とんでもない馬鹿がガラル地方にいるらしいですよ? 作:命 翼
レイカです。そちらは明けましておめでとうございますの時期でしょうか?でも私達の所はまだ夏から秋に差し掛かったばかりみたいです。場所は今キルクスタウンにいます、ガラル地方で唯一常に雪が降っている寒い街です。
え?オタクの兄はどこにいるかって?やはり気になります?…そうですね…
「見ろレイカ!!これぞ暖房戦法だ!!」
「ヨクバッ!!」
どうなってこうなったのか知りませんが、ヨクバリスと共に地面に埋まって顔だけを目の前に出しています。ディグダみたいに見えますが、どうみたってこんなディグダは見たくありません。気色悪いです。
「兄貴が着込めばいいだけでしょ?」
「何を言う。オレは着込んでいるではないか!!土という服をっ!!」
「絶対暖かくないよねそれ…」
キョウスケに冷静に呟くレイカはやはり寒い街という事もあり、暖かめの服を着用。ヨクバリスも毛皮がある為問題ないが、地面に埋まって分からないがキョウスケは半袖半ズボンという何とも場所的に場違いな服装をしている。レイカの言葉にキョウスケは不満気に変顔をすると…
「うるさいなぁ…暖めればいいんだろ!!行くぞヨクバリス!!」
「ヨクバッ!!」
何かをキョウスケはヨクバリスに語りかけると、2人は地面の中でまるでコマのように大回転しそのまま地面を回りながら脱出。キルクスタウンの人々とレイカが驚いたような表情を見せる中、2人は回りながら空に消えていった…と思いきや…
次戻って来た時には隕石が落下したかのように炎を纏いながらその場に落下して来た。
「ちょまっ!?ええっ!?」
「見ろ!!これが人間版、りゅうせいぐんだァァァ!!」
レイカが驚きながらキョウスケとヨクバリスの元から離れる中、キョウスケとヨクバリスはゆっくりと回りながら地面に着地。だが大気圏にでも行ったのだろうか、身体が燃えながらの帰還となった。
「どうだ!!オレも遂にオーラを纏ったぞ!!」
「オーラというか燃えてるだけでしょうが!!」
3人のいる場所が丁度スタジアム目の前の場所。キョウスケが燃えている姿を見かけた1人のジムトレーナーが慌てて、ジムリーダーに報告。ヨクバリスの炎はあっさりと鎮火した中で、キョウスケは以前と燃え続けている。そんな最中、報告を受けてその場にやってきたジムリーダー2人は…
「またアナタですかキョウスケ…」
「よお!!チクワとメロンさん!!」
「誰がチクワだチクワ!!」
「えっと…何がどうなってコイツの身体は燃えているんだい…?」
燃えながらマクワとメロンに近づこうとしたキョウスケではあったが、メロンがあらかじめ持ってきていたバケツの水を吹っかけられ、その炎は鎮火。キョウスケはしばらく固まったと思いきや…
「さっむっ!!よくもやったなっ!!行くぞヨクバリス!!ギニュー特戦隊戦法だ!!」
「アンタら2人しかいないじゃないかい」
「メロンさんツッコむ所そこじゃないと思います…」
キョウスケは相変わらずの半袖半ズボンのノーマルタイプのユニフォーム。相棒のヨクバリスと共にギニュー特戦隊のポーズとは明らかに違う、変なポーズを見せるとそのまま2人に突撃して来た。
まるでゴキブリに似たその動きに、レイカが悲鳴をあげる中メロンは躊躇なく、キョウスケにバケツをぶつける。
「ぐふお!?」
「大将!!な、何をするんダァー!!許さん!!」
「ポケモンが喋ったァ!?」
「元からなんですよマクワさん…」
キョウスケがバケツでやられた事に激怒したヨクバリスが何の前触れもなく喋った事に驚くマクワ。その光景を既に見ていたレイカは大して驚く事もなく、呟いていたがマクワの隣にいたメロンも無言だったが驚いた表情を見せていた。
一瞬バケツによって倒されたキョウスケではあったが、倒れてから7秒後に立ち上がり…
「ふははは!!見たか!!これが7の力!!これでオレは無敵ッ!!」
「燃えていた地点で無敵だと思うんだけど…」
「あんなの前座に過ぎないゾ!!全ては7の力演出の!!」
「7の力大してインパクト無かったような…」
メロンのひょんとした一言にキョウスケとヨクバリスはかなり衝撃を受けたようで、同じタイミングで口を思い切り開いた状態で倒れ込む。だが再び7秒のタイミングで何事もなかったかのように立ち上がり…
「おいリーダー!!7の力のどこにインパクトがないだって!?」
「今、凄い衝撃を受けていたよね!?さらっと7の力を使ったよね!?」
「え?誰が使ったって?」
「お前らだよっ!!」
何事もなかったかのようにボケの事に関してメロンに抗議に向かおうとしたキョウスケとヨクバリスだったが、今度はレイカからの指摘とツッコミを受けて驚きを受けたようで、さっきと同じく口を開きっぱなしで倒れていく。オチが見えているが、2人はまた7秒後に立ち上がり…
「ふはは!!見たかこれが7の力!!」
「もういいから」
「なん…だと…!?」
「また衝撃受けてるよ!!また7の力をやるつもりだよ!!」
メロンからの言葉にまたしても衝撃を受けたヨクバリスとキョウスケは、もう何度見た光景か口を開きっぱなしで倒れると今度は7秒後に立ち上がるのではなく、何と倒れたまま空を飛んでいき…
レイカら3人が呆れ顔で空に飛んでいったキョウスケ達を見つめる中、キョウスケとヨクバリスはまた身体を燃やした状態で帰還。そのまま何事も無かったかのようにメロンに抗議しようと近づいてきたのだが…
「おいコラ!!7の力のどこが悪いんだ!?」
「そうだそうだ!!7の力は最強なんだぞ!?」
「(レイカさん…見間違えじゃないですよね?)」
「(ええ…違うと思います)」
メロンが2人からの抗議を軽くあしらっている中で、マクワとレイカは同じ場所を見つめながらも目を疑う。そこにいたのは犬型…明らかにワンパチやパルスワンとは全然色をしたポケモンがキョウスケ達と一緒にいたからだ。
「ちょっとキョウスケ。そこのポケモン…明らかにガラル地方のポケモンじゃないですよね?」
「ああ、コイツはダニィというんだ。ワンパチだよ」
「ワンパチ!!」
「いやワンパチ、こんな鳴き声していないって!!」
マクワの問いかけにキョウスケはワンパチだと答えたのだが、緑と黒が入ったその身体の色は明らかにワンパチに見えない中、キョウスケは煙に巻く事なくあっさり答えた。
「ちなみにタイプは?」
「ドラゴンとじめん」
「ドラゴン!?え、もしかして…」
「元の名前はジガルデだったでござんす」
ヨクバリスが犬型のポケモンの正体をジガルデで明かしたのだが、ヨクバリスが喋っている事については今は触れないとして、メロンとレイカ、さらにマクワは驚きのあまり固まってしまい、数秒した後に…
「どした?コイツはワンパチだ!!そだろワンパチ!!」
「ワンパチ!!ワンパチ!!」
「待ちなって!!ジガルデってガラル地方にはいない伝説のポケモンじゃないか!!」
「いいや!!誰がなんと言おうとコイツはワンパチだ!!お手!!」
ジガルデはキョウスケが手を差し出すとなんの躊躇もなく、手を差し出す。あまりに突然の事で混乱するレイカ達ではあるが、キョウスケとヨクバリス曰く、ワンパチと鳴くからワンパチだと思ったとの事らしい。
「じ、ジガルデがが、ガラル地方に…」
「これからどうなるんだこの作品…」
ちなみにワンパチと鳴くジガルデの存在はSNSを通じてあっという間に広がり、ガラル地方は一度は大パニックに。ダンデらが協議した結果、キョウスケに懐いている事から、マスコミにはジガルデはキョウスケのポケモンだと説明したらしい…
今回は少し大人しめでしたが、すまない!!新年1発目だから許してくれっ!!
次回からはもっと暴れるからよろしくよっ!!