とんでもない馬鹿がガラル地方にいるらしいですよ?   作:命 翼

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明けましておめでとう御座いますー。
今年もバトルエピソードからですけどふざけて行きますよ〜。


ターフラウンド第三戦!(前編)

前回のあらすじ!明けましておめでとう御座います!

 

「前回の更新は昨年なんだよ!明けましておめでとうは今回なんだよ!」

 

「オメェこそメタい話しをすんじゃねぇよ!」

 

 完全にツッコミと化したミリとそのボケのような言葉にツッコミを入れたキョウスケの会話で開幕した今回。ちなみに新年の話しは現実の話なだけでありこの作品においては一切関係ない。キョウスケはここまでターフラウンドを戦って二戦2勝。次勝てば全勝でナックルラウンド進出が決まる。

 

 3日目のグループ最終戦は3対3のシングルマッチ。ミリと喚き散らかしながらキョウスケは出番を待っている状態だ。

 

「メタい話は定番でしょ?他に何の話しろというのよ」

 

「いや、色々あるだろこの大会勝ち進んでねとか…」

 

「嫌」

 

「嫌!?だったら何で毎日応援に来てんだ!暇かオメェ!」

 

 まるで阿吽の呼吸にも見える息ぴったりの掛け合いだが、集中すべき場所ではただの迷惑。キョウスケが定番の顎を突き出した顔でミリを挑発していたのだが、急にこちらに近づいて来た一人の男性。この大会中はずっとキョウスケの元に現れている大会関係者だ。

 

 そんな大会関係者の男性にキョウスケは急に首元の服を持たれ、そのまま引っ張られる形で強引にもバトルコートに通じる通路にへと連れてかれていく。そんなキョウスケにミリはただ笑みで手を振っていた。

 

「ちくしょ!またてめぇかこのゴリラ!てめぇからぶっ飛ばして…」

 

「………」

 

「あっはい、行きまーす…」

 

 通路に案内されたキョウスケは大会関係者を挑発したが、大会関係者の男性は無言でこっちを見つめてくるだけ。キョウスケはその男性の圧に押された形でサッと引き下がり、通路からバトルコートへ一歩ずつ向かって行く。歓声が大きくなり、キョウスケは3回目となるバトルコート。その観客の前に姿を見せた。

 

「今日は右通路!颯爽と登場したのはガラルの恥!ナックルラウンド進出に王手をかけているキョウスケ!」

 

「最後まで貫くのかその紹介!」

 

「一方左通路!キョウスケに待ったをかけんと姿を見せたのは元ジムリーダーカオル!こちらも王手をかけているぞ!」

 

 右通路から歩いて来たキョウスケの前に姿を見せたのはカオルという人物だがよく見ると最初にキョウスケに因縁をふっかけて来た緑髪の女性。クモンの大声援がキョウスケの耳に入って来る中、歓声と共にカオルとキョウスケ両者が対面する。

 

「アンタ…ジムリーダーだったとはな」

 

「昔の話しだけどね。今回は前のような言い合いはなし…さっさと進出者を決めましょ」

 

 キョウスケの言葉にサラッと受け答えをし、カオルは背を向けるとキョウスケからゆっくりと距離を取っていく。雰囲気が違うのを察したキョウスケは彼女と同じく適当に離れてから、再度彼女の方にへと振り向く。カオルは既に戦闘体勢、キョウスケも表情を引き締める。

 

「両者用意はいいでしょうか!3、2、1。ポケモンバトルスタート!」

 

「意地でもここを抜ける!行くよジバコイル!」

 

「行くぜレックウザ!」

 

 空中浮遊しているロトムにより鳴らされたゴングがまだ鳴り響いている状態で両者が繰り出したのはカオルはジバコイル、キョウスケはレックウザというマッチアップ。観客席からクモン達も真剣に見つめる中、キョウスケは意気揚々と笑みを浮かべ…

 

「よっしゃ!行くぜレックウザ!かえんほうしゃ!」

 

「でんじほう!」

 

 レックウザの口から放出された火炎、そしてジバコイルが繰り出した電気弾が一直線にお互いに向かい合い衝突。威力は互角の相打ちとなり爆煙が巻き起こる中、レックウザは爆煙をかき分けながらジバコイルに急接近し…

 

「よくそこまで接近した!叩き込めレックウザ!アイアンテールッ!」

 

「ライジングボルト!」

 

 レックウザは尻尾の部分を光らせ、鞭のようにしならせながらジバコイルに尻尾を叩きつけようとするが攻撃力は互角の両者。このアイアンテールはジバコイルが体から発した雷により弾かれてしまい、レックウザは少しだけジバコイルから離れる。

 

「りゅうのはどう!」

 

「ロックオン!」

 

 辺りに撒き散らされた雷をレックウザはかわしつつ、口から波動を放って行く。ジバコイルの体に波動が命中したものの、効果イマイチの影響からかダメージはかすり傷程度。そこからカオルは息を吐き…

 

「今度は外さない!でんじほう!」

 

「かわせないなら突っ込むのみ!行くぜレックウザ、ガリョウテンセイ!」

 

 ロックオンにより技が必ず命中する。技を防げない事を悟ったキョウスケはレックウザにひこうタイプの技を指示。レックウザは高々と空高く構えると一気に急降下。ジバコイルのでんじほうが顔面に命中し、少し怯んだが再度加速。ジバコイルに真正面から衝突。

 

 自らの体ごとジバコイルを地面に叩きつけた。

 

「効果は半減の筈なのに!?」

 

「そのまま行くぜ!レックウザ、ゼロ距離かえんほうしゃ!」

 

「ラスターカノン!」

 

 爆煙がまだ完全に晴れ切っていない中でレックウザは火炎を放ち、ジバコイルは鋼の波動を打ち込む。両者の一撃はゼロ距離にてぶつかり合い、大爆発。爆煙と共にレックウザはキョウスケの元に吹き飛んできたがカオルのジバコイルはと言うと…

 

「どうなった…?」

 

 レックウザは少しフラフラしながらも生存。ジバコイルは爆煙が晴れた先に映った姿は戦闘不能となっている姿で…

 

「ジバコイル、戦闘不能!勝者レックウザ!」

 

「っ!」

 

「まだやれるかレックウザ?」

 

 少しフラフラとしながらも生存しているレックウザに対して問いかけたキョウスケ。レックウザは頷き、戦闘続行。一方のカオルはジバコイルが倒れた為当然次のポケモンを出す事に。少し焦りを滲ませながらもジバコイルを引っ込めた彼女が次に繰り出したのは…

 

「行くよドラパルト!」

 

 レックウザと同じドラゴンタイプであるドラパルト。レックウザは先程のジバコイル戦にてかなり疲弊しており、尚且つでんじほうにてマヒの状態異常を食らっている状態。スピードがあるドラパルトに対して上手く立ち回るしかない。

 

「やるっきゃねえ…行くぜレックウザ!りゅうのはどう!」

 

「ドラゴンアロー!」

 

 レックウザは口から波動を放ったがドラパルトが放ったドラメシヤにかき消されてしまい、放たれたドラメシヤはそのままレックウザに2体共衝突。ダメージが蓄積していたレックウザは1発KOという形で戦闘不能となった。

 

「レックウザ、戦闘不能!勝者ドラパルト!」

 

「このバトル…必ず勝つ!そのためにアナタを超えて行く!」

 

「随分と気合いが入ってんな…気合いなら俺も負けてねぇぜ!」

 

カオルが指差してキョウスケの方をグッと見つめる。それを見たキョウスケは自分の気合いを再度入れ直しレックウザをボールに戻し、2体目のボールを構える。一息吐きながら彼が2体目に繰り出したのは…

 

「頼んだヨノワール!」

 

 ドラパルトと同じゴーストタイプであるヨノワール。今回ばかりはツッコミ担当ではなく正当なメンバーとして参戦。キョウスケの指示を仰ぐかのように自分の方を見つめてくるヨノワールに対して、キョウスケも拳をグッと握りしめ…

 

「行くぜヨノワール!かげうち!」

 

「10まんボルト!」

 

 ヨノワールは地面に隠れ込み、影となってドラパルトに接近。その間に放たれた10まんボルトを回避したヨノワールはドラパルトの背後に迫りゆくと、チョップをかましドラパルトを地面に叩きつけたのだが…

 

「かえんほうしゃ!」

 

「!」

 

 ドラパルトから放たれた火炎をヨノワールはまともに食らうものの、火傷する事なく振り払いドラパルトから少しだけ距離を取る。息が詰まる攻防。勝利はどちらに転ぶか…




今年もよろしくお願いします〜。
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