海洋航空救援団マーメイドウィッチーズ   作:レーゲン

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土曜にやっと最初のコロナワクチン打てたよ・・・まだ打ったところに痛みあるけど早く二回目終わらせてネットカフェでアニメ見放題とか堪能したいものだ


戦う力を携えて新たな戦場へ

岬明乃と万里小路楓の活躍により撃破に成功した巨人型ネウロイとの戦闘より3日

新型ストライカーユニット蒼雷を身に纏い戦った明乃はと言うと・・・

 

 

「うぅー、体が重い・・・動きたくなぁい」

 

ベットで体を休めていた。巨人型ネウロイの自爆攻撃を防ぐため、今までで一番の魔法力を消費したため体がガタついていた。明乃が巨人型ネウロイとの戦闘で消費した魔法力は膨大で、魔法力に減少傾向が見られないハルトマンがジェットストライカーを使用し限界まで飛行できる魔法力を1とすると明乃が消費したのは軽く見積もっても50は超える量である、今この時はそれを知る者はいないがはっきり言ってデタラメである。

そんな明乃も限界近くまで魔法力を消費したため体調を崩してしまった。

今はクラスの皆が交代で看病に明け暮れていた。

 

 

「艦長、大丈夫ぞなか」

 

「うん、大丈夫・・・疲れだけが一気に来たようなものだから」

 

「例えばどんな感じですか?」

 

「うーん・・・3日くらい徹夜で書類仕事した後に1キロくらい走って、テストやらされたくらいだと思う」

 

「聞いているだけで地獄だよ・・・艦長何かしてほしいことありますか」

 

見張員の内田まゆみが明乃に要望を聞く、明乃は少し考えまゆみに伝える

 

「うーん、じゃあお菓子ほしい・・・甘いの・・・」

 

「分かりました。美甘ちゃんに何か作ってもらうように言ってきますね」

そう言って内田まゆみは部屋を後にし美甘の元へ向かった

 

 

「艦長、本当に大丈夫ですか、マッサージでもしようか」

 

「マッサージ・・・いいかも、お願い出来る?しゅうちゃん・・・」

 

「分かりました。素人だから痛かったらすぐ言ってくださいね」

 

「うん・・・」

 

山下秀子は明乃の横に立ち素人ながら明乃の体をマッサージする

素人のマッサージでも今の明乃にとっては十分心地よいものだった。

 

 

「うぅー、極楽ぅぅぅ、しゅうちゃん・・・もっと上・・・」

 

「ハーイ、気持ちいいですか」

 

「うん、ありがとうしゅうちゃん!」

 

「まぁゆっくり休むぞな、他の皆も手伝っているか会議や武器の手入れぞな」

 

「そうなんだ・・・そう言えば基地の被害ってどうだったの?あの時ユニットで飛んでないときに何発か防げなかったのがあったんだけど」

 

「確かに至る所壊れたけど怪我人ってどうだったっけ」

 

「それなら副長が確認してきてくれて教えてくれたぞな、瓦礫の下敷きとかで重症を負った人とか出たらしいけど皆、一命をとりとめたらしいぞな、確か重傷者が30名くらいで軽症者が確か・・・180名くらいだったはずぞな」

 

「そんなに出ちゃったんだ・・・」

 

「そんなに落ち込まないでください、私達が看病に来る前にたまたまパットン将軍にあったんですけど、あれだけの攻撃で死者が出なかったのは奇跡と言っていいほどらしいし」

 

山下秀子が明乃を励ます、明乃の行動は確かに基地の人を守ったのだと

 

「将軍も言ってたぞな、伝説として兵達に語り継がれるって」

 

「伝説って・・・そんなに?」

 

「私もよく分からんぞなが、途中ですれ違った兵士の皆が艦長の噂をしてたぞな」

 

「艦長、起きてるっすかぁ」

 

勝田聡子が話終えた瞬間、応急員の青木百々が訪ねてきた。彼女も明乃の様子を見に来たようだ。手には何かの荷物を入れるバックとそこから飛び出てる新聞が見えた。恐らく今日の新聞だろう、買ったのだろうか、読めないのに

 

 

「起きてるよモモちゃん」

 

「良かったっす、艦長にこれを見せたかったっす」

 

そう言ってモモは持ってきた新聞を明乃に見せた。英字で書かれて殆ど読めないが表紙の中央に書かれたある文字だけは読むことが出来た。マーメイドウィッチーズ、前に明乃が将軍達に伝えた晴風ウィッチの通称、それが新聞の表紙に大きく書かれていた。

 

 

「マーメイドウィッチーズ・・・確かこれって前に私達が考えた・・・」

 

「そうっす、艦長達の通称っす、なんか新部隊発足かみたいな感じで基地の近くの住民達が噂してたっす、服部さんに簡単に読んでもらったっすけど、艦長の扱い凄いことになってましたよ、本当に!」

 

「何て書かれていたの?」

 

モモが来る途中にあった服部静夏に読んでもらった内容を明乃に伝える

モモが伝えた内容は主にこんなものだった。

 

・ポーツマスに前代未聞の巨人型ネウロイ出現、二つの部隊がこれを殲滅

 

 

・ネウロイの自爆攻撃から基地を守りきったウィッチに賞賛の嵐!!

 

・501部隊と共に戦ったもう一つの部隊マーメイドウィッチーズに迫る!

 

・統合軍、最強の魔法力を持つウィッチ、明乃・岬について語る

 

・闘いの光景を見ていた兵達は語る、彼女は私達の前に現れた守り神に違いないと

 

・すべての人を守ろうとする姿はまさに聖女にふさわしい

 

・ネウロイとの闘いに大天使降臨!統合軍の会見が待たれる!

 

 

「っと言う感じで書いてあったらしいっす」

 

「艦長、神様になってる!」

 

「大天使もぞな」

 

「聖女もあるっすけどどれが呼ばれたいっすか」

 

「えぇー何その扱い、なんか反応に困るんだけど」

 

新聞に書かれていた明乃の扱いに明乃は困惑する、ただの海洋学校の生徒の明乃がいきなり守り神や聖女、大天使なんて呼ばれたら反応に困る

明乃が反応に困っているとき、宗谷ましろは基地に帰還した坂本少佐と万里小路楓にあることを教わっていた。扶桑刀に魔法力を纏わせる方法だ。今まで銃の訓練だけでいいと思っていたが今回現れた巨人型ネウロイの様に装甲が硬かった場合、弾切れの可能性も考えなくてはならない、ましろは今回の闘いでそれを悟り対策として近接戦の訓練を受けることにした。二人に扶桑刀に魔法力を纏わせるやり方を聞くとそれを試しては何度も反復する

扶桑刀を30回くらい振ったときにはもう簡単に消えないくらいには維持することが出来るようになった。

 

「まだ少し荒いがなかなか飲み込みが早いじゃないか」

 

 

「ありがとうございます、坂本少佐、はぁ・・・はぁ、もう少し付き合って貰ってもいいですか、まだもっと改善できそうなので・・・」

 

「付き合うのはいいが、一端休憩だな・・・少し休むぞ、宗谷、万里小路、移動するぞ」

 

「分かりました。」

 

「かしこまりました。あら、誰かこちらに向かってきてますね」

 

ふと万里小路が目を向けた先に一人の軍人がこちらに向かってきているのが見えた

歳は若く、それも女性だった。恐らくウィッチだろう

それを見た坂本少佐は驚いた。なにせ501と同じ統合戦闘航空団の戦闘隊長なのだから

 

 

「驚いたな、こっちに来ていたのか・・・」

 

「坂本少佐、あの方は・・・」

 

ましろが坂本少佐に素性を聞こうとしたとき、ちょうどその人がこちらに着き自己紹介をしてくれた。

 

「久しぶりだな、坂本少佐、そちらの二人は初めましてか、わらわは第506部隊Aチームの戦闘隊長をしているハインリーケ・プリンツェシン・ツー・ザイン・ウィトゲンシュタイン、というものだ。よろしく頼む」

 

「戦闘隊長!・・・でも確か506の管轄は・・・」

 

「あぁ、それかぁ、例の巨人型ネウロイの襲撃時にこっちにも救援要請が来てたんだ。だが生憎、ちょうどその日にユニットのオーバーホールをしていたので出撃が遅れてしまってな・・・わらわ達が着いた頃には決着がついていてな、すまんな」

 

「そんな謝罪なんていいです、勝てたのも奇跡が重なったみたいなものですし」

 

「奇跡か、統合軍最強の魔法力を持つと言われている明乃とかいうウィッチの事も含まれているのか」

 

「あぁ、あいつの存在自体が奇跡みたいなものだぞ、それ以外のウィッチもトップエースの器を持っていると言っていいからな、ここにいる宗谷も中々の原石だぞ、うまく成長すれば少佐くらいの地位には立てるぞ」

 

「あの、流石にそこまでは・・・少佐って坂本少佐と同じ階級じゃないですか」

 

「何を言ってるんだ、晴風の中で一番バランスがいいのはお前か野間だぞ、事務的な仕事も考慮すればお前が一番だぞ」

 

「そうですわね、言われてみれば副長は戦闘に加えて指揮や書類仕事もしていましたわね、バランスを考えると確かに副長が一番高そうですわね」

 

「確かに事務仕事もミーナ中佐と一緒にやっていましたが・・・それでも野間さんやミーナさんの方が撃破数的には上ですよ」

 

「ミーナさん?・・・あぁインゲノールのことか、二人もミーナがいるとやっぱりややこしいな、話を戻すが野間やインゲノールはまだあんまり戦闘指揮は執ってないだろ」

 

「まぁ、固有魔法の関係で私が場の状況を確認しやすいですし、ミーナ中佐から幾つか戦術も教えてもらいましたから、殆ど私が指揮を執ってましたけど」

 

「指揮能力と言うのも大切なものなんだ、もっと自信を持て」

 

「はぁ・・・」

 

「面白そうな話をしておるな、わらわにも教えてはくれないか」

 

坂本少佐のましろへの評価を聞いたハインリーケが興味を持ち他の面子の評価を聞いてきた。元501部隊の戦闘隊長の評価は是非とも聞いておきたいのだろう

 

「そうだな、飛行技術、指揮能力、射撃能力、回避力、防御力の5つを五段階で評価するとまず野間や立石、西崎に至っては射撃能力はもう最低でも4以上は間違いなくいってるだろうな、知床も飛行技術はトップレベルで4.5から4.8くらいはあるだろうし、それ以外の面子も鏑木以外は訓練生以上の実力はもうあるだろうな、鏑木に至ってはもうすでに医者だから軍医少尉にはなれても不思議ではないな」

 

「ほう、随分と優秀ではないか、噂に聞く明乃とかいうウィッチはどうなんだ」

 

ハインリーケが岬明乃の評価について聞く

坂本少佐は明乃の評価に少し悩む、ある項目だけ異常に高いために

 

「あいつは防御力以外は一般的なウィッチよりちょっと低いが防御力が異常だからな・・・数字で表すなら最低でも45くらいか」

 

「5段階評価はどうしたんだ!最高点の9倍だぞ、おかしすぎるぞ」

 

「そう思える奴なんだ、あいつは、まぁ流石に今回は色々重なって魔法力を消費しすぎて疲れて自室で休んでいるようだが」

 

「本当に規格外だな・・・いい土産話が聞けた。私はこれで失礼させてもらおう、先に帰還させた部下も気になるしな」

 

「そうか、そちらも体調とかには気を付けろよ」

 

「ご達者で」

 

「お気を付けてお帰りくださいませ」

 

「ほう、中々奥ゆかしいな、うちの黒田にも見習って貰いたいな、名前は何ていうんだ?」

 

万里小路の奥ゆかしさに感心したハインリーケが万里小路に名前を尋ねた。

万里小路はそれに答える

 

 

「万里小路楓、と申します・・・お見知りおきを」

 

「万里小路か、覚えておこう、それでは失礼する」

 

そう言って506部隊の戦闘隊長ハインリーケが去っていった。

 

世界は変わり、明乃達の世界では新たな動きがあった。

 

 

佐世保のブルーマーメイド関係施設で会議を行っていた宗谷真雪のもとにある一報がもたらされた。

 

 

「校長、大変です!愛知の工業地帯に居座っているアンノウンに動きがありました」

 

「何ですって!内容は」

 

「アンノウンより巨大な何かが発射されたとのことです、恐らくホワイトドルフィンがくらった噴進弾の一種かと思われます」

 

「攻撃目標は分かる?監視に向かった艦艇か自衛隊の観測部隊だと思うのだけれども」

 

「それがそのどちらでもありません、西に向かって飛んで行ったそうですが攻撃目標は今だ不明です」

 

「!!まさか無差別攻撃、とにかく情報を・・・」

 

真雪が指示を出そうとしたとき緊急連絡用の放送がなった。

それはアンノウンの攻撃目標を伝える物だった。

 

「緊急連絡!呉海洋学校にアンノウンの攻撃が行われました。整備ドック、弾薬庫に被害多数、港湾施設にも被害が出ています」

 

「呉ですって、愛知からそこまで届くというの!」

 

「陸自の観測班から緊急入電、アンノウンから小型タイプと航洋艦クラスの大型のアンノウンが西に進路を取り進軍を開始しました。」

 

「恐れていた事態になったわ、すぐに全艦に出航命令を、佐世保から20キロは離れて陣形を組むように通達、私も武蔵に向かいます、アンノウンの到達予想時間が判明次第連絡を」

 

「了解しました」

 

 

進軍を開始したアンノウンを迎え撃つため艦隊の出撃準備がなされる

出航準備が終わった艦艇から随時出航していく

最後に宗谷真雪を乗せた武蔵が出航すると佐世保から船が消えた。

民間船はだいぶ前に東北のほうの港に避難していたため今まであったのは

ブルーマーメイド、ホワイトドルフィンの艦艇であったためそれらが出航したことにより佐世保から船が姿を消したのだ

 

話は戻り明乃達はというとその日の夜にパットン将軍に呼ばれ一室に集められていた。明乃は体調を考慮して来なくてもよかったのだが、三日近く休んだおかげでだいぶ回復したのと部屋暮らしに退屈してたので他の子達と一緒に行くことにしたらしい

 

 

「夜分に集まってもらって済まねぇな、嬢ちゃん達、お前さん達に関係がある話だったからな、ちょいと集まってもらったぜ」

 

 

「私達に関係がある話って何ですか?」

 

明乃が代表してパットン将軍に聞く

パットン将軍は持ってきたカバンを取り出しある物を取り出し明乃達に見せた

それは勲章だった。ただデザインが違う二種類があり数も合計で22個あった

 

「まずは嬢ちゃん達にブリタニアとガリアから勲章が渡されることになったぞ」

 

「勲章ですか、それも達って、艦長だけじゃなくて私達全員にですか」

 

ましろが明乃だけじゃなく晴風のウィッチ全員に勲章が授与されたことに驚く

ましろはその理由をパットン将軍に聞く

 

「あぁ、今回の勲章の授与は確かにあのデカブツの撃破の事も入っているが、実際には他にも理由があってな、統合軍最強の魔法力を持っている明乃嬢ちゃんの宣伝やお前らの存在をプロパガンダに使う目的があるんだよ、一様作戦に参加してもらっているがお前達はまだどこにも所属していない民間協力者扱いだからな」

 

 

 

「なるほどぉ、民間協力者の私達が上げた戦果だから民衆への広告塔に使いたいということですか」

 

納沙幸子がパットン将軍の説明を聞いて理由を理解した。

上層部は民衆の支持率を上げたいのだろう、それも相まって11人に勲章が授与されたのだと

 

「そう言う事だ、でだ、ここからが嬢ちゃん達に関係ある話なんだが、確か明日だったよな嬢ちゃん達の元いた世界に繋がる現象が起こる日は」

 

 

「はい、一応推測どうりの解読があっていればそのはずですけど、ただまだあっているか微妙なところですよ、なにせリベリオンに現れる現象から欧州で起こる現象の間隔が短すぎるのでもしかしたら違う可能性もあるので、でも万が一に備えてその海域への出航手続きはもう済ませてます、そこで繋がるようならそのまま帰還という流れです」

 

ましろが明乃が休んでいる時にミーナ中佐と話し合った内容をパットン将軍に伝える

明日は帰還のために晴風を出航させることになっているので、必要な書類をミーナ中佐と共に上層部に出していたのだ

 

 

「実はな、まだ噂段階なんだが上層部の方でお前達をこちらの世界に引き留めようとする動きがあるらしい」

 

「えっ、マジで」

 

「うぃっ!」

 

「ちょっと冗談じゃないわよ!」

 

将軍の言葉にメイ、タマ、黒木の三人が驚く、他も似たようなものだ

将軍はそのような事態になった場合に備えてある計画を話してくれた

 

「そう、心配すんな、こっちでももう手筈は済ませている、ちょうどお前達が出航する日に合わせてこっちも地上戦力をガリアに向かわせる予定だ」

 

「それがどう関係あるんだ?」

 

鏑木美波が将軍の言った言葉がどう自分達に関係するのか分からず質問する

 

「その輸送経路にちょうどお前らの世界と繋がる海域を通る手筈になってるんだよ、もしそのまま帰れるようならその現象から輸送船を守るために自らを犠牲に輸送船を守ったという風に説明できるからな」

 

 

「そんなに良くしてもらっていいんですか?わざわざ輸送船まで出してもらって」

 

「まぁ、ポーツマスが結構な被害が出たしな復旧もできなくはないが今後の防衛も考えると506部隊や504部隊の管轄に近いガリアなどに移転したほうが得なんだよ、それに嬢ちゃん達には随分助けられたしな、これくらいの恩返しくらいはさせろ、輸送船の護衛に扶桑の艦隊も付くからそん時に別れの言葉でもかけてやれ」

 

「ワシらが言うのもなんじゃがそう簡単に帰してしまっていいのか、晴風の艦長が抜けたら結構な損失じゃろ」

 

ミーナが明乃が抜けた場合の損失を例に将軍に聞く、ウィッチに覚醒した全員がこのまま帰ってもいいのだろうかと心の奥底で思っていたりしたのだ。特に艦長の明乃と副長のましろはこちらの世界でネウロイの脅威に怯えている人を助けたいという思いと乗員をもとの世界に帰す使命の板挟みでもあったのだ。本当にこのまま帰ってしまってもいいのだろうかと、パットン将軍はいつもと変わらぬ様子でその質問に答えた

 

 

「まぁ確かに損失と言えば損失だが、元々はこっちの世界の問題だしな、嬢ちゃんらが気にする必要はねぇよ、あのデカブツの件だけでも十分すぎるしな」

 

 

「あのっ、パットン将軍!色々ありがとうございます!」

 

明乃はパットン将軍にお礼を言う、他の皆も頭を下げる

 

 

 

「気にすんな、大人の一人としてのただの礼だ、早く寝ろよ、明日出航なんだから」

 

「分かりました、あっ、じゃあユニットも返しておいた方がいいか、海上じゃ渡すの難しいだろうし」

 

「あぁ、そいつは気にすんな、退職金代わりに持って行っていいぞ、航空機が無い世界なら飛べるだけで色々役立つだろ、特に明乃の嬢ちゃんのユニットは嬢ちゃんにしか使えないしな、そのまま持って行っちまえ」

 

「一応、軍の備品ですよね・・・いいんですか本当に」

 

ましろが少し引きながら将軍に確認する

 

「いいんだよ、遠慮なく貰っておけ、早く寝ろよ嬢ちゃん達」

 

そう言ってパットン将軍は部屋を後にした。明乃達は明日でお別れになる可能性もあったためお世話になった501に挨拶をしてから眠りに入った。色々思うところがあり結構長い間喋ってしまったが不思議と眠気は襲ってこなかった。十分に言いたいことを言い終えて心に少し余裕が生まれた。これなら明日も大丈夫だろう・・・

明乃達は眠りにつき明日に備える

 

翌日、ポーツマスを予定どうりの時刻に出航した晴風は戦車などの地上兵器や兵士を乗せた輸送船5隻と扶桑の艦隊と共に目的の海上に到達した。実際にはポーツマスからでた輸送船は3隻だったが途中でキール軍港からやってきた輸送船2隻が合流した。

これは巨人型ネウロイが出現する前にキールを出てポーツマスに配備されるはずだった戦車を輸送してた船だったがポーツマスに被害が出たことによって急遽ガリアに運び込まれることになったのだ。晴風を先頭にその後ろに扶桑艦隊、さらに後ろに輸送船の配置だ

ちなみに輸送船の方にはパットン将軍やブラッドレー将軍も乗っている、戦力の移転に伴いガリアのお偉いさんに話を付けなくてはならないため二人とも輸送船に乗り込んだのだ

一応航空機を手配することも出来たらしいのだが移動距離が短いのと飛行場の移動に時間が掛かるため兵達と共に輸送船に乗り込みガリアへ向かうことにした。

それと501のメンバーも晴風の見送りに同行している、501はストライカーユニットを装着し晴風の上空を飛行している

 

 

 

目的の海上に着いてしばらくすると異変は突如訪れた。海面が輝きだし晴風の前方200メートルの距離に空間の揺らぎが見えたのだ。それはかつて遭遇した現象に酷似していた

恐らくこれを通れば元の世界に帰れるだろう

 

 

「うわっ、本当に出てきたよ」

 

「うぃぃ」

 

「これでやっと帰れるんだね」

 

「うん!行こう、晴風前進微速!」

 

明乃は万が一に備えてあえて速度を落として突入することを決めた。

晴風が移動を開始した直後、歪みが安定し向こうの景色が見えた

そこに映っていたのは衝撃的な光景だった。

各海洋学校の大和型4隻と多数の教育艦、ブルーマーメイド、ホワイトドルフィンの艦艇が何かと戦っていたのだから、よく見て見ると大和型の砲弾の弾道先に見慣れたある物が見えた。そうネウロイである。それも一体や二体じゃない、大型ネウロイ1隻と小型ネウロイの大群が襲っていたのである。この光景は誰もが予想していなかった

 

この光景はミーナ中佐を始めとした他の面子も確認した。

 

 

「ネウロイですって、なんで岬さんの世界にネウロイが・・・まさか!」

 

ミーナがある可能性に気付いたころ大和の艦長とパットン将軍も同じ可能性に気付いた

 

 

「副長、確か岬さんの世界にはネウロイどころか航空機すらなかったと岬さんが前に言っていたよな」

 

「はい、間違いありません、それに大型の特徴が海を渡る母艦型に酷似しています。何より扶桑では今だ計画段階の紀伊が就航しています。間違いなく岬さんの世界の映像です」

 

 

「オイオイ、まさか今まで突如現れたネウロイってのは」

 

「彼女達の世界からやってきていたのか!」

 

 

この光景をみて上官の殆どは理解した。どこからやってきたか分からなかったネウロイは文字どうり違う世界からやってきていたという事実に

 

ミーナ中佐はすぐに晴風副長宗谷ましろにインカムで通信を行った。

万が一に備えてましろは飛行時の通信手段のインカムを付けていた。

そのおかげでミーナ中佐からの通信を直接受け取ることが出来た。

 

「宗谷さん、繋がってる世界は元いた世界で間違いない?」

 

「間違いありません、大和型の塗装が各海洋学校の塗装と一致します」

 

「モカちゃん!」

 

明乃は攻撃されている教育艦、戦艦武蔵を見るとその名を叫んだ。

自分の大事な親友が危険な目にあっているのだから

それをみたましろは艦長の明乃にあることをいった。

 

「行ってください艦長、先に飛んで行って、皆を守ってあげてください」

 

「いいの!シロちゃん」

 

「えぇ、もう慣れましたから、それに艦長しか全員を守り切るなんて荒業、出来ませんから、発進レーン、緊急展開、晴風、最大船速!さぁ早く」

 

「ありがとうシロちゃん!」

 

明乃はすぐに発進レーンに向かい新型ストライカーユニット蒼雷を装着する

蒼雷起動後、明乃は出せる最大船速で空間の揺らぎへ突っ込んで行った。

 

 

 

「待っててモカちゃん、私達がすぐに助けに行くから!」

 

闘いは新たな舞台へと進む・・・

 




今回506の戦闘隊長をちょい役で出しましたが口調があってなかったとしても気にしないでください。なにせ唯一見たのが劇場版の一瞬とウィキの情報で一人称がわらわという情報だけで書いたので、そう言えば大戦時の輸送船って一隻で戦車どれくらい運べたんだ?今後の展開じょう5隻で120台くらい詰めないとやばいんだよねぇまぁ5隻で無理ならラーテ運搬用に使った大型輸送船を使ったにでもすればいいか
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