海洋航空救援団マーメイドウィッチーズ   作:レーゲン

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夏バテで執筆スピード落ちた!やっと投稿できる
今回ラスボスの姿が判明します。久しぶりに10000文字行ったよ・・・


最終決戦中章

遂に始まった最終決戦

 

大和型の艦砲射撃及び潜水艦部隊による魚雷攻撃

そこに空からの航空爆撃

第一攻撃、第二攻撃によって砲台型ネウロイが居座るフロート艦の幾つかが破壊された。

低空で接近された中型ネウロイに攻撃を受けそうになったが何とか被害を受ける前に破壊出来た。次はウィッチの突入になる。納沙幸子と共に先行していったウィッチ達のもとへ向かう宗谷ましろは向かいながら通信を入れていた。自身の固有魔法で小型ネウロイが大量に現れたのを確認したからだ。ましろはすぐにでも焼夷弾とロケット砲の広域殲滅が始まると予測し先行していた面子に攻撃を合わせるように連絡する

 

「西崎さん、立石さん、もうすぐ小型ネウロイの広域殲滅が始まると思うからガルーダの攻撃準備を頼む、2人は攻撃を始めたらそのままパットン将軍率いる戦車部隊の援護に向かえ、地上部隊に戦力を集中されたら長くは持たない、他の人も有効射程に入っているなら攻撃準備!」

 

「オッケー、一斉射!行くよ」

 

「ウィ」

 

「私も行きます!ここからなら対装甲ライフルの射程内です」

 

「ココちゃん、私も一緒に」

 

「私も行くね、この距離なら十分投げ飛ばせるし、小型タイプなら大きさより数があった方がいいかな・・・」

 

メイとタマの後にココ、リーネ、明乃が攻撃の準備に入る、ココとリーネは対装甲ライフルを構え、明乃は15枚近いシールドを展開しそれを高速で回転させる

メイとタマは重爆兵装ガルーダに新たに取り付けられたガトリング砲をネウロイが来ると思われる方角へ向ける。その方角の先には無数に現れた小型ネウロイがこっちに向かってきていた。向かってきたネウロイが明乃達に照準を合わせたその時ネウロイの右舷後方から無数のロケット弾が飛んできた。パットン将軍率いる戦車部隊の多連装ロケット砲による攻撃だ ネウロイの目標がウィッチに向けられたタイミングでの奇襲は見事成功した。

 

 

「砲撃部隊、撃ちまくれ、進行部隊は前進だぁ、ポイントアルファに向かう」

 

「了解!」

 

「第一砲撃による奇襲成功!小型ネウロイの3割が転進しましたがウィッチの攻撃によって大半が破壊されました。第2波、第3波と思わしきネウロイの大群を確認!その半数がこちらへ向かってきてます」

 

「作戦通りガルーダを操る嬢ちゃん達と一緒にネウロイを仕留めるぞ、それまで簡単にやられるんじゃねぇぞ、進行部隊全速前進だぁ」

 

 

   『オォー』

 

パットン将軍の掛け声と共に進行部隊がネウロイの巣の勢力圏に侵入していく

それを援護するべく、タマとメイの二人が操るガルーダがその実力を現す

 

 

「そう簡単に地上部隊には向かわせないよぉ、それじゃあタマ行こうか」

 

「うぃ!撃ちまくる・・・さっきはロケット砲で結構な数が消えちゃったからあんまり撃てなかったけど、今度はこっちが一掃する・・・」

 

メイがガルーダの進路をネウロイに向け移動を開始するとタマが攻撃を開始する

30mmガトリング砲4基が一斉に火を噴く、その銃声は二人の声の殆どをかき消す凄まじいものであった。

 

      ドガガガガッ ドガガガガッ ドガガガガッ ドガガガガッ

 

放たれた弾丸はパットン将軍率いる戦車部隊へ向かうネウロイの8割を一掃した。

残ったネウロイにはメイの固有魔法で弾道を操れるようにしたロケット弾を放つ

新たに多連装ロケット砲が追加されたのでその分遠慮なく敵に撃ち込める

 

   ブシュ ブシュ ブシュ  ブシュ ブシュ ブシュ

 

放たれたロケット砲は弧を描きながら30mmガトリング砲の弾幕から逃れたネウロイに命中していく、タマとメイの二人の攻撃でパットン将軍率いる戦車部隊へ向かっていたネウロイは一掃された。メイ、タマ、リーネ、ココはそのまま将軍達のサポートのため地上部隊との合流エリアに向かった。

 

小型のシールドを展開していた明乃はそのシールドを地上部隊に向かっていないネウロイ群に投げ飛ばす、野間マチコ、バルクホルン、ハルトマンを中心としたコア捜索部隊の進路を切り開く、その切り開かれた進路にコア捜索班の野間、黒木、万里小路、インゲノール、バルクホルン、ハルトマン、、エイラ、サーニャ、芳佳が突き進む

 

 

「野間!最初のプラン通りに調べるぞ、時間をかけすぎると囲まれるからスピードは落とすなよ」

 

「あれ、そう言えば最初どっから調べるんだっけ」

 

「ちょっとちゃんと覚えているんでしょうね」

 

バルクホルンが野間に注意をすると同時にハルトマンが何処から調べるか覚えておらず黒木が焦る、すると野間がルート口に出しハルトマンをフォローする

 

「お台場フロートから、集合ビル群、東京タワーのルートだな、了解した」

 

「それでは参りましょうか、皆さま」

 

「そーだな、ちょっとスピード上げないとな、予想より密集密度が高いなぁ」

 

「そろそろ焼夷弾攻撃が行われるはずだけど、長くは続かないって言ってたし急ぐことには越したことはないわ」

 

コア捜索班がネウロイを殲滅しながらコアがあると思われるポイントへと向かっていく

残った面子は艦隊部隊へ近づくネウロイを殲滅していく

防御は明乃が殆ど受け持ち、ミーナ中佐が戦闘の指示を出し、ましろが艦隊部隊と連絡を密にして支援放火の精度を上げていく

 

 

「艦隊部隊、支援放火は距離7000から9000にいるネウロイ群に頼む捜索班の後ろに回られそうだ!突破してきたネウロイは私か服部さんで対処します」

 

「イェーガー大尉、ルッキーニ少尉、知床さんは前に出てネウロイを各個撃破、万が一に備えて地上部隊と捜索班の増援に向かえるように中間地点で戦闘を継続、クロステルマン中尉は鏑木さんと共に岬さんの直衛に、岬さん!そっちは大丈夫!?かなり広範囲でシールドを張ってるようだけど、あんまり飛ばしすぎないでね、時間が経つほど貴方の力が必須になるはずだから」

 

「大丈夫です!それより捜索班はどうなってますか」

 

明乃は最も危険な最前線に向かった捜索班の状況をミーナ中佐に聞く

やっぱり元々の性格的に心配である

ミーナ中佐は捜索班の現状を明乃に簡潔に説明する

 

「あと2分で最初の目標につくころだから、野間さんの視界にはもう入っているはずよ、ただ巣のコアは暗雲に隠れているだろうから確認でも数十分は掛かるわ」

 

「わかりましっ」

 

   ドドン ドドン

 

明乃が返事を返し終える前に大和型から対ネウロイ用焼夷弾の支援放火が開始された。放たれた砲弾はネウロイ群に向かっていき、ネウロイの多くを殲滅した。

 

 

「報告!焼夷弾、砲撃地点のネウロイの8割を撃破!残存兵力が多数こちらへ接近」

 

「護衛艦隊に対空迎撃を急がせろ、そろそろウィッチだけでは防ぎきれなくなるはずだ」

 

「レーダーに感アリ、高度5000、北東から高速で接近・・・!高度を下げ始めました。こっちに突っこんできます!」

 

「爆撃部隊より高い高度から来たか!しまったその方角だとまだ対空砲火員に太陽光が視界に入るぞ、クソ太陽を背に来たか、至急ウィッチに通信を」

 

「ダメです間に合いません!」

 

旗艦大和では高度5000からやってきたネウロイに太陽を背にされ護衛艦隊の対空迎撃が間に合わなかった。ネウロイの攻撃を喰らうと思われたが・・・

ウィッチの一人が弾幕を浴びせながら接近し最後に残った一機を扶桑刀で両断した

万里小路以外で扶桑刀を使うのは一人しかいない 

宗谷ましろが先の通信で言った通りネウロイに対処したのだ

 

「すいません、敵機の数が多すぎて対処に後れました!これ以上はやらせないので支援放火を優先してください」

 

ましろはこれ以上ネウロイに不意を突かれないと宣言し支援放火の継続を要請した

大和艦長はそれを了承しすぐに支援放火を再開させた。

一方その頃、巣のコア捜索班の面子は最初の捜索地点の旧お台場フロートで各自奮戦していた。

 

 

「これでもくらえぇぇー」

 

「こんのっ!」

 

「サーニャ!5秒後に2時の方向」

 

「エイラ、ありがとう」

 

「我流万里小路流二刀剣術、螺旋斬舞」

 

「鬱陶しいのぉ、シュトゥルム!」

 

「弾薬も無駄には出来ないんだから、単体の奴は殴り壊させてもらうわよ!」

 

「野間さん、巣のコアは見つかった?」

 

「今全体を見終わったがそれらしい物は無いな、外れだな」

 

 

野間マチコが最初のエリアの確認を終えるとすぐに移動が始まる

 

「次のエリアに行くぞ、恐らく次のエリアに着くころには支援放火も通常弾頭になってるはずだ!今より厳しい戦況のはずだ」

 

「うげぇ、もし次の所に無かったら弾薬持つかなぁ」

 

「あたしはまだ何とかなるけどサーニャのフリーガーハマーは大丈夫か」

 

「次のエリアの確認までならたぶん持つと思う、でも何処かで補給をしておかないと皆に迷惑がかかるかも」

 

「確か補給ってコアが見つかって艦隊部隊が東京湾に突入してから天城ででしたよね」

 

芳佳が作戦会議で言われていた補給のタイミングについて改めて確認する

本来の作戦通りなら補給はコアの位置が確定してからだが、このペースだともっと早く補給を行わなければやばそうだ。芳佳がそう呟くと同時に万里小路があることに気付いた

 

「あら、おしゃべりの猶予は無さそうですわ、急いだ方がよろしそうですわ」

 

ネウロイの勢いが再び増し包囲されそうになっていたのだ。

すぐさま移動のペースを上げる

 

「流石にキツイな、3か所目まで持つかどうか」

 

「補給のための後退も考えると弾薬の調整が難しいな」

 

「宗谷さんとミーナ中佐がそう言えばコアが最後の東京タワーのエリアに行くまでに見つからなかったら艦隊の突入を早めるって言ってたわ、賭けになるけど東京タワーのエリアにあると仮定して進軍させるって」

 

黒木のその言葉を聞いてバルクホルンが反応した。どうやらミーナとましろはこの事態も予測出来ていたようだ。

 

 

「流石はミーナだ、それならイケるかもしれん、そうと決まれば早く次のエリアの確認を済ませよう」

 

   『了解』

 

一方その頃戦車部隊のサポートに向かったメイ、タマ、ココ、リーネの4名はガルーダを中心に戦車部隊へやってくるネウロイを殲滅していっていた。

 

 

「タマ!右22度に推定70!」

 

「ウィ!」

 

メイの指摘する方向に30mmガトリング砲を向け弾幕をはる

ガトリング砲の弾幕の雨はネウロイの群れを1分とかからず撃ち滅ぼす

リーネとココも背中合わせでネウロイを各個撃破していく

4人が戦っているすぐ近くでは戦車部隊が砲撃を行いながら少しずつ進軍していた

対空迎撃能力がほぼ皆無な戦車での砲撃だがネウロイの密集率が高かったため撃墜率で言えば3~4割というかなりの高さだった。5メートル以上間隔を空けて飛行していたら撃墜率は2パーセント以下であったであろう

メイとタマが操るガルーダがネウロイを駆逐していくと地上部隊から100mほど離れた地点の地中から大量のネウロイが噴き出した。地上部隊からかなり近い地点に現れたため地上部隊に甚大な被害が出ると予想したタマはメイに急いで上昇して高度を上げるように伝える

 

「メイ!!上昇、一回転する」

 

「オッケー、急上昇するよ!」

 

メイはガルーダを最大上昇角度で上昇させていき、やがて垂直に上昇するようになると、その後を地中から現れたネウロイが追ってきていた。殆どがガルーダを追っているのを確認するとガルーダは一回転し30mmガトリング砲を追ってきたネウロイに向ける

真下の地上に向けられたその銃口から無数の弾幕が放たれ追ってきたネウロイを一網打尽にする。ほぼ一直線に並んだ状態で撃ち抜かれ、白い粒子となったそれは一部の空間をぼやかす、霧の様に視界が悪くなったがまたすぐに晴れていき戦闘に影響は無くなった

 

 

「よしうまくいったぁ」

 

「うぃ」

 

2人がネウロイをおびき寄せてからの殲滅する作戦が成功したことに喜ぶとある通信がメイ、タマ、リーネ、ココの4人に来た

 

「立石さん、西崎さん、納沙さん、リーネさん、いまコア捜索班が二か所目のエリアの捜索を終えた。コアが発見できなかったからコアは恐らく東京タワーのエリアに多分ある!今捜索班の補給のため艦隊部隊の東京湾進行と捜索班の後退が進んでいる。捜索班の後退支援のために納沙さんとリーネさんは捜索班と合流してくれ、それまで地上部隊は立石さんと西崎さんに任せて構わないか」

 

「うん!あたしたちは大丈夫」

 

「ウィ」

 

「分かりました。すぐに向かいます」

 

「タマちゃん、メイちゃんも気を付けてね、それじゃあ行ってくるね」

 

ココとリーネの二人が捜索班の後退支援に向かったのを見届けるとメイとタマは気合を入れ直す

 

「気合いを入れ直すよ!タマ」

 

「ウィ!」

 

ガルーダを操る二人は抜けた二人の分を埋めるため出せる限りのスピードを出し地上部隊を守っていく

 

その頃ココとリーネを後退支援に向かわせたましろは、同じく東京湾内部へ進軍した艦隊の護衛を行っていた。

 

「艦長が殆ど攻撃を防いでいるとはいえ、いくらか被害が出てきたな」

 

ましろの言う通りウィッチ以外の統合軍、ブルーマーメイド及びホワイトドルフィンの戦力に被害が出始めた。爆撃ののち空中戦に突入した航空機部隊の幾つかが被弾し緊急着艦や機体を海に着水させ脱出を行っている状況だ。恐らく巣のコアを発見しウィッチでの総力戦になれば被害はもっと出るだろう、艦隊にもある程度被害が出ておりレーダーの破損や軽度の浸水被害が報告されてきている。やはり長期戦になるほど戦況は悪くなる

 

「前衛の方で戦って貰っていたシャーリーさん、ルッキーニさん、知床さんに加えて地上部隊の援護に行っていた納沙さんとリーネさんを向かわせたから後退は何とかなるだろうが、問題はその後か・・・頼むからコアが地下にあるとかは止めてくれよ」

 

「宗谷さん!捜索班が戻ってきました。これからネウロイの攻勢がまた激しくなりますよ」

 

「あぁ、済まないさっきまで艦隊の被害状況に耳を傾けていたから把握が遅れてしまった。後退支援に向かったシャーリーさんや知床さん達で何か報告とかありましたか」

 

「いえ、特にそう言う報告は来てませんよ、順調にネウロイを駆逐している最中ですよ」

 

「そうか、なら・・・」

 

ましろが後退支援に向かった面子に何事もトラブルがなく安心すると、急に明乃から通信が入った

 

「ゴメン、シロちゃん!艦載機5機に被弾させちゃった!着艦するか着水するまで何とか守れない?」

 

それは被弾した味方機を守れないかどうかの要請だった。確かに被弾して動きが悪い艦載機5機が視界に入る、守ることは容易だがタイミングが悪かった

 

「これから補給というタイミングで!野間さん、万里小路さん、黒木さん、ミーナさん作戦変更!晴風のウィッチは晴風で弾薬の補給を、晴風聞こえるか、手が空いてる人は機関銃と弾薬を甲板に用意しておけ、捜索班の補給を行う、2分で頼む」

 

ましろの連絡を受けた晴風では急ピッチに補給の準備が進められた

 

「急ぐっす、急ぐっす」

 

「万里小路さんは日本刀だから弾薬の補給が無いけど、他の三人の機関銃結構重いんだけどー、予備で貰っていたけど作戦中に使うとは思ってなかったから奥にしまっていたから運ぶの大変だよー」

 

「無駄口叩かないで運ぶわよ、待っててマッチィィー」

 

モモ、ヒメ、ミミの三人が狭い艦内を移動しながら甲板に補給の武器弾薬を用意する。三人が甲板に武器弾薬を持ってくると同時に野間を始めとした晴風のウィッチがやってきてすぐに補給を始める

 

「ミミ、私の機関銃は二つとも交換する、そろそろ銃身が怪しい弾の装填は終わっているか」

 

「あと10秒まって、これでっと!お待たせマッチ!」

 

「アタシは弾薬の補給で大丈夫よ、装填任せていいかしら殴りすぎて少し休みたいわ」

 

「いいよ、任せて!」

 

「ワシにはフル装填の銃と予備の弾倉をくれ、思ったより弾の消費が多いんじゃ」

 

「分かったっす、銃の方は出来てるっすから、ちょっと手を挙げるっす、今腰につけるっす」

 

晴風の方で補給を受け持ったことで空母天城での補給整備の時間が短縮され被弾した艦載機の収容が可能となった。一機は海に着水したが4機は緊急着艦に成功した。戦闘中ということを考慮すれば奇跡的な数値だ。すぐに状況を理解し最善の策を出したましろだが、今の彼女はそれが普通と思っているだろう、だが臨機応変に戦場で指揮を出来るのはかなり優秀な人物だけである。ミーナ中佐という指揮官として優秀な人物のもと戦術を習った賜物である

 

ましろはある通信を晴風のウィッチにした

 

「全員聞こえるか、捜索班の補給終了次第タイミングを合わせて501と晴風のウィッチで艦隊部隊の周囲にいるネウロイを一掃する!一掃次第ウィッチ全員でコアがあると思われる東京タワーへ向かう」

 

 

       『!!』

 

「遂に最終局面じゃな」

 

「えぇ、もうひと踏ん張りね!」

 

「そう言えば万里小路さんはどうした?確かに一緒に来ていたはずだが」

 

ふと野間が補給に来ていない万里小路を気にかける、すると上空から万里小路が何事も無かったかのように降りてきた。

 

「私なら大丈夫ですわ」

 

「貴方今まで何してたのよ、いくら刀で近接戦をしてたと言っても疲れは私以上でしょ」

 

「このくらいならまだ大丈夫ですわ、それに大回りでこちらへ向かってきているネウロイもいますし、副長や服部さんだけに負担を掛けるわけにはいきませんわ、でも副長には今のうちに休んでおけと言われてしまいましたわ」

 

「それが正しい判断じゃと思うぞ」

 

「だが確かにあんまり時間は空けられないな、来たばっかだが万里小路さんは大丈夫か」

 

「大丈夫ですわ、では参りましょうか」

 

晴風と天城で補給を行ったウィッチ達は再び飛び立つ、艦隊部隊の上空へ集結すると一人ずつ横に並び円を描くように陣を取る

 

シールドを展開して大勢の味方を守っている明乃に向かって多くのネウロイが全方位から向かってきていた。ミーナ中佐は全員に通信を入れる

 

「全機合図と共にネウロイを一掃、岬さんも攻撃に転じて!艦隊周辺のネウロイを掃討次第、巣のコアがあると思われる東京タワーのエリアへ突入するわ、カウント3で行くわよ」

 

    『了解』

 

ミーナ中佐の指示に従ってネウロイへの攻撃準備をする。カウント3が終わるまでは積極的に攻撃はせず防御に集中しネウロイを引き付ける

 

 

「3!」

 

「2!」

 

「1!」

 

「今よ!」

 

      『!!』

 

カウントが0となると同時に一斉に反撃を開始する

明乃は展開していたシールドを回転させて、それを投げ飛ばす

 

万里小路は二本の扶桑刀に自身の固有魔法を発動させ刀身を形成できるようにし連続で突きを交互に、それを連続で繰り返す。突きが突き出されると同時に刀身の形状は変わり、ネウロイが居るところまで届く長刀身とでもいう長さに伸びる。ネウロイはその伸びた刀身に次々に貫かれていく、近接戦を行う万里小路は遠距離攻撃の手数が限られていて自身でも悩んでいた。考えた結果こういう技を幾つか編み出した。だが本来近接戦を行うウィッチで近接武器で遠距離攻撃を出来る者など無いと言っても過言ではない。過去に坂本少佐が烈風丸で烈風斬を行いネウロイを切り裂いたこともあるがアレですら良くて中距離用に転用が出来るくらいだ。坂本少佐自体、烈風斬を遠距離攻撃として使った事はそんなにない

 

話は戻り、他のウィッチ達も一斉に攻撃を加えていく、納沙幸子とリーネは正確に狙い撃ち2体以上のネウロイを1発で仕留め、バルクホルンと野間の二人は機関銃の2丁撃ちで二人分以上のネウロイを撃ち落としていく

 

1分も撃つと艦隊部隊の周辺にいたネウロイの8割以上が消え去った。東京本土から次々にネウロイがまたやってくるがそれがここに来る前にウィッチ達はネウロイの巣があると思われる東京タワーのエリアに一気に進行するのであった。

 

 

「時間との勝負よ!各機ネウロイを掃討しつつ巣のコアがあると思われる東京タワーへ急ぐわよ、宮藤さん、貴方は野間さんの直衛に付きなさい!まずコアを見つけないと話にはならないしね」

 

「ハイ!」

 

「第二陣が来たぞ!打ち倒してそのまま進むぞ」

 

       ドガガガガッ

 

バルクホルンがネウロイの第二陣が迫ってきたことを伝えると同時に無数の銃弾が第二陣のネウロイを一掃した。その攻撃を行ったのは重爆兵装ガルーダを扱っているメイとタマの二人だった。

 

「遅れてごめーん!あたしらも一緒に行くよ」

 

「うぃ~将軍がさっさと親玉をぶっ飛ばしてこいって私達行かせてくれた」

 

「そうか、なら尚更時間はかけられないな」

 

「うん!少しでも早くコアを破壊しよう!」

 

メイとタマが合流したことでましろと明乃は時間を掛けられないと改めて実感する

メイとタマの二人が来たということは地上部隊がウィッチの援護なくネウロイと相手をするということ、対空迎撃に不向きな戦車を中心とした部隊では数によっては全滅もあり得るのにパットン将軍は二人をこちらへ回してくれた。それは巣の攻略にガルーダの力が必要だろうと判断したからだ。地上部隊だけでなく艦隊部隊もウィッチの援護なしだといつまで持つか分からない被害が取り返しのつかないことになる前に何としてもコアを破壊しなければ

 

 

向かってくるネウロイを排除しながら東京タワーへ進んでいくと、遂に東京タワーが全員の視界に入ってきた。

 

「ミーナ中佐!見えてきました。東京タワーです」

 

 

「アレね、野間さんコアらしきものはここから確認出来るかしら」

 

「今の所それらしきものは・・・!!いや待った東京タワーの先端にひと際大きいコアを持つネウロイが1体降りてきたぞ!」

 

「そいつだ!そいつが巣のコアを持つネウロイだ!野間、コアはネウロイのどの部分にある、全員でそこに集中攻撃を仕掛けるぞ」

 

「それがコアの部分がむき出しになっているんだが、何かの罠の可能性は」

 

「なっ!むき出しじゃと、巣のコアじゃろ、そんな手薄があり得んのか」

 

「落ち着きなよ、インゲノール、コアがむき出しだったネウロイは前にもいたから、それもベルリンの巣のコアだった奴が、まぁあの時もウィッチを誘い込む罠だったけど」

 

「えぇー罠なの!どうするのぉ、早く破壊しなきゃいけないのに」

 

「わざわざ敵の罠にはまってあげる義理は無いわ!岬さんここからコアへ向かってシールドを飛ばして切り裂いて頂戴、それで終わりよ」

 

「ハイ!」

 

ミーナ中佐の指示のもと明乃が投げ飛ばすシールドを展開しそれを投げ飛ばす

全長3メートル程の高速で回転するシールドは巣のコアをむき出しにしているネウロイへ真っすぐ向かっていく、このまま切り裂かれると思われたが、それは叶わなかった。

突如回転するシールドに上から何かがのしかかってきたのだ。その影響でシールドは東京タワーフロートへ叩きつけられて消滅した。叩きつけられたその場所には巨大な長方形状の壁ともいえる物が佇んでいた。それを見た501の面子はすぐにあの時の事を思い出したのだ

 

 

「あいつはベルリンに出た壁型ネウロイ!」

 

「でもトゥルーデ、大きさはかなり小さいよ」

 

 

「そうですわね、大体12分の1くらいでしょうか」

 

「ここに現れたってことはベルリンと同じ状況になるんじゃねぇか」

 

「同じって?」

 

「まだまだ出てくるってことですか、イェーガー大尉」

 

「どうやらその予想は当たりみたいだぞ、見ろよアレ」

 

「空から・・・」

 

エイラが東京タワーの上空の雲を指さすと、そこから無数の壁型が続々と落ちてきたのだ

ベルリンに現れた奴よりは小型だが、今回は地上に固定されるわけでもなく空中で浮遊しているものもあった。

 

「そうは簡単に取らせてくれないか」

 

「じゃが未だにコアはむき出しじゃ、全員でネウロイを倒しながら進んで一人でもコアの元に行ければ倒せるはずじゃ」

 

「壁って言うことは防御力が多分高いよね、壁型は破壊力がある私と万里小路さん、クロちゃん、ミーちゃん、あとはサーニャちゃんとハルトマンさんで行けるかな?」

 

「私の殴る攻撃って小型タイプしかコアまでいかないのよね、表面にダメージを与えても追撃しないとあのサイズは厳しいわよ」

 

「なら追撃は私が受けもとう、私は戦闘があんまり得意ではないからサポートに回らせてもらう」

 

「美波さんだけだと危ないかも知れないので私もサポートに入ります」

 

「それじゃあ私やタマ、野間さんと副長は他のネウロイを相手にすればいいんだね」

 

「うぃ」

 

「そういうことだな、まぁ私らは大型より多数を相手取るのに有利だからな」

 

「そうと決まればすぐにでも参りましょうか・・・!」

 

執る作戦が決まってコアへ向かおうとしたとき万里小路が異変に気付いた。

現れた壁型ネウロイが巣のコアに集結し形状を変えていっているのだ

前に現れた巨人型ネウロイと似た光景だったが形状が巨人型とは似ても似つかなかった。

むき出しのコアを隠すように集まった後は横長に広がって行きながら高度を上げていく

東京タワーの先端からさらに500m以上上昇したところでその変化は終わった。

元々が長方形状のネウロイが集まったのにも関わらずその形状はしなやかで円柱状に近い形だった。上部の所に左右から腕みたいなものが1つずつ生えていたが手に当たる部分は鉄の棒が3本突き出ているような簡単な造りだった。そう3本の棒を線でつなげると三角形になる簡単な構造・・・

そのさらに上には顔と口らしきものが形成された。瞳の部分にはビーム発射口である赤い模様、口の先端にはジグザグに曲がった突起物が髭のように形成されていた

それはまるで生き物のような形状であった。

それを見た501は驚いていた。

 

 

「うげぇーデカすぎぃぃぃ、そして長すぎぃぃ」

 

「まさかネウロイがこんなのになるなんて」

 

「おっきい蛇だぁ」

 

「蛇に髭ってあったけ?」

 

「それ以前に腕があることに注目しなさいな、腕があるということは神話などに出てくるラミアと言う事では・・・でもアレは上半身が女性だったはず・・・」

 

「宮藤さんあの姿って」

 

「うん、扶桑の昔話とかで出てくる・・・」

 

501が驚愕しているころ、艦隊部隊でもその形状に驚愕していた。何故なら・・・

 

「オイオイ、なんでネウロイの野郎があんな姿になりやがる!神でも気取ってるのか」

 

護衛艦隊の1隻を指揮してる真冬はその形状に驚愕する。それは他の艦でも同様であった。

日本や扶桑皇国の人間とってはその姿は空想上の生き物の姿で地域によっては伝説が残っているものだったからだ。横須賀女子海洋学校所属戦艦武蔵で指揮を執っていた宗谷真雪もその姿に驚愕していた。

 

 

「こんな姿にも成れるの!東洋の伝説に語られる龍の姿まんまじゃない!」

 

そう・・・ネウロイが成った形とは日本や中国で語られる東洋龍と言われる龍であった

501、晴風は最後の決戦で伝説上の生き物、龍を模ったネウロイと戦うことになったのであった。

 




最近これ書いているパソコンでウインドウズのサポートが切れますって言うのが出てきた。期限切れたらこれ書いているウインドウズ?のソフト的なものも使えなくなるのか?パソコン音痴の俺にはさっぱり分からんメインストーリーは期限が切れる前に書き終えられるが番外編書きたい話全部かけるかな・・・期限きれてもそのまま使えるのが一番いいんだけど
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