とんでもない馬鹿がガラル地方にいるらしいですよ? 作:命 翼
1週間遅れましたが投稿します!
前回のあらすじ!トーナメント表が決まったよ!うわぁーい!
「前回の最後の雰囲気を返せ」
「うるせえ!元々この作品はギャグ小説カテゴリだろうが!銀魂と同じカテゴリだろうが!」
「銀魂も真面目な時は普通に真面目だったけど!?」
提示されたトーナメント表は残っているアマチュア大会参加者を多くざわめかせる形となった。そのトーナメント表を見てリーリエは何故か笑みを浮かべながらキョウスケの方にへと振り返り…
「前回のリベンジを果たせますね。まさか一回戦で当たるとは思ってなかったですけど」
「リーリエ」
「私、ワクワクの方が強いんです。キョウスケさんが強いと分かっているからこそ、どんな戦いになるのかなって」
リーリエが笑みを浮かべながら語りかけてくる中、キョウスケとリーリエの試合はトーナメント第一試合。その会話を遮るような形で大会関係者がキョウスケ達に近づいて来る。
「リーリエさん、控え室に案内します。こちらにどうぞ」
「必ず勝ちますから。またバトルコートで会いましょう」
このトーナメントに残っている参加者達はいずれも3連勝でのナックルラウンド進出を決めた強者達。キョウスケを見つめていたリーリエの目つきは既に強者。キョウスケとミリ、2人の元から去って行くリーリエの背中をキョウスケは軽く深呼吸しながら見つめていたが…
「いきなり正念場だね。クモンさん達は既にスタンドにいるらしいよ」
「相変わらず早えなあの人はよ」
「頑張って来て。どちらも応援してるから」
ミリの言葉にキョウスケは頷くとキョウスケの元に近づいて来た大会関係者の指示に従う形で、キョウスケもリーリエとは違う控え室にへと歩いて行く。案内された控え室にて何も映っていないモニターを見つめながら、闘志を燃やす。
「キョウスケさん。お待たせしました、どうぞバトルコートへ」
「了解」
案内された控え室はナックルスタジアムには本来ない物で即席に作られた物。急遽作った影響もあり、小さなモニターが部屋にある程度でそれ以外は何もない。だが逆に気合いを入れるには十分であったのか、関係者の言葉にキョウスケは力強く返事すると控え室を出てバトルコートに繋がる通路へ。
湧き上がる大歓声。コツコツと歩く音がキョウスケの耳に響き渡る中、彼はバトルコートにへと足を踏み入れる。
「お待たせしました!アマチュアトーナメント1回戦!第1試合!その対戦はまさかのターフラウンド突破!圧倒的な力を見せつけたキョウスケと!」
「最近までは新米トレーナー!まさかの快進撃を果たしたリーリエが対します!」
「キョウスケ様!頑張って下さい!」
スタンドからクモン達の声が響き渡る中、左側通路からキョウスケ。右側通路からはリーリエがゆっくりとバトルコートの中心にへと歩を進めて行く。ターフラウンドとは明らかに違うピリピリとした雰囲気が場を包み込む中、2人は中心にて対面する。
「私の憧れていた人はアローラチャンピオンになりました。今は世界中を他のパートナーと共に巡っているらしいですが。私は私なりの道を進みます!ガリュウさんにたどり着く!今の私の目標です!」
「じゃあその強い思い…しっかりと受け止めてやんねぇとな!」
「はい!お願いします!」
軽くではあったものの、2人は言葉を交わした後ゆっくりと距離を取って行く。覚悟を決めた表情で互いを見つめ、モンスターボールを取り出す。その場にレフェリーを務めるロトムが降り立ち…
「左側キョウスケ選手!右側リーリエ選手!バトルスタート!」
「行くぜヨノワール!」
「頼んだよボーマンダ!」
ロトムによって開始のコールがされ、キョウスケの場にはヨノワール。そしてリーリエの場にはボーマンダが。両者のポケモンが場に出た瞬間に歓声がピークに達し、地響きのような歓声を耳にしながら両者は向き合う。
「行くよボーマンダ!ハイドロポンプ!」
「それに向かってかみなりパンチ!」
ボーマンダは軽く顔を空を見上げた後に大量の水をヨノワールに向かって放出していく。一方のヨノワールはかみなりパンチで応戦。ハイドロポンプにかみなりパンチを当てると、その電気がボーマンダの水に感電して行きボーマンダはそこからの静電気により怯ませられた。
「かげうち!」
ボーマンダが怯んでいる内にヨノワールは影を伝って地面に潜り込み、ボーマンダの背後に接近。ボーマンダがヨノワールの方に振り向こうとしたその時に顔面にチョップを食らわされ、そのまま地面に叩きつけられたがそのダメージは微々たる物。すぐに体勢を立て直すと…
「ドラゴンダイブ!」
「シャドーパンチ!」
ボーマンダの身体が光り出したと思いきや、そのまま拳を突き出そうとしたヨノワールに突進。そのまま腹部にぶつかった勢いでヨノワールを自分の近くから吹き飛ばす。
「エアスラッシュ!」
「がんせきふうじ!」
空中にて体勢を立て直したヨノワールに向かってボーマンダは羽を羽ばたかせて風の刃を放出。無数の風が向かって来る中、ヨノワールは自らの近くに岩を召喚し盾に。風と岩は相打ちとなりヨノワールにはダメージが喰らわず。岩が消えるとその場にヨノワールの姿はない。
「いない!?ボーマンダ、近くにかえんほうしゃ!」
「シャドーパンチ!」
ボーマンダが自身の周辺に火炎を放出するが、その火炎をかき分ける形でボーマンダの目の前にヨノワールが出現。そのままボーマンダの顔面に拳を叩きつけ、再度地面に叩きつける。
「ボーマンダ!」
シャドーパンチが良くない所に入ったのか、ボーマンダはこの一撃によりノックアウト。それを確認したロトムにより戦闘不能のコールがされ、試合開始数分にてリーリエは1体目のポケモンを倒された形となった。
「前回はここで終わりだったんですよね。でも今回は違う。行くよエースバーン!」
「エースバーン!?」
リーリエの2体目はアローラ地方の御三家ではなく、ガラル地方の御三家であるエースバーン。さすがにキョウスケも驚きを隠せずにいたが…
「マスタードさんから譲り受けたんです。キョウスケさんならこの子を痛いほど理解していますよね!」
「敵としてだけどな。ガラルチャンピオンに散々やられたよ」
「その時の記憶、思い出させてあげます!エースバーン、かえんボール!」
「がんせきふうじ!」
リーリエはニヤリとした笑みを浮かべるとエースバーンに指示を出す。エースバーンは小石を取り出すと、リフティングをし炎を纏わせヨノワールに蹴りつける。一方のヨノワールは地面を叩きつけると砂埃を巻き起こしかえんボールをあらぬ方向にへと吹き飛ばす。
「かげうち!」
「同じ手は食らわない!アクロバット!」
ヨノワールが影に紛れ込もうとした瞬間にエースバーンが走り出したが、がんせきふうじによる視界眩ましを喰らい、ヨノワールに近づけず代わりに同じようなパターンで自らの後方にへの接近を許し…
「かみなりパンチ!」
「エレキボール!」
エースバーンはポケットから小石を取り出し、電気を纏わせてそのままヨノワールに投げつける。そんな中同じく電気を纏ったヨノワールのパンチが小石に当たり、同じ電気同士で相打ちを起こしエースバーン、ヨノワール共に吹き飛ばされる形に。
(一瞬エースバーンの色が変わったような…気のせいか?)
「油断も隙もない…!勝負はまだまだここからですよ!」
(気にしたら負けか…まずは集中だ)
リーリエの言葉に静かに頷くキョウスケ。だがエースバーンから微かに異変を感じ取っていた…
見て下さりありがとうございます!