作者のSAA設定です
・XAA-001シリーズ
パワーアシストスーツをベースに外骨格を組み込み、装甲板を模したウエイトと各種動力源を組み着けた状態での機動性とバランス及び適切な動力源を検証するための試験機群。(同時にSAA用の複合装甲及びセンサーカメラ·ヘッドマウントディスプレイ付き防弾ヘルメットも開発開始)
・XPL-01
「先進個人装備開発計画」の初期案で、XAA-001シリーズと同時期に開発された外骨格部のパワーアシスト機能を検証するための試験機。
データを取り終えた後、政治的な理由により作業用に改修された上で量産化され、PLM-01J“如意白衣”として公表される。
・PLM-01J 《如意白衣(ver.3)》
自衛隊にて開発された作業用重機。
先進個人装備開発計画の初期案であるパワーローダーを作業用に改修したものである。
もともとはこの形で開発が進められていたのだが、普通科隊員とほぼ同サイズにまでダウンサイジングして、重装甲·重武装を施す方向へ開発の方針がシフトしたために、外骨格部のパワーアシスト機能の研究用に転用され、データを取り終えた後にSAA開発の囮にするため作業用に改修された後、一般へと大々的に発表された。
SAAの開発が進む度にその技術が取り入れられ、ブラッシュアップが施されている。
両腕はアタッチメント式になっており、作業に応じて付け替える事ができる。
外観のイメージはFF6の魔導アーマーにグラップルアームとキャノピーを取り付けたもの。
・XAA-002シリーズ
XAA-001シリーズで得られたデータを基に“素体”を再構成した上で足部クローラーと背面のブースターユニットを組み込み、その上での機動性とバランス及び戦闘行動範囲と戦闘継続可能時間を検証するための試験機群。(同時にブースターを組み込んだSAA用ランドセルユニット·換装型クローラーユニットを開発開始、政治的思惑からPLM-01Jも同時期に発表)
※ここまでは無人での自動操縦·遠隔操作での検証
・XAA-003シリーズ
XAA-002シリーズで得られたデータを基に“素体”を再構成した上で前腕部·背面·腰部·両脚部での搭載型武装を模したウエイトを組み着けた状態での機動性とバランス及びウエイトをパージした状態での重量バランスを検証するための試験機群。(同時にSAA搭載型武装を開発開始。ただし極めて小型な上に今までに前例の無い物の開発の為、難航を余儀なくされる)
※ここから有人による直接操作での検証も開始
・XAA-004シリーズ
XAA-003シリーズまでのデータを参照にした上で、これまでとは異なるパワーアシストの方法とクラダー(装着者)自身の身体能力強化を追及した試験機群。通称“アラタシリーズ”。(同時にSAA用の接近戦用武装を開発開始)
・XAA-004-02β
アラタシリーズの2代目モデルの改修型。
アラタシリーズはXAA-003シリーズまでの研究でSAAの基本型が出来上がった事を受け、今までの試作機を越える総合性能の向上とクラダー自身の身体能力強化を目的に試作され、技術検証のために今まで培われた技術とは別系統のものが使用されている。
初代モデルのXAA-004-01は“今までの試作SAAを越える基本スペックを持つ機体”といった目的自体は達成したものの、その動きにクラダーと機体そのものが耐えられず試作機は全機が自壊、テストクラダーも重傷を負ってしまった。
それを受けて2代目モデルのXAA-004-02からは、間接部など自壊した部分を強化した上でリミッターが搭載される事となった。
太田区のアオギリのアジト強襲の際に、実戦テストを行っていた(テストクラダーは黒磐一佐と篠原一佐)が、アジト内で公安が『梟』と呼んでいるテロリストと遭遇。
リミッターを解除せざるを得ない状況まで追い詰められ、機体が半壊したもののテロリストを追い払う事に成功した。
これを受けてSAAの開発に懐疑的だった上層部もその有用性を認識し、量産型の開発に協力的になり開発が一気に進む事となった(同時にSAA開発反対派の行動が一気に短絡的かつ過激になった)。
半壊した機体を修理した上で、解除する範囲を5段階に設定したリミッターを新たに搭載し、篠原に合わせて再調整を施した機体がこのXAA-004-02βである。
噂では表沙汰に出来ない技術がこの機体に使用されているらしいのだが………。
・XAA-005シリーズ
ここから量産化を視野に入れた開発を開始。XAA-03シリーズをベースにスペックを維持したままのコストダウンを検証するための試作機の開発を開始する。また、このシリーズから機動性を重視した軽装型の機体をタイプR、火力とパワーを重視した重武装の機体をタイプSと呼び機体コードの末尾にそれぞれR·Sを入れる事になる。
・AAM-005Jシリーズ
XAA-005シリーズの先行量産型SAA。コストダウンを優先した結果十分なスペックを維持出来なかった為、XAA-006シリーズの開発が決定される。スペックそのものは十全では無いが、新入隊員にも扱いやすいマイルドな操作性を持つ為、主に訓練機に使用される。通称“若葉”。
・XAA-006シリーズ “鬼神·壱式”
SAAの量産化を目的にXAA-003シリーズとXAA-005シリーズを参照にして再設計。これまで培ってきたノウハウを基に生産性と高性能の両立を検証するための試験機群。(同時にSAA用の手持ち式銃火器を開発開始)
“鬼神”はこの代からの量産型試作機の通称で、制式装備化が決まった際に世代ごとに壱式·弐式……(の原型機)の名称が追加される。
・XAA-006R
鬼神·壱式 高機動戦闘仕様“修羅·壱式”
量産試作機であるXAA-006“鬼神·壱式”をベースに機体追従性と機動力を向上させた高機動試作機。
この機体の戦闘データを元に、後の量産機である獄卒·弐式の高機動ユニットが開発された。
・XAA-006S
鬼神·壱式 重武装仕様“羅刹·壱式”
量産試作型SAA“鬼神·壱式”をベースに重装備を施す事を想定して各種アクチュエーターの強化、重装甲を施し、パワーアシスト機能を強化したという“修羅·壱式”とは真逆のコンセプトで製作された試作機。
その重装甲とパワーを生かし、重火器を持たせて部隊の砲台役を勤める事を想定している。
・XAA-006FRec
鬼神·壱式
量産試作型SAA“鬼神·壱式”をベースに情報処理能力、無線の送受信機能を強化した上、各種探査機器を搭載し、前線における情報支援·指揮管制に特化した試作機。
車両が展開出来る場所においてはあまり意味を為さないが、建物内等の閉所、車両が入れない狭隘な場所においては非常に有用である………とはいえその場合であっても、後方の指揮所との連携が不可欠である。
開発の切っ掛けはSAAがようやく形になり始めた頃に模擬戦を行ってみた所、無線が入りにくい場所では後方の指揮所との連携が上手く取れない、と言った事態が頻発し“最前線における情報支援が必須”という問題が浮上したため。
・AAM-006Jシリーズ “獄卒·壱式”
XAA-006シリーズから得られたデータを基に問題点を修正、設計の変更を行い制式量産化に成功した初の量産型SAAシリーズ。ただし当時生産を請け負っている企業側が生産数に関して手探り状態だった為、配備数は少ない。
・AAM-006J “獄卒·壱式”スタンダード仕様
自衛隊初の制式量産型SAA。
量産試作型SAA XAA-006 “鬼神·壱式”の設計をベースにコストダウンを追及していった結果、どうにかスペックを落とさずに量産可能なコストまで落とす事に成功した。
嘉納の施設での戦闘データから、「操作そのものには特別な訓練を必要としないが、一定以上の実力がなければ戦力にならない」という事実が明らかになった。
そのため以後SAAはライセンス制となった。
・XAA-007シリーズ “鬼神·弐式”
AAM-006Jシリーズの設計を基に更なるコストパフォーマンスを追及した試作機群。これまで培ってきたノウハウからカタログスペック上AAM-006J以上のスペックを維持しつつコストダウンに成功する。
その理由は、これまでタイプR·Sの機体別に1から機体のパーツを作っていた事に対し、この機体は本体である“素体”の規格を統一し、機体各所にハードポイントを設ける事で、運用コンセプト別に機体を作り替える事を容易にしたためである。
イメージとしては「ガンダムUC」に登場した“ジェガンD型”の“スタークジェガン”、“エコーズジェガン”、“EWACジェガン”の設定である。
・XAA-007
量産試作型SAA “鬼神·弐式”
AAM-006Jの完成と量産化で「先進個人装備開発計画」の一応の目的は果たしたものの、防衛装備庁にしてみればスペックもコストパフォーマンスも十分とは言い難かった。
そこで現状の量産機のスペックを維持しつつ、更なるコストパフォーマンスの向上を目的にこの機体の開発が決定された。
上記の通り、この機体の特徴にコスト削減の新たなアイディアとして“素体”の規格統一が挙げられる。
SAAを構成する必用最低限の部分の規格を統一し、更に機体各所にハードポイントを設ける事でスタンダード型、R型、S型への作り替えを容易にし、運用の柔軟性も格段に向上している。
それによって、コストパフォーマンスが飛躍的に向上したのみならず、余分な機能や装甲を削ぎ落とし易くなり、予想以上の基本スペック向上に貢献している。
・AAM-007Jシリーズ 《
XAA-007シリーズから得られたデータを基に制式量産化した量産型SAAシリーズ。作中現在での自衛隊における主力SAAで自衛隊内部で最大の配備数を誇る。
・AAM-007J 《獄卒·弐式》
銀座事件時の自衛隊において、最大の配備数を誇る主力量産型SAA。
この機体の最大の特徴は機体各部のハードポイントにある。このハードポイントに…
◦背部ブースターユニットorミサイルランチャーユニットorスタビライザー,etc
◦脚分クローラーユニットor機体固定用ピック,etc
◦腕部アームガンユニットor固定式シールド,etc
◦腰部ミサイルorコンテナユニット,etc
──と言ったユニットの付け替えによって運用の柔軟性が格段に向上し、同時に機体本体の規格の共通化でコストパフォーマンスも向上、現場の運用効率も格段に上がった。
名前の由来は死者を取り締まる地獄の役人の鬼から。
・AAM-007J 《獄卒·弐式 特地仕様》
量産型SAA獄卒·弐式を特地に合わせて改良したもの。
主な変更点は──
◦脚部クローラーユニット、背面ブースターユニットを高出力化
◦現場での整備を容易にするため、内部構造を極力簡略化
◦部品交換を容易にするため、機体本体の素体に到るまでユニット化
◦長時間の作戦行動を可能にするため、バッテリーの高出力·高性能化
◦下半身の各関節部の強化
◦センサーカメラの高倍率化
◦熱源探知カメラの搭載
◦悪条件下での通信機能の強化
──が施されている。
・AAM-007J《獄卒·弐式 特地仕様(富田機)》
イタリカでの戦闘において使用された、富田の機体のベース機。
元は前回の任務までハイセが使用していた機体で、同一の機体でどの程度のニーズに応える事が可能かを見極めるために、敢えてライセンスを取って日の浅い富田をテストクラダーに抜擢した。
本機にはデチューンを施されている上、リミッターが再搭載されている。
後にこの機体から得られたデータを元にして、AAM-007-02J《獄卒·弐式改》が量産される事となる。
・AAM-007JS《獄卒·弐式 野戦重武装仕様》
上述の機体に重武装ユニットを装着させ、富田に合わせて調整を施されたもの。
背面に展開式のミサイルランチャー(対軽装甲車両用小型ミサイル12発、中型多弾頭誘導ミサイル4発、対戦車用ミサイル2発、合計18発)を搭載。更にランドセルには、ハイセの発案でサスペンションとクローラー付きのバイポッド型スタビライザーが装着されており、必要に合わせ展開させて、機体のバランスを保てる様になっている。
左腕には12.7㎜口径の試作アームライフル、右腕には06式小銃てき弾を射出可能なカバー付の連装擲弾射出器。両大腿部にはスモークディスチャージャーが搭載されている。
多数の火器を搭載しているために火器管制が煩雑化した上、重量増で機体出力を上げざるを得なくなったので、従来の機体よりも稼働時間が短くなっている。
・AAM-007IG
獄卒·弐式 皇居警察仕様 《橋姫》
皇居警察で採用されている要人護衛用SAA。
本来SAAは自衛隊用の装備として採用されたものだが護衛対象の関係上、皇居警察は万が一の失敗も許されないため、護衛対象を確実に守り抜くため採用を決定した。
特徴としてはカラーリングを皇居警察のものに変更し、装備もそれに準じた物(専用のリボルバーとH&K MP-5等)に変更されている。また、複合装甲を使用した専用の大型シールドも合わせて採用された。
機体コードのIGは近衛兵のImperial Guardを指す。
名前の由来は外敵の侵入を防ぐ橋の守護女神から。
・AAM-007RP
獄卒·弐式 機動隊仕様 《夜叉》
機動隊で採用されている暴徒鎮圧用SAA。
テロや犯罪が凶悪化の一途を辿っている事を受け、皇居警察に続き機動隊でもSAAの採用が決定された。
特徴は《橋姫》同様カラーリングを機動隊のものに変更し装備もそれに準じた物を採用、更に──
・現在の技術ではライオットシールドの耐弾性を上げる事が出来ないため機体本体の耐弾性を向上
・犯人が建物内に立て籠っていた事を想定して指先に装着可能なCCDカメラユニットを採用
・建物が崩落していてもスムーズな移動を可能にするウインチユニットを装着可能
──と言う様に《橋姫》とは差別化が図られている。
機体コードのRPは機動隊のRiot Policeを指す。
名前の由来は毘沙門天の従属神から。
・AAM-007-02J 《獄卒·弐式改》
現在の主力SAA「獄卒·弐式」にブラッシュアップを重ねた末に完成し、後に自衛隊の主力SAAとなる機体。
次世代量産型の試作機として
そこで、現主力機の「獄卒·弐式」を基本スペック·量産性·整備性·現場での稼働率を向上させる方向に改修する計画が立案され、実行される流れとなる。
特地における「獄卒·弐式」の仕様変更と一般隊員による特地でのSAA運用データ、更に3偵で運用されていた同一の機体でリミッターをカットした状態と再搭載した状態で運用したという事実から改修の方向性が決定。
スペック面では一般隊員では扱えないほどピーキーにした上で
これによりクラダーの力量に合わせてリミッターを調整する事でライセンスを取得して間もない新人からハイスペックな機体を好むベテランまで幅広いニーズに応える安定した運用を可能とする機体が完成し、パーツのユニット化で前線での運用効率·稼働率共に向上したため現場の隊員たちにも好評であった。
後にこの形がSAAの機体構造のスタンダードとなり、この機体が主力SAAとして自衛隊に採用される事となる。
・AAM-007-02JSγ《獄卒·弐式改 重駆逐仕様》
獄卒·弐式改の装備バリエーションの1つで「単騎で中隊規模の敵を殲滅する」というコンセプトから採用された強襲用重武装SAA。
背部ランドセルに多数のミサイルランチャーが搭載され、左前腕部にグレネードマシンガン、右前腕部に12.7㎜重機関銃が装備され、全身に爆発反応装甲が増設されている。そのためSAA単騎で部隊規模を殲滅する火力と多少の攻撃にはびくともしない重装甲を誇る。
また外付け式のクローラーユニットを下駄の様に両足ヘ取り付ける事で、短時間かつ直線的ながら高速移動を可能としている。
その火力により局地における強襲·殲滅戦で圧倒的な力を発揮するが、従来の機体より大容量のバッテリーを採用しているにもかかわらず、その重武装を運用するための機体出力と多数の武器を有する故の煩雑な火器管制にリソースの大部分を割いているために稼働時間は極めて短い。
・XAA-008シリーズ 《
AAM-007Jシリーズの設計とデータを基に『素体』の基本性能及び追従性の向上を目的とした試作機群。
AAM-007Jと同様のハードポイントを設けており、更に幾つかの試作兵装を試験的に採用している。
・XAA-008 《鬼神》
次世代量産型SAAの試作機。
銀座事件が起きる前に予定していた模擬戦は、この機体の運用試験も兼ねていた。しかし『門』の出現を始めとする緊急事態に伴い、急遽実戦投入される事となる。
獄卒·弐式と同様に機体各部にハードポイントを持ち、更に複数の補助兵装も試験的に運用されている。
機体コードのXナンバーは試作機である事を指し、獄卒·弐式のMナンバーはMass production model(量産型)である事を、Jは自衛隊の制式採用機である事を指す。
更に機体の仕様とチューンナップの方向次第で機動性重視ならば機体コードの末尾にRを、重装甲·火力重視ならばSを付ける。
名前の由来は目に見えず耳に聞こえないが超人的な力を持つ神から。
・XAA-008《鬼神(ハイセ機)》
イタリカでの戦闘において使用された、ハイセの機体。
図らずも、ハイセたちが銀座事件で本機を実戦投入したため、(主に白兵戦の)実戦データが大量に蓄積される事となった。そのため、戦闘後に実機とデータを全て回収、問題点を洗い出し、再調整が施された。
本機は特地で最終調整を行う際、ハイセの要望で銀座事件の時と仕様が変更されている。
主に追従性を向上させる方向でチューンナップを施されており、銀座事件の時の武装を幾つか取り外した。更にバイタルパート以外の装甲を排除、もしくは小型化する事で機体を軽量化(装甲を外されフレームが剥き出しになっている部分は、防刃繊維が巻き付けられている)。機動性を向上させるのみならず、パワーウエイトレシオをも向上させた。
イタリカでの任務で、ハイセが機体に搭載していた武装は以下の通りである。
◦高周波ブレード《ユキヒラ》
◦新型 9㎜機関拳銃(予備マガジン×10個)
◦高周波ダガー(替刃×10枚)
◦カールグスタフ(携行武器)
今後、必要に応じて追記していくと思います
※2021.1.3 XAA-001、004、007、008
AAM-005J、006J、007J、
XPL-01の解説を追記しました
※2021.1.16 AAM-007IG、007RPの解説を追記しました
※2021.3.22 XAA-004-02β、
XAA-006R、006S、006FRec、
AAM-006J、XAA-007
の解説を追記しました
※2022.7.26 AAM-007J、007JS、
AAM-007-02J、007-02JSγ
PLM-01J、XAA-008
の解説を追記しました