とんでもない馬鹿がガラル地方にいるらしいですよ?   作:命 翼

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お疲れ様です〜。更新しますー。


ターフラウンド第三戦!!(後編)

前回のあらすじ!バトルしてます!以上!

 

 ドラパルトが放った火炎が辺りに充満する中、ヨノワールは地面に潜り込みドラパルトの目の前に接近。三度チョップをお見舞いしようとしたが…

 

「ドラゴンアロー!」

 

 咄嗟に動いたドラパルトのドラゴンアローがヨノワールの腕に命中。さらに2体目がヨノワールの胴体に命中し、自らの近くから吹き飛ばす。ある程度吹き飛んだヨノワールだったが、地面に手をつけ何とかして踏ん張る。ドラパルトの攻勢を許さぬ攻撃。

 

 キョウスケはさらに指示を出す。

 

「がんせきふうじ!」

 

「もう一度ドラゴンアロー!」

 

 ヨノワールが地面を叩きつけると浮かび上がった岩をドラパルトに降らせて行く。ドラパルトはドラゴンアローにて迎撃。向かって来た岩をアローにて粉砕して行く中、それに気を取られていると判断したキョウスケはさらに動く。

 

「かげうち!」

 

「ドラパルト、地面に向かってかえんほうしゃ!」

 

 ヨノワールは自分の影を伝って再び地面の中へ。ドラパルトが火炎を口から吐き、地面に叩きつけて行く中ヨノワールはそれを嘲笑うかのようにしてドラパルトの背後へ。ドラパルトが気付いた頃にはヨノワールのチョップが炸裂。ドラパルトは再び地面に叩きつけられる。

 

「っ!りゅうせいぐん!」

 

「そのまま決める!ヨノワール、シャドーパンチ!」

 

 ドラパルトの目が急に光ったかと思いきや、空中から隕石がヨノワールに向かって降り注ぐ。そんな中ヨノワールは拳を握りしめ、地面にいるドラパルトを殴りにかかる。りゅうせいぐんによる隕石がヨノワールに命中した瞬間に爆煙が巻き起こる。

 

 これにより指示を出していたキョウスケとカオルの視界に一瞬ヨノワールとドラパルトが映らなくなったが、爆煙が晴れるとそこには戦闘不能となったドラパルトとりゅうせいぐんを何とか受け止め切ったヨノワールの姿が。

 

「ドラパルト戦闘不能!勝者ヨノワール!」

 

「りゅうせいぐんを受け切った…?」

 

「よくやったヨノワール!だが大分ダメージが溜まってるな、ご苦労さん。後は任せてくれ」

 

 ヨノワールは確かにりゅうせいぐんを受け切ったが倒れているドラパルトの前でふらついているのも事実。先程のレックウザが無理をしたと言う教訓もあり、キョウスケはヨノワールをボールに戻す。驚いた感情を見せていたカオルも舌打ちしながらドラパルトをボールに戻す。

 

 ポケモンの交代権は一回のみ。キョウスケが次を出すポケモンが倒れるようなことがあればほぼ負けは確実。だがそんな危機的な状況であってもキョウスケは一息吐いた後に笑みを浮かべていた。

 

「何で笑みを浮かべてるか知らないけど…もう一度ヨノワールを引き出して私の勝ちよ。行きなさいミロカロス!」

 

「俺がコイツで負ける訳ねぇからな…行くぜヨクバリス!」

 

「来た!ヨクバリスだ!」

 

 スタンドのクモン達が大きく盛り上がる中、カオルはミロカロスを出しキョウスケはエースであるヨクバリスを場に。ヨクバリスも気合いが入ったような声を張り上げた後に、四股を踏むかのようにしてその場で足踏みしている。

 

「ヨクバリスなんて眼中にない…!行くよミロカロス、ハイドロポンプ!」

 

「じだんだ!」

 

 ミロカロスは体を捻らせると口から大量の水を放出して行く。対するヨクバリスは地面を叩きつけ、土の壁を作り出すとハイドロポンプの威力を削いでいき、壁を突破したその時にはその水の量は少なくなっていた。

 

「ヨクバリス!そのままそいつを押し出せ!」

 

「ヨクバ!」

 

「今度は当てる!ハイドロポンプ!」

 

「ギガインパクト!」

 

ミロカロスのハイドロポンプが土の壁にまた阻まれるが残ったのは埃程度のもの。あっさりと粉砕し、水の一撃がヨクバリスに命中して行く中、ミロカロスに向かって走り出していたヨクバリスの勢いは止まらずそのままミロカロスに接近。

 

 体当たりをかましミロカロスを力強く吹き飛ばす。

 

「っ!れいとうビーム!」

 

「じだんだ!」

 

 吹き飛ばされたミロカロスが空中かられいとうビームを放ってくる中、ギガインパクトを放った後にかなりの反動から吹き飛ばされたヨクバリス。地面を伝って近づいてくるれいとうビームに対して、再び地面を叩きつけ土の壁を作り出すと土の壁がれいとうビームによって凍らされる。

 

 その間にミロカロスは地面に着地するとカオルは…

 

「アクアリング!」

 

「ヨクバリス、ばかぢからでソイツを投げ飛ばせ!」

 

 ミロカロスが水のリングを身体に纏って行く中で、ヨクバリスは全身の力を使って凍った土の壁をミロカロスに向かって投げ飛ばして行く。カオルは一瞬驚いたが冷静にミロカロスにかわせと指示を出し、ミロカロスはこれを回避。ミロカロスが水のリングにて体力を回復した後。

 

 カオルは小さく一息吐く。そんなカオルを見てキョウスケは…

 

「この大会。勝ち抜いてアンタはどうする気なんだよ」

 

「何よ、突然。敵に同情でもする気?」

 

「そうじゃねぇ。そんな必死だと進んでもこの先、ポケモンが萎縮するだけなんじゃねぇかって。思っただけさ」

 

 カオルの額には大量の汗が流れていた。ただバトルに対して指示をしていたのにも関わらずだ。カオルにとっては図星を突かれたようなそんな気分だった。何も言い返せなかった自分に対して苛立ちが募った後、ミロカロスを見つめた。

 

「萎縮か…アンタは大会を勝ち抜いてどうする気なのよ」

 

「さらなる目標を作って、それに向かって進んでいくだけさ!」

 

「決まってないじゃないアンタも…勝つ事だけ考えていた自分が馬鹿みたい…」

 

「馬鹿って何事だコラァ!?」

 

 カオルに対して顎を突き出して挑発しようとしたキョウスケ。だが今の彼女に対してそれは逆効果。拳をぐっと握りしめるとカオルは深く深呼吸を重ねる。落ち着くまで2回。そして笑みを浮かべながらキョウスケに向かって真剣な眼差しを向けると…

 

「行くよミロカロス!れいとうビーム!」

 

「吹っ切れたようだな!全力で行くぜヨクバリス、じだんだ!」

 

 ミロカロスのれいとうビームに対してヨクバリスは地面を再度叩きつけると、今度は砂埃を撒き散らす。れいとうビームは確かにヨクバリスの方に放たれたが当たった感触はない。それをカオルは疑問に思っていると砂埃を払い、迫って来るヨクバリスの姿が。

 

「ギガインパクト!」

 

「ハイドロポンプ!」

 

 一度は突っ切られたハイドロポンプ。だがカオルはミロカロスを信じた。ヨクバリスにハイドロポンプが命中。そのままヨクバリスの動きを止めたが、ヨクバリスは一歩ずつ動きを再開しそのままミロカロスにへと接近して行く。

 

 そのままミロカロスにヨクバリスは正面から思い切り衝突。そのままミロカロスをカオルの背後にへと吹き飛ばした。

 

巻き上げる砂埃。ふとカオルが背後に振り返るとそこにはヨクバリスの勢いに押されて戦闘不能となっているミロカロスの姿が。唖然とその光景を見ていた彼女ではあったが…

 

「ミロカロス戦闘不能!よって勝者キョウスケ選手!」

 

 キョウスケへの大歓声と共にカオルはミロカロスをボールに戻すと苦笑いではあったものの、笑みを浮かべていた。もう一度深呼吸をし、ヨクバリスとハイタッチを交わすキョウスケの方に振り向き、歩み寄って行くと手を差し伸べ…

 

「私にこんだけ言って…吹っ切れさせて。負けたら承知しないから」

 

「…おう!」

 

 悔しさが混じりつつも笑みを浮かべるカオルに対してキョウスケは一瞬キョトンとしつつも差し伸べて来た手をがっちりと掴み、握手を交わす。さらに湧き上がる大歓声を受け、キョウスケはナックルラウンドにへと進む…




見てくださりありがとうございますー。
次回は閑話回にしますね。
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