とんでもない馬鹿がガラル地方にいるらしいですよ?   作:命 翼

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次が今年ラストになります。よろしくぅ。


バトルエピソード アマチュア大会編
アマチュア大会開幕!!


前回のあらすじ!!ダンデの長い長い演説が終わって出番を待っている状態だよ!!

 

「それ今回のあらすじ!!前回ダンデさん出てなかったじゃん!!」

 

「うっせえ!!長い長い演説をかましやがったからカットだ馬鹿野郎!!」

 

 アマチュア大会がついに開幕を迎え、それに先立ってリーグ委員長であるダンデとチャンピオンユウリによる挨拶が行われ、ユウリはまだ収まり切る範囲で挨拶したのだが問題はダンデ。熱い思いを込め過ぎたのか20分オーバーとなる長い演説を行ってしまった為あえなくカット。

 

 そうして現在ターフスタジアムの受付付近にて自分の出番を待って待機中。ターフラウンドはリーグ戦。一戦を淡々と行うものであり、このラウンドが終わるまでに3日は費やす予定らしい。

 

「参加者多数だぞ!?一戦一戦行ってどーすんだよ!?バーってやらないと早く終わらねえぞ!?」

 

「そのための初日はお互いのポケモン1体仕様だと思うよ?」

 

「増やしてどうすんだよ日を重ねる事にお互いのポケモンをよ!!」

 

 キョウスケの不満が大会関係者じゃないミリに炸裂して行く中で、バトルは淡々と進められて行き、ターフスタジアムのモニターから映るのはリュウが第一戦のトレーナーを倒した瞬間。不満をタラタラ漏らしていたキョウスケもリュウの戦いっぷりに不満を言うのをやめ…

 

「こういう風に他のトレーナーのプレッシャーにもなるだろうしさ」

 

「バイウールー…だったよな。今映っていたのって。確か戦えないんじゃ…」

 

「戦えるようにしていたって言ってたよ」

 

「マジで!?」

 

 バトルコートから戻って来たリュウに対して、目を輝かせながら近づこうとしたキョウスケではあったが、何とこのタイミングで自身の出番と重なり、大会関係者にキョウスケは肩を掴まれ…

 

「誰だアンタ!?」

 

「大会関係者」

 

「俺はリュウと会いに…うおお!?力強えぞコイツゥ!?」

 

「キョウスケ様。出番ですのでバトルコートへお越しください」

 

 大会関係者のゴリラのような肉体をした人物に肩を掴まれ、ミリに冷静に突っ込まれつつキョウスケはその大会関係者に引っ張られバトルコートに強引に連れてかれて行く。バトルコートの通路まで連れてかれた所でストップ。

 

 そこからは自分で歩けとばかりに大会関係者はキョウスケの後ろに立ち塞がる。

 

「クソ…このゴリラめ…覚えてろよ…」

 

 そう捨て台詞を吐きつつ、通路を淡々と歩き進めて行くキョウスケ。通路に鳴り響く靴の音に懐かしみを覚えつつ、バトルコートに出るとそこにはアマチュア大会とは思えない程の満員の観客が。然も場内アナウンス付きという贅沢仕様で…

 

「左の通路からやって来たのは今回の大会における目玉の一人!!ガラルの恥!!キョウスケッ!!」

 

「誰が恥だ誰がァ!?」

 

「一方右通路から歩いて来たのは何とはるばるホウエン地方からやって来たという!!ミイ!!」

 

 湧き上がる大歓声。そしてキョウスケは場内アナウンスに反抗しつつ、右通路から歩いて来たツインテールの女性ミイと対する。ふとしたキョウスケの視線には当然、と言ってもいいのだろうか。クモンを筆頭とした応援団が「キョウスケ命」という横断幕を掲げながら観客の中に紛れ込んでいる。

 

「アナタがキョウスケね。アナタの事は悪いけど調べさせてもらったわ。ここで消えてもらうわよ?」

 

「んだとぉ!?上等だ!!お前を映す価値無しにしてやんよ!!」

 

「強気な発言!!さすが我らがキョウスケ!!」

 

「さ、寒気が…」

 

 クモン達の声に寒気を覚えつつ、ドヤ顔をしているミイと距離を開けて行く。明かりで照らされた場所に立ち、「両者モンスターボールを出してください」との言葉と共にキョウスケとミイはモンスターボールを出す。

 

「3、2、1…ポケモンバトルスタート!!」

 

「行くよマルノーム!!」

 

「行くぜジガルデ!!」

 

「ミイ選手、フィールドにはホウエン地方のポケモンマルノーム!!そしてキョウスケ選手は何とジガルデだぁ!!」

 

 開始のブザーと共に両者ポケモンをフィールドに出す。キョウスケはジガルデ、ミイは相棒のマルノーム。こんなポケモン見た事ないぞとばかりに顔をしかめるキョウスケに対して、ミイはニヤリとした表情。すぐにキョウスケとニヤリとすると…

 

「よっしゃ!!ジガルデ!!とりあえずきあいだま!!」

 

「やっぱりタイプを知らないみたいね!!マルノーム!!そのまま飲み込んじゃって!!」

 

「は、はあ!?」

 

 してやったりの表情はミイ。ジガルデが放ったオレンジの波動をマルノームはそのまま口の中に飲み込んでしまった。何言ってんだ?と思っていたキョウスケもこれには絶句した模様で空いた口を自分の手で塞ぐ。

 

「これはお返し!!マルノーム!!れいとうビーム!!」

 

「れいとうビーム!?あのポケモン、あの身なりをしてそんな技を覚えるのか!?」

 

「氷タイプじゃねえのか!?ジガルデ、コアパニッシャー!!」

 

 きあいだまを飲み込んだマルノームはそのまま口を思い切り開き、地面を凍らせつつれいとうビームをジガルデに放って行く。対するキョウスケはジガルデにコアパニッシャーを指示。ジガルデの目からビームが放たれ、れいとうビームと衝突して爆発。

 

 砂煙が巻き起こり周りが見えなくなるが…

 

「こうなる事も想定内!!マルノーム!!れいとうパンチ!!」

 

「手当たり次第で行くしかねえ!!ジガルデ、グランドフォース!!」

 

 砂煙の中進んできたマルノームに対して、ジガルデは尾を思い切り地面に叩きつけ地面を大きく揺らす。その地面の揺れにより大きく空中にはね上げられたマルノーム。ミイはこれはさすがに想定外だったようで…

 

「っ!?嘘!?」

 

「伝説の力を見誤ったようだなぁ!!ジガルデ、サウザンアロー!!」

 

「マルノーム、れいとうビーム!!」

 

 ジガルデの放った光の矢が空に向かって放たれて行く中で空中で態勢を整えたマルノームがれいとうビームをジガルデに向かって放つ。先に直撃したのはマルノームのれいとうビームで、ジガルデはさすがにその場から吹き飛ぶ程のダメージを受けた。

 

 そしてマルノームにもサウザンアローが何発か命中し、今度は空中から地面にへと叩きつけられた。

 

「マルノーム!!」

 

「ジガルデ!!大丈夫か!?」

 

 マルノームが地面に叩きつけられた際の砂煙が晴れるとそこには戦闘不能となったマルノームの姿が。

 

「マルノーム、戦闘不能!!ジガルデ、存命により勝者キョウスケ選手!!」

 

「決まったァ!!勝者はキョウスケ選手!!いいスタートを切りましたッ!!」

 

「あっぶねえ…まさかドラゴン対策してるなんてなぁ…」

 

マルノームが地面に叩きつけられたその時。ジガルデはよろけながらも戦闘不能にはならず。クモン達応援団が大きく盛り上がる中、ミイは唖然とした表情でマルノームをボールに戻す。キョウスケも一安心しジガルデをボールに戻すと…

 

「分かってたの?マルノームのタイプ」

 

「いいや。当てずっぽだよ」

 

「え!?」

 

「グランドフォースが効いたのを見て効果抜群なのは分かったが、それ以外はさっぱり。れいとうビームにれいとうパンチに使うから氷タイプかと…」

 

 キョウスケの言葉を聞いて呆れた様子のミイ。よくそんな相手に自分は負けたなと一瞬思ったが、相手のポケモンがジガルデだっただけに仕方ないかと自分に言い聞かせ、切り替える為に早々とその場から立ち去って行く。

 

 そしてその様子をじっくり見ていたガリュウは…

 

「ジガルデか…あの姿を見るのは久しぶりだな。次も楽しみにしたいが…まずは自分が勝たないとな」

 

 ナックルラウンドに向け先勝を切ったキョウスケ。このラウンドはまだ始まったばかりだ…




ちなみにマルノームの使う技は他にはヘドロばくだんとのしかかりでした。
前半に尺を使い過ぎた…すまんな…
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