海洋航空救援団マーメイドウィッチーズ   作:レーゲン

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今回短め


最終決戦 序章

 

首都東京開放作戦開始まで残り2時間の午前7時

晴風の甲板には朝食を済ませた明乃を始めとした晴風ウィッチ組とそれ以外の晴風の乗員抜けた明乃達の代わりに配属された古庄教官を始めとしたブルーマーメイドが明乃達を見送るため甲板に集まっていた。明乃達は空母天城から501と一緒に飛び立つため発進準備の関係で晴風を離れなければならない。明乃は自分の代わりに晴風を指揮する古庄教官に晴風を託す

 

「それじゃあ古庄教官、晴風をよろしくお願いします」

 

明乃は古庄教官に敬礼を捧げ、晴風を託す、古庄教官もそれに答え敬礼を返す

 

「えぇ、貴方達の帰る艦、ここ晴風で貴方達全員の帰還を待っているわ、必ず無事に帰ってきなさい、先生との約束よ」

 

古庄教官はあえて教官の口調ではなく、まるで教師のような口調で明乃にそう言った。

 

教官の後ろにいた晴風の乗員も各々に見送りの言葉を贈る

 

「艦長、頑張ってね」

 

「バキュンと決めちゃって」

 

「他の皆も頑張って」

 

「皆無事に帰ってくるぞな」

 

「リンちゃん、気をつけてねぇー」

 

「お祝いの料理のメニュー、作戦が終わる前に決めとくから楽しみにしててね」

 

「「勝って帰ってきてねー」」

 

乗員の言葉を受けとめ、明乃達は天城へと向かうのであった。

 

「うん!絶対に勝って帰ってくるねぇー、それじゃあ行こうか皆」

 

   『了解』

 

明乃の言葉と共に晴風のウィッチ組 通称マーメイドウィッチーズが天城へと向かうのであった。

 

明乃達が天城に到着し501と共に出撃する準備が出来たころ、作戦開始前に扶桑の戦艦大和艦長 杉田淳三郎が全部隊に向け激励を飛ばす、最初に扶桑皇国を始めとした統合軍へ向けて、次にブルーマーメイド、ホワイトドルフィンを始めとしたこの世界の人々へ激励を飛ばした。

 

 

「扶桑皇国海軍、及び統合軍すべての兵士に問いかける!ポーツマスを襲った前代未聞の巨人型ネウロイを打ち破ったのは誰だったか、勇気ある行動力!緻密な連携!すべての人々を守る守護の力のごとき魔法を使ったのは誰だったか、そうこの戦場にいる誰もが知る岬明乃を始めとする我らとは異なる世界からやってきたウィッチ達である!彼女達は我々とは異なる世界から迷い込んできただけにも関わらず我らに協力して共にネウロイと戦ってくれた。彼女達に救われた者達はこの場に多いだろう、その恩を返す時が来た!今やネウロイの巣が居座る東京!彼女達の祖国の中枢の解放は我らの世界のネウロイの脅威を取り除くだけではない!軍人、いや人として受けた恩を返す恩返しの時でもある!全身全霊を持って作戦を完遂させよ!それと綺麗ごとではあるがこれだけは胸の中に納めておいてくれたまえ、彼女達は我々の命を犠牲にした勝利は望んではいない、綺麗ごとではあるが全員無事に戻ってこい!共に祝勝を祝おうではないか」

 

  『おぉー』 『勝利は我らに』 『やるぞぉー』

 

杉田淳三郎の激励を聞いた扶桑皇国海軍を始めとした統合軍はそれぞれが乗船している艦で雄叫びを上げる。次に杉田淳三郎はブルーマーメイド、ホワイトドルフィンを始めとしたこの世界の守り手である隊員達にも激励を送る

 

「そしてこの世界を守ってきたホワイトドルフィン、そして晴風の乗員達が切磋琢磨し目指しているブルーマーメイドの皆さま方、違う世界からやってきた我らと共に戦いに参戦してくださって真にありがとうございます。我々がこちらの世界に駆けつける前には甚大な被害があったと聞きました。散って行った多くの同胞がいたでしょう・・・だがそれはこの戦いで報われることになりましょう!何故なら我々はこの戦いに勝利するからです!本当なら会うはずの無い我らがこうして巡り合いネウロイをここまで追い詰めた!残るは奴らを生み出す憎き巣のみ!奴らを打ち倒し散って行った同胞達に語ってやりましょう。この戦いのいきさつとその後の復興したこの国の姿を!」

 

   パチパチパチパチパチパチパチ

 

無数の拍手が各艦で行われた。ブルーマーメイドが事前に各艦に渡していたスピーカーから流された激励の言葉が皆に伝わり結束と決意をさらに高めた

 

 

「ったく本当ならアタイらがハッパを掛けなきゃいけねぇのに先にやられちまったな、お前ら最後の確認済ますぞ、ミケやシロの奴らだけに戦わせねぇぞ、こっちはこっちで奴らに目にもの見せるぞ!」

 

   『ウッス!!』

 

宗谷ましろの姉 宗谷真冬が共に同じ艦に乗る部下と共に最後の確認に向かう

真冬を姉さんと慕う部下たちもそれぞれが最終確認に向かう

最終決戦に掛ける思いは誰もが同じだった。絶対に勝つ!

それがこれから闘いに赴く全員の覚悟でもあった。

時は流れて作戦開始時刻となった。各空母から次々に艦載機が発艦していく

明乃達や501のウィッチ達は最後に飛び立ち、作戦の開始と突入のタイミングを見定める。基本的には501と晴風で別れて編隊を組んでいたがメイとタマだけは501と晴風の編隊の間の後方を飛んでいた。理由は二人で改良された重爆兵装ガルーダを運用していたからだ。ガルーダの改良点は以下の通りである

 

 

小型タイプとの乱戦が予想されていたため弾幕の強化を

50mm砲は取り外し代わりに30mmガトリング砲を左右に2つずつ、計4基取り付けそれらの追加に伴い専用の弾倉も追加された。

多連装ロケット砲も新たに左右に6×2の発射装置が追加され、ロケット砲の総数が1,5倍近くになった。最初の初期型にあった対ネウロイ用気化爆弾投下システムは取り除き、緊急時にガルーダからストライカーユニットのみを分離させ戦闘を継続させることが可能となった。分離後も戦闘を継続できるように二人の武装も積んでいる。フリーガーハマーを使うメイには自身の後ろに収納スペースを、タマの50mm砲はかなり悩んだ結果、機体の右後方下部に取り付け緊急時のパージの時にパージ前にタマの右前方に移動する仕組みを作り上げた。この大規模な改造のためウルスラを始めとした技術士官以外にも明石などの乗員も動員された。何とか作戦開始前に間に合ったが疲労は凄まじいものだった

 

航空戦力が指定空域に到着すると作戦が開始される。

 

最初に大和型5隻とホワイトドルフィン特務潜水艦を始めとした潜水艦部隊で砲台型ネウロイがいるフロート艦を攻撃する

 

 

「大和型5隻、照準合わせ、砲撃用意!発射後速やかに対大型ネウロイ用焼夷弾に換装!どれだけの大群が来るか分からん、万全の注意を払え」

 

「目標座標に照準合わせ」

 

「照準合わせ、仰角2度上げ」

 

「砲弾の装填確認!座標軸確認完了!発射準備完了」

 

杉田淳三郎の指示で第一攻撃の砲撃準備がされていく

砲雷長が砲術員に指示し座標を合わせる

各海洋学校の大和型も同時に照準を合わせる

どの艦も乱れなく照準を合わせると大和型5隻による一斉砲撃が杉田淳三郎の砲撃開始の指示のもと放たれる

 

「大和型5隻砲撃開始!」

 

「撃てぇ」

 

  ドドン ドドン ドドン ドドン ドドン

 

5隻の大和型から放たれた砲弾はまっすぐに砲台型ネウロイが居座るフロート艦へ向かっていく。大和型の砲撃と同時にホワイトドルフィンの特務潜水艦を始めとした潜水艦部隊も攻撃を開始した。

 

 

 

「全艦、魚雷発射管完全開放!一斉射!」

 

「1番から6番の魚雷の発射を確認、他の艦からも発射を確認!着弾まであと8秒」

 

「最後の決戦を告げる狼煙だ!派手に爆発しやがれ」

 

ホワイトドルフィン特務潜水艦の艦長がそうこぼすと、大和型から放たれた砲弾と潜水艦から発射された魚雷が次々に命中していった。数多の爆音を鳴らし砲台型ネウロイが居座るフロート艦が次々に爆炎をあげていく

 

各艦に次々に攻撃結果が伝達されていく

 

「第一攻撃成功、轟沈3その他のフロート艦も傾斜を確認!完全水没まで推定20分」

 

「航空部隊に第二次攻撃を急がせろ、突入部隊のウィッチの負担を少しでも減らせ!飛行型の出現は確認されたか」

 

扶桑皇国海軍所属戦艦大和艦長 杉田淳三郎が第二次攻撃の開始と飛行型ネウロイの有無を部下に問いかける その問いかけは副長が代わりに伝声管を使い関係部署に報告を求めさせた。

 

「電探室!飛行型は確認出来たか」

 

「いえ、未だそのような反応はありません」

 

「意外だったな・・・最低でも500くらいは来ると思われたんだが・・・」

 

杉田淳三郎が不思議がっているとホワイトドルフィン特務潜水艦から緊急の連絡が入った

 

「特務潜水艦から緊急入電!中型に分類されるネウロイが超低空でこっちに向かってるそうです。数は3!」

 

「超低空だと!レーダーの監視網を抜けてきたか」

 

「こちら電探室、東京の上空と地上から小型種の出現を確認!推定5000」

 

「こちら観測員、中型のネウロイの接近を確認、あと30秒で射程に入ると思われます」

 

「航空部隊が爆撃を開始しました。新たに小型フロート艦4隻が完全沈没しました」

 

「ウィッチ隊より入電!これより突入するという事」

 

「よし、中型は我らで仕留めるぞ 主砲以外で応戦!撃ち落とせ」

 

艦長の命令ですぐさま主砲以外で応戦が始まった。比較的スピードが遅いネウロイだったがその分装甲が硬かった。有効射程に入られビームが発射されるその時一緒に応戦していた信濃と紀伊の副砲が中型ネウロイ3機に命中した。3機中2機はそのまま消滅し残る1機の攻撃は砲弾の着弾の衝撃で射角がズレ大和の手前の海面に着弾し難を逃れた。残った1機はボディを再生しながら再び接近してくる。コアこそむき出しだがそれを中々撃ち抜けないでいた。再びビームが放たれそうになってしまったが、その時上空から1発の銃弾がネウロイのコアを撃ち抜いた。突入前に納沙幸子が自身の固有魔法で有効射程を挙げて狙撃したのだ。

 

「危なかったですね・・・あれじゃあレーダーでも発見が難しいですよね」

 

「先行部隊があれだけで助かった方だ!それより早く突入するぞ!早くしないとタイミングがずれる、すぐに501と合流するぞ」

 

「分かりました」

 

納沙幸子の嘆きにましろが反応する。

飛行型ネウロイに放つ対大型ネウロイ用焼夷弾とパットン将軍率いる戦車部隊のロケット砲攻撃がもうすぐ始まってしまうのだ

 

ましろと納沙は最高速度で501と他のウィッチに合流するのであった。

 

    続く・・・

 




演説内容考えるのに時間掛かったぁ
結構時間かけたけど何かもっとそれっぽい言葉がありそうな気がする
積極的にミリタリー系や軍事もののアニメ、映画は見てるわけではないから
アレが限界なんだよね・・・・
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