とんでもない馬鹿がガラル地方にいるらしいですよ?   作:命 翼

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お久しぶりです。かつてここに投稿していた「もしとんでもない馬鹿が幻想入りしたら」の作品のポケモン版となります。
作品は変われど主人公のふざけっぷりは変わりません。妹が追加された程度です。主人公の元々のふざけっぷりを知りたい方は先程述べた作品「もしもとんでもない馬鹿が幻想入りしたら」を検索してみてください。
では始めて行きます。


俺はキョウスケでぇす!!

 こんにちは。バウタウン、ジムリーダールリナです。早速ですが、私はピンチに陥っています。目の前には私に向かって思い切り謝る女性レイカさん、そしてその後ろではヨクバリスと共に謎の踊りをしている男キョウスケがいます。

 

 そうです、この踊ってるのが主人公です。妹はチャンピオンであるユウリに憧れているとの事でほぼ同じ服装に髪型をしているのですが、その兄貴はノーマルタイプのユニフォームをしてるんです。彼、ジムリーダーじゃないです。

 

「レイカさん…ごめんだけどそこの馬鹿だけ追い出してくれる?」

 

「俺はイケメンサイヤ人キョウスケだっ!!」

 

「アニキ!意味わからない事言わんといて!!」

 

 私に言われたら変な表情をして、レイカさんに言われたらまるでヌメラのような顔になります。ヨクバリスは関係なく踊りぱなしです。バウタウンの方は冷たくこちらを見ています、どうすればいいか誰か教えて下さい。

 

「サイヤ人とか何だか知らないけど!ここで変な事は…!!」

 

「見ろ!!俺のはなーげをぉ!!」「人の話を聞けぇ!!」

 

 ルリナの話を遮り、人々を煽るようなそんな表情でヨクバリスと共に踊り続けるキョウスケ。妹であるレイカはそんな兄の行動を見て呆れ、黙り込む。実力行使にルリナが出ようとしたその瞬間…

 

「行くぞヨクバリス!!キモいキモい戦法だ!!」

 

「やめんかい!!」

 

 キョウスケが変顔をし変な踊りをヨクバリスと共にしようとしたその時。妹、レイカからの鉄拳が顔面に炸裂。キョウスケは共に踊っていたヨクバリスをその場に残して、星となって吹き飛んで行った…のだが…

 

「何しやがる!!」

 

「うわあああ!?」

 

 レイカが吹き飛ばしたのにも関わらず、キョウスケはルリナの足元から顔を出して出現。ルリナは驚きの声を上げると同時に、咄嗟にキョウスケを踏みつけた。それを見た1人の男が…

 

「ルリナさん!!今顔しか出てないから!!弱い者いじめみたいになってるから!!」

 

「ヨクバリス!!私を助けるのだ!!」

 

「何で踏まれて普通に喋れるの!?」

 

 顔に足跡がつきながらも普通に喋るキョウスケを見て驚きを隠せない男性。そしてキョウスケの指示を受けて、ヨクバリスは彼を引っ張り上げて地面から引き抜く。引き抜かれた後キョウスケは少し息を吐くと…

 

「よくもやったな!!お前を凄い勢いでパンチしてやる!!」

 

「す、凄い勢いで!?」

 

「アニキ、足跡凄い付いてる…」

 

 ルリナの方にヨクバリスと向いたキョウスケは変顔しながら彼女を指差す。思い切り付いている足跡にレイカは呆れながら見ていたのだが、キョウスケは気にする事なくムカデのような動きを見せながら臨戦体勢。その動きを見たルリナの顔が一気に青ざめ…

 

「いやあああ!!カジリガメ!!ぶん投げる!!」

 

「カジリガメってそんな技覚えましたっけ!?」

 

 ルリナは拒否感のあまりカジリガメを繰り出すと訳の分からない技を指示。当然カジリガメはキョトンとした表情でルリナの方を見たのだが、じわじわと変顔で迫って来るキョウスケを見て訳の分からないまま突進。キョウスケの腹部にぶつかるとそのまま海まで吹き飛ばした。

 

「ヨクバァ!!」

 

「おいぃぃ!!ヨクバリスは行かなくていいんだって!!」

 

 海まで吹き飛んだキョウスケを追ってそのまま海に飛び込むヨクバリス。ルリナは少し周りが見えなくなっていたせいか、キョトンとした表情をしていたが、少し怒り気味のカジリガメを見て状況を把握した。

 

 その後キョウスケとヨクバリスは何かを抱えながら陸地に戻って来た。その何かは2匹苦しそうにヨクバリスとキョウスケの腕の中でもがいている。

 

「見ろレイカ!!コイキング!!コイキングを捕まえたぞ!!」

 

「ヨクバッ!!」

 

「返してあげなさいっ!!」

 

 キョウスケ達が捕まえたコイキングを見て、思わず声を張り上げたルリナ。キョウスケとヨクバリスは一瞬顔を見合わせると、素直にコイキングを海の中に返す。やけに素直な事に怪しいと思ったレイカとルリナだが…

 

「ヨクバリス!!カジリガメを弱らせて捕まえるぞっ!!」

 

「ヨクバッ!!」

 

「……カジリガメ。もう一度海に突き落として」「カジッ!?」

 

 訳のわからないルリナからの指示にカジリガメは困惑したが、迫るキョウスケとヨクバリスを見て状況を把握したのだが、キョウスケの変顔に恐怖を感じ、そのままルリナの後ろに退避した。キョウスケ達はそのままカジリガメを追いかけようとしたが…

 

「まずい逃げるぞヨクバリス!!」

 

「ヨクバッ!!」

 

「やぁぁめぇろぉぉ!!」

 

 カジリガメを追撃しようとしたキョウスケ達に対してレイカは2人の顔面をぶん殴って吹き飛ばす。人間はともかくポケモンであるヨクバリスまで吹き飛ばした姿を見て、ルリナは唖然とした表情を浮かべる。

 

「これでスッキリしましたねっ!!」

 

「レイカちゃん!?アナタどんな力持ってるの!?」

 

「やぁだぁ、ルリナさん。私、か弱い女の子ですよ〜」

 

 ポケモンを吹き飛ばす姿のどこがか弱いというのか…笑みを浮かべながら語るレイカを見てルリナとカジリガメは一瞬だけ顔を見合わせた。そしてルリナが息を呑んだ瞬間に、バウタウンに自転車を飛ばしてやって来たのは…

 

「ルリナさぁん!!今、師匠の気配がここからしましたぁ!!」

 

「どんな気配よ!?」

 

 汗をかきながら姿を見せたのは試合を終えたばかりのチャンピオンユウリ。レイカは憧れの人の姿を見たと同時に固まり、気絶。そしてどこかに吹き飛んで行ったキョウスケが隕石かのように落下しながらバウタウンに戻って来た。もちろんヨクバリスも。

 

「はっーはっ!!我は不死身なりぃぃ!!」

 

「ヨクバァ!!」

 

「師匠ー!!やはり師匠は凄いやっ!!」「師匠ってコイツの事!?」

 

 ルリナはユウリの言葉に驚きつつ、気絶したレイカを気にかける。ユウリは目を輝かしながらキョウスケに近づくと、キョウスケとヨクバリスは丸焦げになりながらユウリに向かって少し手をあげる。

 

「よぉユウリ!!一番弟子が師匠の元にやって来てくれたかぁ!!」

 

「当たり前です師匠!!ユウリは師匠の所ありです!!」

 

「うん、とりあえず丸焦げな所にツッコんであげて?」

 

 どこからツッコめばいいか分からない状況の中でルリナが発した一言にキョウスケとヨクバリスは驚いた反応を見せると、身体を輝かして丸焦げの色を取った。ユウリはそれを見て目を輝かしているが、ルリナは疑問に感じた表情を浮かべている。

 

「え!?今のどうやってやったの!?」

 

「さすが師匠です!!やれない事はないですね!!」

 

「ユウリもこれくらい出来るようになぁ!!」

 

「(出来るか)」

 

 目を輝かせるユウリそしてキョウスケの言葉にルリナが心の中でツッコみを入れていると、このタイミングでレイカが目を覚ます。バウタウン自体がチャンピオンが来たという事でキョウスケ達がいる塔付近に、人が集まって来る中で…

 

「人が集まって来たな!!よし行くぞヨクバリス、ユウリ!!かめはめ波だ!!」

 

「はい師匠!!かーめはーめ…」

 

「ダメダメダメ!!他作品の技だからっ!!」

 

 ユウリを含めた3人で他作品の技であるかめはめ波のポーズを取ったのだが、レイカの必死の阻止により発動までに何とかする事に成功した。どうとにでもなれと考えるのを放棄しているルリナがいる中で…

 

「何故だレイカ!!これは我が奥義だぞ!?」

 

「そうだそうだ!!」

 

「ダメな物はダメ…というかルリナさん何とかして下さ…」

 

「うん…まあいいんじゃないかな?」」「ルリナさぁーん!?」

 

 ルリナの言葉に再度かめはめ波を放とうとしたキョウスケ達ではあったが、この後バウタウンに来たダンデによりこっ酷く怒られたという…




長々しく前書きを書いてしまいましたが、ここまで見てくださりありがとうございます。続きは年内の予定です。よろしくお願いします。
後この作品はpixivにも投稿してますので、良かったらそちらにも足を運んで下さると嬉しいです。ではこの辺にて。
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