とんでもない馬鹿がガラル地方にいるらしいですよ? 作:命 翼
前回のあらすじ!!パーってやってグワァってやって!!ブバーッてやって分かるやろがい!!
「分かるかぁ!!何一つ前回のあらすじと掠ってなかったわ!!」
「それはあれだ。その時のテンションでやってるからな!!ふはははは!!」
前回のあらすじを雑にやった事によりキョウスケがレイカに殴られている間にここまでのあらすじを。ダイマックスアドベンチャーで仲間にした筈のジガルデとキョウスケのジガルデ。双方が居なくなった事により、それを追いかけたキョウスケとそのキョウスケを追いかけたレイカ達。
双方がたどり着いたのはカンムリ神殿。そこにて50%フォルムに進化を遂げたジガルデとキョウスケが対面し、ジガルデの覚悟を聞きキョウスケは三度パーティに加えていた。
「長い長い!!真面目なあらすじで吐き気がするわ!!」
「このあらすじは非常に吐き気を催すあらすじですな」
「謝れ!!ちゃんとやってくれたナレーターに謝れ!!」
「ホント真面目なの嫌いだねアンタら…」
謎の煽ったような表情を浮かべながら呟くキョウスケとヨクバリスに対して、声を張り上げるレイカ。そんなキョウスケ達に呆れているミリの隣で何も言葉を発さないリュウ。そのリュウの異変に気付かぬまま、一行はピオニーのいる巣穴付近にへと戻っていた。
「おお、帰って来たか!!ジガルデはどうなった!?」
「うるせえこのじゃがりこ!!」
「誰がじゃがりこだキョウスケテメェ!!」
「ジガルデとジガルデが合体しちゃったみたいで…」
笑みを浮かべながら一行に話しかけて来たピオニーに対して、何故か中指を突き立てながら暴言を吐くキョウスケ。ピオニーはそんな彼を殴りかかろうとするが、話しが進まないとレイカに止められ彼女の一言により表情を戻す。
「何ぃ!?おいリュウ!!どうなってんだ!!」
「それはこちらが聞きたいですよ」
「お前喋れたんだな」
「さっきまで喋ってましたよね!?」
ピオニーがガッカリしたようなそんな表情を見せながらリュウに語りかける中、淡々と答えて行くリュウ。そんなリュウに対してキョトンとした表情でキョウスケが語りかけるが、後にボールから出てきたヨノワールのパンチを喰らい地面に叩きつけられる。
「まあそういう事ですピオニーさん…」
「んな馬鹿な…おいキョウスケ!!テメェのジガルデはこれを狙っていたんだな!?返せジガルデを!!」
「馬鹿いう方がアホやちゅーねんベロベロバー!!」
「馬鹿という言葉に反応すんじゃねぇ!!」
ミリからの説明を受けてあまり納得した様子ではなかったピオニーではあったが、さらに納得の行っていないのはリュウも同じ事。お互いからの睨みを聞かされ、キョウスケは口を思い切り開けながら青ざめる中何故かそれに混ざってヨクバリスもキョウスケを睨む。
「何!?計ったなヨクバリス!!」
「貴様は坊やだから、周りの裏切りに気づけなかったなぁ!!」
「なあ、オイ。もしかしてこれ怒ってるオレが馬鹿になるのか?」
「そうなりますね…」
ピオニーやリュウに睨まれてもなお、平常運転でボケを繰り返すキョウスケ達に対して何かを悟ったかのように呟いたピオニー。ピオニーのその一言にレイカやミリが同情。ピオニーは大きくため息を吐き、「やってらんねぇ」と呆れの一言を呟いたのだが…
悟ったピオニーに次いでまだ納得行っていないのはリュウ。リュウはキョウスケに接近すると…
「キョウスケさん!!」
「何だい坊や?」
「ぐっ…坊や!?…ではなくて僕と大会で勝負です!僕が大会で勝てばジガルデは貰って行きます!いいですね!?」
「上等だゴラァ!!受けてやんよその果たし状!!」
リュウから叩きつけられたまさかの挑戦状にキョウスケは間髪入れずに反応。その反応を見たピオニーやレイカ達は「ああ…コイツ本当に何も考えてないんだな」とばかりに呆れの表情を見せる。リュウは一息吐くと…
「分かりました!!約束ですからね!!では僕は修行をして来ます!!では!!」
「ちょっとリュウさん!!」
「行っちゃったよ?どうするのキョウスケ?」
「オレも修行だ!!お前ら!!ワイルドエリアに行くぞー!!」
リュウが巣穴付近から去って行き、レイカやミリが去って行くリュウを見つめる中でキョウスケはそんな事お構いなしに声を張り上げる。彼の口から出てきたのはまさかの冠の雪原でも鎧の孤島でもないワイルドエリアという言葉だ。
だがキョウスケがワイルドエリアと呟いた瞬間に一気に静かになり…
「おい!!何で静かになんだよ!!そこはノリに合わせる所だろうが!!」
「そうだそうだ!!」
「やってならんねぇ。オレはダイマックスアドベンチャーに行ってくるぜ」
「私もさすがにワイルドエリアはパス。命と隣り合わせだもん」
ピオニーはキョウスケの言葉に完全に呆れて巣穴の中に戻って行き、レイカもため息を吐きながら「パス」と一言呟く。ピオニーやレイカの反応に驚きを隠せないキョウスケではあったが、キョウスケとヨクバリスは助けを求めるかのようにミリの方を見つめる。
「いや、私に助けを求めないでよ…ワイルドエリアまでは一緒に行ってあげるから…」
「よっしゃ!!さすがミリだぜ!!どこぞの妹とは違うなっ!!」
「ミリさんも呆れてんじゃんよアニキ…」
ミリも苦笑いを浮かべながらキョウスケの言葉に対して反応したものの、その中の呆れに気付いたレイカは大きくため息を吐くとそのままその場を去って行く。
「おいレイカどこ行くんだよ!!」
「戻って来いマイハニー!!」
「うっさい!!私帰る!!付き合ってらんない!!」
キョウスケとヨクバリスのボケをほぼスルーしてレイカは冠の雪原の駅の方にへと戻って行く。吹雪の音だけがその場に響き渡る中キョウスケとヨクバリスは何かを悟ったかのように三度ミリの方を見つめる。
「えっと…どうしよっか?」
「アーマガア呼んで」
「アーマガアァァァ!!」
「誰がそんな呼び方してって言ったよ…呼ぶから空飛ぶタクシーを」
ミリが空飛ぶタクシーを呼んでくれた事により、キョウスケ達は冠の雪原を後にし一気にワイルドエリアへ。この日は最悪の砂嵐の気候で辺りが何も見えない中だが…
「うわあ凄い砂嵐だね…」
「関係ねぇ!!ここまで来たら行くぞ俺はッ!!あばよミリ!!また大会前に!!」
「ちょっとキョウスケッ!?」
キョウスケはワイルドエリアに達した地点で閉まっていたタクシーの扉を開け、何の考えも無しにワイルドエリアに降り立つ。どこか分からない中でミリも流石に心配そうな表情を見せていたが、「キョウスケなら大丈夫か」と小さく呟き、その場から離れて行った。
「着いたぞワイルドエリアァァァ!!よっしゃヨクバリス!!出て来い!!」
気合い良く降り立ったワイルドエリアにて声を張り上げたキョウスケは事前にモンスターボールに戻していたヨクバリスを再度外に出す。そしてそのヨクバリスに向かってキョウスケは無駄にテンションを高くしながら…
「よーしヨクバリス!!まずは修行しに行くぞ!!」
「イエスボス!!周りのポケモンをギッタンギッタンにしてやりましょう!!」
気合いも良くやる気も良し。いい感じにスタートしたのだが、降り立ったのが何とワイルドエリア一番に危険とされているげきりんの湖だ。周りにはこれでもかというくらいに強いポケモンがうろうろしている。
「……怯むなヨクバリス!!俺たちの戦いはこれからだァァァ!!」
「イエスボォォォスゥゥゥ!!」
一瞬息を呑んだキョウスケとヨクバリスだったが気を引き締めると大量にいるポケモン達に向かって突撃して行く。キョウスケ達がワイルドエリアで過ごしている間にあっという間に時間は過ぎて行く事となる…
今回で冠の雪原編は終わりです。次回からついにアマチュアトーナメント編!!ゴリゴリのバトル編に入ります!!