とんでもない馬鹿がガラル地方にいるらしいですよ? 作:命 翼
前回の誰も知らないあらすじ!!終わり!!
「何も突っ込んでないのに終わっちゃったよ!!せめて一つツッコミを入れさせてよ!何のためのツッコミ役だよ!」
「うるせえな。よ星人かお前は」
「よ星人…?」
キョウスケとリーリエ。ガリュウとの勝負を望む2人のポケモンバトルはキョウスケに軍配が上がった。その後キョウスケ達は何事もないまま、道場に戻ったのだが、無断で道場を空けたせいかマスタードはミツバにこっ酷く叱られたみたいだ。キョウスケはまるで興味が無さそうだったが…
「そういえばリーリエは?さっきまで道場にいたけど」
「海水浴行った」
「どうやって行くんすか、外サメハダーだらけっすよミリさん」
キョウスケとのバトルで余程ショックを受けているかと思いきや、まさかのその逆で発見と試したい事が出来たらしく、キュウコンを回復させて急いで外に出たらしい。とレイカに軽くツッコミを入れられた後にミリは鼻をほじりながらそう話した。
「ミリ!!喰らえ必殺!!サンライトイエローオーバーノーズ!!」
「やめろぉ!!私の鼻をほじろうとするな!こちとらレディだぞちくしょうめ!!」
「(言動が男なんだよなぁ…)」
ミリが鼻をほじっているのを見て悪戯心に火がついたのか、ミリの鼻に向かって指を突っ込もうとするキョウスケ。ミリがそれを避けてキョウスケの腕を止めようとする、そんな2人の攻防を呆れつつも黙って見つめていたレイカではあったが…
「おいレイカ!!」
「な、何!?」
「レイカも混ざれ!!楽しいぞぉ?」
「い、いやですよそんな子供みたいな攻防…」
本心から出たと思われるレイカの言葉に対してかなりショックを受けたミリとキョウスケは口をあんぐりと開けた後に、身体が真っ白になっていくとそのままその場に倒れ込んでしまった。倒れたミリとキョウスケを見て道場の門下生達が慌てる中、レイカが静かに息を吐くと…
「はあ…仕方ない…あ、あそこに伝説のポケモンのけつばんがー!!」
「けつばんって何すかレイカさん!?」
「な、何ー!?」
「起きたー!?」
レイカは頭をかきながら息を吸い込むと外を指差して「けつばん」というポケモンが出たと叫ぶ。門下生は思わずツッコミを入れたが、それを聞いたキョウスケ達が目を覚まし起きあがったのを見て門下生はかなりびっくりしていたが…
関係ないと言わんかのようにキョウスケとミリは道場の壁を突き破ってそのまま外に突っ走っていった。
「あー!?道場の壁がっ!?お、おかみさんが…」
「キョウスケ…ミリ…私…殺す…!!」
「ミツバさんが怒りのあまり片言になってるぅー!?」
マスタードの止めも虚しくミツバはキョウスケ達を追いかけるようにして同じく、ちゃんと扉を通って外へ。レイカはやってしまったと青ざめながら思いつつも、このままで居させるわけにはいかないとミツバに次いで外へ。
一方壁を突き破ってそのまま外に行ったキョウスケ達はというと…
「どこだけつばん!!姿を見せろぉ!!」
「待ってキョウスケ!!けつばんはバグコードを入力しないと出てこないわ!!バグコードを入力するわよ!!」
「イエスボス!!」
けつばんという物に囚われ過ぎて幻覚を見ているのか、何もない所を思い切り連打。ミリとキョウスケの目がほぼ白目を向いており、どこを向いているのか分からない。そんな中2人に近づく足音が聞こえた瞬間、ヨノワールがキョウスケのバッグから出現。
ミリとキョウスケの頭を思い切り叩きつけそのまま地面に叩きつけた。
「ぐぬああああ!!な、何をするだー!!許さん!!」
「ヨノワ!」
「え?前を見てみろって…?」
地面に叩きつけられてすぐに立ち上がったキョウスケとミリはそのままヨノワールに詰め寄ろうとしたのだが、ヨノワールからの指差しもあり指を指した方に振り向く。するとそこにいたのはこちらをゴミのような感じで見つめるリーリエ。
キョウスケとミリは一瞬で現実に引き戻され、頭が真っ白になった。
「リーリエちゃん…今の見てないよね?」
「………」
「見たって顔をしてるぅ!!呆れるくらい引いてる感じが伝わってくるぅ!!」
息を整えミリがリーリエに問いかけたはいいものの、リーリエは完全に引いているのか何も答えない。それを見たキョウスケが絶望したかのように声を張り上げる。その場に膝をつき、再び真っ白になっていく2人。そんな中リーリエの足元から何かのポケモンと思われる足音が。
「…?リーリエちゃん。今の足音キュウコンの足音?」
「え?シロン?今はボールにいますけど…」
「あ、そこ!お前の足元にポケモンがぁぁぁ!!」
スッと素に戻った2人がリーリエの足元から聞こえた足音を気にし、問いかけた瞬間。キョウスケの顔面を何か小さな人型のポケモンが思い切り殴りつけた。ヨノワールはその人型のポケモンをひょいと持ち上げる。
「この子…ダクマ?もしかして修行中に捕まえたの?」
「捕まえたというか…ついて来た感じです」
「おーい、2人ともー。負傷者は無視ですかー!!」
頰をさするキョウスケを全く気にせずにミリとリーリエはそのまま会話を続ける。ヨノワールが持ち上げ、その手のひらで暴れている小さな人型のポケモンは鎧の孤島に出没するダクマというポケモン。ダクマは昔はかなりいたが、今はあまりいないとの事だが…
「へえ…ついて来たねぇ。ねえキョウスケ。アンタのポケモンもついてきた感じでしょ?」
「んあ?何で分かったんだよ」
「え、そ、そうなんですか!?」
「コイツの手持ちにいるヨクバリスは落ち込むキョウスケの元にスッと現れたんだよ」
驚くリーリエに対して淡々とキョウスケとヨクバリスの話しをするミリ。ミリからヨクバリスとの話しを聞いたリーリエは少しびっくりしたような表情を浮かべていたが…
「ベア!!」
「何か言いたそうだぞウンコでもしたいのか?」
「よーしヨノワール、キョウスケを殴っていいぞー」
「ヨノワ!!」
ヨノワールはリーリエに向かって軽くダクマを投げると、思い切りキョウスケを殴りつけて地面に叩きつける。リーリエはそれを見つつ、キョトンとしつつも苦笑いを浮かべる。ミリも小さくクスクスと笑うと…
「おい!ヨノワール!お前、俺のポケモンじゃねぇのか!!」
「ヨノワ!!」
「んだとゴラァ!!」
「(何を言っているんだろう…)」
リーリエがヨノワールとキョウスケの会話に疑問を抱く中、ミリは子供を見るかのようにして笑みを浮かべる。その中、その場に聞こえてきた足音を聞いて、キョウスケとミリが一気に青ざめる。
「き、聞こえる…!!オチを叩き出す音色がぁ!!」
「キョウスケ!!一旦停戦!!逃げるわよ!!」
「え!?どういう事で…」
キョウスケとミリが見つめる先、リーリエはその方角に振り返るとそこにいたのは目を赤くして明らかに怒りの雰囲気を身に纏うミツバの姿。リーリエ自身もそれを見て一気に青ざめたが、逃げた2人は対象が自分達という事を分かっている為…
「壁治すわよね?」
「ゆ、許してくださいミツバさん…不意の事故でして…」
「そ、そう!!あれはギャグにおいてのパターンで…」
「言い訳無用!!壁を治しなさいっ!!」
リーリエの見つめる中、ミツバから必死に逃げ続けるキョウスケとミリ。やがて3人はリーリエの視界から消え、リーリエが息を呑む中で悲鳴が聞こえてきた。リーリエが口をあんぐりとさせる中レイカが合流し…
「あ、レイカさん…」
「ま、間に合わなかった…あ、リーリエさんもいたんですね」
「あ、あのこれっていつもの事なんですか?」
「あー…えっと。いつもこんな感じです。はい」
苦笑いを浮かべるレイカに対してリーリエも釣られるかのようにして苦笑いを浮かべる。その後ミツバにこっ酷く叱られ、壁の修復を手伝わされるミリとキョウスケの姿が確認されたらしい…
ヨクバリスは次回あたりにだします。ちゃんと。