違う世界にやってきて初めての夜を終えた晴風乗員達
第501統合戦闘航空団ストライクウィッチーズに助けられた彼女たちは今
基地にある訓練場に集まっていた。正確には全員ではないが・・・
理由はウィッチに覚醒した晴風乗員の固有魔法の確認だ
「宗谷さんごめんなさい機関長と他の子が・・・」
「まぁミーナ中佐がシャーリーさんとルッキーニさんが付いていると言ってたから問題ないが見せて良い物なのか軍事機密とかじゃないのか」
「私も確認したら別にいいそうです・・・」
黒木がましろにマロンたちがストライカーユニットの整備を見に行ったことを伝える
実のところ機関科以外にも宮藤のユニットの修理に少し関わったモモやヒメもマロンの誘いでシャーリーのもとへ行っている
「揃ったわね、それじゃ固有魔法の確認をしましょうか」
ミーナ中佐をはじめとする501メンバーが来たところで固有魔法の確認が始まった。
それぞれウィッチとなり準備をする
「なんど見ても不思議ぞな、そういえば艦長と副長の耳と尻尾、五十六と多門丸の耳と尻尾に似てるぞな」
実のところ明乃の耳と尻尾は五十六ににて、ましろの耳と尻尾は多門丸似だ
ただの偶然だろうか・・・
「あぁ確かに、リンちゃんは兎だね、アレかな逃げ足速いから足が速くなる魔法とか使えたりするのかな」
知床鈴の幼馴染の内田まゆみがそうこぼす、あり得ると周りも納得する
そんなことを言っていると固有魔法の確認が始まった。
「それじゃあまず岬さんからやってみましょうか」
「はい、お願いしますってどう出すんですか?」
「岬さんの固有魔法なのだけれども少し心あたりがあるのまずシールドを出してみましょうか、宮藤さんやり方を教えてあげて」
「はいっ、明乃ちゃんまず自分の中にある魔法力を一か所に集めるイメージをしてみて」
「う、うん頑張ってみる」
明乃は意識を集中する
「集まったらそれを薄く伸ばすようにイメージして手から出すってな感じでやってみて」
「薄くなったら手から出す・・・えいっ、できたー」
明乃は芳佳の教えどうりにやったら障壁を出せたそれも5メートルクラスの障壁を自身の正面以外に左右と後方にも出せていた。それを見たミーナは
「やはり岬さんの固有魔法は障壁の同時展開かしら」
「そのようですね・・・ミーナ中佐あれを」
服部静夏が何かを見つけミーナに報告する、服部の指さすほうには一枚のシールドが発生していた。ただし服部のさす方向にあるシールドはここから300メートルも離れていた。
そのシールドは明乃が張った障壁だった。初めて使ったため展開位置がずれたのであろう
本来はあそこまで離れた位置になんて出せるわけがないのだが、障壁を出した明乃はというと何か気づいたのか意識を集中した。すると展開してた障壁が動き始めた。
「動かせたぁ、えい」
そういうと離れた位置に展開してた障壁が明乃の目の前までやってきた。
動かせるのがわかると明乃はそれでいろいろと動かして遊び始めた。
それを見たミーナは明乃の固有魔法の正体を見破った
「あんな距離に展開して、さらに自由に動かせるなんて、岬さんの固有魔法、名づけるなら遠隔可動式障壁展開、かしら」
ミーナの言った言葉にバルクホルンが納得する
「それが妥当だろう、それにあの大きさであの速度で動かせている、もし強度も宮藤並みなら爆撃機の護衛や拠点防衛においては最高な力だ。軍にスカウトレベルだな」
「でしょうね・・・岬さんもういいわ」
「あっ、はい・・・あっ」
ミーナに言われて明乃がシールドを動かすのをやめたとき意識を反らしたせいで動かしていたシールドが一つましろに落ちて言った。
「ぐはっ、あっ、頭にぃぃ、ついてなさすぎる・・・」
ましろは頭を押さえうずくまる
「シロちゃん!、美波さん見てあげて、あっもしかして美波さん治癒魔法使えるんじゃない衛生長だし」
「どんな理屈だそれは・・・やっては見るが」
美波はダメもとでやってみることにした。治癒魔法を使える宮藤がやり方を教える
するとましろの頭の痛みが段々と消えて言った。美波の固有魔法は治癒魔法と発覚した
明乃が安心すると後ろにいる黒木が凄い形相で見てきた。
「艦長・・・なにか言う事は」
「ごめんなさい・・・」
明乃の耳と尻尾が垂れた。その様子を見てたハルトマンが
「艦長感ゼロだぁ大丈夫なのあれ」
「次の人に行きましょうか、それに威厳だけが重要じゃないしねリーダーには、岬さんには岬さんの資質があるものよ、そのおかげで彼女たちはまとまっているようだし」
「そういうもんかなぁ」
「次だけど岬さん以外は検討がついていないから私たちの固有魔法のやり方を教えるからそれぞれやってみてもらえるかしら」
「はい・・・何をすればいいんでしょうか」
頭の痛みが消えたましろがミーナに問う
ミーナはまず攻撃系以外の固有魔法を試すのがいいと思い自分の固有魔法のやり方を教える
「それじゃまず私のから教えましょうか、頭に意識を集中して周りの気配を感じてみて」
「気配ですか、わかりました」
ましろがそう言ったあと他の面子も言われたとおりやってみる他の面子に変化がない中ただ一人他とは違う反応があった。宗谷ましろだ。
「凄い、どこに誰がいるか分かる、これが私の固有魔法・・・」
「ましろさんのは私と同じかしら、ましろさん距離や大きさは判別できる?」
「はい、感じる範囲は半径5キロほど高さは多分2500メートルほど地下だと20メートルほどあっ水中だと水深100メートルほどまで感じられます、大きさはシルエットでその形で見えてます小魚の群れらしきものは塊で見えてシルエットでは見えませんが」
「地下も見えているの!それだと私の固有魔法より上位の魔法ね、水中と地面で感じる範囲が違うのは密度かなにかで魔導波が届かないからでしょう」
「まさかミーナの上位の固有魔法とはな、宗谷もう解除して大丈夫だぞ」
バルクホルンがましろに固有魔法を解除してもいいと言ったときましろはあることに気付きミーナに報告する
「これ、私だけじゃなくて意識を集中すれば別の人の視点で感じることができるみたいです」
それを聞いた明乃はどういう事か分からずましろに聞く
「どういうこと?シロちゃん」
「簡単にいうと今感じているのは私から見て半径5キロほどにいるもので私を中心に感じているものですが、例えば艦長を中心にしてどこに誰がいるか分かるっていえばわかりますか」
「凄いな、まさか視点を変えた位置から半径5キロの範囲を感知できるのか」
バルクホルンが聞くとましろはそれを否定する
「いや、範囲は私を中心に半径五キロらしいです」
「それでも凄い固有魔法ね状況把握に関してはかなり役立つ能力ね、ましろさんのは名づけるなら広範囲状況把握認識能力かしら」
「岬に続いて凄い固有魔法だな、ペリーヌとハルトマンのは攻撃型だから次は私が教えるか」
バルクホルンは自分の固有魔法を教える、バルクホルンのはやったとしても気づきにくいが
「次は私だな私のは超身体強化、簡単にいえば馬鹿力になる力だ、体全体に魔法力を纏うイメージをしたら適当にその辺の木とか岩を叩いてみろ」
バルクホルンの指示で各々が意識を集中する。そしてそこらへんにある木を叩いてみる
結果はさまざまで・・・
「だぁー強く叩きすぎたぁ」
「ヴゥゥゥーイ」
「やっぱり私は違うみたいですね」
「うっ、うん私も違うみたい」
「私もですわね、野間さんはどうでしょう」
「私も違うみたいだ」
「ワシもじゃ、残るは・・・」
シュペー副長のミーナが黒木の方を見ると・・・
ズヴァァァァン
凄まじい音と共に生えていた木が10メートルほど吹き飛んだ。
吹き飛んだ木の生えてたところを見ると黒木が手のひらを振り下ろした状態で固まっていた。どうやら木にビンタしたらしい・・・
「宗谷さん・・・私」
「あっ、うん、まぁ落ち着け」
「クロちゃん凄―い」
「黒木は私と同じ身体強化系か」
「凄い力ね、もしかしたらバルクホルンさんより凄いんじゃない」
「次は攻撃系の確認にするか」
「そうねぇ美緒がいてくれたら魔眼の説明もできたのだけれども」
その言葉に明乃が反応した。
「魔眼ってなんですか」
「魔眼というのは遥か先を見ることのできる固有魔法よ、それに魔眼はネウロイのコアの位置を正確に把握できるから部隊に一人いるととても助かるのよ」
「へぇー、なんか野間さんならできそう・・・野間さーんちょっとやってみて」
「いや、どうやれと」
「うーん、目に意識を集中すればいいんじゃない?目を使うから」
「まぁ・・・やってみるか」
そういって野間は自身の目に意識を集中する、すると異変はすぐに起きその異変に気付いた野間が艦長の岬明乃に自身の目に変化があるか聞く
「艦長・・・私の目に変化ありますか」
「うん、なんか紫色に光っている」
「ちょっとマッチ本当に大丈夫」
野間マチコの異変を感じた マッチ命の等松美海が駆け寄る
「あぁ問題ない心配をかけた」
「はぁーよかった何も無くって・・・これもこれでレアなマッチが見れたけど」
等松が安心したところで次の確認に行く
「野間さんは魔眼ね、本当みんなうちに欲しい人材ね・・・次は攻撃系ね」
「ペリーヌ、ハルトマン準備しろ」
「はいはーい」
「わかりましたわ、まぁ私のはクロステルマン家の代々ついできたものなのでできるとは思えませんが」
ペリーヌの言うとおりペリーヌの固有魔法 トネールを使えるものはいなかった。
次に試すのはハルトマンのシュトゥルム
「本当は体全体から出すんだけど今回は右手だけでやるね、危ないから」
そういってハルトマンは右手を木につけて叫ぶ
「シュトゥルム!!」
ハルトマンが叫ぶと触れていた木の部分が風でえぐれた
「凄まじいのぉ」
ミーナがその威力に驚く
「まぁね、取りあえずやってみなよ片手に意識を集中してやってみな」
ハルトマンがそういうと各々木に手を付け意識を集中してやってみる
全員ができないと思われたができるものがいた。シュペー副長のミーナだ
ミーナがシュトゥルムを発動させると触れていた木がハルトマンがやったように吹き飛んだ。このとき吹き飛んだ木の破片が上に飛んだことに気付いたものがいなかった。
「インゲノールはハルトマンと同じシュトゥルムか、まさかハルトマンと同じだらしないやつじゃないだろうな」
「昨日私の部屋に泊まってもらったけど特に問題無さそうだったわよ」
「そうか、それならばいいか」
二人が話しているころましろの上に何かが落ちてきた。ましろが気づいたころにはもう遅くそれはましろに直撃した。
「ぐはっ、一体何が」
「宗谷さん、大丈夫」
黒木が心配して駆けつける、落ちてきた物をみるとさっきミーナが吹き飛ばした木の一部だった。怪我は鏑木美波の治癒魔法の練習もかねて美波が治した
「すまん、副長」
ミーナが謝るとましろはいつもの言葉をいった
「はぁーついてない」
ましろがいつもの言葉をいうとミーナは次の段階に行くことにした。
「シャーリーさんやサーニャさんの固有魔法はまた今度見させてあげましょうかそろそろ次の段階に行きましょうか」
「次の段階ですか」
明乃がミーナにどういうことか聞く
「飛行魔法やってみない、箒で飛ぶ基礎練習の一つだけど」
その言葉を聞いた晴風メンバーのテンションの上がり方は凄かった。
「飛行魔法!!空飛べるんですか」
「飛べるの、やるやる、私やる、タマもやろ」
「うぃうぃ」
「箒で空を飛ぶって絵本の魔法使いみたいですね」
明乃 芽依 志摩 幸子が喜ぶ 空を飛べるそのワクワクが楽しみで仕方がないみたいだ
彼女達は飛行魔法の練習をするため場所を移動する
今回の調査で分かった固有魔法は・・・
岬明乃=遠隔可動式障壁展開
宗谷ましろ=広範囲状況把握認識能力
黒木洋美=身体強化(怪力)+?
鏑木美波=治癒魔法
野間マチコ=魔眼
ミーナ=シュトゥルム
納沙幸子=不明
知床鈴=不明
万里小路楓=不明
西崎芽依=不明
立石志摩=不明
今回書いた黒木洋美の?の部分にはもう一つ固有魔法が入りますそれは今後の話で書く予定ですまだ不明な子もなるべく早く書きたいです