良晴side
斎藤道三の息子、斎藤義龍が謀反をした。と報告を受けて皆を集めた。
そこで、道三が信奈に書いた嬢状を見た信奈は顔色を変えて道三を助けに軍を出そうとする。
だが、それを勝家が鳩尾を殴り気絶させた。
静寂が続く中、良晴が
良晴「信奈が目を覚ましたら………サルは天下一の美少女を探すと言って出奔したって言ってくれ。道三を助けに、俺が行く!!!」
長秀「お一人で行くつもりですか?取り立てられて間もない貴方に着いて行く者は居ません。死にに行く様なものです。」
良晴「俺の親友は、どんな状況でも助けに行く筈だ!!だから、道三を助けに俺が行く」
勢いよく清洲城を飛び出して行った。
帝side
水の音がする方に向かって走っているとよくわからない川が見えてきた。でも、目の前には、槍を持った数人の兵士がいる。そして、帝に気が付いた兵士は、帝に槍を向けて走ってきた。
帝「俺はこんな所で足踏みしてる暇は…………無い!!月宮帝、参る!!」
腰に携えた黒天を、漆黒の鞘から抜き取り左手で持ち、背中に背負っている、銃剣を右手で持って兵士に向かって走り出した。
良晴side
五右衛門と川並衆のお陰で道三がいる本陣に辿り着けた。でも、道三はその場から動く気配が無い。だから、俺は道三の目の前で芝生に座り込んだ。
良晴「あんたがここを動かないなら、俺も動かない。一緒に討ち死にしてやらぁ!!」
道三「………坊主っ………!?」
良晴「信奈は全然素直じゃないし可愛くない女だけど、俺に弱音を吐いたんだよ!自分が好きになって頼りにした人は皆、皆死んでいくって言ってた!!」
道三「なんと、信奈が」
良晴「あの時のあいつの顔、スゲェ悲しそうだったぜ!嬢状を読んだ時も同じ顔してた!こっちが泣き叫びたくなる位だ。」
道三は小さく声を漏らして考えた。
良晴「俺の親友にも、信奈と同じ顔をした奴がいた。そいつは、目の前で彼女を殺されたんだ。彼女を殺した奴はな、彼奴の親だったんだよ!!だから彼奴は、自分の親を殺したんだ。」
良晴はうつ向きながら話す。未来の親友の話を。彼奴が変わった切っ掛けを。
良晴「でも、彼奴はそれを乗り越えた。彼女の死を。俺は彼奴が人殺しだとしても、彼奴は俺の親友って事は変わらねぇ!!誰が何と言おうが!!」
道三は笑みを浮かべ、ゆっくりと立ち上がった。
道三「坊主が死んだら信奈が悲しむな。それに、未来の親友は坊主の帰りを待っているだろう。」
道三と一緒に本陣を出る。だけど、戦場の真っ只中。道三の軍勢を蹴散らした義龍の大軍勢が、本陣に向かって殺到してきた。森を走り抜けて、来るときに使った筏に次々と乗り込んでいき、出るって時に、義龍の軍勢が森から現れた。そして、数人の兵士が弓を構えて矢を放った。
その内数本が、良晴目掛けて飛んできた。五右衛門も川並衆も矢を弾いて動けず、良晴は死を覚悟して目を瞑った。
死を覚悟したのにも関わらず、痛みが来ない。恐る恐る目を開けると、そこには、ここに居る事が有り得ない親友の姿。漆黒の刀で矢を切り落としている帝の姿があった。
帝「助けに来たぜ、良晴
疲れたかな