海洋航空救援団マーメイドウィッチーズ   作:レーゲン

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今回、書きたかった話を書きましたが予想以上に長くなって、分けて書くことにしました。


喜鬼一π

愛知の工業地帯を占領していた要塞型ネウロイを倒して2日後の夜

戦闘を終えた部隊は静岡沖の海上に建設された大型海上フロートに接舷していた。

理由は今後行う横須賀奪還作戦の臨時の作戦本部として利用するためだ。

艦隊すべてを停泊させることは出来ないとはいえ、海上封鎖やネウロイからの避難のため民間船が出払っていることもあり7割近くは停留所などに接舷が出来た。

残りの3割は特にダメージの無い艦を中心に周辺海域の警戒に出向いている

そして、ここが選ばれた最大の理由は大和型戦艦の補給が行えるからだ。

物資の補給を海上で出来ない大和型戦艦、一度切れてしまったら陸地に帰還しなければならず、横須賀奪還作戦において、なるべく近場の補給路が必要となった。今まで使っていた佐世保は距離的に遠すぎて現実的でなく、呉や舞鶴も港湾施設の破壊などが重なり候補から外れた。横須賀からなるべく近くで大和型の補給を行える場所としてここが選ばれた。

本来は大和型戦艦の補給など想定しないところだが、ここは大和型戦艦と同等の大きさを誇るタンカーや旅客船が停泊できる停留所や旅客船への物資の積み込み施設が存在していたため、やろうと思えばここでも補給が出来ることが判明したのだ。

昨日の段階で政府に要請した大和型の46㎝砲弾などの各種砲弾の追加補充分が今、民間の輸送船に積まれ佐世保からここへ運搬中である。

 

海上フロートの施設内では、統合軍、ブルーマーメイド、ホワイトドルフィンが臨時の作戦本部の設営中だ。学生艦にも設営の仕事が幾つか通達されているが他と比べかなり少ない

学生艦の乗員達に通達された分の仕事は殆どの艦で1時間ほどで終了したほどだ。

作業が終了した艦は艦のメンテナンスや乗員の休息をとっている

晴風艦長の岬明乃が殆どの攻撃を防いでいたとはいえ、学生艦の方にも何機かは接近していたのだ。1機だけでも甚大な被害が出かねないのが数機である。

それらとの応戦は今だに慣れていない学生の方が多い、大和型のようなエリート組はそう言ったことはほぼないが、各校の航洋艦クラスの乗員達の中にはかなりの心労をため込んでいた者もいた。そう言った者達を気遣って僅かばかりの休息をとらせたのだろう

多くの艦が休息をとっているころ、航洋艦晴風だけは様子が違っていた。

他の学生艦よりネウロイ戦に慣れている晴風にとっては休息などは今は特に必要なく他の艦の手伝いに何人か出向いていったりしていた。晴風の航海科に属する聡子、まゆみ、秀子の3人も舞鶴校の信濃へ手伝いに行くところだ。なにせ普段から過酷な残業体勢が行われていたこの艦の乗員の心労は凄まじいのだ、大和型の乗員に選ばれただけあって致命的な失敗などは今の所ないが乗員の何人かは目がすでに危ない状態になっているらしい

過労による充血などと言う生易しいものでは無く、生気を失い死んだ魚の目と言うのが妥当と言える状態らしい

この状況を打破すべく信濃の副長が晴風に救援を送ったのだ。

そこで比較的手の空いていたこの3人が出向くことになったのだ。

主に仕事内容は航海科の雑務や砲弾や備品の確認作業の予定だ。必要になりそうな物を纏めて信濃へ向かう準備を進める中、管制員の山下秀子が同じく管制員の内田まゆみを心配する。心配するその訳は要塞攻略作戦の時に負った怪我だ。

怪我と言っても戦闘による怪我ではなく戦闘終了時に負った怪我だが

 

「まゆちゃん、おでこの怪我大丈夫?あれ、結構痛かったでしょ」

 

「うん、もう大丈夫!掠り傷程度だったし美波さんの治癒魔法でもう完治したから」

 

「まさか、撃ち終わった空薬莢で怪我をするとは思わんかったぞな、見事なコケっぷりだったぞな」

 

そう勝田聡子の言う通り、内田まゆみの怪我した理由は空薬莢を踏んで滑った単なる転倒だった。なぜ艦内に空薬莢があったかと言うと、あの戦いのとき晴風にネウロイが接近したとき見張員の二人はネウロイ接近の報告と同時に持ち込んでいたMP-40で攻撃し応戦していたのだ。ネウロイに狙いを定める時間を与えるのは好ましくなく、とにかく弾幕をはり近づけさせない様にしていた。それも艦橋近くの自分達がいる見張り場所の窓を開けて

艦橋近くでいきなり連射するものだから、明乃達の代わりに晴風に乗船した古庄教官らが驚愕したのは言うまでもない、それにいくら何でも弾幕を濃くするために艦内から攻撃する艦は恐らく晴風だけだろう、むこうの世界の扶桑海軍、そのほかの海軍でも艦内から短機関銃をぶっ放す者などいない、内田まゆみはその時に床に落ちた空薬莢を踏んでしまい、それが原因で横転しおでこをもろにぶつけてしまったのだ。怪我はおでこに掠り傷が一つでバンソウコウで済む怪我だったが、頭をぶつけたのは変わりなかったので一応鏑木美波に診てもらい、治癒魔法によって治してもらったのだった。

 

「もう、そんなこと言わないでよぉ、アレ結構恥ずかしいんだから」

 

「確かに、人に言われるとちょっと恥ずかしいかな、そう言えば薬莢で思い出したけど、あのあと五十六が空薬莢一つ加えて何処か行っていたけど誰かどこに行ってたか分かる人いる?」

 

「あぁ、それなら海図室に来てたぞな、多門丸と一緒に空薬莢弾いて遊んでいたぞな」

 

「うーん、おはじき的な遊び?」

 

「それはちょっと分からないよぉ、たまたま気になって持っていっただけかもしれないし」

 

「猫のみぞ知るぞなかぁ・・・おっと、これも一応持っていくぞな」

 

勝田聡子が話途中に目に入った自分の私物を持っていく物に加える。

それは横須賀を出港するときには持ち込んでいなかった向こうの世界で購入した変わった小さな置物だ。勝田聡子はその造形が面白く、海図や書類が落ちない様に置き石代わりに使用していた。書類仕事をするということでこれも一応持っていく

 

「その変なものも持っていくの?」

 

「最近よく使っているよねぇそれ」

 

「これを見てるとちょっと面白くて、ふとしたときに気分が上がるぞな、おっぱいが大きい土偶がおっぱい揉んでるなんて置物そうは無いぞな」

 

「揉むって言うより手で隠しているんじゃないのソレ」

 

山下秀子がそう言うと勝田聡子もそうとも言えるぞな、と返し信濃への手伝いへ向かう準備を済ませ、信濃へ向かうのであった。

 

信濃に3人が向かったとき同時刻に同じく信濃へ向かう面子がいた機関科と明乃、美波の8人だ。機関科は明乃達ウィッチ組のストライカーユニットの整備が終わり、ウルスラ中尉に借りたストライカーユニットの交換パーツで使わなかった部品の返却を済まし晴風に帰る途中だったが、その途中で明乃と美波に出会った。

 

「おぅ、艦長達じゃねぇか、二人でどこいくんでぇい」

 

「あっ、マロンちゃん!うんちょっと信濃に手伝いに行ってもらった3人の様子を見るついでに信濃の艦長さんに挨拶でもしておこうかなって思って」

 

「あぁー、確かまゆちゃん達が雑用の手伝いに行ってるんだっけ」

 

「あの艦ってブラック企業並みにきついって噂だったしねぇ、もしかしてもうすでに誰か倒れているんじゃない?」

 

「確かに噂通りだったらあり得るかもねぇ」

 

「私、晴風に乗れてよかったよぉ」

 

明乃の話を聞いた麗緒、空、桜良、瑠奈の4人が信濃へ向かった3人を心配する

勝手に3人を信濃の洗礼を受けた前提で話を進める4人を黒木が止める

 

「勝手な妄想をしないの、三人が信濃へ行くように言われたのって、まだ私達が色々と仕事をしていた時でしょうが、まだ初めてそんなに時間なんて経ってないでしょうが」

 

「うん、そうだね、早くてもまだ手伝い初めて30分くらいがいい所かな」

 

「だそうだぞ、てめぇら、そう言えば美波さんは何の用で信濃にいくんでぃ、艦長の付き添いか」

 

「私は治療とでも言えばいいか・・・信濃の乗員の何名かがかなり危ない状態らしいからな、問診をして状況によっては栄養剤の注射をするように、うちの校長に頼まれた。幸い私の専攻は薬学系だしな、こういうのは得意だ」

 

「注射が得意な13歳はそうはいないと思う」

 

「分かる・・・」

 

麗緒と空の言葉に全員が頷いた。出来れば信濃に注射を必要とする者がいないことを祈る

明乃達とたまたま出会った機関科の面子もこれと言って他に仕事があるわけでもないので明乃達と共に信濃へ向かい、向こうの機関科を手伝うことにした。

 

晴風の多くの面子が信濃へ向かっているころ、晴風の副長、宗谷ましろはミーナ中佐と共にさきの要塞攻略作戦でやり損ねた超高速飛行型ネウロイについて話し合っていた。

 

「母さんを通して横須賀の監視任務に就いているホワイトドルフィンの特務潜水艦に例の超高速飛行型ネウロイについて問い合わせてもらいましたが、横須賀に何か降りて行ったことはないそうです。ただあの速度で飛んで行ったので特務潜水艦が浮上する前に降りた可能性もありますが」

 

 

「後者の可能性はかなり低いでしょうね、降りるとしたらスピードは減速させるだろうし、それに発進角度から推測するに一度高高度、又は衛星軌道に向かっている可能性が高いわね」

 

「高高度、というと高度10000メートル以上ですか」

 

「えぇ、アレがあの時戦闘に参加せず逃げてくれたのは良かったと言っていいのかは分からないけど・・・」

 

「スピードが今まで確認されていた超高速飛行型ネウロイより圧倒的に速かったですからね・・・恐らくコメートでも同じ位置から加速を始めても追いつけない可能性の方が高いです。後方に何か新しく何かついていたので恐らくアレが速度の上がった原因だと思うんですけど・・・」

 

「それについては貴方の推測通りよ、ウルスラ中尉も同様のことを言っていたわ、恐らくアレがロケットブースター的な役割をするのでしょう。ウルスラ中尉の報告では、あの状態では恐らく方向転回などは実質不可能な可能性が高いそうよ、あの速度であの急な切り返しをすると機体に負荷がかかって自壊するらしいわ、まぁネウロイだから自己修復や機体の強度を上げてくる可能性があるから必ずとして無いとは言い切れないけれど、ウルスラ中尉の話ではもし曲がれても旋回完了までの旋回距離が最低でも5~6倍は増加するらしいわ、今の所、私達の見解は恐らく逃走用の戦域脱出形体と言うのが見解よ」

 

「つまり脱出艇みたいなものですか・・・今までにネウロイがあんな感じに逃げる事ってあったんですか」

 

「いえ、そうそうないはずよ、逃げることはあっても単機でしかも専用の形体を用意して逃げるなんて初めてだわ」

 

「そうですか・・・ただ逃げただけならいいんですけど」

 

「これに関してはもう少し検討が必要ね、取りあえず一端お開きにしましょうか、私はこれからちょっと休憩に入るけど、貴方はどうする?」

 

「あぁ、すいません、ちょっと紀伊の艦長からネウロイ戦について教えて欲しいと言われているので、遠慮させてもらいます」

 

「そう、貴方も休める時に休んでおきなさいね」

 

「ありがとうございます。ミーナ中佐、それでは失礼します」

 

そう言ってましろはミーナ中佐と別れ戦艦紀伊へと向かった。

その頃、信濃へ手伝いにやってきた明乃達にある事件が起きていたことをましろは知る由もなかった。

 

明乃達が信濃へ挨拶と手伝いに来て、機関科はそのまま機関室へ案内され、明乃と美波は信濃の教室へと案内された。そこでは机に多くの書類や海図が置けれており、晴風からやってきた3人と信濃の艦長、副長が書類仕事をこなしていた。明乃達の来訪に気付いた信濃の艦長と副長が一端、自身の仕事を止め二人の元へ歩み寄る

 

「おぉ、済まないなわざわざ来てもらって」

 

「すみません、本当は私達がそっちに出向いてお礼を言いに行くつもりだったんですけど、まだこっちの仕事が残ってしまっていて、今お茶出しますね、補給物資にあった缶のお茶ですけど」

 

「あっ、そんなに気を使わなくていいです!私達の方が年下ですし・・・」

 

「気遣い無用・・・」

 

「はっはっは、こちらがそちらの乗員を借りているんだこれくらいの礼はさせてくれ」

 

「それに晴風のウィッチは私達の希望なんですから、その人達に失礼なことはできませんよ、はいどうぞ」

 

そう二人に言われるがまま明乃と美波は信濃副長から缶のお茶を受け取った。

それと同時に書類仕事をこなしていた聡子、まゆみ、秀子が明乃達の存在に気付いた。

 

「おぉー、艦長来ておったぞなか」

 

「美波さんも来たんだね」

 

 

「美波さん、信濃の先輩方見てあげてよぉ、もう精神がやばいよあれぇ」

 

「・・・もとよりそのつもりだ」

 

聡子とまゆみの後に言った秀子の言葉に美波が反応する。やはり危険な状態の生徒がいたらしい。これはやはり栄養剤の注射をやむを得ないだろう、ビタミン剤とはいえ半日すればだいぶマシになるだろう、これでどうにもならなかったら精神科のカウンセリングだ。

 

艦長の明乃が進捗具合を聞こうとしたとき机に置かれている書類を落とさないように置き石代わりに使っていた小さな置物に目が入った。聡子が持ってきていた胸がデカい土偶が胸をもんでいる置物だ。

 

「なに?この変わった置物?」

 

「あぁ、それサトちゃんが向こうの世界でショッピングした帰りに路地裏の露店で買った置物だよ、サトちゃんそれが面白くて最近よく使ってるんだよ置き石代わりに」

 

「へぇー、変わった置物だねぇ、うわぁおっぱい大きい・・・私ももうちょっと欲しいなぁ」

 

明乃がふとそんなことを言いながらその置物を持つと、突如その置物が光りだし、思わず手を放してしまった。

 

「うわっ!えっ、何、なんなの」

 

「艦長!大丈夫ぞなか」

 

「うん、私は特になんともない、なんかこれがいきなり光って・・・」

 

明乃が目を向ける先には床に落ちた例の置物があった。それを聞いた鏑木美波はすぐにそこへ駆け寄りその置物を手に取った。がそれが間違いだった。突如鏑木美波がその置物を掴んだまま胸を押さえ苦しみだしたのだ。明乃達は慌てて美波の元へ駆け寄る

 

「美波さん大丈夫!?」

 

「おい、どうした!苦しいのか」

 

「社長、取りあえず医務室に・・・」

 

信濃の副長が医務室へ運ぼうと提案してすぐに美波の異変は収まった。

鏑木美波は何事も無く顔をあげ明乃達の顔を見た

 

「うん?収まったな・・・済まない心配を掛けた」

 

「あっ、あ、あ・・・」

 

「これは・・・」

 

「美波さん、その胸・・・」

 

「胸?」

 

信濃の艦長と副長が絶句して、明乃が美波の胸を指さすと美波は自身の歳相応の胸に視線を落とす、そこには二つの凹凸があり、胸部にはしっかりと重みを感じた。

美波はそれをおもむろに持ち上げ、率直な言葉を発した

 

「・・・ふむふむ・・・大きくなったな・・・」

 

 

    『エェェェェェー』

 

その場にいた全員の絶叫が教室に響く

 

「うそ、なんで大きくなったの!?」

 

「一瞬で合法ロリ巨乳ぞな!」

 

「美波さん未成年だから合法じゃないよぉー」

 

航海科の3人もその変化に驚愕し鏑木美波の胸をまじまじと見る

信濃艦長は冷静に状況を整理し原因を探る

 

 

「あんなに一気に成長することまずありえないはず・・・と言うと原因はこれか」

 

信濃の艦長 阿部亜澄が原因と思われる置物に目をやる。美波の手から離れ再びテーブルに置かれた胸がデカい胸をもんでいる土偶、恐らく原因はコレだろう

信濃の副長、河野燕も同様にその土偶に目をやる

 

「でもこんな非科学的なことってあるはずが・・・あっ、もう魔法の存在が判明しているからあり得るんですかね」

 

「まぁ、何しろこれが原因ならやることは1つだな」

 

「そうですね、社長」

 

そう言って信濃艦長はその土偶を手に取ると・・・

 

「私にも頼むよ、土偶ちゃーん、晴風の子並みじゃなくていいからさぁ、私のバスト4つほど上げてくんない?ほらぁこうやってハンカチで綺麗に磨いてあげるからさぁ」

 

土偶に媚びを売り始めた

 

「社長!違うでしょ、そんな怪しいものに媚びを売らないでくださいよ、ほら厳重に保管しますよ」

 

「えぇー、硬いな専務、こんな機会恐らくもう無いんだぞ、これほど手軽にナイスバディになれるなら利用しない手はないだろう、それに晴風の乗員を見たまえ」

 

信濃艦長の指さす方には航海科の3人がいた。3人とも土偶の前で何か言っていた。

 

「私のももうワンサイズアップを!」

 

「セクシーボディにして欲しいぞな」

 

「どうか、私にもお恵みを、お恵みを」

 

三人とも土偶を利用する気満々だった

 

特に3人の中で一番の貧乳の山下秀子の願いは切実な思いが感じとれた

 

「他の皆も使おうとしないの!そんな怪しいの、貴方達の艦長を見習いなさいよ」

 

「えっ!私もやってみたかったんだけど」

 

「明乃ちゃーん!!」

 

話を振った明乃も使いたい側の人間で、信濃副長が思わず名前の方で呼んでしまった。

信濃副長が叫んでいるとき、鏑木美波に異変が起きた。突如奇妙な声を発しだしたのだ

 

「ケッケッケ、キヒヒ・・・本能の赴くままに・・・」

 

鏑木美波がそう言うといきなり土偶にお願いをしている山下秀子を後ろから抱きしめ彼女の胸をもみ始めた。

 

「うぇ、美波さんどうしたの?うっ」

 

「シュウちゃんどうしたの」

 

「急に美波さんが子供っぽくなったぞな、どうしたぞな」

 

まゆみと聡子が美波と秀子の二人を心配すると、胸をもまれた秀子の胸が鏑木美波と同じくらいに一気に成長した。その光景に再び驚愕する一同、すると今度は秀子の方も口調がおかしくなり、今度は鏑木美波と共にまゆみ、聡子の胸をもみしだいた。すると二人も同じく胸が大きくなり口調がおかしくなった

 

 

『ケッケッケ…』

 

4人の変化に異常性を感じた残りの3人はこれはただ事ではないと悟った

すると様子がおかしくなった航海科3人が明乃に飛びかかってきた。

明乃はとっさにシールドを張り3人に触れるのを防ぐ、後ろにいた信濃副長も同時に守る

 

 

 

「みんな、どうしちゃったの!?」

 

「一端、逃げましょう岬さん、上層部の指示を仰ぎましょう」

 

「うん!アレ…信濃の艦長は」

 

「あっ」

 

明乃はいきなりのことで目の前にしかシールドを張っておらず信濃の艦長にシールドを張れなかったのだ。航海科3人が明乃達を襲うと同時に鏑木美波が信濃艦長の胸を狙ったのだ。普段の鏑木美波からは想像も出来ない俊敏な動きで背後をとり大胆に揉みしだく

信濃艦長も航海科3人と同様、胸が肥大化すると同時に様子がおかしくなった。

シールドを張って守られている明乃と信濃の副長、河野燕に触れられないと悟ると

様子がおかしくなった5人は信濃艦内へと散って行ってしまった。5人が教室から出る時なんとあの不思議な造形の土偶が宙を浮き鏑木美波の後を追っていったのだ

科学的に説明が出来ない現象、間違いなく魔法絡みである

取りあえず信濃副長の意見で他の乗員に被害が及ばないように急いで無線室へ行き艦内に急いで状況を説明した。

 

「専務より乗員に緊急連絡!謎の現象により、社長、及び晴風から手伝いに来てくれた4名が巨乳になりました。巨乳になったのち様子が変貌しました。変貌した人に胸をもまれると同じく巨乳になって他の人を襲うようです。遭遇したら絶対に触れない様に逃げてください・・・」

 

 

     『いや、どんな状況!?』

 

信濃副長の放送を聞いて大半の人物が何を言っているのか分からなかった。

その放送を聞いていたのは信濃乗員だけでなく、機関室でさっきまで仕事を手伝っていた機関科のメンバーも同様に状況が読めなかった。

 

「さっきの放送はなんなわけ?」

 

「私も分からないわよ」

 

「?おっぱいが大きくなったんでしょ、いいなぁ私もおっきくなりたぁーい」

 

「もう、様子がおかしくなったって言ってたじゃん、きっとRATtウイルスみたいになったんじゃないかなぁ」

 

「なるほどなぁ、取りあえず艦長の所にでも行くとするかぁ、この通路で挟まれたりしたら逃げ道ねぇしなぁ」

 

「マロン、それフラグっぽいからやめて・・・」

 

黒木がマロンにそう呟くと、通路の先に鏑木美波がフラフラと歩いてくるのが見えた。

最初は声を掛けようとしたが、彼女の胸部があまりにも大きくなっていたためさっきの放送で言っていた状況だとすぐにわかった。他の機関科メンバーもそれは把握したが、第一声は・・・

 

「げっ、クソデカいんだけど」

 

「アレ、サクラの超えたんじゃない」

 

「美波さんの体でアレは重いんじゃないかなぁ」

 

「美波さんズルーい」

 

  胸の感想だった

 

黒木はすぐに皆を連れて、さっき通ってきた通路を引き返そうとしたがすでに時遅くマロンが言ったフラグ通り航海科3名に挟まれてしまった。

 

「挟まれた!」

 

「うわぁやばい展開だよ・・・」

 

「そうね、詰んだわね」

 

「ちょっとかわいそうだけど美波さんを突き飛ばして突破してみる?」

 

 

「うーん、おっぱいが大きくなるチャンスだけど逃げるしかない、うぅぅ」

 

「そうと決まれば美波さんを突っ切って逃げんぞ、お前ら」

 

機関長のマロンの掛け声で美波を突破しようとしたとき、後ろにいた航海科3名が一気に襲ってきた。黒木がすかさずシールドを張り、通路を塞ぐ、その隙に皆を逃がそうとしたのだが・・・

 

「皆、今のうちに逃げなさい!」

 

「そんなの無理だぃ、クロちゃん!マロンは残るぞ」

 

「そんなこと言ってる場合じゃないでしょ!」

 

「ちげぇ、美波さんの後ろからさらに5人も来て逃げられねぇんだぃ」

 

そう、鏑木美波がここに来る前に信濃の乗員を何名か巨乳化していたのだ。

美波一人ならいざ知らず、6名もいると通路の広さ的に厳しく抜けることが出来なくなってしまった。次々と胸が大きくなった信濃乗員に胸をもまれていく機関科メンバー達

 

「大きくなるなら形いいのにしてぇー、あっ、ルナはエロいのでお願いします」

 

「レオちゃん、変なこといわないでぇー」

 

「なんか、揉む力強いんだけど」

 

「そりゃああんたのは揉み応えがあるからでしょ、あっ、ちょっと直に触るのは止めっ」

 

信濃乗員達に襲われていく仲間達、遂にマロンもが美波によって襲われ、マロンと美波の二人で黒木を襲うのであった。

 

「ちょっ、マロン、止めっやぁぁ・・・ケッケッケ」

 

  『ケッケッケ』

新たな巨乳化ゾンビ誕生である

 

艦内に放送を流した明乃と信濃副長は、ちょうど外に宮藤芳佳が歩いているのを確認し、一端信濃を降り宮藤芳佳に状況を説明した。すると宮藤芳佳から前に起きた魔法力が宿った魔導具よって起きた今回の事件に似た事件について教えてくれた。

 

 

「前の時は儀式の人数も決まっていたし、それにウィッチだけだったけど、今回は一般人もなってるんだよね、このままじゃもしかしたらどんどん犠牲者が増えて」

 

「うそぉー」

 

「あぁ、ただの雑務からいきなりゾンビ物展開に・・・」

 

 

巨乳化ゾンビ(ゾンビではない、あくまで動きがそんな感じなだけ)編開幕

 




タイトルの意味ですが、πは胸を現す隠語、鬼はまるでゾンビの様に動くから、まぁゾンビと鬼はだいぶ違うけど、喜は胸がデカくなって喜んでいる様子から
一はそのままで続けて読むとききいっぱい
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