵は既に煙幕の放出を開始している模様、飛ぶ高度には十分注意されたし」
その放送は晴風を見に来ていた将軍達にも届いていた。
「基地に侵入だと80キロ以上離れた所からもうきやがったのか」
「まさか敵が超高速飛行型だったとはこちらは準備ができていないというのに」
放送を聞いた明乃はあることを考えていた。出来るかは分からないがやってみるしかない明乃はすぐに準備を始めた。
「クロちゃん、ちょっと考えがあるから手伝って」
「何をする気よ」
「うんクロちゃんに煙幕を晴らしてもらおうと思って」
「はっ?」
明乃達が準備を始めたころバルクホルン達やシャーリー達が戦闘を開始していた
「クソ、やはりここからじゃ決定打にならないか、サーニャ、西崎ここから狙えるか」
「やってみます」
「全弾命中させるよ」
サーニャと芽依はそれぞれ4発ずつ計8発をネウロイに打ち込む。それらはすべて命中するが・・・
「無傷かよ硬すぎだろ」
「ねぇシャーリーあのネウロイ高速でこっちにやってきたわりには全然動いていないよね」
「そう言えばそうだな」
「理由は確実には言えないがロケットブースター的な物を付けてこっちに来たんだろそれなら説明がつく、それより早く倒すかここから引きはがさないと被害が増えるばかりだ」
「近づけないんじゃ無理だよ、そう言えば美波はどうしたの」
ハルトマンが姿が見えない美波を心配する
知床鈴がそれに答える
「美波さんなら負傷者の治療に向かいました。」
「わかった。それだと宮藤も治療に回っている可能性もあるな」
「どうするよ、接近出来ないとなると勝ち目なんてないぞ、被害も段々大きくなっているし」
シャーリーの言う通り徐々に被害が出てきていた。ネウロイのビームにより火災が5か所ほどから発生している状況だった。この状況を見ていたタマはあることを思いついた。
「メイ・・・ちょっと時間稼いですぐに戻るから」
「えっ、いいけど何するの?」
「撃って・・・倒す!」
そう言ってタマは一端戦場を離れある場所へ向かう
タマが離れてすぐにネウロイに動きがあった。大量の子機を放出したのだ
「こいつ子機も放出するのかよ」
「ってやば、あっちって確か美甘達がいる宿舎じゃない」
「ルッキーニ、知床、私達で子機を倒すぞ」
「ラジャー」
「わかりました」
3人はそれぞれちり子機を各個撃破していく
本体の方はエネルギーを溜め攻撃体勢を取っていた。斜線軸上には晴風も収容されているドックがあった。それをみたバルクホルンはすぐに指示を出す
「ビーム発射口に向けて集中攻撃、撃たせる前に破壊して撃たせるな」
各自攻撃を集中するが効果は薄かった。もう撃たれると思ったその時無数の弾丸と一発の砲弾がネウロイのビーム発射口に直撃しビーム発射口を破壊して攻撃を止めた。
全員が攻撃がきた方を見るとそこには右側に50mm砲左側に30mmガトリング砲を取り付けている重爆兵装ガルーダを身にまとって飛んでいる立石志摩の姿があった。
「撃って、倒す!」
立石志摩 真の実力が今解き放たれる
今回30mmガトリング砲を出しましたがこの時代に30mmガトリング砲があったのか分からなかったのでもし開発されてなかったとしてもスルーしてください