ゲートSAA彼の地にて斯く戦えり   作:素面ライダー

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 最近はコロナだオリンピックだと政府のグダグダぶりにあきれ返る毎日……総理が病気のために立ち上げた臨時政権だから仕方がない、と言われればそれまでなのですが……

 どうせ無観客になる試合は避けられないんだから、いっそ客席を遊ばせておかずに、組み立て式のデカいオーロラビジョンを複数設置して、新たな広告件をネットオークションに売り出すとか、参加選手の家族·関係者のメッセージビデオを流すとか、Twitterのメッセージを流すとか、ソフ○バンクの広告料代わりにペッ○ーくん応援団を設置するとか……いろいろやり様があると思うんですけどねぇ……

 今回は、アルヌスに帰還後の伊丹たちのやり取りです……胃に穴が開きそうな人が何人かいます……御愁傷様……

 それでは、本編スタート!
 


アルヌス避難民キャンプより
アルヌス駐屯地にて


 

 炎龍との遭遇戦より3日後……

 

 アルヌス駐屯地 特地派遣部隊司令部

 

 第五戦闘団隷下 深部偵察隊オフィス

 

「だっ……だっ……」

 

 檜垣三佐は声を震わせつつ、窓の外に目を向ける。そこでは伊丹が連れて戻ってきた避難民たちが、物珍しそうに駐屯地内部を見回している。

 

 特地側の『門』周辺では、駐屯地の建物建設が急ピッチで進められていた。あちこちに建設中の建物が見られるものの、施設は八割方完成している。

 

 避難民たちは特地では見られない建物や様々な建設機器類に驚いた顔で目を向けていた。

 

「誰が連れて来ていいと言った!!」

 

「あれ?…連れて来ちゃ不味かったですか?」

 

 執務室に檜垣の怒鳴り声が響くも、伊丹は涼しい顔ですっとぼける。

 

 はぁ~~……と、檜垣は深くため息をつき……

 

「とりあえず、武装を解いて待機していたまえ。陸将に報告して来る……」

 

 ……と組織人らしく「報・連・相」を行うために、上官ヘ報告に行く。

 

 その顔と背中には、しがない中間管理職の哀愁が漂っていた。

 


 

 同 司令本部 総監専用執務室

 

「狭間陸将、偵察隊の一次報告が纏まりました」

 

「おう」

 

 執務室に入室してきた幕僚……柳田(やなぎだ) (あきら)二等陸尉の呼びかけに、狭間が気さくに応える。

 

「で…どうだ、何かわかったか?」

 

「ハッ、言語の問題はあるものの、各隊平穏な一次接触ができたとの事です。接触したのは「人間」タイプが居住する農村がほとんどです」

 

 柳田はそう言って、手に持っていた資料の束を狭間に差し出して続ける。

 

「集落の産業はほとんど農林業といった第一次産業で、各村は「村長」によってまとめられていますが、国としての政治体制はまだ不明です。生産品と流通している物品は、今渡した報告書をご覧ください」

 

「その村長が、どのような方法で選ばれているかだな……それがわかれば、この国が民主制か君主制かが判明するだろう」

 

 狭間が渡された報告書に目を通しながら呟く。

 

「住民を何人かこちらに招ければいいのですが……」

 

「意思疎通がまだ十分うまくいかない、今の段階ではまずくないか?後々、拉致だの強制連行だのと言われると困るだろう……」

 

「その事なのですが……伊丹の隊がコダ村の避難民を護送してきています」

 

「ああ、あのドラゴンが出てきたという……」

 

 3偵から遭遇戦の報告と、炎龍の腕の回収要請を受けたのが3日ほど前の事である。

 

 編制した特務部隊がアルヌスに帰還した際、チヌークの機体に吊り下げられた炎龍の腕を日本の研究機関に送った事はまだ狭間たちの記憶に新しい。

 

 回収された炎龍の腕を見て、その大きさから炎龍の全体像とその巨体がおぼろげながら想像できたので、()()が出てきたぐらいで村を捨てるとはずいぶん大げさだな…といった考えを改めていた。

 

「その避難民を受け入れる、というのはどうでしょう?避難民の受け入れという形ならば、必要な措置として内外に説明が可能です」

 

「なるほど……いいんじゃないか?」

 

 狭間はニヤリと笑い、そう言ったのであった。

 


 

「………というわけで、人道上の観点から避難民の収容を許可する!伊丹二尉は、避難民の保護·観察を行うように!」

 

 檜垣は苦虫を噛み潰したような顔で、怒鳴りつけたいのを必死に抑えつつそう言った。

 

 その前に小一時間ほど伊丹にくどくどと嫌味やお説教を続けていたのだが、当の本人は右から左へと聞き流していて全くと言っていいほど懲りてなかった事を腹に据えかねている様子であった。

 

「はぁ……了解です。それでは失礼しました~」

 

 そして伊丹は、いかにも「はー、やっと終わった」といった空気を醸し出して退室した。

 

「要は、俺が面倒見ろって事か……」

 

 伊丹の言うように、避難民の保護·収容に際して発生する諸手続きを伊丹が請け負う……というのが、彼の独断専行を不問にする条件であった。

 

(糧食班に戦闘糧食(レーション)分けてもらって、施設課でテントの手配……書類面倒くせぇ~……)

 

 などと考えて、出来立ての隊舎の廊下を歩く。

 

「伊丹さん、どうでしたか?……って、その様子だと面倒な交換条件を出された様ですね」

 

 そこへSAAを格納庫に返却に行っていた、ハイセが声をかけた。伊丹の様子を見て、避難民の保護に厄介な条件を付けられた事をすぐに察する。

 

「察しがいいな、ハイセ……というわけで……」

 

「それは伊丹さんが受けた条件ですよね?なし崩しに僕へ書類仕事を押し付けないで下さいよ」

 

 ハイセはそれなりに伊丹との付き合いがあるので、先回りして彼の魂胆を回避しようとする。

 

「固いこと言うなよ、ハイセ~。俺とお前の仲じゃないか~」

 

「こういう時だけ、都合のいいこと言わないで下さいよ……」

 

 そうして、伊丹とハイセが不毛な仕事の押し付け合いをしていると……

 

「よう、伊丹に佐々木」

 

 ……横からいきなり声をかけられた。

 

 ピタッ!

 

 2人が押し付け合いを止めて振り向くと、そこには火の点いた煙草を片手に柳田が立っている。その表情には薄ら笑いが浮かんでいた。

 

「ほら伊丹さん、ちょうどいいから柳田二尉にやってもらいましょうよ……」

 

「おお!それはいい考えじゃないか!」

 

「オイ!どさくさ紛れに、俺に仕事を押し付けようとすんな!」

 

 これ幸いと仕事を押し付けようとする2人に、柳田は思わずツッコミを入れる。

 

 伊丹はもちろんの事、ハイセもけっこーいい性格をしているよーである。

 

「はぁ……まあいい。2人とも、ちょっと付き合え。言っとくが、拒否権は無いぞ」

 

 グシャ…グリグリ……

 

 先ほどの仕返しなのか、有無を言わせぬ口調で柳田は2人に言い、手元の煙草を煙缶に押し付けてから階段へ歩き始めた。

 


 

 伊丹たち2人は、柳田に促され隊舎の屋上にある物干場に移動していた。

 

「お前さんたち、わざとだろう?」

 

「「何がです(か)?」」

 

 伊丹とハイセは揃ってすっとぼける。

 

「とぼけんなって。定時連絡だけは欠かさなかったお前たちが、ドラゴンを撃退後に突然の通信不良……大方、避難民を放り出せ、と言われると思ったんだろう?」

 

「いや、磁気嵐やら電離層のせいじゃ?」

 

「そうですね、ここは異世界だから突然()()()()()()が起こっても不思議じゃないんじゃないですか?」

 

 柳田の追及に2人は変わらずすっとぼける。

 

「フン、韜晦(とうかい)しやがって……尻拭いする裏方の身にもなれ」

 

「いずれ精神的にお返ししますよ」

 

「大いに足りんね」

 

 ゴソゴソ……

 

 柳田はそう言って、懐から煙草の箱を出す。

 

「いいか、2人とも。特地(ここ)は宝の山だ」

 

 カチッ!シュボッ!

 

 そして、新しい煙草を咥えて火を点けた。

 

「公害や汚れのない手付かずの自然、そして世界経済をひっくり返しかねない膨大な地下資源、おまけに文明格差は中世と現代並み…そんな世界との唯一の接点が日本に開いた」

 

 フーーー……

 

 言いながら、柳田は紫煙をくゆらせる。

 

「なぁ……永田町の連中は知りたがってるんだ。アメリカはともかく、中露……世界の半分を敵に回すほどの価値が特地(ここ)にあるのかを……」

 

「その価値があったら?」

 

「わかるだろ?世界は持っている者が勝者だ」

 

 柳田は煙草を吹かしながら、できたばかりの物干場の手すりにもたれかかる。

 

「極端な話、日本が世界中から縁を切られても、特地(ここ)だけあればやっていけるかって事だ」

 

「……柳田さん、あんたが愛国者だって言うのはわかった。だけどピンとこないんだよ……連れて来た子供と世界情勢の関わりが」

 

 伊丹は柳田の思惑を測りかねて尋ねる。

 

「お前らは、ここの住民と信頼関係を結んだ。他の偵察隊がやってきた事といえば、ここの生活様式に物品をちょっと調べあげ、単語帳の語彙を少し増やしただけだ。それも重要な事には違いないがな」

 

「子供に聞くんですか?「金銀財宝がどこにあるの?」って……教育制度の整ってない、この世界の子供に聞いたところでわかるとは思えませんよ?」

 

 柳田の言い草にハイセは反論した。

 

「知っている人間を探して、情報を得られるだろう?お前らはそれに最も近い位置にいる……これは絶対的な要素だ」

 

「柳田、もうその辺にしておけ」

 

 突如響いた声に3人が振り向くと、そこには伊丹と同年代の自衛官が立っていた。

 

富良(ふら)さん?どうしてここに……」

 

「煙草を吸おうと外に出ようとしたら、お前らが屋上に行くところが見えてよ……ちょうど、佐々木にも用事があったしな……」

 

 ハイセの質問に自衛官……富良 太志(たいし)一等陸尉が答える。

 

「ま、とにかくだ……近々、お前らには大幅な自由行動が許可される。だが、最終的な目的は一つだって事を忘れるなよ?」

 

「ったく……たまらんね。柳田さん、あんたセコいよ」

 

「そういう仕事だ。今まで税金でのんびりしてきた分、しっかり働いてもらうぜ」

 

 柳田はそう言って、手に持っていた煙草を捨ててこの場から立ち去った。

 

「……そういえば富良さん、何か用事があったんじゃないですか?」

 

「ああ、そうそう。真戸から伝言だ「帰ってきたら、すぐに教導隊の事務室に出頭してこい」と」

 

「アキラさんが?」

 

「例のドラゴンとの遭遇戦でレールガンを使ったろ?その件が防衛装備庁の研究室まで届いて、地行(ちぎょう)博士が特地(こっち)に来てんだ。その時の話を直接聞きたいそうだ」

 

「わかりました。すぐに出頭してきます!」

 

 ハイセはそう言うと、そのまま屋上から移動して行った。

 

「……あれ?逃げられた?」

 

「……お前、佐々木に仕事を押し付けようとしてたな?」

 

 相変わらずの伊丹に、富良は呆れた顔でツッコミを入れるのであった。

 


 

 オマケ

 

 炎龍との遭遇戦より12時間後

 

 アルヌスより北東約百数十㎞空域

 

 バラララララララ………

 

 特地の上空に爆音を響かせて編隊飛行している複数の影があった。その数5機。

 

 陸上自衛隊の大型輸送ヘリCH-47JA(チヌーク)3機と、護衛の対戦車攻撃ヘリAH-1S(コブラ)2機である。

 

 チヌークの1機には懸吊作業用の機材一式が搭載され、作業要員が10名前後搭乗しており、残りの2機にはSAAを着装の上で完全武装した普通科隊員一個小隊約30名が分乗している。

 

 現在彼らは「とある任務」のために、ヘリで移動している最中である。

 

「もうじき、3RCN(第3偵察隊のコールサイン)の指定したポイントへ到着します!」

 

 先行しているコブラに搭乗しているヘリパイロットから報告が入り、彼らは緊張に包まれる。

 

 12時間前に3偵から司令部に連絡があり、彼らはその際に急遽編制された特殊任務部隊である。彼らの任務は、その連絡の中で要請された現地資材の回収であった。

 

 未知の領域での任務に加え、深部偵察隊のうち一隊が、任務早々に武装勢力の残党と思しき集団に襲撃されたという話も聞かされていたため、現地へ向かう隊員たちの表情は硬い。

 

「ッ!ビーコンキャッチ!3RCNの報告にあったパターンと一致!」

 

 先頭を飛ぶチヌークのコ·パイロットが叫んだ。

 

「全機、高度150まで降下!周辺空域及び地上の敵武装勢力への警戒を厳とせよ!」

 

 彼らを率いる幹部自衛官が、回収目標を目視で確認するため高度を下げる様に指示する。

 

 そしてしばらく飛んでから、彼らは目的の物を発見した。報告で聞いてはいたものの、その大きさに度肝を抜かされる。

 

「「「「「……………………ッ!」」」」」

 

 回収要請のあった現地資材……3偵が交戦の際に吹き飛ばした炎龍の左腕を目の当たりにして、その場にいる隊員たちは絶句する。

 

 それは、自分たちが異世界へと派遣されていることを再認識させるに十分な代物であった。

 

「シッパー全機、着陸態勢!リンカルス1は着陸地点(ランディング·ポイント)周辺を、リンカルス2は引き続き周辺空域を警戒!」

 

 幹部自衛官……千之(ちの) (むつみ)二等陸佐は矢継ぎ早に指示を飛ばし、チヌーク3機が着陸態勢に入る。

 

 まずは普通科隊員を載せた2機が先に着陸して地上で周囲の警戒を行い、次いで最後の1機が着陸して作業要員が調査を行い、ヘリでの搬送が可能であればそのまま回収作業を行う手筈だ。

 

 ガシュン!ガシュン!ズンッ!

 

「ではミーティングで言った通り、8名ずつ4班に別れて警戒にあたれ!仮に武装勢力を見かけても、先に発砲する事は禁ずる!発砲は正当防衛による反撃のみに留めろ!」

 

 チヌークから降りた小隊長の田井中(たいなか) 寛和(ひろかず)一等陸尉は、そう言って小隊を展開させた。

 

 ガラゴロガラゴロ………

 

 そして、3機目のチヌークから作業要員が大ぶりな平台車とロープで“あるもの”を引っ張り出すと……

 

 ヴォン…ズンッ!ズンッ!ズンッ!

 

 ……平台車に載せられて起動待機状態だった“あるもの”………PLM-01J「如意白衣(にょいびゃくえ)」が人間でいう体育座りの状態から地上で立ち上がる。

 

 次いで他の作業要員が、機内から種々様々なスリングロープを取り出して最適な長さと強度の物を選定していた。炎龍の腕のおおよその重量測定や測量も合わせて行う。

 

「どうですか?」

 

 千之が作業員に尋ねる。

 

「……正確な重量までは機材が無いのでわかりませんが、パワーローダーで対象が持ち上がる事を考えると、バランスの問題はありますが、チヌークでの運搬は可能だと思います。もし懸吊しての運搬に無理が生じる様ならば、運搬用の車両を司令部に要請すればよいかと……」

 

「わかりました。周辺の安全確保は我々に任せて、事故を起こさない様、焦らずに作業にかかってください」

 

 千之はそう言って、司令部への報告のためにチヌークへと戻って行った。そこへ、田井中が走り寄ってくる。

 

「千之二佐!部隊の展開、完了しました!」

 

「田井中一尉、ご苦労様です!ここは敵対勢力の勢力圏内だから、くれぐれも気を抜かない様に!」

 

「了解です!……しかし、3偵は発信器の設置だけをして、現在は一体どこで何をやっているのでしょうか……」

 

「?……何とは?敵勢力圏内で1ヵ所に留まるのは危険だから、アルヌスに帰還する……と、連絡があったはずですが……」

 

「……その連絡の後で、突如音信不通になっているのです……()()()の事ですから、()()問題を持ち込んで来るのではないかと……」

 

 田井中は悪い予感を抱え、苦虫を噛み潰したような表情を浮かべる。

 

「仮にそうだとしても問題ないと思いますよ。少なくとも「人として」はね……」

 

「確かに、奴は人として倫理に背く様な問題こそ起こしませんが、組織人としては大問題です……」

 

「だが、組織人として愚直であったがために、人として倫理に背く真似をせざるを得ない事はいくらでもあります。もしそうなった時、私には自衛官を続ける自信がありません。なるべく、そういった事態になる事は避けていますが……」

 

「しかし事情はどうあれ、こうも規律違反を起こされてばかりいては……」

 

「そのために我々の様な「常識的な組織人」が必要なんです。我々が釘を刺しておけば組織としての面子も保てますから……もっとも「頭の固いお役人」というレッテルを貼られる事は避けられませんがね……」

 

「……損な役回り(貧乏くじ)ですね……」

 

「まあ、最終的に判断を下すのは狭間陸将です。あの方ならば、悪いようにする事はないでしょう……我々にとっても彼にとってもね」

 

 千之はそう言うと、チヌークの中へと歩いて行った。

 

 田井中は真面目に職務をこなしているにも関わらず、悪評を被らなければならない不条理を噛みしめつつ、自らの職務を忠実にこなしていくのであった。

 


 

 兵器解説

 

・PLM-01J 如意白衣(ver.3)

 

 自衛隊にて開発された作業用重機。

 

 先進個人装備開発計画の初期案であるパワーローダーを作業用に改修したものである。

 

 もともとはこの形で開発が進められていたのだが、普通科隊員とほぼ同サイズにまでダウンサイジングして、重装甲·重武装を施す方向へ開発の方針がシフトしたために、外骨格部のパワーアシスト機能の研究用に転用され、データを取り終えた後にSAA開発の囮にするため作業用に改修された後、一般へと大々的に発表された。

 

 SAAの開発が進む度にその技術が取り入れられ、ブラッシュアップが施されている。

 

 両腕はアタッチメント式になっており、作業に応じて付け替える事ができる。

 

 外観のイメージはFF6の魔導アーマーにグラップルアームとキャノピーを取り付けたもの。

 




 
 暑い……一応、緊急事態宣言は解除されたものの、コロナ禍の自粛ムードで休みは家でグダってる有り様……あ~アイスがうめぇ~……

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