オーバーロード~狼(以下略)~その他まとめ   作:ぶーく・ぶくぶく

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アインズ・アイズ設定

【アインズ・アイズ】

 

分類: 偵察・気象・通信複合型人工衛星

製造: ナザリック地下大墳墓 技術部門(主任:ぐりもあ/監督:アインズ・ウール・ゴウン)

打ち上げ方法: 魔導投射砲《セレスティアル・ランチャー》

 

概要

 

ナザリックが初めて地上外に展開した人工衛星。

魔力と術式演算核によって軌道上を安定維持し、複数の魔法を自動発動・維持する。

 

主な搭載術式は以下の通り:

 

〈全域偵察〉:広域索敵魔法。敵勢力や魔力反応、軍勢移動を自動追跡。

 

〈天候観測〉:気象魔法の応用による風向・気圧・降雨予測。

 

〈伝言中継〉:通信魔法の魔力波を増幅・再送信する中継術式。

 

通信システム

 

地上の魔導中継塔(ナザリック式アンテナタワー)と連携することで、大陸中央全域での〈伝言〉通信を安定化。

従来の魔導通信では距離や魔力干渉による「文字化け」「魔力ノイズ」が問題だったが、アインズ・アイズの中継機能により完全同期式通信が実現した。

 

ただし、現段階の通信端末――

**〈携行型魔導通信機 Mk.I〉**は背負い式の大型機器(背嚢サイズ)であり、冒険者一人で持ち運ぶにはやや負担がある。

改良型(Mk.II)は腕輪型を目指して開発中。

 

運用状況

 

現在、ナザリック上層部では以下のような運用が行われている。

 

戦域監視:辺境戦線や竜王国方面の監視。

 

気象予報:農業区画および地上補給路の天候管理。

 

通信管制:地上部隊・傭兵団・交易使節との連絡。

 

また、アインズ・アイズの映像投射を用いた「衛星監視会議」は、

第九階層の戦略会議室における定例行事となっている。

 

技術的特徴

 

魔力炉心:〈永久機関:ナザリック式小型魔力核〉

 

材質:星界銀(アストラル・シルバー)合金外殻

 

軌道制御:〈風界推進〉と〈浮遊領域安定化陣〉の併用

 

監視範囲:半径約2500km(地上換算)

 

補足

 

この衛星は**アインズの「神の眼」**として、ナザリックの戦略的優位を象徴する存在となった。

外敵に知られることはなく、地上のどの国も未だ「天より見られている」事実を知らない。

 

 

 

 

/*/ ナザリック地下大墳墓・第九階層 ジョンの私室 /*/

 

 

扉が静かに開き、柔らかな足音とともにルプスレギナが顔を覗かせた。赤い瞳が小さく輝き、尾を揺らしながら、銀のトレイを両手で抱えて入ってくる。

 

「ジョン様~、お疲れ様っす! 今日は特製ワッフルを焼いてきましたっ♪ 焼き立てですよ~」

 

手のトレイの上には、黄金色に焼き上がったワッフルが並び、湯気を立てている。格子状の窪みにバターが溶け込み、メープルシロップの甘い香りがふんわりと漂った。

 

「お、お前……こんなものまで作れるのか」

「ふふんっ、ジョン様専用っすから! 他の誰にも見せないですからね?」

 

ルプスレギナは小さく胸を張き、視線をぐっとジョンに向ける。その瞳には、焼き立てワッフルを独占してほしいという強い願いが込められていた。彼女の尾がひそかに揺れ、意識せずとも「自分だけのもの」と印をつけるかのようにジョンに近づく。

 

ジョンはフォークを手に取り、ひと切れを口に運ぶ。カリッとした表面を噛むと、続いて中のふんわりした生地がほどけ、バターとシロップの甘味が口内に広がった。思わず目を閉じて、味覚に集中する。

 

「……うまい。香ばしさと甘さのバランスが絶妙だな」

「えへへっ、嬉しいっす~。でも……このワッフルはわたしだけのジョン様用ですから。アルベド様やシャルティア様には絶対渡さないですっ」

 

その言葉に、ルプスレギナはそっとジョンに身を寄せ、ほほを軽く触れさせる。小さな手が彼の腕に触れ、温もりと甘い香りを共有する。まるで「ここからはわたしのもの」とでも言うように、独占欲が無言の圧となって伝わる。

 

ジョンは苦笑しつつも、拒むことはしなかった。フォークをもう一口運び、カリッとした食感とふんわり生地の温かさを堪能する。コーヒーを口に含めば、香ばしさと苦味が甘さと溶け合い、さらに味わいが増す。

 

「……なるほどな、これは確かに特別だ。仕事の合間に食べるには贅沢すぎる」

「そうっす! だからジョン様、絶対に誰にも教えちゃダメですっ。わたしだけの、ジョン様専用の時間ですから」

 

ルプスレギナは尾をぴんと立て、視線をじっとジョンに向けた。その瞳は、甘くもあり、少し嫉妬深くもある。ワッフルの香り、温かさ、そしてこのひとときの静けさ――全てを独り占めしたいと、無言の願いを宿している。

 

ジョンは再びワッフルを口に運び、コーヒーを傍らから含む。外は戦いや陰謀の渦巻くナザリック地下世界でも、この小さな部屋だけは、時間の流れが甘く、柔らかく、そしてルプスレギナの独占欲で満たされていた。

 

「ふふっ、ジョン様が美味しそうに食べてくれると、わたしも幸せっす♪」

 

ジョンは頷き、もう一口ワッフルをかじる。温かさと香ばしさ、甘味と苦味、そしてルプスレギナの小さな存在感――全てがこの私室に溶け込み、今日も二人だけの甘い時間がゆったりと流れていった。

 

 

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