Fate NewVegas Order   作:ヌカコーラ中毒者

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運び屋ならゲーティアを懐柔できたりしないかなと5分くらいで考えた怪文書です。

1部のネタバレやがありますのでネタバレが許容できないかたはブラウザバックをお願い致します。
(それとシナリオを2部に進めていない筆者の2部に対する誤解等もあると思います)
また、長ったらしい文章を読むのが面倒な方向けに、筆者が思ったことを最後のほうにまとめておきます。

Falloutのゲームの画面を頭に浮かべながら、読んでいただければ幸いです。


Fate NewVegas Order -終局特異点-

「ゲーティア、あなたの掲げる『死が存在しない完全な惑星の創造』には重大な欠点があるわ」

 

人理焼却の時が正に目前に迫りつつある中で、世紀末の荒野(モハビ ウェイストランド)からやってきた運び屋はゲーティアにそう言った。

 

「この期におよんで何を言い出すかと思えば、とんだ世迷言を。3000年に渡る思考と議論の果てに辿り着いた我々の理想に、悲願に、そして使命に一片の過ちも存在する訳がない」

 

「そうかしら?それならば前提を確認させてもらうわ。あなたは地球があるこの座標と寸分違わず同じ場所に『新たな星』を作ろうとしているのよね?

それならば、あなたの願いは成就しないか、仮に成就しても後悔するような結果になると断言できるわ」

 

ゲーティアは確信をもって彼女の問いかけを否定したが、彼女もゲーティアと同じかそれ以上の確信をもってゲーティアの理想が失敗に終わるとを断言した。

 

「人理焼却までの少しの間、私が危惧していることを聞いてもらえないかしら」

 

そう言って彼女はゲーティアに説明(スピーチ チャレンジ)を始めた。

 

 

 

 

 

「まずは1つ目の可能性について。あなた達は『外なる神(コズミックホラー)』というのはご存知かしら?」

 

「確かにあなた達の思った通り、近現代になってラブクラフトと彼の友人達によって創作された怪奇小説とされているものよ」

 

「人間によって作られた空想上の産物とでも言いたげね。

でも、マスターはグランドオーダーに参加する前は神代の神々やそれに類する存在をおとぎ話上の、つまり、実在しない存在と思っていたわよね?

ソロモンに使役された魔神でもあるゲーティアならば、魔神、言い換えれば悪魔というものが人々の思念から生まれるものというのはよく知っているよね。

それならば、この世界ではまだカルディアや人々が認知をしていないだけで、地球には『彼ら(外宇宙からの侵略者)』が、もしくは『彼ら』に酷似した存在が既に地球にいると考えるのが妥当なところではないかしら」

 

「『彼ら』は宇宙からやってきた存在。白亜紀よりも前の時代から現代にいたるまでの間、地球に影響を与え続けてきたとされる存在。

人類を餌にしたり、人類に知恵を与えたり奪ったり、関わるだけで人類の正気を失わせることもある存在。

そんな存在が『新たな星』に降り立ったとしたら人間どうなるかしら」

 

少数(彼ら)大勢(新たな星)に対して影響を与えることは何一つない?なぜそう言えるのかしら。

[speech 30] 樽いっぱいのワインにスプーン一杯の汚水を入れれば、それをワインと呼ぶことができないように、

[sience 50] あるいは高純度のシリコンに僅かな不純物を加えるように、

[survival 70] もしくは、寄生虫が脳を食い荒らすことで宿主を操るように、

[Grand Order] 人類の命運をかけた戦いを人類史から見てほんの僅かといえる人間とサーバントと魔神柱で行っている現在のように、

少数の意思が大衆を動かすというのは十分に起こりえることよ。

ならば、インスマスの住人のように『彼ら』によって人類の思考を誘導されることで『彼ら』と交配を重ね彼らの一族の一員になってしまったり、ニャルラトホテプが核爆弾を人類に与え、人類がそれを使用することで人類の遺伝子が汚染(突然変異)されてしまう等々の理由で、あなたが望む『人類』と『人類史』からかけ離れていき、現在の状態、もしくはより悪い状態になる可能性が十分ににあると考えられないかしら」

 

「特に、不老不死の新人類の体をイースの大いなる種族の精神の入れ物にでも使われでもしたら、目も当てられない結果になるのではないかしら」

 

 

 

「次に2つ目の可能性について。コズミックホラーではない神々が人類に与える影響について」

 

「『彼ら』ではない地球の在来神々やそれに準ずる存在も人類に十二分に影響を及ぼすのよ。

例えば、ギリシャ神話・ローマ神話、日本神話などの人と神々が交わり子をなす神話。

神々の声を人々に伝え、神々の思うがままに人々を導いたり、人生をより良いものにする知恵を彼らに与え、『彼ら』の時と同様にあなたが望んだ人間から遠ざかったり、不死性が失われる可能性も十分にありえるのではないかしら」

 

「それに旧約聖書によれば、あなたが目指そうとした生命の樹の実を食していれば不老不死でいられる世界は、とうの昔に一匹の蛇が原初の人を誑かしたことによって失敗に終わっているのよ。

また、月の女神アルテミスの寵愛を受け、狂ってしまった男 カリギュラがいるでしょう。神々は地上にいても、いなくてもにただ在るだけでも人を狂わせる存在であり、例え人生をより良いものにするためだけの知性を持ち合わせていないとしても神々の誘惑があるかぎりは争いを地上から消し去ることは不可能なのよ。

仮にあなたが歴史をやり直したとしても、特異点の修復後に時空が復元力を働かせて歴史のおおよその辻褄を合わせたのと同じように今の状態のようになると考えられないかしら」

 

 

 

「最後に3つ目の可能性について。

[Wild Wasteland] 純粋な生命としての地球外生命体(宇宙人)について」

 

「そう、くどいようだけども、3つ目の可能性も外から来るもの、宇宙人よ。

「[Mothership Zeta] あなたたちはゼータ星人という名の宇宙人を知っているかしら」

 

そう言って、彼女の左腕で金色に輝いているPimp-Boy 3Billionの画面といくつか画面ををゲーティア達に見せた。

 

「画面に映っているいかにもな古典的シルエットの緑色の宇宙人。これがゼータ星人よ。

このゼータ星人は、惑星間を航行する宇宙船をはじめ、木製バットや10mmピストル、プラズマライフルといった異なる物品を修繕するエイリアン・エポキシというジェルを作成し、デス・レイと呼ばれる地表を抉る高出力の光線砲を作成できるだけの科学力を持つ存在であるの。

彼らは人類が観測した限りでは、16世紀の戦国時代から人類をアブダクションして検体用に冷凍保存、人体解剖や遺伝子組み換えなどの人体実験に用いていたのよ。

そんな彼らが不老不死でどんな残虐な行いをしても反抗心を決して抱かない便利な生物を見つけた場合どうなるかしら?

控えめに言っても、液体爆薬をヌカコーラの材料にし、そのコーラの試飲で人が死んでも気にかけたりしない程度に人権意識が壊滅的であった大戦前の企業よりもひどい状況での労働が待っているでしょうね」

 

 

 

「さて、話が長くなってしまったから、私が危惧していることを整理しましょう。

あなたの行おうとしている『新たな地球』は、内側のみに意識を向ければ最善最高の行いだと断言できるわ。だけれども、『外なる神々』、在来の神々、宇宙人といった地球外からの干渉についての考慮が不自然なほどに抜け落ちており、彼らが原因であなたの理想とする環境は崩壊をすると結論づけられるわ」

 

 

運び屋の説明をじっと聞いていたげーティアがおもむろに口を開いた。

 

「我々はソロモンが神から授かった指輪の効果で人類が行使できる魔術を無効化することができるが、『外なる神々』や在来の神々の神秘や魔術を凌ぎきることはできず、宇宙人たちの高度な科学による観測と分析に晒され徐々に神秘を失う中で『地球』環境や不老不死の維持できるとは言い切れない。この構想は初期段階で破綻していたのだろう。

あぁ、認めよう。我々の理想は、結局ののところ夢物語でしかなかったようだ」

 

 

「[成功] 人理焼却の中止をここに宣言しよう」

 

 

 

 

 

かくして、ゲーティアによる人理焼却は中止され、人類は西暦2016を迎えたのであった。

 

 

 


 

運び屋について

 

クラス : ルーラ ☆0

 

出典 : 並行世界の実在する人物 (ゲーム Fallout New Vegasの主人公)

彼女がいた世界は、核戦争で世界が荒廃した後から200年以上も時間がたった後、刺々しいの肩パッドをまとった薬で理性を飛ばしたモヒカンが火炎放射器片手に略奪を行う、バリバリの世紀末である。

そんな世界で彼女が拠点としていたNew Vegas(現実世界のLas Vegas)近郊にあるフーバーダムを巡る戦いでNCRとリージョンの両軍を相手取り言葉1つで巧みに戦争を終結させた、まさしく「調停者(ルーラ)」の名に恥じぬ偉大な存在である。しかし、23世紀の並行世界の存在であるため知名度は0に等しい。

同時代のキャピタル(現実世界のワシントンDC)や連邦(現実世界のマサチューセッツ州)のボルト出身者や彼らの逸話について風のうわさで聞いていたり、彼らのもとへ荷物を運んだこともあるとも言われている。

連邦からやってきた「唯一の生存者」と共にモハビ砂漠の地下に眠る「外宇宙からの遺留物」を見つけ、それを跡形もなく処分するためにキャピタルの「アイツ」と共にダンウィッチ・ボーラー本社の地下の祭壇に赴いたと2600年代にザ・シンクのジュークボックスが語っていたり語っていなかったりするが語り手が語り手なため真偽不明である。

 

パラメータ :

筋力 A (NV 10/10) 彼女のことをヘラクレスの大きな従姉妹と紹介されても誰一人疑わないだろう*1

耐久 A (NV 10/10) Unstoppable。その称号に一切の誇張なし。彼女の歩みを止めるのは何一つ存在しないだろう。

敏捷 B (NV 7/10) 敏捷性はナイフ投げ芸人にも匹敵する。

魔力 E (NV 0/10) 神代から遠く離れた23世紀といってもhavok神による神の奇跡を各地で目の当たりにすることができるため神代と同等かそれ以上に神秘を感じられるが、生まれも育ちも世紀末の彼女に魔術を期待するのは間違いだろう*2

幸運 EX (NV 10/10) 彼女に賭け事を挑むのは愚か者か破滅願望を持つ者のやることだ。

宝具 EX (NV 0/10) ※詳細は宝具の箇所で記載

 

知覚 E (NV 5/10) 人並みの知覚能力。

カリスマ E (NV 2/10) 世捨て人というのは彼女をような存在を指すのだろう。

知力 A (NV 10/10) 全知全能といっても差し支えはない。ただし、その聡明な頭脳は肉体と袂を別ってしまったが。

 

宝具 :

フーバーダムの戦争の再現、まさに彼女の眼前に敵はなし

 

意思や知性を持つ存在、または、それらを解する存在に対して、スピーチチャレンジの機会を設けるだけの常時展開型宝具*3

 

 

 


 

要約

Q1 ゲーティアが過去に戻って新しい星になっても『外なる神々』にテラフォーミングや遺伝子組み換えされたら意味がないのでは?

Q2 外なる神々でなくても太陽や金星とかの神々にテラフォーミング・遺伝子組み換えされたら意味がないのでは?

Q3 宇宙人に『新人類』を永久不滅の決して消耗することのない労働力として捕獲&輸出されたら意味がないのでは?

→ ゲーティアの目指した未来にはたどり着くことがないと思う。

 

*1
ネメアの獅子の鎧という名のインプラントがあったり、ヒドラ(という名の医薬品)を使用していたりすることもヘラクレスの従姉妹説に拍車をかけている

*2
なお、ご先祖様由来の精力のおかげで下手な魔術師以上のオドはあるが魔術回路がないため魔術利用ができないことからEランク相当の扱いである

*3
効果文字通りに受け取ると外れ宝具であるが彼女のトーク技術が加わることでナイトキンやナイチンゲール婦長のように一度決めたことを決して曲げないまるで鋼のような精神力を持っていようと、容易に意思を翻させることが出来てしまうため、運び屋と対面させることが積み同然となる。対シナリオ宝具

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