とんでもない馬鹿がガラル地方にいるらしいですよ?   作:命 翼

15 / 52
今回はバトル回なんでふざけはあまり無しです。


この作品にバトルがあっていいのかあ!?

「二人共止まって。軽くながらだけど、ルールを説明させてもらうよん。使うポケモンは一体。リーリエちんが一体しか持ってないからね、仕方ない」

 

「はあ!?あんだけ勢い良く行ったのにポケモン一体しか持ってないのかよ!?」

 

「それ、兄貴が言えた事?」

 

「ぐはっ!!」

 

 勢い良くボールを構えたリーリエに対して押され気味だったキョウスケ。そんな二人の間に入り、マスタードは軽くながらも淡々とルールを説明していく。リーリエが一体しか持っていない事を聞かされたキョウスケが驚きを見せたが、当然ながら彼が言えた立場ではない。

 

 キョウスケの言葉にリーリエが目を彼から逸らす中で、マスタードが息を整えると…

 

「それじゃリーリエちん、キョウスケちん。ポケモンを出してくれるかな?」

 

「私はずっとこの子です…!!行きます!シロン!!」

 

「メロン?」

 

「シロンですっ!!」

 

 マスタードの言葉に乗る形でリーリエがボールから繰り出したのはシロンというニックネームを付けられたアローラ姿のキュウコン。アローラキュウコンを見て目を輝かせるレイカ達に対し、キョウスケがやたら顎を突き出しながらボールをポケットから出そうとした瞬間…

 

「キュウ!!」

 

「よっしゃ!!これから俺のポケモンを見せてやるぜっ!!行くぜレ…」

 

「うん、キョウスケ。もうラプラスが出てるね」

 

 気合いを入れて彼がレックウザを繰り出そうとしたのだが、同じこおりタイプという事に触発されてかラプラスがキョウスケの後方に姿を見せる。ミリの言葉にキョウスケは自身を落ち着けるかのように一息吐くと…

 

「あのねラプちゃん。ここは伝説を出してカッコいい!!と言わせる所で…」

 

「キュウ!!キュウ!!」

 

「………分かった。行っておいで」

 

「キュウ!!」

 

 ラプラスに自身の理論を説いても無駄だと確信したキョウスケは軽く深呼吸をすると認めるかのように一言吐く。ラプラスは満面の笑みを浮かべながら、フィールドへ。リーリエはラプラスが出てきたのを見て…

 

「驚きました。出したのはこおりタイプなんですね」

 

「まあ…出てきたからな。そのまま相手するぜ…」

 

「キュウ!!」

 

「(絶対不満に思ってるねあれ…)」

 

 フィールドにはラプラスとアローラキュウコン。リーリエが真剣な表情に対してキョウスケは少し不満に思ったようなそんな表情。そんな二人を交互に見たマスタードは再び息を整えると…

 

「準備はいいかい?」

 

「いつでも…!!」

 

「お好きなタイミングで…!!」

 

 マスタードの問いかけに対して真剣な表情を浮かべているリーリエと表情を引き締めたキョウスケ。ラプラスとキュウコンの表情は牙を向けているキュウコンに対し、笑みを浮かべているラプラスと対照的ではあるがバトルが始まると変わるだろう。

 

「ではバトル…開始ッ!!」

 

「行くよシロン!!あられっ!!」

 

「いきなり天候を変えるの!?」

 

 リーリエの指示によりキュウコンは開始早々いきなり空に雄叫びを上げ、天 天候を変えてあられを降らせる。この行動にキョウスケを含め全員が驚く中で、キョウスケもニヤリとした笑みを浮かべつつ軽く呼吸をし…

 

「行くぜラプラス!!れいとうビーム!!」

 

「オーロラベールッ!!」

 

 キョウスケの指示により思い切り口を開けたラプラスはそのままれいとうビームを放つ。当たった地面を凍らせつつ、向かって行ったビームではあったがキュウコンが間近に貼ったオーロラにより掻き消された。

 

「消されたっ!?」

 

「さて、ここからは私達のペースです!!シロン、マジカルシャインッ!!」

 

「コンッ!!」

 

 キュウコンの身体が突如光出したかと思いきや、光の弾丸が地面に当たりつつもそのままラプラスに命中して行く。ラプラスは痛がった表情を浮かべたが、我慢しているかのように声を張り上げる。

 

「ちょっと我慢しろよ…ラプラス!!ハイドロポンプ!!」

 

「シロン、フリーズドライでハイドロポンプを凍らせて!!」

 

 ラプラスの口から今度はハイドロポンプが放たれて行く。対するリーリエが指示したのはフリーズドライ。ハイドロポンプが地面を伝ってキュウコンに向かって行く中で、キュウコンから放たれた冷気がハイドロポンプを凍らせて行く。然しここでキョウスケはニヤリと何故か笑い…

 

「今だラプラス!!かみなり!!」

 

「っ!?」

 

 凍っていくハイドロポンプを撃たせるのをやめさせたキョウスケは次の攻撃にシフトチェンジ。電気を纏ったラプラスがキュウコンに向けて電気を放出。凍ったハイドロポンプを真っ二つにしながら、完全に油断仕切っていたキュウコンにかみなりを当てた。

 

「コンッ!?」

 

「シロンッ!!」

 

「当てた!!」

 

「この攻撃ではこちらまで被害が出る…そう思ってからの切り替えが早かったね…バトルの腕は衰えてないみたいだね」

 

 オーロラベールの影響により受けたダメージは少なかったものの、かみなりによりまひ状態に。これを見たリーリエが驚いた表情から息を呑む中、冷や汗を流しながらも切り替え…

 

「シロン、マジカルシャインッ!!」

 

「今度は簡単に行くか…ハイドロポンプッ!!」

 

 キュウコンの身体から放たれた光の弾丸が再びラプラスに向かって行く中、キョウスケは再びラプラスにハイドロポンプを指示。弾丸をハイドロポンプによる水でかき消していき、そしてキュウコンに水が近づいたタイミングで…

 

「ラプラス!!ハイドロポンプをやめてかみなり!!水を放電させろ!!」

 

「まさか…っ!!シロン、フリーズドライ!!」

 

 ラプラスがハイドロポンプを放つのをやめた事により水がキュウコンの前で勢いを無くし、目の前で水溜りを作る中ラプラスのかみなりとキュウコンのフリーズドライが激突し、爆煙を巻き起こす。キュウコンとリーリエが爆煙により視界を塞ぐ中で…

 

「ラプラス!一気に接近!!」

 

「(まるで攻撃に隙がない…っ!!)シロン、マジカルシャイン!相手を近づけないでっ!!」

 

 判断の速さにリーリエが驚かせられる中でキュウコンにマジカルシャインを指示。爆煙の中、放たれた光の弾丸は全弾外れ。それに驚いていると間近にラプラスが接近しており…

 

「いつの間…!?」

 

「ラプラス、アイアンヘッドッ!!」

 

「アイアンヘッド!?」

 

 技のチョイスにレイカが驚かせられる中、ラプラスの頭突きがキュウコンに炸裂。そのまま地面に叩きつけ砂煙を巻き起こす。砂煙が晴れると見えたのは効果4倍だったとはいえ、戦闘不能となっていたキュウコンの姿で…

 

「シロンッ!!」

 

「勝者ラプラス。キョウスケちんの勝ちだね」

 

「ふいー…技を把握していたとはいえ、ラプちゃん使ってバトルしたのは初めてだから焦ったー…」

 

 負けてショックを受けるリーリエがキョウスケの言葉に驚きを見せる。キュウコンをボールに戻した後に同じくラプラスをボールに戻したキョウスケにリーリエは近寄り…

 

「初めて!?初めてであんなに堂々と…!?」

 

「そら攻撃技しか覚えてねぇからな。初っ端特殊技2連チャンは焦ったし、マジカルシャインを決められた時はマジで負けを覚悟した」

 

 リーリエの言葉に対してキョウスケが呟いたのは堂々とした言葉ではなく、少し後ろめたいそんな発言。リーリエが悔しそうに「そうですか…」と呟いた後に再びキョウスケの方を見つめると…

 

「やっぱりジム8つを突破したトレーナーは凄いですね…戦い方も勉強になりました…」

 

「何言ってんだ。俺の戦術は全部ギャンブルだから信用しない方がいいぜ」

 

「え?」

 

「まさか全部読んだ上の策と思ったのか?残念だったな!!」

 

 バトルが終わるといつも通りの変顔を見せたキョウスケに苦笑いを見せたリーリエ。このバトルを見てマスタードは笑みを浮かべながら、とある事を考えていた…




次はバトルじゃないんでしっかりふざけさせますw
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。