とんでもない馬鹿がガラル地方にいるらしいですよ?   作:命 翼

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お久しぶりですー。パルデア地方の旅が始まりましたがこちらはまだ頑張りますよ!では書いていきます!


追い詰められた状況で取る奇想天外の作戦

前回のあらすじ!パルデア地方広いよぉ!

 

「研ぎ澄まされていく感覚…久しぶりだよゾクゾクすると感じたのは!」

 

「こっちは綱渡りだ!だがあともう少し…アンタとの時間を楽しむ事にする!」

 

「3発だ」

 

「?」

 

「終わってくれるなよレックウザ!ケンタロスを出してまで出さなかったエルフーン!そのその実力を発揮してみせよう!」

 

 エルフーンを一度ボールの中に戻すとニヤリとした笑みを浮かべながらボールを天に突き上げながら構える。ガリュウの付けていたリストバンドが紫の光を発したかと思えば、それを思い切り後ろに放り投げる。今までどこに隠していたというのか。

 

 コートをようやく脱ぎ捨てたガリュウの左腕に付けてあったリストバンドに誰もが驚く。そうしている間にもエルフーンがダイマックスし、レックウザを越える大きさで立ち塞がる。

 

「ガリュウ選手、コートに隠していたかのようにダイマックスバンド!隠していたと思われるカードをここで切って来たぁ!」

 

「ダイマックス!?ここにきて!?」

 

「冗談よせやい…!」

 

「耐えて見せろレックウザ!ダイフェアリー!」

 

「かえんほうしゃ!」

 

 ざわめきがまだ収まらない中、エルフーンは天に祈るようなポーズをする。その隙にレックウザはエルフーンに向かって火炎を吐くが、ダイマックスの前にしたら火炎なんてミジンコのような物。エルフーンの顔付近に当たるだけでエルフーンはピクリともしていない。

 

 エルフーンが何かを振り下ろすようなポーズを取ると、巨大な星がレックウザに向かって落下していく。

 

「レックウザ!エルフーンの近くへ!ピッタリとへばりつけ!」

 

「キョウスケ様どういう意図で…!?」

 

「まさかダイマックス技をエルフーンを盾にして…!?」

 

 ダイマックス技を3発放たれたらレックウザを含めて残りの2体が耐え切れるかどうか分からない。レックウザはひとまずエルフーンの近くに行くと巨大な星はエルフーンの方に方向を変える。ダイマックス技は決してかわせない一撃。

 

 キョウスケの中では封殺するにはこの無謀な手立てしか方法が分からなかった。レックウザもろともエルフーンにダイフェアリーの星が衝突。レックウザが吹き飛ばされ、そしてエルフーン近くにあった爆煙が晴れると…

 

「エル…!」

 

「ダイフェアリーまさかの相打ち!前代未聞!自分のダイマックス技を受けてエルフーンが元のサイズに戻ったぁ!」

 

「大丈夫かレックウザ!」

 

「グルゥ!」

 

「やはり君は筋書き通りには行かない…ワクワクする…昂る感覚…!さあ仕切り直しと行こう!」

 

 エルフーンが自分のダイマックス技を受けた事により元のサイズに戻り、レックウザがキョウスケの問いかけに一つ頷く。ガリュウのついたスイッチは彼に無意識に笑みを浮かばせる。ミリ達が安心したような息を吐く中、父の楽しむ姿をリュウは真剣に見つめていた。

 

「かえんほうしゃ!」

 

「ぼうふう!」

 

 レックウザの再び吐かれた炎がそのままエルフーンに向かっていくが、エルフーンが自らの近くに竜巻を起こし巻き込む事もなく消滅させるとガリュウが反撃とばかりにエルフーンに指示を出す。

 

「シャドーボール!」

 

「りゅうのはどう!」

 

「りゅうのはどう!?」

 

「フェアリータイプのエルフーンに…!?」

 

 エルフーンのシャドーボールとレックウザの口から放たれたりゅうのはどうが衝突。火花を少し散らした後に爆煙を起こすと、キョウスケのレックウザに対する「突っ込め!」という命によりレックウザは爆煙の中に突っ込んでいく。

 

「ムーンフォース!」

 

「アイアンテール!」

 

 エルフーンの真正面を捉えたレックウザが尻尾をムチのようにしならせる。エルフーンから放たれた光の波動が尻尾に丁度ぶつかる中、あっさり波動をかき消したレックウザの一撃はエルフーンに届かず。空中の綿かのようにその一撃がかわされる。

 

「当たらないッ!エルフーンほぼゼロ距離でかわしたッ!」

 

「エナジーボール!」

 

「かえんほうしゃ!」

 

 エルフーンの緑の波動が放たれていく中、レックウザは再び火炎を吐き応戦。火花が散らされていく中、エナジーボールは火炎を前にしても勢いが衰えずレックウザに衝突。爆煙と共にレックウザが地上付近にへと墜落して来た。

 

 地面スレスレの場所でエルフーンを見据えるレックウザ。その技の威力の高さと反射神経。ダイマックス以上にキョウスケは脅威と感じていた。

 

「ダイフェアリーを封殺したとはいえ…」

 

「反射神経はダイマックスの状態じゃなくても桁違い…どうするアニキ…!」

 

「向こうがダイマックスしてきたんだ。俺たちだってやれる事があるよなレックウザ」

 

「グルゥ!」

 

「よし…行くぜッ!」

 

 キョウスケが一度目を瞑るとレックウザも目を瞑り、レックウザの身体が急に光り始めると緑色だったレックウザの身体が黒色になり、さらにメガ進化の状態となって叫び声を上げる。予測はしていたのだろうか。ガリュウはただ笑みを浮かべる。

 

「第3ラウンドと行こうエルフーン。気を抜くなよ」

 

「エル!」

 

「行くぜレックウザ!かえんほうしゃ!」

 

「ぼうふう!」

 

 レックウザを中心とした乱気流が発生していく中でレックウザは火炎を再度エルフーンに吐いていく。エルフーンは三度自分の周りに嵐を巻き起こすとその風で火炎を掻き消す。それに集中していたエルフーンが上を見上げるとそこにはレックウザが。

 

「アイアンテール!」

 

「かわせエルフーン!」

 

 振り下ろしてきた尻尾に対してエルフーンはまたしてもかわすとかわされたレックウザの尻尾が地面に衝突し、地面を大幅に破壊していく。エルフーンから下にいるレックウザに対してガリュウは…

 

「レックウザの一撃またしても命中せず!エルフーン軽過ぎる身のこなし!」

 

「ムーンフォース!」

 

「ガリョウテンセイ!」

 

 エルフーンが身体を光らせたと同時に打ち込んで来た光の玉をレックウザは身体にオーラを纏わせ突撃する事によってかき消す。かき消したと同時にレックウザはエルフーンの目の前へ。三度直撃とはならなかったが、掠るような形となりエルフーンはバランスを崩す。

 

「バランスを崩したッ!」

 

「決めろレックウザッ!」

 

「ガリョウテンセイ!」

 

「ぼうふう!」

 

 空中に浮かび上がったレックウザはそのままエルフーンの元へ。ぼうふうの一撃をまともに喰らいつつ、エルフーンに突撃をかまし身体にそのまま衝突。エルフーンがピンポン球かのように地面に衝突し、大きな砂埃が巻き上がる。

 

 ロトムが近くに寄りエルフーンを見つめると…

 

「エルフーン戦闘不能!レックウザの勝ち!」

 

「エルフーンついに落ちる!さあガリュウ選手!後がなくなりました!」

 

「やったぜレックウザッ!」

 

「へえ。ついに追い詰めたね」

 

 ジムリーダー達が余裕そうに見つめる中、レックウザの勝ちに大歓声が湧き上がる。エルフーンを戻したガリュウがそのボールを握りしめると、次のボールを取り出す。

 

「いよいよ一体…!一体ですよ!」

 

「ケンタロスを出してまで出さなかった一体…もしアローラ勢を連れてきているなら親父のポケモンは…奴しか…」

 

「リュウ?」

 

「さあフィニッシュだ。行くぞグソクムシャ!」

 

 ガリュウが最後に繰り出したのはグソクムシャ。キョウスケがひとまず一息吐きながら前方を見つめる中、レックウザは傷を負いながらも重症までには行ってない。勝てる算段はある。グソクムシャが出てきた事によってリュウが歯を食いしばり…

 

「やっぱり…!」

 

「どういう事ですか?リュウさん?」

 

「最後に使って来た理由がようやく分かった…このグソクムシャは特別な特性を…!」

 

「グオオ!!」

 

 グソクムシャの発した咆哮が大地を揺らし、シュートスタジアムのバリアを破って観客達にまで風圧が差し掛かる。ダンデ達が見つめていた場所のガラス、さらに実況席のガラスにまでヒビが入る中一番驚いたのは…

 

「おい!しっかりしろ!」

 

「え…?」

 

「何という事でしょうか…!グソクムシャの発した咆哮が観客達まで気絶させるという緊急事態!今までこんな事態見たことがありません!」

 

「…っ!」

 

 グソクムシャの発した咆哮により気絶した観客達を見てスタジアム中が大パニックになる中、キョウスケですら冷や汗で地面を濡らす。緊急アナウンスが入り、事態が少しばかり落ち着いたその時。キョウスケが一息を吐くと…

 

「やれるなレックウザ」

 

「グルゥ!」

 

「よし…行くぜガリョウテンセイ!」

 

「攻めに来たか…迎え撃つぞグソクムシャ!たきのぼり!」

 

 3発目のガリョウテンセイがグソクムシャに叩き込まれようとする中、グソクムシャはレックウザの動きに合わせて冷静に構える。レックウザがグソクムシャに衝突する前にグソクムシャがレックウザの顔面を作り上げた水の牙で殴り抜き、地面に叩きつけた。

 

「嘘…!?」

 

「レックウザ、戦闘不能!グソクムシャの勝ち!」

 

「レックウザまさかの一撃ノックアウト!これがガリュウ選手の切り札とも言うんでしょうか!?」

 

「一…撃…!?」

 

 キョウスケは頭が真っ白になったがまだこちらは2体。頭を何とか整えるとボールを取り出そうとしたその時。ボールから勝手に出てきたヨクバリスにキョウスケは驚く。

 

「ヨクバリス…!」

 

「ヨクバ…!」

 

「出てきたな。ケンタロスの分もある。君はここで倒れてもらう」

 

 ヨクバリス対グソクムシャ。2対1となったスタジアム。まだざわめきが収まらない中、隠された最強との一戦が始まる…




見てくださりありがとうございます。いやーいつ終わるんですかね。
あ、気づいた方はいるかもしれませんが毎回予約投稿で投稿してます。
pixivでは予約投稿が出来ない為先行公開となってます。
内容は一緒なのでどちらで見ても大丈夫です。
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