早くストライクウィッチーズと邂逅させたい
ネウロイとの戦闘を終えた直後、謎の海面の発光現象に遭遇した、晴風乗組員と宮藤芳佳は艦内で様子を見ることにした。艦内にいるのにも関わらずさっき見た光が晴風の中にも発生し艦内すべてが黄金色に輝きだした。
「なにがどうなってるのぉ」
「なんか光ってるっす」
「この光、あの時通った場所の光に似ている・・・」
宮藤は晴風に落ちてくる前に通った光のトンネルを思い出していた。
宮藤が考えていると晴風衛生長鏑木美波がやってきた
「ここにいたか・・・勝手に医務室を出て行かれると困るのだが」
「あっ、ごめんなさい」
「わかればいい・・・取りあえずベットに戻ってく うっうぅ」
鏑木美波が言い終わる前にその異変が起きた。
突如、とてつもない疲労感が襲ってきた。最初はストレスや何かで自身の体を壊したかと思ったがよく見てみると、納沙幸子や野間マチコ、ミーナも同じような症状が出ていた
「まさか、この光か・・・」
鏑木美波がこの急に襲ってきた疲労感の原因について考えているとき艦橋でも同じことが起きていた。
「うっ、みんな大丈夫・・・」
「艦長、私はなんとか」
「宗谷さん、私もなんとか、」
「あぁーあたしもぉ、タマは」
「大丈夫・・・疲れがどっときた・・・」
「なんかすんごく疲れたよぉぉ」
「わたくしも少々体が重いですわ」
艦橋にいた人物が謎の疲労感を持っていることに艦長の岬明乃はクラス全員がこうなっているのではないかと不安になっていると管制員の内田まゆみ、と山下秀子が何事もなかったようにやってきた
「艦長、みんな大丈夫ですか」
「美波さん呼びますか」
どうやらこの二人は大丈夫なようだ。岬明乃は少し考えクラス全員に指示をだす
「もう大丈夫、取りあえずクラス全員教室に集合・・・」
明乃が指示を出そうとしたとき先ほどまであった光が終息し始めて外の景色が見えてきたのだがその光景に驚いた。なぜなら・・・
「昼間だと、二時間近く前に日が落ち始めたばかりだぞ」
「えっと、えっと、みんなで寝落ちしちゃったの?」
「状況確認、シュペーは確認できる?」
その言葉にまゆみと秀子が持ち場に戻り確認をする
「シュペー、確認できません」
「場所もさっきいた海域ではありません」
「黒木さんケータイを」
「あっ、はいって宗谷さん通話が切れて圏外になってます」
「圏外だと」
ましろは受け取った自分のケータイを見ると確かに通話は切れて圏外になっていた。そこでましろはあることに気がついた。ケータイの時計の時間がさっきまでいた海域での時間と日付なのである、つまり一日もたっていないのである、せいぜい五分程度だった
「五分ほどしかたっていないのに昼間・・・まさか国外の海域か」
ましろはあの光に飲まれてどこか海外の海域に飛ばされたのではないかと考えた。
外が昼間なのは時差のためだと・・・
「つぐちゃん、学校に連絡」
「艦長、それが通信が全然つながりません」
「通信機の故障?」
「いえ、送信は出来てるみたいなんですけど反応が全然ありません」
「そうなんだ、わかった。マロンちゃん機関の方は大丈夫」
「大丈夫じゃないやい、無茶な動きもしたし黒ちゃんもいなかったから余計疲れてこっちとらすぐ休みてぇ」
「わかった、こっちは今のところすぐ戦闘とかにはならないだろうから一端全員教室に集合させて」
「あいよー」
「取りあえず教室で状況を整理しよう、シロちゃんミーちゃんと助けてくれたあの子も教室にくるように言ってもらえる」
「わかりました。艦長はこの状況をどう思いますか」
「うーん、私もなにがなんだかわからないや、でも助けてくれたあの子、さっきまで戦っていた敵の事知っているようだった」
「艦長もそう思いますか、取りあえず私は二人を呼んできます」
「うん、お願いシロちゃん」
ましろが二人を呼びにいって数分後晴風の教室にクラス全員とミーナと助けてくれた少女
宮藤芳佳がそろっていた。艦長の岬明乃が現在の状況を説明した
「現在、晴風はさっきまで戦闘をしていた敵機を撃破したあと謎の光に包まれて謎の海域に出ている状況なの、ケータイの時間だと夜の時間だけど外は昼間なの、それでみんなも気になっていると思うけどここにいるこの子が晴風を助けてくれたの、自己紹介頼んでもいいかな」
「はいっ、扶桑海軍所属 宮藤芳佳です、今は第501統合戦闘航空団に所属しています」
「扶桑海軍ってなんぞや」
「てか、海軍があったのって相当前よね」
「航空団って?」
「てか、なんでセーラー服にスク水?」
聡子 美千留 順子 光が自分の思っていることを言う
収拾がつきそうにないので艦長の岬明乃が一番聞きたかったことを聞くことにした。
「私達の艦を襲った敵のことを教えてほしいんだけどいいかな」
艦長の岬明乃が言った言葉に宮藤芳佳の予感は的中した。やはりネウロイのことを知らなかったと・・・
「まさかとは思ったけどネウロイのこと知らなかったんですね」
「ネウロイ?それがあの敵の名前なの」
「うん・・・あのっ、私からもいいですか、なんで軍艦に女の子しかいないんですか」
「この艦は航洋艦晴風だよ横須賀女子海洋学校の保有してる艦の一つだからだよ」
「えっ、横須賀の艦なの、私も横須賀の出身だけど女子海洋学校なんて聞いたことないよ」
宮藤芳佳の言った言葉にクラス全員が反応した
横須賀出身なら日本人じゃん
「それにさっきも思ったけどウィッチのことも知らなかったみたいだし」
ウィッチ その言葉に岬明乃は疑問を抱いた。ウィッチ 訳すと魔法使い又は魔女という言葉が連想されるその言葉に明乃はどういう意味があるのかわからなかった。
「ねぇ、そのウィッチってなにぃ」
機関助手 駿河瑠奈が手を挙げて質問した。宮藤芳佳はその質問に戸惑いながらも答えた
「えっとウィッチっていうのは魔力を使える人の総称で魔力のコントロールをサポートする使い魔と契約して魔法を使える人っていえばわかるかな、私は豆柴の使い魔と契約したから魔法を使えばその特徴の耳と尻尾がでるよ、こんな風に」
そういうと宮藤は自身の手の平と手の平の間に小皿ほどの魔法障壁を出して見せた
魔法発動の影響で頭に犬の耳、お尻のやや上に尻尾が生えた
「うわっ、耳と尻尾が生えた」
「「かわいいぃ」」
「こりゃたまげたのぉ、まさか魔法なんてものが実在するとは」
「驚天動地 ぜひ、解剖してみたい」
「いま、美波さんがナチュラルに怖いこといった」
美甘 ほまれ あかね ミーナ 美波 媛萌 が次々に言葉を発する
他のクラスメイトも似たようなものだった。騒がしくなってきたので副長の宗谷ましろが場を沈め再び質問を再開した
「いろいろ驚きすぎて頭が痛いが話を戻すぞ、扶桑とはなんだ、横須賀出身なら日本人だろ」
「えっ、横須賀は扶桑皇国の港町ですけど、というか日本ってなに?」
二人のかみ合わない会話を聞いて納沙幸子がある可能性に気付き宮藤芳佳に自身のタブレットから世界地図が乗っているデータを呼び出した。なぜか光が収まったあとネット回線が繋がらなかったためすでにタブレットに保存されてた世界地図の映っているデータを見せた
「宮藤さん、もしかして扶桑っていう国ってここのことですか」
納沙幸子はそういって日本を指さした
「凄い、板に世界地図が映っている、うん、そこが私の故郷の扶桑皇国だよ」
「えっ、ここ日本だよ、ココちゃんどういうこと」
艦長の岬明乃がどういうことか納沙幸子に聞く
「艦長、私達は平行世界に来たんですよ」
とんでもないことを言い出した。納沙幸子という性格を知っていればいつもと変わらないんだが
「また始まったね」
「そうだねぇ、ねぇタマ」
「うぃー」
鈴 芽依 志摩がいつもの光景をみてるような感想をのべる
「納沙さん・・・今はそんな冗談を言っている場合じゃない」
「ははは、ココちゃん一つ聞いていい?」
「理由ですね」
「いや、そうじゃなくて・・・平行世界ってなに?」
ズコー
クラス全員が倒れる 正確には全員ではなく万里小路楓や野間マチコは平然としてた。
「あの、その平行世界っていうの私にも教えてくれませんか」
宮藤芳佳もその話に入ってきた。そして再びクラスメイトが倒れる
お前も知らないのかよ
映画や漫画の影響で有名になった平行世界の概念、くわしいことまで知らなくてもどういったものなのかは結構な割合で知っている人が多い、ただここにいた岬明乃はわからない人だった。
「あぁそこからですね、わかりました簡単に説明します」
そういって納沙幸子は映画などから得た知識を披露した
あり得た可能性の世界の話を
「こういう風にあり得た可能性の世界っていうことです。宮藤さんが日本のことを扶桑と言っているのも歴史の流れで日本という名称ではなく扶桑という名称になったからと思われます、それに私達の世界には魔法なんてありませんでしたし、あんな風に空を飛んで破壊されても再生するものなんていません」
「「へぇー、そういう事なんだ」」
岬明乃と宮藤芳佳の言葉がハモッた。その様子を見てたクラスメイトたちは何処となく
宮藤芳佳という人物が艦長、岬明乃と似ていると思っていた。
「なるほどな、改めて説明されるとココの言っていることも筋が通る」
ミーナが納沙幸子の説明に納得すると次の疑問をぶつけた
「あのビームを撃ってきたのは何なのじゃ、破壊されても勝手に直っておったし」
「そうだった、その質問の答えをまだ聞いていなかった」
宗谷ましろが思い出し、その質問の答えをきいた
「ネウロイのことですよね、たしか1939年に世界各地に出現した謎の存在で大きな建造物も一撃で破壊する攻撃力を持っていて生物に有害な瘴気を出しながら進むから普通の人間は遠距離から攻撃するしか対抗策がなくて大地を腐らせ金属を根こそぎ吸い取って自身を生産 開発を繰り返すものです、さっき倒したのは小型のタイプだったけど虫みたいに小さいのや分離して攻撃してくるやつや小型タイプのネウロイを搭載した母艦型のネウロイとか塔のようなものもいたりしてとにかくいろんなタイプがいます」
「あれで小型タイプなのか母艦型というのはどれくらいの大きさなんだ」
宗谷ましろが質問する、小型タイプを搭載となるとそれよりも大きいということ
晴風とシュペーの二隻でも小型タイプを倒せなかった。母艦というなら大きさは大きいだろうから当てることは容易ではあると思われるがあの再生能力のことを考えると
駆逐艦サイズでも厳しいと思っていた、そしてかえってきた答えはその予想を超えるものだった
「えっと潜水艦くらいだったかなあと沈んだ赤城がネウロイのコアと融合してネウロイ化してネウロイとして空に上がったこともあったっけ」
「赤城だと、巡洋戦艦クラスが空を飛ぶのか」
ましろは驚愕した。駆逐艦よりはるかに巨大な艦が空を飛ぶのである再生能力付きで、もはや悪夢である
「しかもおぬし、ネウロイ化と言ったなつまりあれか赤城がビームを撃ったりするのか」
「うん、私が戦ったのはネウロイのコアを搭載して暴走したネウロイ用の兵器が沈んだ赤城と融合したやつで対空兵器以外にも船底とかからもビームを撃ってきたよ」
「戦ったってもしかして宮藤さんその赤城に勝ったんですか」
納沙幸子が驚きながらきいた。
「うん、正確には私が所属している 第501統合戦闘航空団ストライクウィッチーズの11人でだけど」
「いや、ビーム撃ってくる戦艦11人で倒すとかおかしいから」
「ういういういうい」
芽依と志摩が芳佳に突っ込む志摩に至ってはいつもより多くうなずいている状況だった
そして他のクラスメイト達も驚愕していた。
この子めちゃくちゃ凄い人だった
それがクラス全員の感想だった。
「そういえばどうしてさっきはそのネウロイ?を倒せたの、何回も再生ができないとか」
岬明乃は再生するネウロイがどうして倒せたのか宮藤に聞くことにした。
「あっ、ネウロイにはコアっていうのがあってそれを破壊すると倒せるんです、ネウロイはその再生能力のせいで通常兵器だと効力が薄いけどコアさえ破壊すれば倒せるよ、あとネウロイはウィッチの魔法力が付与された攻撃で大きなダメージを与えられるから私達が空を飛んでネウロイと戦っているんです」
「そうなんだ、でもなんで私達と同じくらいの歳で戦っているの?大人のウィッチっていないの」
「あぁ、ウィッチの魔法力は20歳に近づくとどんどん減少するの、だから兵役は10代のウィッチが中心なの」
その言葉に明乃は驚愕した。自分たちと同年代の少女が戦っているのである
命を落としても不思議ではない戦いに
「あっ、すいません、この艦って無線ありますよね、借りてもいいですか、さっき外を見たとき私がこの艦に落ちてくる前にいた海域と同じ場所だったので基地に連絡したいんだけどいいですか」
「そういうことならいいよ、私達のことなんだけど・・・」
「大丈夫、ミーナ中佐に説明して悪いようにはしないから」
「うん?ミーナ、わしと同じ名前か」
「ミーナっていうのうーん名前かぶっちゃうから、みっちゃんって言ってもいい」
「だれがみっちゃんじゃ」
ミーナが両手を挙げて抗議する
「みーちゃんって呼んであげて」
「艦長、それあんまり変わってません・・・」
ましろが呆れながら言ったあと宮藤芳佳を通信室に案内した。他のものは一端解散となった。機関員たちを休めさせるため機関を停止させこの海域に停泊することにした。
晴風が違う世界に飛ばされウィッチの存在を知らされたとき横須賀女子海洋学校の校長室では宗谷真雪がブルーマーメイド強制執行課保安即応艦隊二等保安監督官 宗谷真冬と通信を行っていた
「こちらべんてん、シュペーの副長を除く乗員全員の無事を確認した。晴風はいまだ発見の報告はなしだ海底にも沈んだ形跡はなしだ、一応夜が明けたらダイバーを潜らせるが期待薄だな、それより母さんこの映像は本当にあったことか」
「えぇ事実よましろのテレビ電話でリアルタイムで私と真霜が確認してるわ」
「その映像に映っているビームを放った敵は晴風とシュペー、それと少女が空を飛んで破壊したわ」
「そりゃあ見たけどよ、こいつは一体なんなんだよ、飛行船より早く飛ぶし、ビームを防ぐバリアを張るし、なんか耳と尻尾が生えてるし、最初見たとき映画かなんかだと思ったぞ、それにこの小娘ビームを見切っているぞ、この敵との戦いに慣れている証拠だ」
「この子にかんしては私も報告を聞いたけど詳しくは不明よ、晴風が航行中、空からその子が甲板に落下してきて気を失っていたからそのまま保護してあとでブルーマーメイドに引き渡すよう私が指示したの」
「はぁーそれで謎の敵を撃破か、あれかシロから聞いてた明乃ちゃんの強運か、お稲荷さんの使いを助けてお礼に機関銃で敵を撃破か恩返し物騒だな」
「真冬、ふざけないでよ、まぁ気持ちはわかるけど」
「そしてそのあと海面の謎の発光と晴風との通信途絶まったく意味不明だよ、それで母さんこの敵、私らブルーマーメイドで倒せると思うか」
「難しいでしょうね、ブルーマーメイドの装備は魚雷による対艦戦闘がメインで主砲や機銃による攻撃はけん制に近い部分があるから」
「やはりそう思うか、私も単艦じゃ無理だやるとしても最低でも金剛型、できれば大和型の砲塔と弾幕で倒すしかねぇ、ブルーマーメイドの艦艇でやるなら最低でも8隻それも犠牲覚悟でだ、損害無しだとこの5倍でも微妙だ」
真冬が珍しく自身なさげに愚痴をこぼす、それほど今回現れた謎の敵は驚異的だった
真霜が今後の流れを真雪に報告する
「とにかく、明日の朝一番に国土保全委員会と緊急会議をすることになったわ、もし再び同型の敵がきたら私たちが対処しなきゃいけないし」
「まぁそうなるか、会議でどうこうできるとは思えんが」
「真霜、ブルーマーメイド経由で学生艦にこの映像見せられないかしら」
「学生にどうして」
「もしこの敵が他の生徒を襲ったとき適切に対処できるか分からないからよ」
「そうね、私や母さんでも対処できるか・・・晴風の艦長、明乃ちゃんの対応能力は凄いものとは思っていたけどこれほどとは思わなかったわ」
「事前に情報を知っているかどうかで戦いは変わるわ」
「そうね、無駄な混乱は避けたいから、艦長、副長クラスには伝えておくわ」
「ありがとう、このまま現れてくれないのがいいのだけれども」
「母さんはまた現れると」
「まだ、感としか言えないけどおそらく現れるわ」
宗谷真雪は星が輝く夜空をみやげそう嘆くのであった。
納沙幸子の入力納沙が変換で出ない 納期って打って期消して沙打つのが手間で仕方ないこのごろ