とんでもない馬鹿がガラル地方にいるらしいですよ?   作:命 翼

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お久しぶりです〜。今回はバトルなし、久しぶりの閑話回です。


お久しぶり!ナックルシティ!

前回のあらすじ!ナックルシティに来たぞぉ!?

 

「それ今回のあらすじ!前回ターフタウンにいたから!」

 

「読者さんは今頃ターフタウン何かよりヒスイ地方にいるんだろうぜ!時代遅れってかこら!」

 

「誰も何も言ってないから!」

 

 激戦のターフラウンドを終え、久しぶりにナックルシティにへと足を運んだキョウスケとミリ。目的はもちろんトーナメント戦であるナックルラウンドに出場するため。ターフラウンドにてリーグ戦で負けたトレーナーが姿を消し、残ったのは僅かながら腕自慢のトレーナーばかり。

 

「ったく。ここはガラル地方なんだから、ヒスイ何たらかんたらの話しは抜きにしてよね」

 

「レイカがいないからってツッコミ気取りかぁ?元のお前を返せ!」

 

「誰かが制止役にならないとアンタは止まらないでしょうが」

 

 すっかりレイカがいない事によりキャラ変したミリに対してキョウスケは変顔で挑発するが、ミリは冷静な表情でため息を吐くのみ。それでもミリをイラつかせようとするキョウスケ、するとスタジアム入り口付近にて話し合っていた2人の元に足音が聞こえて来た。

 

「やっぱり勝ち進んでいたんですね」

 

「お、お前は!ピッコロ!」

 

「リュウですっ!」

 

 話し合っていた2人の前に姿を現したのは冠の雪原で会って以降、キョウスケを敵対視しているリュウ。その掠りもしない名前で叫んだ事によりリュウはキョウスケに向かって声を張り上げたが、それでもキョウスケは相変わらずリュウを挑発するような目を止める事はない。

 

 それに見かねたミリはため息を吐きながら…

 

「ここにいるという事はリュウ君も?」

 

「ええ。キョウスケさんと同じく3連勝です。リーリエという方も3連勝してました」

 

「ええ?お前みたいなただのメガネが勝ち進んだのぉ?それはみんなが雑魚だったって事だなぁ?」

 

「何ならここで潰してあげてもいいんですよキョウスケさん…」

 

 キョウスケの挑発に乗るかのようにイラつきを見せるリュウ。ポケモンを出す為にモンスターボールを取り出そうとしたが、ミリが苦笑いを浮かべながら必死にリュウを止める。それでもキョウスケは顎を突き出しながら挑発する動きをやめない。

 

 そんなキョウスケにバチが当たったのか、ボールの中から突如出てきたヨノワールに拳骨を喰らいそのまま地面に叩きつけられた。

 

「あぶら!」

 

「そっか…リーリエも勝ち進んだんだ。どっかで当たるかもしれないねキョウスケ」

 

「その時は俺がパパさんになりきって粉砕してやるわ!」

 

「アンタ20でしょ」

 

 実はこう見えてかなり若いキョウスケにミリはツッコミつつ、再度ため息を吐く。ヨノワールはキョウスケが地面に叩きつけられたのを確認すると、彼のボールに戻った。その後キョウスケは何事もなく起き上がったのだが、やはり叩きつけられた影響か顔が赤くなっていた。

 

「違う俺は悪魔だぁ」

 

「年の話ししてんの!」

 

「ダンディに年の話をするとは!恥を知りなさい!」

 

「とにかく!僕がアナタに勝てばジガルデは譲って貰いますからね」

 

 キョウスケとミリが話している間にリュウは一息吐き、キョウスケを睨みつけながら宣戦布告するかのように言葉を連ねる。そのまま言葉を吐き捨てる形でそのままナックルスタジアムにへと入っていたのを見て、キョウスケとミリはお互いに顔を見合わせると…

 

「キョウスケ。ナックルラウンドは5対5のシングルバトル。シュートラウンドではフルバトルになるわ」

 

「プルプル?」

 

「誰がフをプにしろと言ったのよ」

 

 ミリの説明に対してキョウスケは分かってらあと呟くと、そのままナックルスタジアムにへと入って行く。ミリもそんな彼について行く形で同じくナックルスタジアムへ。その中に踏み入れると見えてきたのは、勝ち残ったナックルラウンド進出者達。

 

 初戦に向けて闘志を燃やす彼らを見つめていたキョウスケだったが…

 

「どうしたのキョウスケ?普段周りなんてあんまり見ないのにさ?」

 

「ガリュウの姿がねぇなって思ってよ」

 

 ふと足を止めたキョウスケが発した言葉はガリュウについて。現在ナックルスタジアムのロビー付近にはその姿はない。当然ながらまだ試合時間ではない為、来なくてもいいのだがそれでもキョウスケにとってどうしても気になる事だった。

 

「まあいいか。アイツとは決勝戦で当たるんだからよ」

 

「ガリュウさん、ケンタロス一体で勝ち上がったらしいですよ?」

 

 一息吐きながら切り替えようとしたキョウスケの耳に聞こえてきたのは1人の女性の声。ふとその方角に視線を向けるとキョウスケとミリ、2人の方に歩いてきたのはリーリエ。リュウから聞いた情報からしているという事は分かっていたのだが…

 

「ケンタロス?聞いた事のねぇポケモンだな?」

 

「ガリュウさんのエースポケモンです。公式戦ではあの人はそのケンタロスしか繰り出した事がないんです」

 

「ケンタロスしか!?」

 

「マスタードさんが教えてくれました。修行中のダンデさんに土を付けた事もあると」

 

 リーリエの口から語られたのはエースポケモンであるケンタロス一体でリーグ戦を勝ち上がったという事と、公式戦ではケンタロスしか出した事のないという事実。然もチャンピオンになる前だったとはいえダンデに黒星を付けた事があるらしい。

 

「ダンデはもうチャンピオンじゃねぇんだから俺には関係ねぇな。それにそんなに強くないと下克上って言ってる意味がねぇしな」

 

「でもキョウスケ。知っていると思うけどガリュウは一度も負けた事がないって…」

 

「ダンデだって負けたじゃねぇか。俺がマスゴミ共が書く下馬評をひっくり返してやらぁ」

 

 リーリエが発したガリュウについての情報は返ってキョウスケの闘志を燃やす形となり、ミリの不安そうな表情をひっくり返すかのようにキョウスケは笑みを浮かべていた。そんなキョウスケを見てリーリエは安心したのか、笑みを浮かべながら一息吐くと…

 

「それでこそキョウスケさんです。こちらとしてもリベンジしがいがあります。一度私アローラに戻ってポケモンを鍛えてきたんです。ここで当たるなら負けませんよ」

 

「返り討ちにしてやるぜ」

 

 ここで当たらなければ次当たるのはシュートラウンド。ジムチャレンジ最後の舞台でもあり、一度キョウスケの夢が潰えた場所にて準決勝、決勝戦が行われる。リーリエ、キョウスケ共に気合い十分の表情を浮かべていたが…

 

「この作品で辛気臭いのはやめだ。飯でも食いに行こうぜ」

 

「キョウスケ。後20分で試合始まるんだけど…」

 

「俺のラーメンはどうなんだよ!?」

 

「終わってから…ですね」

 

 キョウスケはそのままミリとリーリエに背を向けてラーメン屋に向かおうとしたのだが、ミリから後20分で試合が始まる事を告げられ思わず動揺。さらにリーリエからの苦笑いからの一言により撃沈し、その場に真っ白になりながら膝をつく。

 

「お待たせしましたナックルラウンド進出者の皆さん!今、抽選が終わりましたので対戦表を発表いたします!」

 

 膝をつくキョウスケを足目に聞こえてきたのはモニターに映るダンデの声。どうやらトーナメント戦の対戦表が完成したらしく、モニターにその対戦表が映し出される。キョウスケのいるAブロックにはリーリエとリュウの名前が。ガリュウはBブロックのようだ。

 

「お、リーリエとリュウ同じグループじゃない…」

 

「どしたミリ?」

 

 ミリの口が止まったのを見てキョウスケも対戦表を確認するとキョウスケの対戦相手に書かれていたのが何とリーリエ。さっき対戦を誓った両者が一回戦から激突する事となり、キョウスケは息を呑んだのだった…




見てくださりありがとうございますー。
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