あと前に感想欄で書いた麗緒と桜良の使用銃器変更しました。1940年代に製造されてなかったり生産終了してる可能性があったためです。新しくベレッタに変えました。そんなに活躍するわけではないけど
パットン将軍の戦車部隊から逃げ切った蟲型ネウロイは上空を飛んでいるバルクホルン達の追撃を逃れようと必死に市街地を動きまわっていた。
建造物の内部に何度も入っては出てを繰り返しバルクホルン達をあざ笑うかのように逃げ惑う。
攻撃もちょくちょく当たっているがコアへ到達する前に建造物の内部に入られダメージを修復されてしまう。有効な打開策が見つけられないその時、納沙幸子に連絡が入った。
ましろが合流しようとしていたサーニャからだった。
「ココちゃん、宗谷さんから伝言、ネウロイを北西に誘導して、そっちで宗谷さんと黒木さんが準備しているからって」
「本当ですか!分かりました。いつ、どこにに向かわせればいいですか?」
「15分後にアルビオンっていうお店があった場所って言っていたわ」
「分かりました。そこなら前に副長と一緒に行ったことがあります!何とか誘導します」
「うん、お願い、私達もあと3分くらいでネウロイと接触できるから地上と空中でネウロイを誘導しよ、芳佳ちゃんや明乃ちゃんもあともう少しで接触できるはずだから」
「分かりました。ミーナ中佐!」
「大丈夫よ、全部聞こえてたわ」
「納沙!お前はそのまま狙撃に専念しろ、私とミーナが低空飛行で奴に揺さぶりをかける」
「まずはポイント15に誘いましょう。そこならちょうど宮藤さん達と合流できるはずよ」
「了解しました」
バルクホルン達が地上へ降下しネウロイと同等の高さで飛行する。
納沙幸子の狙撃を組み合わせ、最初のポイントへ誘導する
「そこ!」
ドンッ ドンッ
放たれた対装甲ライフルの弾丸がネウロイをかすめる。
ダメージこそ入らなかったが進路を変えるのには成功した。
そこに予め先回りしたバルクホルンとミーナ中佐が攻撃を加える
「待ってたぞ!」
「貴方が来るのはここではないわよ」
ダダダダダダッ
2人の攻撃がネウロイに放たれるとネウロイは進路を変えポイントへ向かうと思われた。
だが、予想したルートではなく、建造物の壁を壊して別ルートを通ってしまった。
「しまった!納沙追撃いけるか」
「大丈夫です。いけます!」
納沙幸子が新たに照準を定めた時、ネウロイに無数の銃弾がバルクホルン達がいる方角とは別方向から飛んできた。
「すみません!遅れました」
「服部静夏、戦闘に参加します」
銃弾が飛んできた方向にいたのは宮藤芳佳と服部静夏だった。
本体を見つけたという報告を聞いて走ってここまで来たのだ
2人が来てくれたことでネウロイも当初の予定どうりのルートに戻った。
芳佳達2人を加えてネウロイをさらに追い込んでいく
ネウロイが最初に誘い込むはずだったポイント15に入ると突如逃走をやめ芳佳の方を向いた。そして前脚を地面に刺し、脚の形状を変え前脚で逆立ちをしたと思ったら、宙に浮いた後ろ脚の形状を伸ばしそれもまた地面に刺した。何をする気か分からなかったがこれを好機と思い服部静夏が攻撃を加えていく、芳佳達とは反対方向にいるバルクホルンや上空の納沙幸子も攻撃に移ろうとしたとき、芳佳がネウロイの胴体部分にビーム発射口が現れたことに気付いた。発射状態にすでになってることに気付いた芳佳はシールドを最大出力で展開した。通常の中型ネウロイなら芳佳のシールドで容易に防げるのだが、芳佳は本能的に危険を感じ取ってシールドを最大出力で放った。この選択は間違いでは無かった。
何故なら、ネウロイから放たれたビームは中型の威力ではなく、前に戦った巨人型ネウロイのビームに匹敵していたのだ。
「宮藤さん!私も」
「静夏ちゃん・・・駄目・・・逃げ・・・」
芳佳がシールドを張ってすぐに静夏もシールドを張り芳佳のサポートをするがとても耐えられそうになかった。なにせ、歴代最強の魔法力と言われた明乃ですら、最初に遭遇したときはシールドを破壊されたのだ。いくら501で一番の魔法力の持ち主の芳佳であっても長くは持ちそうになかった。
攻撃を止めようと残った3人が弾幕を集中するが決定打になりそうではなかった
「ミーナ!このままじゃやばいぞ」
「まさか、中型があんな威力を出すなんて、まさか今まで攻撃して来なかったのはこれを放つために」
ミーナ中佐がネウロイが攻撃して来なかった理由を感づいた時、芳佳と静夏に限界が近づいていた。
「こんなにも・・・岬さんはこんなのを防ぎきっていたのか」
「絶対に耐えて・・・あぁぁぁー」
芳佳が最後の力を絞って魔法力を高めるがそう長く続かず、シールドが綻び始めた
もう駄目かと思われたとき、未だ放たれているビームに頭上から8枚のシールドが落ちてきた。ビームに割り込んだシールドは5枚が破壊されたが1枚破壊されるたびにビームの威力を弱め、残り3枚の所で完全に防ぎきった。こんなことが出来るのはただ一人 岬明乃だった。
「ゴメン芳佳ちゃん、遅くなっちゃった」
「岬さん!」
「明乃ちゃん・・・ありがとう・・・ゴメンちょっときついや」
芳佳がそう言うと芳佳はその場に座り込んでしまった。短時間で大量に魔法力を消費したための疲労だ。宮藤芳佳のこれ以上の戦闘参加は望めそうになかった
「宮藤さん!ミーナ中佐、宮藤曹長のこれ以上戦闘は不可能です」
「そうね、服部少尉、宮藤さんを本部へ連れていって休ませてあげて」
「岬は私達と一緒に宗谷が言ったポイントにネウロイを誘導するのを手伝え」
「分かりました。さっきシロちゃんから連絡があって準備が終わったみたいです」
「なら早くネウロイを誘導しましょう、納沙さんネウロイの位置は特定できてる?」
「大丈夫です。しっかり確認できます。あっ、目視で爆発を確認、多分サーニャさん達が戦闘を始めたみたいです。」
先ほど宮藤芳佳にビームを放ち終えたネウロイは地面から脚を抜き再び逃走を再開していた。芳佳の状況を案じたバルクホルン達は納沙に監視を命じて芳佳の状態の確認に動いた
逃走したネウロイはどうやらサーニャ達と戦闘を始めたようだ。その後の納沙幸子の報告を聞くとどうやら二人は誘導に徹しているようだ。
「急いで合流しないと!納沙さん、私を抱えて飛んで行ってくれない」
「それはいいですけど危ないですよ、それに艦長を抱えていると狙撃は無理ですよ?」
「狙撃は大丈夫!それよりネウロイの誘導を優先しなきゃ、それじゃあミーナ中佐、行きましょう」
明乃には何やら考えがあるようだ。明乃を抱えた納沙幸子が飛び立つと、それに続いて残りの二人が飛び立つ
明乃達が向かっているころ、サーニャ達はというと、サーニャの固有魔法を利用しネウロイの位置を常に把握しながらポイントへの誘導に徹していた。
サーニャとエイラに加えて、晴風から機関科のマロン、レオ、ソラ、サクラ、古庄教官が共に戦っていた。
「おらおら、さっさと逃げろ逃げろ、ファンが待ってるぞ~」
「さっさと行けって言ってんでぇ、コンチクショー」
「もう、待ってよー走りながら撃つの疲れるんだけどー」
エイラと一緒にマロンとルナがネウロイを誘導するために攻撃を加えていく
エイラは機関銃で、マロンとルナは拳銃で追い詰める
主に機関室で仕事をしている面子は全員、護身用の銃に拳銃を選んでおり、今回もその時に選んだ銃を携帯していた。回転式拳銃や自動式拳銃といった違いはあるが機関室で仕事をしていた面子は全員拳銃を選んだ。理由は機関室で銃を保管できそうなのが制服などをしまうロッカーくらいしかなかったからだ。多少なりにすでに私物が置かれていたため短機関銃の類が仕舞えなかったのだ。まぁ実際のところおしゃれ感覚で選んだのが大きな理由だが・・・
使用銃器は・・・
マロン・瑠奈=ワルサー 麗緒・桜良=ベレッタ 空=コルト・ガバメント という感じだ
エイラ マロン ルナがネウロイをある程度誘導したら次は先回りしていたサーニャ達の番だ
「それじゃあ皆お願いね、わたしが先手を打つから、皆は取りあえずネウロイに撃ってくれれば多分アレは逃げるから」
「オッケー、サーニャちゃんよろしく~」
「まぁ私達の武器じゃあ、通じないしね」
「拳銃じゃあねぇ・・・あっ、そう言えば教官って銃持っているんですか?無いならデリンジャーですけど1つありますけど」
ふと気づいたかの様に桜良が古庄教官に銃の有無を聞く、いくらブルーマーメイドの育成校の教官とはいえ普段は拳銃の携帯などしていない。本職のブルーマーメイドでも真冬の部隊のような専門の部隊くらいしか拳銃は所持してないだろう。それでも任務の時など限られた時くらいだろうが
「大丈夫よ、ネウロイの捜索任務を通達された段階で拳銃の支給があったから、とは言っても撃つのは現役の頃にいくらかやった射撃訓練の時だけだけどね、それでも報告にあったネウロイの大きさなら当てられるわ、と言うかむしろデリンジャーの方が扱えないわ」
古庄教官が問題無いと桜良に答える。
古庄教官のようにブルーマーメイド、ホワイトドルフィンの捜索班には事前に拳銃が支給されている。スペックは各国の多くの軍事、警察組織が採用しているもので明乃達晴風クラスで使用している拳銃よりスペックがいい、なにせ明乃達の銃はこの世界では旧式ともいえ、中には時代遅れの産物とも言ってもいいかもしれない物まであるのだ
そのせいで明乃達の射撃センスの高さにアメリカや欧州からやってきた援軍の人達を驚愕させてしまったと言っていい。まぁ明乃は他の人と比べ射撃はあんまり得意ではなく、野間マチコや砲雷科出身の面子の腕が化け物と言っていいほどだったが、話は戻り、サーニャが仕掛ける。固有魔法を駆使してネウロイが視界に入る前に予想進路にフリーガーハマーを放つ。
「そこ!!」
放たれたロケット弾はネウロイのもとへ向かっていき、ネウロイがサーニャの視界に入ると同時にロケット弾がネウロイ両端の地面と胴体部分に着弾した。着弾し僅かに動きが止まったネウロイに追撃が放たれる
「今よ、総員射撃開始!」
古庄教官の指示でレオ、ソラ、サクラの総勢4名がネウロイに向け射撃を開始する
ダン!ダダン ダン ダダン ダンッ! ダン!ダン!
無数の銃弾がネウロイを襲うが、ネウロイはそれを気にも留めずボディの再生を終わらせ移動を開始する。作戦通りことが進んでいく、サーニャ達は再び移動を開始し、ネウロイを追う、移動スピードは圧倒的にネウロイが上だったが、突如ネウロイの前方に巨大なシールドが現れ、進路を塞いでいく、それと同時に上空から銃弾が襲い掛かる
ユニットを装着している納沙幸子に抱えられた明乃が上空でネウロイの進行方向へ巨大なシールドを展開し行く手を阻んでいるのだ。そこにバルクホルン達の射撃が加わり、ネウロイを目標ポイントに誘導する
「よし、うまくいった。ココちゃんもうちょっと頑張ってね」
「はい!大丈夫です。戦ってるうちに多少なりに体力付いたので、それに艦長軽いですから」
「次行くぞお前達」
「宗谷さん、あと数分でそっちに着くわ、準備して」
ミーナ中佐がましろにネウロイの移動状況を連絡する。無線の向こう側では宗谷ましろを始めとした晴風の生徒達が準備を完了していた。
「ミーナ中佐こっちはいつでも大丈夫です!万里小路さん!来るぞ」
「了解しましたわ」
無線の内容から、どうやら万里小路も合流しているようだ。明乃達の誘導のかいがあってネウロイがポイントに突入しようとしていた。そこは元々十字路だったがネウロイとの戦闘で建物が倒壊しT字路となってしまった場所だった。ネウロイが通ってくる道の死角の所で万里小路は二本の扶桑刀、海霧と絶空を構えていた。固有魔法の刀身形成を発動し刀身を伸ばす。道の半分近くある長さにすると、万里小路はネウロイがここを通りすぎるのと同時にそれを振りかざす、それで蟲型ネウロイの前後左右の脚を形成された刀身で切り裂いた。
脚を斬られたネウロイは体勢を崩し、ほぼT字路となった道の中央に転がって行った。
「皆さま、出番ですわよ」
万里小路の言葉と共に左右の道と、その付近で現存していた建造物の屋上や窓、積まれた瓦礫の山に銃器を持った人が一斉に現れた。今まで合流できなかった501の面子や晴風の乗員、それに加えてパットン将軍の戦車部隊、ブルーマーメイド、ホワイトドルフィン、自衛隊残存部隊といった蟲型ネウロイの捜索に出向いていた隊員達が勢ぞろいしたのだ
「総員!撃てぇー」
パットン将軍の攻撃命令と共に一斉に銃弾が放たれる。パットン将軍の戦車部隊は砲弾による攻撃は行わず、機銃の一斉掃射に止めていた。これは晴風副長、宗谷ましろの要望でそうしているのだ。攻撃に参加している晴風乗員の後ろには晴風以外の海洋学校の生徒達もいた。
「どんどん行くわよー、弾切れない様に弾倉に補給よろしく~」
「ごめんねぇ~ちょっとうるさいけどお願い~」
「間違えても落ちた薬莢に触れない様に気を付けてね!」
光、順子、美千留が自分達の後ろにいる横須賀女子海洋学校の生徒にお願いする
そんな彼女達の言葉にとある生徒が反応する。天津風艦長の高橋千華である
「そんな臨時のアルバイト感覚で最前線での弾薬補給なんか頼むんじゃないわよ!任務で命令されたことならまだわかるけど、ゴメン、今日のシフト変わってって言う感じ言ってんじゃないわよ、あんた達感覚可笑しくなってない!?」
「えっ!なんだって」
ダン!ダン!
「ごめーん、うまく聞こえないんだけど」
ダダダダダダッ
「ゴメン、私も聞き逃した」
ダン ダンッ!
どうやら3人とも自らが撃つ銃声で声を聴きとれなかったらしい
千華の方へ顔を向ける3人は、返事をしながらも銃撃をやめない
対装甲ライフルを使用している光は流石にスコープを除いて撃っているが、残りの二人は千華の方をよそ見しながらも銃撃を続けていた。
「ちょっと!よそ見しないで、危ないでしょ!」
「艦長~ ツッコんでないで補充作業手伝ってくださいよ、晴風以外にも統合軍の人達の分もあるんですから~」
高橋千華の言動に天津風副長、山辺あゆみが止めに入る
幾らただの補給部隊の役割とはいえ、弾薬の補給に対して攻撃部隊の人数が多すぎた。
比率にして約5対1である。今の所事前に準備した補充用の弾倉で足りているが、動き回りすぎて正直辛い、晴風副長 宗谷ましろがこのポイントを指示した段階でシャーリーや知床鈴にこの場所に補給用の武器、弾薬を運んで貰ったがそれでも足りなくなる可能性だってあるのだ。まぁましろは弾薬が尽きる前には片づけるつもりだが
舞鶴校所属の信濃を始めとした生徒達と行動していたリーネは倒壊を免れた建物の屋上で狙撃体勢を取っており、攻撃開始からある一点を狙っていた。リーネのサポートに回っていた信濃艦長の阿部亜澄、副長の河野燕は改めて技量の高さに驚いていた。
「社長、また前脚を撃ち抜きましたよ」
「これで再生が完了する前に8回撃ち抜いたか、50m近く離れているのに・・・」
そうリーネがいるのはネウロイから50m近く離れた建物の屋上だった。
ましろから頼まれた精密狙撃をするために適した場所がここしかなかったのだ。
リーネはましろから出来るだけネウロイの前脚を撃ち抜いて地上を移動させないで欲しいと頼まれていたのだ。リーネはましろが待っているある状況を待つ
「悪いんだけどネウロイの後ろ脚ってどうなっているか見てもらえる?前脚に集中して見る暇ないから・・・」
「あっはい、ちょっと待ってください」
リーネは信濃副長にネウロイの様子を聞いた。無論その言葉をかけている間にも攻撃の手を緩めない。副長の河野燕は持っていた双眼鏡をのぞきネウロイの後ろ脚を確認する
「今の所変化は・・・待ってください!ゆっくりですけど変形してます」
「分かった。ありがとう」
「次の段階に入ったか、2人には私から連絡しよう」
信濃艦長 阿部亜澄は携帯を取り出しある二人にショートメッセージを送る
事前に連絡先を聞いていた二人は知床鈴とシュペー副長のミーナだった。
2人・・・正確にはある4人は攻撃に参加せず来るべきタイミングまで待機をしていた。
リンとミーナ、その二人に加えてシャーリー、ハルトマンが合図と共にネウロイへ向かう
シャーリーはミーナを、鈴はハルトマンを抱えストライカーユニットで接近する
4人が向かうと同時に攻撃は一端止められた。ネウロイもその隙に後ろ脚の変形を完了させ再び上空へジャンプした。
ミーナとハルトマンを抱えたシャーリーと鈴は飛んだネウロイの左右に回り込み抱えているミーナ、ハルトマンをネウロイに向ける
「出番だぜ、インゲノール」
「お願い!ハルトマンさん」
「まかせぃ」
「オッケー」
2人はそれぞれ右手に魔法力を集中し自身の固有魔法を発動する
『シュトゥルム!』
左右から放たれた二人の固有魔法が上空でネウロイを高速する
上空でネウロイが拘束されると同時に予期せぬ来客が現れてしまった。
最初に懸命に捜索していた小型ネウロイが大量に現れたのだ。それも100や200ではない3000、5000、下手したら1万近くいくかもしれないゴキブリ型が地上で攻撃していた兵士の元に向かってきたのだ。海洋学校の生徒やブルーマーメイドの隊員達の絶叫は凄まじかった。
『ギャアアアアー』
「まだこんなにいたのぉー」
「気持ちわりぃー」
「いやー」
「随分隠れてたな!ローテーション制で活動してたのかな、コンチクショー」
虫嫌いな女性陣が叫び声を上げる中、晴風の乗員達は絶叫とは違う声を上げていた
「害虫駆除するよー、撃って撃って撃ちまくるよー」
「飛んで火にいる夏の虫っす」
「今もう冬だけどねー」
「おえぇー、なんか夢に出てきそうなヤな光景だね、まんべんなく広まってくるGって」
ヒメとモモの言葉に水雷員の松永理都子と姫路果代子が答える
4人のその言葉により晴風の乗員は本丸のネウロイと戦っているウィッチの元へ向かわせないために殲滅に移る
「害虫は殲滅ぞなぁー」
「これくらいいたら数撃てばいくらか倒せるもんねぇ」
「リンちゃんだったら気絶してたかも、私も今までの経験無かったらやばかったけど」
「マッチィィ、追加の銃持ってきたわぁぁー」
「隣においておいてくれ、3割、いや6割くらいならいけるか」
等松美海から追加の銃火器を貰うと野間マチコはだいぶおかしい数を引き受けられると確信し、的確にゴキブリ型を撃ち抜いていった。
一方、呉の大和を始めとした呉海洋学校の生徒達がサポートに回っていたところでは、万里小路がネウロイの相手をしていた。今回は数も多く、大きさも小さいので夢の中で練習していたあることに挑戦してみることにした。万里小路に宿ったキルティーから前々から教わっていた同調という奥義、万里小路は意識をキルティーと合わせる。二人の意識が合わさると、万里小路の雰囲気が変わった。二つの扶桑刀 海霧と絶空に固有魔法の刀身形成を発動させると二つの細長い長剣を形成する
「それでは参りましょう」
あぁ、だが気をつけろ、今のお前では長くは持たない、早めに終わらせろ
「はい、ご忠告ありがとうございます。いざ参ります」
万里小路は単機でゴキブリ型に突っこむ、小型のゴキブリ型も万里小路側に来ていた3割が万里小路に飛んできた。万里小路はそれをいつもより何倍も早いスピードで切り裂く
それは最早人の目では追えず、どうしてそのスピードで動かせるのか呉の海洋学校の生徒達には分からなかった。
「艦長・・・アレ絶対におかしいんと思うんですが」
「目で追えないだけでなく、たまに千切りみたいな切れ方してるのもいるものね、とんかつ定食についてくる別にいらないキャベツみたいな感じに切れてたわ」
「少年漫画であった死神になった高校生の剣が大剣から細身の剣になったとき並み早いからなぁ・・・あととんかつ定食にキャベツ入らん言うのは艦長くらいや、ちゃんと食べぇ」
「・・・あの子は別に大丈夫そうね、統合軍の兵士の人達の弾薬が切れる前に運びに行くわよ、時間は無駄にできないわ・・・」
「棒読みで話逸らそうとせんでください」
野間マチコと万里小路が小型ネウロイを食い止めている間に本丸に止めをさすべく黒木とましろが動いた。左右からシュトゥルムの暴風をくらって空中で拘束されていたネウロイはシュトゥルムの発動時間切れと共に再び落下を開始する。黒木とましろがストライカーユニットで近づいてくるのを確認すると、ネウロイは体を半回転させ胴体部分のビーム発射口を二人に向けた。巨人型と同等のビームを地上に放たれたら地上は壊滅だ。そうはさせまいと黒木が先攻した。体を回転させながらネウロイの下あご?にあたる部分に拳を叩きつけ、発射口の向きを上空へと変えた
「宗谷さんの!!邪魔は!させ・ない・わぁぁー」
「アレはもしかして昇○拳か!実際にやってる人初めて見た。あたしもやってみたいな」
下で黒木達を見ていた佐世保校所属 紀伊艦長 千葉沙千帆が驚いていた。ゲームでしか見た事のない技を見れて驚いているようだ
ネウロイの反撃を無効化出来たことでましろがネウロイに集中出来た。ましろはネウロイに止めを刺しに入った。
「落下中ならジャンプは出来ないだろ!たとえ体を回転させても・・・」
ましろはそう言いながら体を回転させコアのある位置を隠そうとするネウロイの動きを先読みし回り込む
「その動きなら先回り出来る!」
ましろは自身の扶桑刀でコアのある部分を一閃すると、今度は機関銃でほぼゼロ距離で撃ち込む、コアまでの距離が短くなった装甲が銃弾で削られ、遂にコアへ到達しコアを撃ち抜く、コアを失ったネウロイは消滅し、子機のゴキブリ型も同時に消滅した。それはネウロイが地上に落ちる3秒前だった。もし地上に降りていたらまた逃げられたかもしれない
ギリギリの勝利であった。ましろは抜いた扶桑刀をしまうと、統合軍兵士や他の学校の生徒達から見えるように無意識に振り返る、すると・・・
ワァァァァァ!!
一斉に歓声が上がった。
「な、なんだ」
ましろは自覚が無いのか、たじろいでしまう この時海洋学校の生徒にましろのファンが増えたと後になって判明したという・・・
次回 芳佳に残っていた問題回