戦艦信濃から始まった巨乳化事件は未だ拡大を続けていた。大和型に続き航洋艦にも被害が出てきたのだ。航洋艦、時津風では・・・
「きみちゃん、うちの艦の生徒の点呼って終わった?全員いる?」
「いないっすねぇ、最低でもすでに3人は餌食になってますし、まだ5人と連絡がついて無いですから、それにしてもアレ凄いっすね、遠目で見ましたけど、本当デカいですよ、ああいうのをデカメロンって言うんすねぇきっと」
「もう、きみちゃん、犠牲者が出てるんだから、そう言うのは不謹慎だよ」
「いや、だって本当凄いんすもん、それに紀伊はもうすでにやられたって言うじゃないですか、いずれ数が多くなったら艦に籠城しても突破されるのは目に見えてますし、こういうのは前向きに考えましょうよ、そうだ!もしうちらがおっぱい大きくなったら男を悩殺するポーズとか出来そうじゃないですかぁ、今のうちに考えてみません?」
「~~~!!そう言うのは絶対嫌ぁぁぁ」
「ちぇえー、艦長が嫌なら仕方ないっす、バリケードの進捗具合聞いてくるっス」
「うん、そうして・・・」
天津風
天津風は既に何人かが巨乳化し艦内に侵入を許してしまっていた。
丁度天津風には知床鈴がちょっとした仕事で来ていたのだが、明乃からの一斉メールに気付けず対応が遅れてしまった。何とか被害を免れた天津風の乗員の一部が艦橋に立てこもるが、バリケードはかなり簡素なもので正直あんまり頼りにならない物だった。
天津風艦長の高橋千華はこの状況にとある怒りを覚えていた。
「もぉー、一体なんなのよ、この状況は」
「興奮しないでくださいよぉ、ここもいつまで耐えられるか分からないんですから」
「分かってるわよ!本当は私だっておっきくしたかったんだからぁ」
「そっちに怒ってたんですかぁ、そりゃあ私も思いましたけど」
「全く、こんな変なことが起きるなんて誰が思うのよ・・・って晴風の航海長じゃない」
天津風の艦長 高橋千華がふと、艦橋の外を除くと艦首の方でこちらにやってきていた知床鈴の姿が見えた。知床鈴は艦首の方で6名の巨乳化した生徒に囲まれていた。
「ひぃぃぃぃ、皆手つきがいやらしいよぉー、怖いよぉ」
知床鈴を囲む生徒6名は両手を前にだし、指を小刻みに動かし何かを揉む動作を知床鈴に見せつけながら距離を縮めていく、その様子は艦橋に立てこもっている千華達からも確認でき最早知床鈴もここまでかと思われたのだが・・・
「うぅ、まだちょっと不安定だったからやりたくなかったけどやるしかない・・・助走つけてやれば何とかなるかな」
そういうと知床鈴は自身の固有魔法を発動させ迫りくる巨乳化した生徒の僅かな間を自慢のスピードで通り抜けた。知床鈴はそのまま艦尾の方へ向かい、天津風から助走をつけて飛び降り、海に落ちる直前に魔法力を利用しほんの一瞬落下スピードを緩め、海面に脚が着くと同時に、あらかじめ魔法力を付与しておいた脚で海面を駆けていく、その光景を始めて見た天津風の面子は驚愕する。
「速っ!なんか凄い速さであの包囲をする抜けて行ったんですけど、なんなの、アメフト経験者かなんかなの」
「私はそれより、海面を走ったことの方が驚きですね、前から知床さんの足が速いってのは聞いていたんですけど、まさか海面を走れるなんて・・・まぁあれなら知床さんは大丈夫そうですね、早くこのトラブルが終わってくれれば・・・」
天津風 副長の山辺あゆみがそう嘆いているとき、知床鈴を取り逃した6名の巨乳化した生徒の動きに気付く者は誰一人いなかった。3名の生徒が両手の指を絡ませしっかり握るとバレーボールで敵のスパイクを上へ弾きトスへと繋げるがごとく駆け寄ってきた残り3名を握った手を踏み台に高く打ち上げる。身体能力が異常に強化された状態で行われたそれは打ち上げた3名を簡単に艦橋から15メートルも高い場所まで飛ばした。飛ばされた3名は空中で体を回転させ、それぞれ片足を艦橋の窓に向けそのまま、艦橋の窓ガラスの窓枠に蹴りを加えた。上空からの落下スピードが加わった蹴りはその衝撃で窓枠にはめられたガラスを粉々にした。蹴りを加えた3名はそのまま一端離れ甲板に着地する。その後打ち上げた3名がガラスが割られた窓枠から侵入してきた。窓と言っても人が出入りするには小さい窓だがガラスさえなければ通れなくはない、艦橋に散らばるガラス片を踏みしめながら獲物に狙いを定める
予想していなかった場所からの侵入に高橋千華をはじめとした籠城していた生徒達は驚愕した。
「身体能力上がりすぎなのよぉー、特撮か!」
「やばいです、もう逃げ場無いです」
「やった、これで私のも大きく、あっ」
天津風副長の山辺あゆみのその言葉にクラスメイトの視線が集中する
「あんた、本当は期待してたでしょ、まぁあたしもだけど!あんたたち襲うなら私から襲いなさい」
高橋千華が最初の犠牲者に名乗り出る、艦長のその行動に他の生徒達はその行いに心を打たれたのだが・・・
「やるからにはちゃんとやりなさいよ!形、大きさ、バランス、しっかり考えなさいよね」
『一足早く大きくなりたいだけかよ、ズルーい』
その真意をしって早くも上がった株が暴落した
巨乳化した生徒達はなぜか親指を突き出し、その注文を了承した。
ある程度リクエストすればやってくれるのだろうか・・・
その直後艦橋で籠城していた天津風の生徒は見事餌食になってしまった。
「おっ、おぉぉぉ、形、大きさ、体とのバランス、そしてハリ!注文以上のナイスバストがこの手に・・・」
「りっ、理想のバストが!」
「よっしゃあー!」
餌食になった大半の学生は巨乳化したあと喜びの歓声を上げていたことをここに記しておこう
一方、巨乳化した生徒を抑えながら鏑木美波と共にある土偶を追っている明乃達は一端追跡をやめ、伊201の乗員と空母天城に在籍している艦載機のパイロットの男性達と共にあふれ出てきている巨乳化した生徒を無力化していっていた。主に明乃がシールドで押さえている間に背後に回って素早く手と足を縛り上げて無力化していった。もちろんすべてを抑えることは出来ないので何人かは分かれてそれぞれ無力化していってもらっているのだが・・・
「岸田がフランケンシュタイナーをくらったぞ、多分パンツガン見したぞ」
「岸田は後でシバク!肘十字をくらって胸に触れた川島も絞める!」
「斎藤が筋○バスターをくらった!しばらく動けそうにない増援をよこしてくれ」
「筋○バスターなら特に触れないか?よし回収班斎藤を保護」
「他も保護しやがれ、他も」
「相崎がいない、誰か行方知らないか」
「しらねぇー、それよりこっちに来てくれ、カポエラで3人やられ、ゲフォ、し、白ぉぉ」
「あっ、てめぇいいなぁ、俺にも拝ませろ、ってグフォ、確かに拝めたけど・・・飛び膝蹴りで拝むのは・・・ちょっと・・・ガク・・・」
伊201の男子共は懲りずに向かっていったため被害が広がっていっていた。
天城のパイロットの人達は比較的まともであるがそれでも数人は被害にあっていた。
「田中が金的くらった!少し休ませてやってくれ」
「紀伊に向かった面子はどうなった」
「今やっと3名確保したばっからしい、あと明乃嬢ちゃんの所属している組織の部隊の何名かが合流したらしい」
各地で色んな被害が出ている中、明乃はシールドで押さえながら確実に一人ずつ無力化していった。もちろん明乃一人の力ではなく、明乃がシールドで押さえている間に伊201の艦長 柏原翔が取り押さえ手と足を縛り無力化しているのだ。そんなことをしていると後方から納沙幸子とミーナがやってきた。どうやら二人は被害にあわずに済んだらしい
「艦長!ご無事ですか」
「救援にきたぞ、この騒ぎの原因なった土偶はどうしたんじゃ」
「うん、さっきまで追っていたんだけどおっきくなった子が多くなっちゃって、今は伊201の人と天城の人達で皆を動けないようにしてるんだ」
「それがアレですか・・・」
納沙幸子の視線の先には両手足を縛られ、道の真ん中あたりで跳ねている巨乳化した生徒達がいた。
「・・・陸に打ち上げられた魚じゃな・・・」
「何処かに閉じ込めておいた方がいいんじゃないですかアレ」
「うーん、最初はそうしようとしてたんだけど、結構暴れて運ぶのが大変なんだって、運んでいる間に5人くらいおっきくなっちゃうから、今はこれ以上広げないように無力化してるんだ。万里小路さんには追跡を頼んだけど、揉まれない様に気を付けて探しているからもうちょっと時間が掛かっちゃうんじゃないかな、芳佳ちゃんも伊201の人達の治療で動けそうにないし、何とか捜索の人員を確保したいんだけど・・・」
「あぁそれなら、弁天の艦長さんがブルーマーメイドの隊員数人と捜索に向かいましたよ」
「弁天っていうとシロちゃんのお姉さんの・・・」
納沙幸子が明乃に宗谷ましろの姉、宗谷真冬が土偶の捜索に向かったことを伝えているとき、ちょうど捜索に向かっていた宗谷真冬を始めとしたブルーマーメイドが土偶と共に行動していた鏑木美波と数名の巨乳化した生徒を発見した。
「やっと見つけたぞ!平賀、典子、後ろの方を見ておいてくれ、邪魔されたらきつい、他の奴は生徒を無力化しろ、あたしがあの土偶を破壊する」
『了解』
「これを使うのも久しぶりだな・・・今までネウロイに好き放題されてストレス溜まってんだ。あたしのストレスの発散に使わせてもらうぜぇぇぇー」
そう言うと真冬は腰にくくりつけていた警棒を取り出し土偶へと向かっていった
真冬が動くと同時に生徒の無力化を担当する隊員も動き始める
土偶のすぐ近くにはウィッチである鏑木美波がいたが、鏑木美波がシールドを展開する前に隊員二人が催涙弾を撃ち込んで美波の行動を封じる、鏑木美波が催涙弾の影響がない所へ移動し始めると同時に近づいていた真冬が土偶を掴み遠くへ投げ再び土偶の元へ走る
真冬は訓練で催涙ガスが充満している部屋でも多少は動けるように訓練していたため撃ち込まれた催涙弾の影響は比較的少なかった。明乃の様に遠くの物体にシールドを展開することが出来ないと知っていたためまず第一に土偶と美波を引き離すことにしたのだ。
その後、持参した警棒で叩き割るつもりだったが・・・
「おぉぉらぁぁぁ」
ガキンッ
勢いよく振りかざされたそれは土偶とは思えない強度の前に変形して使い物にならない
真冬は予想外の強度に驚愕したが、最悪生徒さえ無力化し土偶を確保すれば問題ないと判断したがそれは甘かった。
「あぁー」
「この子達強っ」
「姉さん、こいつらやばいっす」
真冬が生徒の無力化に動いた隊員達を見るとすでに押され始め
すでに何人かが餌食になってしまっていた。残った隊員達と生徒の動きを見て真冬はあることに気付いた
「ジークンドウに八極拳、合気道かよ、それも趣味レベルじゃねぇな、あいつ等全員師範レベルの動きだろアレ、身体能力が上がるってのは聞いてたけど反則だろ」
真冬がそう嘆くと同時に離れた位置にいた鏑木美波が物凄い跳躍で真冬に抱きついてきた。真冬はそれに気づくのが遅れ、そのまま押し倒されてしまった。
美波はそのまま真冬の胸を揉みし抱く・・・
その光景を後ろで見ていた平賀達は旋律した。
あの宗谷真冬が海洋学校の生徒に後れを取るとは
真冬が墜ちた時には他のブルーマーメイドの隊員もやられており
状況は圧倒的に不利だった。副内典子はここは退くことにした
「倫子、逃げるわよ」
「でも真冬姉さんが」
「あんな人がさらに身体能力上がったら私らが抑えられるはずないでしょ、それにあんたは絶対に揉まれちゃダメなんだから、あんたのそれ、これ以上大きくなったら服突き破って丸出しよ、いいの!」
副内典子は平賀倫子のその胸部の大きな塊を指指し言う
「それは嫌だけど・・・」
「じゃあ行くわよ」
『ケッケッケ』
二人が逃げようとしたとき巨乳化した真冬を始めとしたブルーマーメイドの隊員がこちらを捉えた
「揉みー、揉みー」
「胸・・・胸・・・」
「大きくなりましょう」
隊員達が二人に近づいて行くなか、巨乳化した真冬は雄たけびを上げたのち二人を狙いを定めた
「尻、揉ませろぉぉぉ」
『あんた、本当は正常だろ』
いつもよりセクハラ具合がパワーアップした発言に別の意味で恐怖を感じた二人は全速力で逃げることにしたのだった。
「真冬姉さん、本当におかしくなってるの!」
「知らないわよ、とにかく逃げるわよ、胸ならまだしもお尻が大きくなるのは嫌、大きくするなら胸だけにしてぇー」
今度は別の意味で新たな怪物が生まれてしまったかもしれない
本当に長いなこの話・・・いつ終われるか分からない作者の独り言