とんでもない馬鹿がガラル地方にいるらしいですよ?   作:命 翼

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久しぶりですー。今回は閑話回。ふざけも入ってますが次回に繋げる感じにもしてます。


祝福?うるせぇ!ラーメンよこせ!

 前回のあらすじ!戦い疲れましたぁ!

 

「だから何でアンタはバトルパート終わったらふざけるのかなぁ!?」

 

「うっせぇ!仕方ねぇだろ元々ギャグ作品なんだから!」

 

「作品というな作品って!」

 

 リーリエとの激戦を制し受付前にへと戻って来たキョウスケは真剣になり過ぎた分の羽目をミリにぶつける事で発散。両手の中指を立てながら謎の反復横跳びを繰り返すキョウスケに対してミリは呆れたかのようにため息を吐くが、そんな2人の近くから鳴り響いたのはどこかしらからの拍手で…

 

「誰だぁ!俺の羽目を邪魔する奴ぁ!出てこい!目からビームを放ってやる!」

 

「私です!キョウスケ様!」

 

「クモォン!お前だったのかぁ!」

 

「仲良いよねホントアナタ達…」

 

 拍手が聞こえて来た方角にへと振り返るとそこにいたのはリーリエ戦にて大声援を送っていたクモンを筆頭としたキョウスケのファンクラブ達。肩を組み合って喜ぶキョウスケとクモン。その横からファンクラブの面々が加わりいつのまにか大きな円陣な形となっていたが…

 

「いやあ勝った後のふざけは実に気分が良いものですなキョウスケ様!」

 

「馬鹿やろ!勝ったのは俺だ!」

 

「そうでしたな!失礼しました!どうです!この後ラーメンというのは!」

 

「そうだ!ラーメンに行かなければ!おいミリ!勝利宴だ、ラーメン行くぞ!」

 

 すっかり気分良くしてしまったキョウスケとクモン達は輪に加わらなかったミリを置き去りにして元々予定していたラーメン屋に行く事を決断したのだが、会話の中で置き去りにされていたミリは何がなんだか分からない。疑問と言わんばかりに苦笑いを浮かべていると…

 

 その場に慌てて走ってくる1人の女性が。先程激戦を繰り広げた相手であるリーリエだ。慌てて走って来た為かかなり息を切らしている。

 

「キョウスケさん!さっきの試合お疲れ様でした!」

 

「おうリーリエ!最高のバトルをありがとな!そうだリーリエ!お前もラーメンに行くぞ!」

 

「え、あ、ラーメン!?」

 

「このクモン奢らせて頂きますぞ!」

 

「どうやってラーメン屋に行く考えに至ったかまず説明しなさいよ…」

 

 話しかけて来たリーリエに向かって満面の笑みを浮かべながらキョウスケは彼女に語りかけると彼女もラーメン屋に誘おうとするが、そんなつもりはなかったリーリエからしたら当然困惑の表情。リーリエの対応を見てため息を吐いたミリの対応を見てキョウスケは…

 

「ラーメンが先だ!俺は腹が減った!」

 

「神がラーメン屋に行くのですぞ!」

 

「いつからキョウスケさんは神様扱いになったんですか、ミリさん」

 

「この人達にとってはキョウスケは常に神様なのよ…」

 

 説明する前に何故かキョウスケとクモンを筆頭に顎を突き出した感じからミリに対して不満気な表情を浮かべる一行。ミリの側に行ったリーリエからの一言にミリは再びため息を吐く。リーリエはミリの言葉に疑問を残しつつも頷きを入れる。そんな2人を見ながら輪を崩した一行はその場で挑発するかのように踊り出した。

 

「踊るな会場で!」

 

「うるせぇ!かめはめ波という名の一撃をお見舞いするぞゴラァ!」

 

(かめはめ波…?)

 

「アンタのかめはめ波はただのオナラでしょうが!」

 

「な、何故それを理解している!?ええいミリは化け物かっ!」

 

 リーリエは一瞬キョウスケの言葉に身構えたがミリの言葉にハッとさせられたキョウスケを見るなり、気が抜けたかのように顔に手をやる。変顔ながらもミリに押されそうになるキョウスケの周りにはファンクラブが何故か盾になるかのように立ち塞がる。

 

「やめなさい!それ以上馬鹿にするなら私達親衛隊が相手だ!」

 

「ファンクラブなんじゃ…」

 

「リーリエの言う通りよ、アンタ達ファンクラブでしょ」

 

「記憶にございません」

 

 そのふざけたような流れからその発言が出たのか。リーリエとミリの言葉にクモン達は顔を見合わせると真顔で2人の方を見て「記憶にない」との発言。これには思わず隠れていたキョウスケもずっこけたようなそんな物音が聞こえて来たが、当然ミリ達からしてどこにいるか分からない。

 

「流れで言ったのかよ!?俺の親衛隊じゃなかったの!?」

 

「いやいや親衛隊ですよ!その肩書きがファンクラブであるだけで…」

 

「言ってる事バラバラじゃねぇか!」

 

 キョウスケからもクモン達はツッコミを受ける中で呆れるミリやリーリエ。そしてこちらに近づいてくる姿。クモン達がその足音に耳を傾けその姿の方に視線を向けるとそこにはコートにシルクハットを被っている男性。クモン達は思わずキョウスケから離れる。

 

「気を遣ってくれて感謝するよ」

 

「ようガリュウ。自ら近づいて来たという事は俺の戦いを見ていたという事だよな」

 

「ターフタウンでの開幕以来です…」

 

 その場の空気が一気に一変。緊張するリーリエとミリに対してすぐ終わると口にしながら自らに近づいて来たキョウスケにガリュウは視線を向ける。キョウスケの言葉に対してガリュウは少し笑みを浮かべると…

 

「ああ、見ていたさ。君とはシュートで当たらないと行けない。トレーナーの戦力は確かめておかないとな」

 

「意識してくれてどうも。アンタの息子の試合を見なくて大丈夫なのかい?」

 

「リュウなら勝ち上がるさ。彼は既に私の視野の範囲を超えてる」

 

「勝ち上がるのはキョウスケ様です!絶対奇跡を起こす!」

 

「キョウスケにはいい応援団がいるようだ。君が勝ち上がるのを楽しみにしてるよ」

 

 トレーナーとして対戦していないのにも関わらず彼から感じる威圧感。それにキョウスケ達は少し押されつつもクモンの言葉にガリュウは笑みを浮かべながらその場を去って行く。いずれ当たるかもしれないがまだ彼の意識の範囲内にはキョウスケの名前はない。

 

 軽く言葉を受け流されたクモンは思わず苛つきの表情を浮かべたがこうして姿を見せたという事は小さくもながらも気にはなっている様子。

 

「あの人を見るとやはり緊張してしまいますよね…」

 

「アイツにとってまだ警戒の範囲内にも入っていないという事か。遠いな…その道のりは」

 

「キョウスケ様!気弱になっては行けません!そうだ、ここは先程口にしたラーメン屋に行きましょう!」

 

「そうだな!よし行くぞ!」

 

 クモンの言葉にすっかり調子を取り戻しリーリエとミリも巻き込まれる形でキョウスケとクモン達ファンクラブと共にラーメン屋へ。気分良くラーメン屋に向かって行く背中。その背中を見つめる一つの姿。その姿にガリュウが歩み寄る。

 

「…何か?」

 

「いや気にしている姿がふと目に入ったからつい…な」

 

「残念ながらキョウスケに対しての答えは持っていませんよ」

 

「気にしていないなら名前すら出てこない筈だが?」

 

 ガリュウが歩み寄った先にいたのは狐のお面を付けた1人の少女。壁に持たれかかりながらガリュウの言葉に対して彼女はため息を吐く。

 

「その余裕…今にでもへし折ってやりたいです」

 

「君がもし…私に対する事になったらその挑戦を受け入れよう」

 

「…アナタには何が見えているんです?優勝だけですか?」

 

「何だと思う?キョウスケに睨みを効かせる君なら…ある程度は分かるとは思うがね」

 

 少女の言葉に対して依然その笑みに似たような表情を崩さないガリュウ。この仮面の少女も大会参加者であるがキョウスケのグループとは同じなのだが彼女とキョウスケが例え勝ち進んでもナックルラウンドで激突する事はない感じとなっている。

 

「必ずアナタを倒しますから。その本性暴いてやります」

 

「ああ…楽しみにしているよ」

 

 挑発のような言葉を繰り返す少女と余裕の表情を浮かべるガリュウ。キョウスケはいずれこの2人と激突するのだろうか…




見てくださりありがとうございます!
少女の正体は…近々分かると思います。
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