オーバーロード~狼(以下略)~その他まとめ 作:ぶーく・ぶくぶく
書籍2巻終りから5巻まであたりまでの独自展開の組立てに詰まっています。
ストックも一応はカジッチャンとクレマンさんまで行ってるのですが、一箇所変えると連鎖が酷いです。これも皆スレイン法国ってのが悪いんだぜ。
転移後の世界って八欲王の所為でドラゴンが絶滅危惧種っぽいですね。
これはパラレル時空でフィクションwです。本編および他所様の作品、ストーリーには一切関係ありません。
以上をご了承の上、お楽しみ下さい。
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ふわりという空気の流れの変化に、『プラチナム・ドラゴンロード』の二つ名を持つ、最強のドラゴン、ツァインドルクス=ヴァイシオンは浅い眠りから意識を取り戻す。
その意識の中を驚きが大部分を占めていた。
自らの広範囲に及ぶ、知覚領域を乗り越え、身近に迫った存在に対する驚きだ。
覚えの無い雰囲気をツアーは感じ取りながら、その目をゆっくりと見開いた。
そこには、六大神とも八欲王の再来とも取れる行動をしている百年毎の来訪者。
ユグドラシルのぷれいやー、
「君は……」どうしてこの場所が? 何を思ってここに?
続けたい言葉は色々あった。
だが、彼が自分の守る八欲王の八武器を狙って来たのであれば、巨大爆発を持ってしてでも彼を止めなくてはならない。
場合によっては広範囲の生物を巻き添えにしなくてはならない事を、秘かに覚悟するツアー。
そこへ
「流石に竜王は強そうだ。一つ頼みたい事が有って来たんだけどさ。話は聞いて貰えるかな?」
アイテムを狙うものにありがちな粘つくような気配もなく、気安く声をかける様子。訝しげにツアーは目を細めた。
「それが答えられる事であり、出来る事であるのなら」
「そっか。俺、ドラゴンステーキが食べたいんだよ。尻尾貰っても良いかな」
「は?」
今なんと言った。この
尻尾? 食べる? ドラゴンを?
鱗や牙を欲しがったものは知っているが、ドラゴンを食べる?
この世界で最強の種族であるからこそ、ツアーは捕食者の立場になった事はあっても、非捕食者になった事はなかった。
八欲王達との戦いとて、殺し殺されの戦いであって、喰うか喰われるかの戦いではなかったのだ。
「いやいや、ちょん切ったら、ちゃんと治癒はかけるよ。出来れば、
「尻尾だって嫌だけどね」
この人狼は、ドラゴンの尻尾をトカゲの尻尾と混同してるのだろうか。
背骨周りの肉が喰いたいとか、それは死ねと言っているのか。
らしくもなく、ぐるぐる考えるツアーに向け、人狼は両手を挙げると宥めるように振ってみせる。
「ああ、分ってる。分ってるからこそ……今から戦おうぜ。お前が勝ったら今回は諦めて帰る。俺が勝ったら戦利品に尻尾は貰う。治癒は掛けるけど、直ぐに掛けると尻尾がなくなるから、加工するまでの間、少しだけ痛いのは我慢してくれよ」
「いやいや、君は何を言ってるんだ?」
「何って? お前こそ何を人間みたいな事を言ってるんだ? 俺は竜王を食べてみたい。戦ってみたい。お前は食べられたくない。なら、戦うしかないじゃないか」
「……野生の獣なら正しいのだろうけどね」
「服を着てれば文明的か? 人間なんて服きてるが、歴史を重ねる程にやることえげつないぜ。俺達はもっと単純で良いんだよ。ほらほら、戦わないなら尻尾ちょん切るぜ」
やれやれと肩を竦める人狼だったが、ツアーの側からしても、これほど話の通じないぷれいやーは初めてだった。
アイテムでも、ハーレムでもなく、ただ本気で
これは本当にぷれいやーなのか!?
それから数日間、アーグランド評議国では巨大な咆哮と地響き、巨大生物同士の戦闘音が鳴り響き、終には「ゥアーッ!」との叫び声が響いたと言う。
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「ジョンさん、アーグランド評議国から抗議文がきてるんですけど?」
「……出張ダーシュ村0円食堂」
「ふざけんな! 永久評議員を襲って尻尾ちょん切るとかテロリストだろ!」
「野生の狼と野生の竜が戦っただけなのです( ー`дー´)キリッ」
朝のヒーロータイムが駅伝だったので、ピッキーのショットバーをやろうと思ったのですが、あれは書き上げてからゲストの作者様に許可申請して、修正して、アップする都合上、今回はバッドエンドツアーとなりました。