とんでもない馬鹿がガラル地方にいるらしいですよ? 作:命 翼
ふざけさせたりしますが、ちょっと真面目モードが続くかと思います。
トレーナーキョウスケ!!再始動だぁぁ!!
「マスター!!準備できてまっせ!!」
「もう時期が流れたのか…早えな。まだ準備出来ていないぐらいだぜ」
晴れ空が広がり、鳥ポケモンの声が辺りにこだまする中キョウスケはヨクバリスの問いかけにより目を覚ます。ミリと約束していたげきりんの湖を旅立つ日。軽い動きで起き上がり、住居としていた洞窟から一歩飛び出すとそこには大量のポケモン達。
この日までずっとここにいるポケモン達を倒して生活していた為か、こちらに近づいてくる様子はない。
「よーし!!トレーナーキョウスケ!!今復活だァァァ!!よしヨクバリス!!海渡ってナックルシティに向かうぞ!!」
「イエスマスターッ!!」
すぅ…と深呼吸をしいつも通り声を張り上げたキョウスケはヨクバリスをチラ見した後にナックルシティの方を指差す。ヨクバリスもキョウスケの言葉に反応し、お互いに走りだそうとしたその時。ボールから出てきたヨノワールに頭をぶん殴られ、地面に叩きつけられた。
「グハァ!!久々に受けたこの感触ぅ!!」
「な、何をするだー!!許さん!!」
ヨクバリスはそのままヨノワールからの一撃で気絶したものの、キョウスケはすぐに立ち上がりヨノワールの方を見ながら抗議しようとしたが、ヨノワールに前方を指差されキョウスケはキョトンとしながらも後方に振り返る。するとそこにいたのはミリだった。
「やあ。久しぶりだねキョウスケ」
「おお!来たかマイフレンド!!ん?レイカはどした?」
「キョウスケが行った後に鎧の孤島に行っちゃってね。まだ帰って来てないんだよ」
「何ぃ!?お兄様が帰ってくるというのに何て奴だ!!」
ヨクバリスとヨノワールが後方で何故か取っ組み合いをしている中、レイカの情報を聞いたキョウスケは顎を突き出しながら不満を口にする。ミリがそれを見て苦笑いを浮かべる中で、小さく深呼吸をしながらキョウスケを見つめると…
「その様子だと準備は万端って所だね」
「あったりまえだろ!!俺は完全復活パーフェクトキョウスケだぜッ!!」
「マスター。さっき準備は出来ていないって」
「いいや!!俺は準備万端だね!!ヨクバリス!お前は嘘つきだ!」
ミリと対面して調子良く呟くキョウスケに釘を刺すかのようなヨクバリスの一言を聞き、先程の言葉をひっくり返したような反応でヨクバリスを挑発。ヨクバリスはそれを見て、少し怒りを滲ませると普段はやられる側のヨノワールに対して…
「ヨノワール兄貴!!シャドーボールをあのクソ野郎に!!」
「何!?計ったなヨクバリス!!」
「本当元気そうで何よりだよ…」
ヨノワールからのシャドーボールをまともに受けて、吹き飛ばされるキョウスケ。いつも通りという感じで見ていたミリはクスクスと笑いながら、ヨクバリスとキョウスケの掛け合いを見て安心したような表情を浮かべていたのだが…
「あの…お客さん。旅立ちはいつになりますかね?」
いつも通りの雰囲気で語り合っていたミリとキョウスケ達に対し、ミリを連れてきた空飛ぶタクシーのドライバーが2人に近寄るや一つ問いかける。ミリは忘れていたかのようにハッとした表情を浮かべると…
「待たせていたんだった…!!ごめんなさい。すぐに…」
「やい運転手!!お前のアーマガアとヨクバリスでデュエルだ!!」
「デュエル!?ポケモンバトルじゃなくてですかい!?」
「もう!!何も知らないんだからいじるのはやめたげてよぉ!!」
ミリと運転手の会話に割って入り、キョウスケは顎を突き出しながら運転手に指差す。キョウスケワールドを知らない運転手はキョトンとしていたが、ミリからの一言を受けてようやくキョウスケは大人しくなったのだがさらに問題が。
それはワイルドエリアにずっと影響からか風呂をまるで浴びていないせいか、キョウスケ含めヨクバリスやヨノワールからも異臭が漂ってくるという事。
「お客さん、かなりくさ…じゃなくて匂いが…」
「今…臭いって言ったなぁ?どう責任取るつもりだ!?」
「ぶち殺すぞこのヤロー!!」
「ずっとワイルドエリアにいたもんね…」
思わず口を滑りかけた運転手に対して煽るかのような表情を浮かべて、そのままヨクバリスと共にキョウスケが運転手に詰め寄ろうとするが、ヨノワールに首根っこを掴まれそれは阻止される。すると運転手は苦笑いを浮かべながら話しを逸らすかのように…
「と、とりあえずお客人に頼まれたナックルシティまで送りますよ。ささ、乗って下せえ」
「あ、てめぇ!!この落とし前はエンコではすまねぇぞコラ!!」
「も、もう!変な事言っていないで乗った乗った!!」
運転手がその場から逃げるかのようにアーマガアの上に乗り込むとキョウスケはそんな彼を追撃するかのように詰め寄ろうとするが、今度はミリに止められ詰め寄るのをやめる。ヨクバリスとヨノワールをボールに戻すと、キョウスケはミリと共に空飛ぶタクシーにようやく乗り込む。
「キョウスケがワイルドエリアで修行している間にね。アマチュア大会の会場とかルールとかが決まってね。予選、本選、決勝の3ラウンドで違う会場で行うんだって」
「全部発表されたのか?」
「うん。予選はターフタウンで、本選は今向かうナックルシティで。そして決勝はシュートシティで」
「へえ…アマチュア大会なのにシュートシティで開催されるんだな」
ミリが事前に持って来たパンフレットにてアマチュア大会の事項を確認するキョウスケ。ターフタウンにて予選が行われ、まず2日後にキョウスケはこのターフタウンにて受付をし、決勝ラウンドが行われるシュートシティを目指す事となるのだが…
「予選だけリーグ戦なんだって。やっぱりガリュウが参加するからそのような事項を取る事にしたみたい」
「もしかしたらそこでガリュウと当たれるかもしれねぇんだろ?上等じゃねぇか」
予選ラウンドだけはリーグ戦という事。本選から決勝のラウンドまではトーナメント戦となる。ニヤリとした笑みを浮かべるキョウスケに対してミリは何かを思い出したかのように、キョウスケの方を見つめると…
「あ、そうだ。キョウスケ。アナタに会いたいって人がいるんだけど…会ってくれる?」
「あ?今更なんだよ。俺に対してのファンか?俺も人気になったもんだなぁ!!はっはっは!!」
「実は…キョウスケのサポーターの人で…団体なんだよ…」
「え?まじ?」
キョウスケは耳を疑った。ミリも少し信じられないようなそんな感じで呟いていたのだが、キョウスケに会いたがっているのはまさかのキョウスケのサポーター団体。分かりやすく言えばファンクラブである。キョウスケは顔をひきつらせながら固まり…
「もう一度聞くぞミリ。俺のファンクラブだと?ガラルの恥と言われた俺にか?」
「うん。そうなんだよ。キョウスケを信用していない訳じゃないけど、私も一瞬耳を疑って…」
「何て言ってた…?」
「このアマチュア大会で歴史を塗り替えてくれる事を楽しみにしていますって…」
そのタクシー内の雰囲気が微妙とした空気となる。気まずいとかそういう感じなのではないが、普段ならボケ倒すキョウスケがボケられない程にファンクラブの情報が信じられずにいた。然も言葉を聞くとかなりのガチ勢だ。
「物好きもいたもんだなオイ…バカ丸出しのオカッパーの俺が好きな奴らがいるとはよ…」
「自分で言っていて悲しくない?」
「取り消せよ…今の言葉ァ!!」
「キョウスケが言ったんだからね!?」
このファンクラブとは明日に折り合いが付き、とりあえずどんな感じかを確かめる事に。キョウスケが本当に驚く事になる事を今は知らない…
予選ターフタウン
リーグ戦
本選ナックルシティ
トーナメント戦
決勝シュートシティ
トーナメント戦
まだ何戦するかは言えませんが、もし設定を忘れた人がいたらここに確認しに来て下さい。