ゲートSAA彼の地にて斯く戦えり   作:素面ライダー

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 以前患っていたうつ病が再び頭をもたげ始めて、日常生活にまで影響が出始めてるので、懐に余裕が出来たら再び療養に専念したいと思っている今日この頃……。

 最近買い物に行けなかったり、仕事が上手くいかなかったりと悪い出来事には事欠かないのに、いい出来事が全く無いというのはなんとも………。

 え~それでは本編スタートッス……。

 ……ああ…長期休暇が欲しいッス……。
 


~眼帯マスクの青年~ (6)

    

 亜門(あもん)一尉(当時)の報告書より抜粋

 

 間の悪いことに篠原一佐の方でも戦闘が起こっているらしく応援要請があったものの、こちらも手一杯なので「片付き次第応援へ向かう」としか言えなかった。

 

 私の頭の中に“人体実験”と言う言葉がよぎる。

 

 もしや、この屋敷を買い取った嘉納と言う男は、私が想像する以上におぞましい事をここで行っているのではないか?

 

 この異形の人型(以下実験体)を見ていれば、そう考えずにはいられない。

 


 

 「クロッ!!」

 

 「大丈夫ッ!治るッ!!」

 

 彼女達も青年と同様に“神代(かみしろ) 利世(りぜ)”の臓器………正確には亜神の“核”を司る部分の細胞である………を移植された実験体だった。

 

 だが身体能力と再生能力の向上比率が青年に劣っていた上に、肉体の再生に限界があった事が判明したため、嘉納(かのう)には“失敗作”と見なされていた………それでも、彼にとっては貴重な手駒である事に違いはないため、重宝されているが。

 

 「治る?」

 

 ジューゾーは小馬鹿にした様に、嗤いながらそう言いつつ……

 

 「間に合いますかあ?」

 

 ……機体各部の収納ラックから、無数の“サソリ”を複数本同時に取り出して構える。

 

 ストトト…ドスドスドス…

 

 「ぎッ……あッ……!!…ガハッッ!!」

 

 「いたい?あと45回たのしんでください……がんばってくすねたんですよ~。」

 

 ザシュザシュ…ドシュドシュドシュ…

 

 「ガアァッ!!……かッ!……アアアッ!!」

 

 ジューゾーはまるで家畜を解体するかの様に“サソリ”をクロに突き立て、肉を抉り、身体を斬り付けていく。

 

 「そ~れぇ!」

 

 ドスドスドス…ザシュッ!

 

 「かッ!……くッ!……カハッ!!」

 

 ドシャッ!!

 

 「クロッ!!」

 

 再生が追い付かないほど何度もナイフで斬り付けられ、とうとうクロは倒れた。

 

 「亜門さんや篠原(しのはら)さんの任務にくっついて、テロリストもけっこー殺してきましたからね~。大体どこを壊せばちゃんと壊れるか、わかるんですよ。」 

 

 右手でナイフをハンドスピナーの様に(もてあそ)びながら、ジューゾーは言い放つ。

 

 「つぎはクロナの“大事なモノ”を壊します。」

 

 (これが…(れい)…か…ハエや……ゴキブリを…潰す…みたいに……本当に……容赦…ない……)

 

 クロは自分とジューゾーとの実力差………というより価値観の差を思い知らされる。

 

 (……きっと…あいつにとって……私達は…簡単に潰せる……蟻みたいな…ものなのだろう……こんな奴に……)

 

 クロが感じる様に、ジューゾーには“良心の呵責”が全く感じられなかった。だからこそ害虫を潰す様に、平然と他人を傷付ける事が出来るのだろう。

 

 「玲ッ!!」

 

 シロがクロを助けるために、ジューゾーに飛び掛かって行くが……

 

 「シロッ!駄目ッ!!」

 

 ……ジューゾーはシロの死角になる様に、巧みに身体で隠しながら13,sジェイソンの柄を足に引っ掛けていた。

 

 クロがジューゾーの目論見に感付いて、シロに警告するが……

 

 クルンッ!パシッ!

 

 ……ジューゾーは足で13,sジェイソンを跳ね上げ、空中でキャッチし……

 

 「はい…“クロナの大事なモノ()”~~!」

 

 ゾンッ!

 

 ……シロを逆袈裟に斬り裂いた。

 

 「あ……か…ッ!…ゲはッ!!」

 

 両断には到っていないが、再生能力の限界を越えるほどの深手である。

 

 「ナシロッ!!」

 

 「かは…ッ!……か……」

 

 ドサッ!!

 

 そのままシロはうつ伏せに倒れた。

 

 ピーッ!ピーッ!

 

 「つぎ~クロナ~…」

 

 (どうする?……仇を討つ?……でも、このままじゃシロが………)

 

 クロはこの場でジューゾーを討つか、シロを助けるかを悩むが……

 

 ピーッ!ピーッ!

 

 「ッ!!パパなら……パパなら治せる!探さなきゃッ!!」

 

 バッ!ダダッ!!

 

 クロはシロを抱えて、嘉納の元へ全速力で走って行った。ジューゾーは後を追おうとするが……

 

 ピーーーッ!ガシュウゥゥゥゥ……

 

 『機体が耐熱限界を越えました。機体を緊急停止、続けて強制冷却を開始します。再起動(リブート)まであと………』

 

 「あ~……もう止まっちゃったですか?相変わらず、全開で動ける時間が短いですねえコレは……」

 

 ……機体がオーバーヒートになる寸前で、リミッターが作動し強制停止する。

 

 「せめて2時間は全開で動ける様にしないと、実戦では続けて使えないですコレは………」

 

 いつ敵が襲ってくるかわからない状況で、ジューゾーは呑気に機体の感想を述べていた。

 


 

 一方、その頃……

 

 青年と篠原の戦闘は膠着状態に陥っていた。

 

 青年のマシンガンの様な打撃の嵐を小回りの利きにくいはずの“オニヤマダ”で捌き、篠原が隙を見て攻撃しては青年がそれを躱す……という事を何度も繰り返していた。

 

 どのような形でどんな攻撃を仕掛けても、ことごとく捌かれているという事実に、青年は次第に焦りを募らせていく一方で、篠原は到って冷静であった。

 

 篠原の強みはその“しぶとさ”にある。

 

 今までどのような苛烈な猛攻も最後まで凌ぎきり、数少ない相手のわずかな隙から勝機を掴み取って来た。

 

 数多くの死線をくぐり抜ける中、派手さは無くともそうやって堅実確実に経験と実績を重ねて今の強さを身に付けていった彼は、いつしか隊内で“不屈のシノハラ”と呼ばれる様になっていたのである。

 

 痺れを切らした青年は「このままでは埒が明かない」と考え勝負を賭ける。だが遮二無二に大振りの攻撃を仕掛けるのではなく……

 

 「このッ!!」

 

 ドガガガッ!!

 

 ……三角跳びで篠原の頭上から攻撃を仕掛け、“オニヤマダ”を頭上に掲げて持ち上げさせる様に誘導し……

 

 バッ!……スタッ!

 

 ……“オニヤマダ”を振り下ろすのに丁度いい間合いへ着地して敢えて隙を作り……

 

 「隙ありッ!!」

 

 ブォンッ!!ガキィィィンッ!!

 

 ……振り下ろしの一撃を誘い、青年はその一撃をバックステップで躱す……

 

 「今だッ!!」

 

 ダッ!…ストッ!

 

 「ッ!!」

 

 ……そして青年は再び跳び上がり“オニヤマダ”の上に着地して押さえつけ……

 

 「もらったッ!!」

 

 ブオッ!!

 

 ……篠原のこめかみ目掛けて右の回し蹴りを放つ………気絶させる事が目的なので手加減している。

 

 しかし……

 

 (……大したものだ………だがねッ!!)

 

 「フレームIVッ!解除ッ!!」

 

 『コマンドを確認。リミッターをフレームIVまで解除します。起動限界まであと……』

 

 篠原は“アラタ”のリミッターを、自身が制御出来るギリギリまで開放する。

 

 (こちとらカミさんとチビどもに、まだまだ家族サービスせにゃならんのよッ!!)

 

 パッ!……カラ…ン…

 

 「ッ!?」

 

 ……そしてなんと篠原は“オニヤマダ”を手放し、スウェーバックで蹴りを躱す。

 

 更に……

 

 「ふんッ!!」

 

 ドゴォッ!!

 

 ……突然の事でバランスを崩した青年へ、篠原は強烈なショルダータックルをぶちかます。

 

 「ガ……ッ!!」

 

 青年はたまらず吹っ飛ばされたが、体操技で言うところのハンドスプリングと空中ひねりで体勢を整えて着地しようとする。

 

 (……赦せとは言わない……)

 

 だが、篠原はその隙を逃さず“オニヤマダ”を拾って、青年との間合いを一気に詰めた。

 

 そして……

 

 (……せめて、苦しまずにッ!!)

 

 ザシュッ!!

 

 「……あッ……カハッ!………ガッ!!」

 

 ……“オニヤマダ”でがら空きになったボディへ斬り付け、青年は本来ならば致命傷となるほどの深手を負う。

 

 (やったか?)

 

 ウジュル…ズグググググ…ジュクジュク……

 

 「ガッ………アアアアァッ!!」

 

 「ッ!!何だッ!?」

 

 しかし突如凄まじい勢いで斬り裂かれた青年の腹部が再生し始めたかと思えば、彼は頭を抱えて苦しみだす……

 

 「ああアアアアァッ!!」

 

 ダッ!ババッ!ガキィッ!!

 

 「くッ!?」

 

 ……そして、先ほどまでとは比べ物にならないスピードで、篠原に攻撃を仕掛ける。

 

 篠原はそれを“オニヤマダ”で辛うじて防いだ。

 

 「……頭も身体も……ああ、スッキリ……」

 

 「ッ!?」

 

 青年の口から出てきたその声は、先ほどまでの青年のそれではなく、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 バッ!ザザッ!

 

 2人は互いにバックステップで距離を取る。

 

 「重たくて仕方ないもの…あんなの野蛮よ、(わたし)にふさわしくない……」

 

 (これは一体どういう事だ?…アイツに何が起こっている?)

 

 先ほどの攻撃といい、今の様子といい眼前にいる青年の身体を持つ“何か”には、先ほどまでの青年の意思が全く感じられなかった。

 

 それはまるで得体の知れない何者かが、青年の身体の乗っ取って動かしているかの様である。

 

 ダダッ!バババババ……

 

 そして“彼”は先ほど同様、瞬きすする事すら許されないほどの常識はずれなスピードで、縦横無尽に駆け回る。

 

 篠原はその動きに予測が全くつかない。動きがデタラメな上、単純な早さも先ほどより遥かに上回っているためだ。

 

 ガッ!ギャリッ!ドガガッ!ズガッ!

 

 先ほどまでとは比べ物にならないほどの勢いと容赦の無さで、篠原は猛攻を受け続けていた。

 


 

 一方……月山(つきやま)とイチミ達は途中現れる実験体を屠りつつ、四方(よも)の教えられた方向へ施設内を進んでいた。

 

 「ッたく……嘉納の奴、どんだけ人体実験を繰り返してんだ?」

 

 サンテの言う様に、彼らは既に数えるのが馬鹿らしくなるほど実験体と交戦していた。

 

 今現在も3体の実験体が行く手を阻んでいる。

 

 スパンッ!!

 

 「愚痴をこぼしたところで、相手の数は減らないよムッシュ。」

 

 実験体の首を撥ねながら、月山は言う。

 

 「日本国内でも毎年8万人以上……都道府県別に平均すると2千人近くの人間が行方不明になっている。おそらくこの施設にいる被験者はせいぜい数百人……日本で行方知れずになった人間のほんの一部だよ。」

 

 更に言えば、月山の言っている人数はあくまでも“失踪届等の届け出が出た人数”でしかなく、実際には更に多くの人間が行方知れずになっているのである。

 

 「君たちが気にかけているのは、ムッシュ·バンジョイの事じゃないかい?」

 

 「……ええ…この状況で、バンジョーさんが無事なのかどうか……」

 

 「バンジョイ君とて愚かではない。理由も無く、敵わない相手に挑んだりはしないさ。リスクしか無いのであれば退くぐらいの知恵はあるだろう。」

 

 「…………」

 

 「彼も目的の場所は同じだ……今はとにかく先へ進むしかない。」

 

 「……ッスね……」

 

 それからしばらく彼らは無言で通路を進む。

 

 「ッ!!……クソッ!またコイツらか!?ッたく、次から次から……」

 

 そして、進んだ先で聞き覚えのある声が聞こえた。

 

 「バンジョーさんッ!!」

 

 「ッ!?お前ら!?」

 

 イチミ達は声の主の元へ即座に駆け寄り、実験体の群れを駆逐していった。

 


 

 一方……亜門達は……

 

 「手間取った!急ぐぞッ!!」

 

 「言われなくともだ。」

 

 ……貯水施設に現れた実験体の掃討を終え、篠原達の援護へ向かっていた。

 

 (頼む……間に合ってくれッ!!)

 

 所々に現れる実験体を屠りながら、亜門は篠原の元へ急ぐ。その脳裏にあるのは、かつての上官であり相棒であった真戸(まど)一尉が重傷を負って倒れ付していた場面だ。

 

 かつて亜門は真戸とバディを組み、テロリストの調査に当たっていた。

 

 当時、真戸と別行動をとっていた亜門は「テロリストの容疑がある人物が仕掛けたエサに食いついた。所定の場所へ追い詰める。」との連絡を受け、自分もその現場へ向かう途中で、彼が「眼帯」と呼ぶテロリストの足止めを食らい到着が遅れた。その後、彼が現場に到着した時に見たものは、右手と左足を切断され倒れ付した真戸の姿だった。

 

 一命を取り留めたものの、その時の怪我が元で真戸は前線へ復帰する事が不可能となった。

 

 『あの時に間に合っていれば……』

 

 それ以来、亜門はその時の後悔にずっと囚われていたのである。

 

 篠原が進んでいた通路をしばらく辿って行くと……

 

 「ッ!?」

 

 ……通路の先にあった空間にある貯水タンクの裏側に、黒い外套を羽織った少女と思しき人影を見つけた。

 

 (……?誰だ?)

 

 その人影も亜門の気配に気付き顔を向け、まるで思いがけず知人に会った様な驚愕した様子を見せる。

 

 「ッ!?安久(やすひさ)ッ!?」

 

 亜門もその顔に見覚えがあった。

 

 かつて亜門が専門付属高校(アカデミージュニア)に臨時講師として赴いた時の教え子の1人であった安久 黒奈(くろな)である。

 

 双子の妹共々、熱心に講義に聞き入り授業の後にも質問を続けて来た彼女達の事を、亜門はよく覚えていたのだ。

 

 だが、彼女は亜門の姿を認めた瞬間……

 

 「ッ!待っ……!」

 

 ……施設の奥へと一目散に駆けて行った。

 

 (どういう事だ?……何故、安久がここに……?)

 

 「亜門一尉ッ!この先に通路が!」

 

 駒門の声で、亜門は意識を現実に引き戻される。

 

 「分かりました!行きましょう!」

 

 そう言って、亜門達は発見した通路を先に進んで行った。

 


 

 (この施設に入った時から…胸騒ぎはしていた……)

 

 駒門が発見した通路を進みつつ、亜門は思索する。

 

 (人体実験の痕跡といい、この施設といい……ここで嘉納は何をしていた?……それに、この施設の規模……嘉納が1人で用意したものとは到底思えない……)

 

 そして、通路を進んだ先で広大な部屋に出ていた。

 

 「ここは……?」

 

 「分からん……何かの実験施設の様だが……」

 

 亜門達が部屋の出入口付近で周囲を警戒していると……

 

 「ッ!亜門一尉ッ?」

 

 ……部屋の若干奥側……広大なスペースに繋がる方向から声が聞こえた。

 

 「ッ!?磯山さん?車谷さん?」

 

 「……た…助かった…か、分からないけど……」

 

 篠原と行動していた磯山と車谷が揃って倒れていた。

 

 着装しているSAAが機能不全を起こしているのか、2人とも起き上がれずにいる。

 

 カチッ!プシュゥゥーッ!

 

 「一体、何があったんですか?篠原一佐は?」

 

 強制脱着スイッチを押して、2人を助け起こしながら亜門は尋ねる。

 

 「……すまない…我々の実力では、もう……」

 

 「…!?」

 

 その様子から事態の深刻さを予測しつつ、亜門が更に状況を聞き出そうとしたとき……

 

 「……グ……うウゥ……アアアアァッ!!」

 

 「ッ!?」

 

 ……部屋の奥から呻き声が聞こえた。

 

 亜門が急いでそちらへ向かうと……

 

 「篠原…さん……」

 

 ……そこにいたのは、倒れている篠原と……

 

 「……眼…帯……?」

 

 ……正気を失った様子で呻き声を上げている、かつて真戸の元へ急いでいる亜門と相対した、彼が「眼帯」と呼ぶテロリストの姿であった。 

 


 

 兵器解説

 

・XAA-004-02β

 装着者(クラダー)強化型試作SAA アラタ ver.2β

 

 アラタシリーズの2代目モデルの改修型。

 

 アラタシリーズはXAA-003シリーズまでの研究でSAAの基本型が出来上がった事を受け、今までの試作機を越える総合性能の向上とクラダー自身の身体能力強化を目的に試作され、技術検証のために今まで培われた技術とは別系統のものが使用されている。

 

 初代モデルのXAA-004-01は“今までの試作SAAを越える基本スペックを持つ機体”といった目的自体は達成したものの、その動きにクラダーと機体そのものが耐えられず試作機は全機が自壊、テストクラダーも重傷を負ってしまった。

 

 それを受けて2代目モデルのXAA-004-02からは、間接部など自壊した部分を強化した上でリミッターが搭載される事となった。

 

 8ヶ月前の大田区のアオギリのアジト強襲の際に、実戦テストを行っていた(テストクラダーは黒磐一佐と篠原一佐)が、アジト内で公安が『梟』と呼んでいるテロリストと遭遇。

 

 リミッターを解除せざるを得ない状況まで追い詰められ、機体が半壊したもののテロリストを追い払う事に成功した。

 

 これを受けてSAAの開発に懐疑的だった上層部もその有用性を認識し、量産型の開発に協力的になり開発が一気に進む事となった(同時にSAA開発反対派の行動が一気に短絡的かつ過激になった)。

 

 半壊した機体を修理した上で、解除する範囲を5段階に設定したリミッターを新たに搭載し、篠原に合わせて再調整を施した機体がこのXAA-004-02βである。

 

 噂では表沙汰に出来ない技術がこの機体に使用されているらしいのだが………。

 

・大鉈型試作武装“オニヤマダ”

 

 劇中で篠原が使用している大鉈型試作武装。

 

 “クラ”と違って複雑なギミックは搭載されておらず、単純に最新素材と製法を使用した武器で「単純な構造の白兵武器の耐久性の検証用」として製作された。

 

 “クラ”と同様、武器自体の重さで“叩き斬る”事を念頭に置いた武器である。

 

 数年後にこの武器の実戦データの元、「贋作虎徹」という白兵武器が製作される事となる。

 

・試作高周波ナイフ“サソリ”

 

 高周波ダガーが実用化される前に試作された使い捨て式ナイフ型試作武装。

 

 柄を含めたナイフ本体を使い捨てにするにはコストがかかり過ぎるために制式採用化は見送られたものの、ジューゾーがこれを武器庫から無断で持ち出し、作中で使用していた。

 

 しかし、後にこの時の戦闘データが回収され、本武装の価値が見直される事となる。

 

 取り回しの良さとスローイングナイフとしても使える利便性から、現在でもジューゾーはこちらを使用している。

 




 
 思ったほど進まない……。

 あと1~2話で終わるだろうか……?

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