オーバーロード~狼(以下略)~その他まとめ   作:ぶーく・ぶくぶく

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新式支給だよ

 

 

/*/ 帝国魔法学院・講師寮前 /*/

 

 

ヘジンマールが研究帰りの重い足取りで寮に戻ると、門の前に見慣れた顔が立っていた。

青と白の毛並みをなびかせた巨躯の人狼、肩に大きな包みを三つ抱えている――ジョンだ。

 

「おや、ジョン様。こんなところまで珍しいですね」

「ちょうど配達のついでだよ。お前んとこのエルフ娘たちにこれを渡しておこうと思ってな」

 

ジョンは包みを一つずつ置く。厚手の布に包まれたそれは、軽く触れただけで上質な織りと魔力の気配が感じられた。

 

「魔導国の宣伝を兼ねての支給だ。一応、お前たちの雇用主だからな」

 

扉が開いて、アイク、セルデーナ、クアイアの三人が顔を出した。

彼女たちは揃って白衣のまま、ジョンの姿にぱっと表情を明るくする。

 

「ジョン様! わざわざお越しくださるなんて」

「仕事のついでだ。お前たちへの支給品を持ってきた」

 

アイクが首を傾げて包みを覗き込む。

「そうでした。私たち、ヘジン様のところに派遣されてるんでしたね……」

セルデーナが目を丸くする。「こんな素敵な服、頂いて宜しいのですか?」

 

ジョンは軽く肩をすくめた。

「宣伝用の新スタイルだ。これを着て人目を引いてくれ。学院でも帝都でも構わん。魔導国の“文化”を広めるんだ」

 

三人が包みを開けると、中から現れたのは――艶やかな光沢を放つ「デカダン・スタイル」の衣装だった。

深い色調に金糸や宝石の細工、軽く伸びる特殊布。戦闘服としての機能と舞踏服のような優美さが同居している。

 

クアイアが嬉しそうに回りながら言った。

「これ……軽いのに丈夫ですね! まるで風を纏ってるみたい!」

「さすが魔導国製です」とセルデーナがうっとりと呟く。

アイクは鏡代わりの窓に映る自分の姿を見て、頬を染めた。

「こんな格好で外を歩いたら、視線を集めちゃいますね……」

 

ジョンは笑って、ヘジンマールの肩を軽く叩く。

「学者連中の服は地味すぎる。少しは華を持たせてやれ。こいつらが派手なら研究室の注目度も上がるだろ」

 

「なるほど……研究資金の調達にもつながる、というわけですね」

「そういうことだ」

 

ヘジンマールが苦笑する横で、三人娘は早速お互いの服を見比べ、どれを講義に着ていくかで楽しげに相談を始めていた。

魔導国流の「文化輸出」は、今日もまたさりげなく帝都に浸透していくのだった。

 

 

/*/ 帝国魔法学院・講師寮 夜 /*/

 

 

その夜。

寮の一室から、いつもより賑やかな笑い声と衣擦れの音が響いていた。

 

「ねぇアイク、そっちの肩飾り、もう少し上じゃない? 光が当たる角度で印象が全然違うよ」

「ほんと? クアイア、手伝って」

「任せて。セルデーナは髪を上げて結いなよ。襟のラインがすごく映えるから」

 

三人娘は鏡の前に並び、ジョンが持ってきた“デカダン・スタイル”を思い思いに着こなしていた。

黒と金を基調とした衣装、深紅の刺繍が施されたもの、そして翡翠色の布地に銀糸を散らした軽戦闘型。

どれも高級品でありながら、動きやすく、魔法詠唱の邪魔をしないように設計されている。

 

扉をノックして入ってきたヘジンマールは、目を丸くした。

「おや……まるで舞踏会の前みたいだな」

アイクがくるりと回って見せる。

「どうです? ヘジン様。似合いますか?」

「うむ……見事だ。学会で発表するより注目を浴びそうだね」

 

クアイアが笑いながら言った。

「ジョン様の言う通り、これ着て歩いたら人目を引きますね。下手したらナンパされそう」

「帝都の兵士が騒ぎ出すぞ」とヘジンマールが苦笑する。

 

セルデーナは少し頬を染めながら鏡を見つめていた。

「でも……私たちがこうして注目を浴びることで、魔導国の名が広がるなら、悪くありません」

「おお、真面目だなセルデーナ」とアイクが茶化す。

「うるさいっ。私は任務の話をしてるのよ」

 

ヘジンマールはその様子を見ながら、ふと呟いた。

「……あのジョン様が、こういう形で文化を広めようとするとはな。学問や兵器だけでなく、“美”や“感性”の分野まで」

 

三人が顔を見合わせる。

「確かに、ジョン様って実はおしゃれですよね」

「服の線も完璧で、動きやすいのに綺麗」

「こういう人が国を動かしてるから、魔導国は強いんですね」

 

その言葉にヘジンマールはふっと笑い、椅子に腰を下ろした。

「強い……そうだな。だが、美しさを理解する強者は、同時に恐ろしい存在でもある」

「どういう意味ですか?」とアイクが首を傾げる。

 

「――“美”とは、秩序をも飲み込む力だ。

 民を惹きつけ、価値観を変え、時に国を動かす。

 それを意図してやっているなら、あの男は……本物の“支配者”だよ」

 

三人は思わず言葉を失い、鏡に映る自分たちの姿を見つめた。

そこにあるのはただの衣装ではない。

帝国の学舎に、じわじわと浸透し始める“魔導国の美意識”そのものだった。

 

「……さて、明日の講義はこの服で出てみるか」

ヘジンマールが立ち上がると、三人が同時に笑った。

 

「ヘジン様まで!?」

「じゃあ、私たちも合わせます!」

「学院で一番目立つ講義室になりそうですね!」

 

その夜、寮の窓からこぼれた灯りは、まるで小さな舞台のように輝いていた。

翌朝、帝国魔法学院の廊下を彩る四人の姿が、学生たちの話題をさらうのは――言うまでもない。

 

 

/*/ 帝国魔法学院・翌朝 /*/

 

 

朝の光が差し込む石畳の中庭。

いつもなら灰色のローブ姿の学生や教員が慌ただしく行き交うだけの場所が――今日はざわめきに包まれていた。

 

「見た? あの講師たち……」

「うそ、あれがヘジンマール教授の研究班!? あんな美形揃いだった?」

「いや、服のせいじゃない? 光沢の魔布……あれ魔導国の“新式衣装”だよ!」

 

学生たちの視線を一身に浴びながら、ヘジンマールと三人のエルフ娘が並んで歩いていた。

黒と金を基調とした彼のコートは、魔法の反射布を織り込んだ“学術仕様デカダン・スタイル”。

そして三人娘の衣装は、それぞれの得意分野を反映した改良型――

 

アイクは〈蒼の軌跡〉と呼ばれる魔力の光が裾を走る術師用ドレス。

セルデーナは儀礼用聖布を縫い込んだ神官型。

クアイアは風にたなびく軽鎧スタイル、狩人らしい伸びやかさを失わない。

 

学院の守衛までもが目を丸くしていた。

「お、おはようございます……教授。ええと、その、お召し物が……」

「新しい研究成果だよ」とヘジンマールがさらりと答える。

「布地の流体制御性を確認するための実地試験だ。実用性も含めてね」

 

守衛はぽかんと口を開けたまま敬礼した。

三人娘はその横を通り過ぎながら、こっそり笑いを噛み殺す。

 

「教授、上手いこと言いましたね」

「いや、研究と言われたら誰も文句言えないですから」

「アカデミック詐欺……」

 

教室に入ると、学生たちは一斉にどよめいた。

黒板に魔法陣を書きながらヘジンマールが言う。

「静粛に。では本日の講義を始めよう。テーマは“魔力流の対称性と構造美”――」

 

学生A(小声)「構造美って、あの服のことじゃ……」

学生B(小声)「やばい、教授までかっこよく見えてきた……」

 

アイクが魔法式の補足を示し、セルデーナが神学的側面を解説する。

その隣でクアイアが板書用の風魔法を発動し、白墨の粉が空中で流麗な曲線を描いた。

まるで学問と芸術がひとつに融け合うような光景だった。

 

講義の最後、ヘジンマールは少しだけ声を落とした。

「――美とは、理解を助ける力でもある。魔導国が“美をもって説く”ならば、それは一つの学問だ。忘れるな」

 

ざわついていた教室が、ぴたりと静まる。

学生たちの中には、純粋な憧れの眼差しさえあった。

 

講義が終わると、三人娘は廊下でほっと息をついた。

「もう、注目されすぎて疲れましたよ……」

「でも宣伝効果は抜群だね。これ、ジョン様の狙い通りだわ」

「ヘジン様まで巻き込まれて……」

 

そこへ、廊下の端からゆっくりと歩いてくる人影。

黒いコートの裾を揺らしながら、無表情に笑う――ジョンだった。

 

「……上出来だな。今朝の目撃報告、帝都の新聞部門まで上がってたぞ」

「もうそんなに早く!?」とセルデーナが驚く。

ジョンは軽く頷き、懐から一枚の紙を取り出した。

それは「帝国学院、魔導国式装束を採用か?」という見出しの記事だった。

 

「宣伝、成功だな。これで服飾部門も予算が増えるだろう」

「まるで政治家みたいな発言ですね……」とアイクが呆れる。

ジョンは冗談めかして肩を竦めた。

「文化は武よりも早く国境を越える。平和的侵略ってやつさ」

 

ヘジンマールは苦笑しながらも、深く頷いた。

「……だが確かに、これは知の戦いにおける“勝利”かもしれない」

 

その背後で、三人娘のドレスが朝の光を受けて輝いた。

帝都の空気は確かに変わり始めていた――静かに、しかし確実に。

 

 

/*/ 帝都・中央大通り 午後 /*/

 

 

昼下がりの帝都は、いつも以上に賑わっていた。

露店の客引きの声、街角で演奏する吟遊詩人、魔道具を売る行商人。

そのざわめきの中に、ひときわ強い視線を集める一団がいた。

 

ヘジンマールとエルフ三人娘――そして、その先頭に立つジョン。

「今日は学院からの帰りに、帝都の視察も兼ねるぞ」

と軽く言った彼の提案に、三人はすぐ頷いた。

 

だが今、その決断を少し後悔していた。

 

「……視線がすごいです、ヘジン様」

「そりゃそうだろう。帝都のど真ん中に“貴族より着飾った教授とエルフ三人娘”が歩いてるんだから」

「これ、宣伝っていうよりパレードですね」

 

ジョンは前を歩きながら、どこか楽しげに口角を上げた。

「視線は金になる。帝都の上流層は流行に飢えてるからな。見せて、惹かせて、買わせる。それが文明の進化だ」

 

アイクがぽつりと呟く。

「……ジョン様って、学者というより商人みたいですね」

「いや、俺は“仕掛け人”だ」

 

そう言って彼は立ち止まり、通りの向こうにある大きなガラス張りの店を指した。

ショーウィンドウには、魔導国の輸入商品――香水、アクセサリー、護符――が並んでいる。

だが今は、その中央のマネキンに注目が集まっていた。

 

――そこに飾られているのは、昨日ジョンが三人娘に渡した“デカダン・スタイル”の試作品だった。

 

クアイアが思わず声を上げる。

「わ、私たちの服じゃないですか!」

「そっくりです……いえ、これは完全に同型!」

「帝都最速の展示ですね」とヘジンマールが呆れ半分に呟いた。

 

ジョンは店に入っていき、店主と軽く言葉を交わす。

「もう帝都商会に供給ルートを通した。今週中に注文が入るだろう」

「……つまり私たちは、最初の広告塔ってことですか」

「正解だ、セルデーナ。お前たちは“文化輸出の顔”だ」

 

ジョンが軽く指を鳴らすと、通りの向こうから数人の写記魔導士が現れた。

カメラのような魔具を構え、シャッと光が走る。

 

「えっ、ちょっと!?」「ま、待って心の準備が!」

「自然体でいい、笑って――ほら、セルデーナ、顎を少し上げろ」

 

パシャッ、パシャッと音が響くたび、周囲の通行人がざわめいた。

「なんだ?」「モデル撮影か?」「帝国じゃないな、あの紋章……」

 

ジョンは最後に一歩下がり、静かに呟いた。

「……これで、帝国の民は“魔導国製=美しい”と刷り込まれる」

 

ヘジンマールはその横顔を見ながら、少し複雑な笑みを浮かべた。

「まさか、文化をここまで兵器のように使うとはな。まるで……戦略だ」

「そうさ。剣より長持ちする“侵略”だよ」

 

三人娘は笑顔を作りながらも、どこか緊張していた。

だが、心のどこかで誇らしさもあった。

この服を着て立つ自分たちが、ひとつの時代を作っている――その実感があったのだ。

 

写記魔導士が撮影を終え、ジョンが手を振る。

「よし、次はカフェで打ち合わせだ。宣伝後のフォローも重要だからな」

「ええっ!? まだ続くんですか!」

「宣伝の後には、情報の流れを観察する。どんな噂がどう広がるか、見極めるんだ」

 

クアイアが小声で言った。

「……これ、完全に社会実験ですよね」

「ええ、学問として記録すれば論文になります」とアイクが応じる。

セルデーナは苦笑しながら呟いた。

「さすがヘジン様チーム……学術的言い訳が完璧です」

 

ヘジンマールが最後にぽつりと呟いた。

「“魔導国式ファッション”、帝国を席巻するか……。ジョン様はどこまで先を見ているんだ?」

 

その問いにジョンは背を向けたまま、静かに笑った。

「――文化の流れは、やがて国境を越えて思想になる。

 その時、戦わずして勝つのさ」

 

彼の言葉を聞きながら、夕陽に染まる帝都の空が赤く燃えていく。

“魔導国の服”を纏った四人の影が、黄金の光の中に長く伸びていた。

 

 

/*/ 帝都・王立新聞社「インペリアル・ガゼット」編集部 /*/

 

 

印刷室には、鉄の機械音ではなく、低く共鳴する魔法陣の唸りが満ちていた。

床一面に描かれた複雑な転写陣――〈多重転写(マルチ・スクリプト)〉の陣が淡い青光を放ち、記者たちが原稿を読み上げるたびに、光が紙束へと流れ込んでいく。

 

「転写陣、魔力安定。……よし、次の版いけ!」

「見出し確定、“魔導国式ファッション、帝国を席巻か?”――金光文字で強調!」

 

編集長の号令に、魔導士たちが杖を振る。

紙の山が浮かび上がり、同時に数百枚が光の粒子に分解され、別の机の上で再構成されていく。

インクの匂いもなく、音も静か。ただ光と声と魔力だけが、帝都の報道を動かしていた。

 

「教授とエルフ三人娘……この写真、完璧だな」

「構図も光も自然。これ、わざと仕組んで撮ったとしか思えない」

「いいじゃないか。真実より、話題の方が人を動かす」

 

編集長が口角を上げた。

「一面だ。“知の都に舞い降りた異邦の美”。副題は“魔導国、静かなる波”。行け!」

 

〈多重転写〉陣が再び輝きを増す。

眩い閃光とともに、帝都全域の販売魔道具に“最新号”が瞬時に送信された。

店頭の魔導新聞端末が光り、各地の読者の手に新しい紙面が浮かび上がる。

 

 

/*/ 帝国魔法学院・翌朝 /*/

 

 

食堂は、新聞を広げる学生たちで埋め尽くされていた。

魔力紙の表面が淡く光り、写真が立体的に動いて見える。

ヘジンマールが席についた瞬間、全員の視線が集まる。

 

「教授! 新聞に載ってますよ!」

「“帝都の三妖精”って特集記事まで!」

「動画版も配信されてます! 教授が笑ってるとこループされてます!」

 

三人娘は顔を真っ赤にしながら新聞を奪い取った。

「ちょ、ちょっと見せて! ……うわ、これ動くじゃない!」

「セルデーナ、あんたウィンクしてる!」

「えっ!? してません!?」

 

ジョンが背後から現れ、静かに笑った。

「動画像転写は新技術だ。感情を強調するように演算してある」

「つまり……盛られてるんですね」

「誇張だよ。芸術ってやつさ」

 

新聞の見出しには、こうあった。

 

“ヘジンマール研究班、帝都に新風――魔導国の美、帝国を染める”

 

アイクが半ば呆れて新聞を閉じた。

「完全に広報活動ですね、ジョン様……」

「狙い通りだ。帝国の若者が真似をすれば、文化は勝手に根づく」

 

セルデーナが苦笑して言う。

「まさか、服でここまで社会を動かすとは……」

「戦争より、流行の方が早いのさ」

 

その時、食堂の扉が勢いよく開き、帝都商会の使者が入ってきた。

金箔の封書を抱え、息を切らして叫ぶ。

 

「魔導国大使ジョン閣下に伝達! 帝国より正式な申し出です!」

 

ヘジンマールが封を切ると、中から金糸の書状が浮かび上がった。

魔法文字が自動的に読まれ、空中に映し出される。

 

『帝国は魔導国との文化・技術交流条約を希望す。

条件として、帝国貴族への衣装提供および“デカダン・スタイル”の販売独占権を求む。』

 

食堂に沈黙が落ちた。

 

「……まさか本当に条約まで来るとは」

「たった一晩で帝国が動くとはな」とヘジンマールが呆れたように呟く。

ジョンは微笑しながら封書を畳んだ。

 

「“美”は武器より速い。帝国はもう、魔導国の色に染まり始めてる」

 

 

/*/ その夜・帝都上空の展望塔 /*/

 

 

塔の上で、ジョンは夜風を受けながら街を見下ろしていた。

下の通りには、魔力灯の光が流れ、どの店の窓にも“魔導国式衣装”が飾られている。

布の光沢が月明かりを受け、街そのものがまるで新しい文化に息づいていた。

 

背後からヘジンマールが現れる。

「……本当に、活版を越える速度だな。言葉も、思想も、光の速さで広がる」

「だから〈多重転写〉を魔導国は解禁したんだ。剣で征く時代は終わった」

 

ジョンは夜空を見上げた。

星々の瞬きが、まるで魔法陣のように帝都を覆っている。

 

「……布一枚、記事一枚で心を変えられる。

 それができるなら、俺たちは戦わずして“世界を同じ言語にできる”。」

 

ヘジンマールはしばらく黙っていたが、やがて微笑を浮かべた。

「――やはりジョン様、魔導国でもっとも危険で、もっとも優しい男ですね」

「どちらかと言えば、“仕立屋”だよ。未来を縫う仕事さ」

 

ジョンの視線の先では、

初めて“魔導国式夜会服”を纏った帝国貴族たちが、舞踏会場へと入っていく。

魔法の光が服の縁を撫で、静かに輝く。

 

その輝きが、帝都と魔導国を結ぶ新たな糸となるのは、もはや誰の目にも明らかだった。

 

 

 

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