ありふれた錬成師とありふれない魔槍兵で世界最強   作:ゴルゴム・オルタ

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今回若干文章が短いかもしれませんがご了承ください。


ライセン大迷宮

ブルックの町を出て再びライセン大峡谷と戻った俺達は、探索を続けていた。

目的はライセン大迷宮の発見及び探索、大迷宮の攻略で得られる神代魔法の会得である。

相変わらず魔法の発動が阻害されているこのエリアでの捜索は難航を極めた。

此処を飛ばして他の大迷宮に行くことも検討されたが、何れは行う大迷宮の攻略なので、引き続き捜索と探索を行った。

その間、ブルックの町にてシアに与えられたドリュッケンの習熟も兼ねて魔物の討伐を兼ねた食料の調達を行っていた。

野営は、ハジメが製作したテントで夜を過ごし、見張りは交代で行っていく。

尚、このテントだが見た目はごく普通だが、れっきとしたアーティファクトである。

室内は常に常温が保って在り、冷暖房完備なだけでなく、調理器具も兼ね備えている優れものである。

コハクの使う式神で気配遮断の結界も張れない事は無いが、魔力の消費が激しい為、今回は行わないそうだ。

代わりに気断石と言う鉱物が気配遮断の効果で魔物が寄ってこない為、比較的楽が出来る。

 

「・・・・にしてもライセン大迷宮ってのは何処にあるんだよ」

「そうだな。オルクスみたいに分かりやすい入口があればいいんだが、無いな」

 

俺とハジメはボヤキながらも時折襲ってくる魔物を適当に蹴散らしていく。

倒した魔物は直ぐにコハクが解体し、手頃な大きさに捌いていく。

今日の料理当番はシアである。

俺とシアの交代制で日々食事を作っていくのが俺達の中では日常となっていた。

基本的に俺が作るのは故郷の料理の再現であるが、シアの作る料理はこの世界でのオリジナル料理だ。

ハジメ曰く、故郷の料理も美味いがトータスで食う異世界料理も結構いけるそうだ。

此れと言った娯楽が無い以上、冒険者にとって料理は楽しみの一つでもある。

この世界に召喚されるまで異世界での料理は空想の産物なのだったが、実際に食べられる機会が来るとは夢にも思わなかった。

俺にとってこの世界に来て良かったと思える数少ない事だ。

 

「ハジメさ~ん、竜也さ~ん、ご飯が出来ましたよ~!」

「わかった、今行く。」

 

シアの元気な声を聞いた俺達は、野営地に戻るのであった。

今夜の夕食はクルルー鳥と言う名の鶏肉のトマト煮である。

鶏肉は一口サイズに切られ、小麦粉をまぶしてソテーにした各種野菜を一緒にトマトスープで煮込んだこの世界ではポピュラーな料理だ。

肉にはバターの風味と肉汁が染み込んでおり、野菜はトマトとジャガイモ、タマネギが風味と甘味を引き出し、食欲がそそる旨みを引き出している。

主食はパンだが、テント内に設置してある竈で焼き上げたパンの柔らかさもありメンバー全員から好評が出た。

俺も時間があればシアにこの世界の料理を勉強中であり、シアも俺から故郷の料理を習っている。

コハクは基本的に食材の確保と狩猟をするが、俺からも簡単な軽食を習っている。

米があればおにぎりは作れるらしく、今朝はコハクとユエが出来立ての食パンを具で挟んで作ったタマゴサンドとカツサンドを作れるようになった。

大絶賛の夕食を済ませ片づけると、見張りのローテーションを組み配置に着く。

夕方から夜中は俺、夜中から深夜はハジメ、深夜から朝方までがコハクである。

そんな中、シアが素っ頓狂な声を出しながら俺達の所へ走って来るのであった。

 

「ハジメさん、竜也さん!!こっちに来てください!!大変ですぅ!!」

 

何事かと思いシアの所まで行くと其処には、巨大な一枚岩が谷の壁面にもたれ掛かるように倒れているだけであり、特にこれと言った物は無いかに見えた。

しかし、よく見ると壁面と一枚岩との間に、人一人分が通れる隙間があり、壁面側が奥へと窪んでおり、意外なほど広い空間があった。

俺達はシアに導かれるままその中に入っていくと、思わず「は?」と声を出した。

視線の先には壁を削って作ったのか長方形型の看板がありこう書かれていた。

 

【おいでませ! ミレディ・ライセンのドキワク大迷宮へ】

 

妙に女の子らしい丸っこい字で書かれている看板を見て俺は何とも言えない顔になった。

 

「なんじゃこりゃ・・・」

 

隣にいるハジメとユエは信じられない者を見た表情となって固まっていた。

信じがたいが恐らく此処が大迷宮の入り口なのだろう。

此れまで見つからなかったのは、経年の劣化もあるのだろうが、此処まで見つかりにくい場所にあるとすれば、この大迷宮を創った者達のコンプセントなのだろうか?

そう思うのであった。

シア曰く、トイレに行くつもりが偶然この場所を見つけたそうだ。

まさか野営をしていた直ぐ傍にあるとは思わず、灯台下暗しとはこの事である。

俺だけでなく、全員失念していたのもあり妙にやる気が出てこない。

今日はもう遅い為、翌日早朝から大迷宮の探索と攻略を開始する事にした。

 

 

翌朝、俺達は準備を整え昨夜発見した大迷宮の入り口に向かった。

念の為にマーキングしていた為、見失う事は無かった。

中に入ったのは良いが、完全に行き止まりである為か八方塞がりである。

シアが興味本位で周囲をキョロキョロしたり、壁をペチペチ触っていると、窪みに触れたのか壁と思っていたのが横回転し、壁の向こう側へ消えていった。

それを見ていた俺は「忍者屋敷かよ・・・」と呟いた。

何がともあれ迷宮の入り方は理解した俺達は、シアがやった通りに入っていく。

向こう側には尻餅をついて蹲るシアの姿を確認した。

どうやら無事だったらしい。

それを見たコハクがシアに手を差し伸べてきた。

 

「お前も今のでわかったはずだが、迂闊な行動は死を招くぞ」

「はい・・・すいません」

「分かればいい、気を付けろよ」

 

そう言うと、コハクはシアの手を引く立ち上がらせた。

先程の扉を見て思ったのだが、この大迷宮はオルクスと違う何かがある気がする。

試しに手頃な石を掴み、適当な所に投げてみる。

すると何処からか「ヒュヒュヒュ!」と無数の風切り音が響き、俺に目掛けて漆黒の矢が飛んでくるのだった。

幸い、技能の一つである『矢避けの加護』が機能し、矢はすべて壁に刺さった。

恐らく今のは侵入者に対するトラップの類だろう。

今ので俺は仮想から確証へと変わった。

この大迷宮は無数のトラップを乗り越えて、目的地まで辿り着く事をコンセプトにしたものだと確信した。

並大抵の冒険者ならば、即死確定である。

近くにあった石板を見ると、こう書かれていた。

 

【ビビった? ねぇ、ビビっちゃった?それとも怪我した? もしかして誰か死んじゃった?】

 

訂正する。

無数のトラップだけでなく、悪質極まりない悪戯に精神と心を乱さないのも試練の一つなのが分かった。

それを見たシアはドリュッケンで粉砕するも、砕かれた石板はたちまち修復していき、再び文字が刻まれた。

 

【ざんね~ん。この石板は一定時間経つと自動修復するよぉ~】

 

余りのウザさにハジメだけでなくシアとコハクも額に怒筋を浮かべていた。

 

「・・・ミレディ・ライセンは解放者云々以前に人類の敵で問題ないな」

「ああ。そのようだな・・・」

「・・・・激しく同意」

 

どうやらこのライセン大迷宮は一筋縄ではいかないようだ。

だがこれはほんのご挨拶とも言える物であり、奥に進むにつれてさらに悪質なトラップが待ち構えているとは思わなかった。

 

奥へ進んで行くと俺達を待ち構えていたのは想像を超えるトラップの数であった。

其処はまるで迷路のような場所であり、壁は石造りで出来ており通路には階段やらドアやら入り乱れており出口が見えない通路は正しく迷宮であった。

更に厄介な事と言えば、この大迷宮の中では魔法がまともに使えないのだ。

コハクは普段の姿と変わり近接戦形態になっていた。

ハジメも普段使う『空力』や『風爪』と言った外部に魔力を形成・放出するタイプの固有魔法は全て使用不可で、ドンナー・シュラークはおろかシュラーゲンもその威力が半分以下に落ちていた。

谷底より遥かに強力な分解作用が働いているためか、魔法特化のユエにとっては相当負担が掛かるらしく、魔力の消費が激しいらしい。

この大迷宮では身体強化が何より重要になってくると感じた。

結果、俺とコハクとシアが攻略の要となる。

特にシアに至ってはメンバーの中でも身体能力が飛び抜けている為、独壇場とも言える活躍をするのであった。

当のシアなのだが、ドリュッケンを肩で担ぎ、獲物を探す肉食動物のような座った目つきで周囲を見渡していた。

 

「殺ってヤル、殺ってヤル、殺って殺ルですぅ。ムッカつくミッレディ、ボッコボコにぃ~」

 

明らかにと言うより完全にキレていた。

シアの気持ちは非常にわかる為か、俺とコハク、ハジメとユエは何とも言えなかった。

 

この大迷宮を攻略し始めてから一週間が経過していた。

トラップがあるのは予想していたが、その数は尋常では無かった。

ある意味ベタと言えばベタだが、足元の石を踏むと落とし穴があったり、天井から巨大な石が降ってきたり、壁のブロックの隙間から高速回転しながら振動する円形でノコギリ状の巨大な刃が飛び出たり、巨大な岩で出来た大玉が転がってきたり等々である。

一番酷いとしたら、シアとコハクの真上からネバネバした白い液体が降り注ぎ全身謎の粘液まみれになった事だ。

流石のコハクも堪忍袋の緒が切れたのか、迫りくるトラップを悉く破壊していった。

其れで気が晴れるのならばいいのだが、ミレディの悪質極まりないトラップはこんなものでは無かった。

無数のトラップを潜り抜けて目の前に扉があり、先へと進めるかと思った矢先、其処には見覚えのある部屋に出ていた。

そう、最初の入り口の部屋である。

見たくはないが石板を見ると、其処にはこう書かれていた。

 

【ねぇ、今、どんな気持ち?苦労して進んで行き着いた先がスタート地点ってどんな気持ち?】

「「「「「・・・・・・・・・・」」」」」

 

ハジメとユエ、シアから表情が消えた。

それは俺とコハクも同様である。

例えるならば、長い時間書きあげて作った原稿が目の前で塵にされる作者の心境である。

瞳からハイライトが消えた俺達一同は仰向けになり倒れこんだ。

言うなればベッドの上から動かない無気力状態の引きこもりのニートある。

 

何とか精神を立て直し、再び迷宮攻略を再開するのであった。

その間も数々のトラップとウザイ文に体よりも精神を削られ続けた。

スタート地点に戻されたり、致死性のトラップに襲われ、全く意味のない唯の嫌がらせを受けた数は数えきれない。

所々、ハジメがマーキングしていったのもあり、この大迷宮の構造を把握しつつあった。

一定期間事に構造が入れ替わり、ブロックが入れ替わったりするのも確認していった。

そろそろ進展があるかもと思いつつ視線を横にすると、ハジメの両隣にはユエとシアが眠っていた。

俺の方も同様にコハクが俺の肩を枕に静かに眠っていた。

こっそり手を伸ばし、コハクの尻尾を触ってみると凄く柔らかかった。

起こさないように優しく触ると思いの外気持ちよかった。

その事で俺はある事を思い出した。

 

以前、オスカーの隠れ家でコハクの尻尾をモフモフさせてくれと頼み込んだら、渋々ながら承諾してくれた。

コハク曰く、尻尾は非常に敏感らしく俺が尻尾に顔をうずめている最中は非常に恥ずかしそうにしていた。

その光景を見ていたハジメとユエがやって来て、「「モフモフ・・・モフモフ・・・」」と言いながら手をワキワキさせながら面白い物を見つけた子供のような表情でコハクに近寄ってきた。

コハクはハジメとユエの表情を見て身の危険を感じたのか、体を震わせ怯えながら叫んだ。

 

「おいやめろ!・・・寄るな!・・・触るな!・・・モフる・・・にゅああああああああ!!!」

 

隠れ家のある空間にコハクの悲鳴が響き渡った。

俺だけでなくハジメとユエも交わりコハクの尻尾を堪能するのだった。

満足したのかその場を後にしようと思ったら、全身から蒼い炎を出し怒り心頭のコハクが立ちはだかった。

 

「貴様ら・・・よくも私にあのような恥辱を・・・ぶっ殺してやる!!!!」

 

コハクからの折檻を受けた俺達はその後、不用意に尻尾を触らないと決意するのであった。

俺は横で眠るコハクの寝顔を見つつ大迷宮の事を思い返す。

悪質なトラップを何度も受けつつも、思い返すのは優花の事である。

俺とハジメが奈落の底に堕ちてから数か月が経過しても尚、時折優花の安否も気にしている。

 

「今頃何をやっているんだろうな優花は・・・」

「・・・・むぅ」

 

どうやらコハクが起きたようだ。

ゆっくりと瞼を開き意識を覚醒させていく。

そして俺の顔を見るやまだ寝ぼけているのか、首元に腕を回し抱きしめてくるのだった。

 

「おい、コハク。起きろって!寝ぼけてるのか?」

「すぅ・・・すぅ・・・」

「しょうがねぇなぁ・・・」

 

俺はコハクを起こすべく肩に手を回すと、そのまま唇を重ねた。

流石のコハクも気が付いたのか、目を開くと自分の置かれている現状に気が付き意識を完全に覚醒するのであった。

 

「起きたか?まだ寝ぼけているならもっと激しいのをするぞ?」

「・・・・まだ眠い。だからお前の言う激しいのを求む」

「そうか。ならちゃんと起こさないとな」

 

戦闘時は常識のある戦闘狂なコハクも、俺の前では唯の甘えん坊のようだ。

全く仕方ない九尾の白狐様だ。

俺はコハクの希望する激しいのを実践すべく再び唇を重ねた。

今度は口だけでなく舌で絡めあう口づけだ。

一瞬ハジメの視線も気にしたがお構いなしだ。

数分間、お互いに舌を絡めた口づけを終えると、コハクも満足したのか漸く目を覚ますのだった。

 

「今度は俺が寝るから、起こす時は頼むわ」

「ああ、任せておけ」

 

やや顔を赤くしながらもコハクは微笑みながらそう言った。

俺はコハクの膝を枕にして睡眠をとる事にした。

尚、この光景はばっちりハジメだけでなくシアにも見られていたのは余談である。

 

翌朝、何度目か数えるのを忘れた大迷宮の攻略を開始した。

無数のトラップを潜り抜け、その中でも一際大きい扉に辿り着いた。

中へ進むと、薄暗く広い空間が視界に移った。

左右には騎士の甲冑姿の巨大な像が並んでいた。

 

「あの~ハジメさん。もしかしてあの像って・・・」

「言うな。俺も何となくわかる」

 

シアが言い出したのが切欠となったのか案の定と言うか、テンプレなのか巨大な像と言うよりゴーレムたちが動き出した。

無数に近いゴーレム騎士が俺達の前に立ち塞がってきた。

前衛は俺、コハク、シア。

後衛はハジメとユエだ。

戦法は至って単純で、俺達が派手に暴れて先に進みながらハジメとユエがそれに追従する。

ゴーレム騎士の後ろにはオルクス大迷宮の最深部でも見た巨大な扉が見えた。

一触即発ともいえる状況でハジメがシアに発破をかけた。

 

「シア。お前は強い。俺達が保証してやる。下手な事は考えずに派手に暴れろ」

「ハジメさん!わっかりました!!!!」

「あっちはあっちでやる気みたいだが行けるかコハク?」

「ふん。愚問だな、このような木偶人形共に遅れなど取ると思うてか?」

「いんや、んじゃまあ行くとすっか!!」

 

その言葉を先端に俺とコハクは己の武器を手にして駆け出していった。

こいつらゴーレム騎士は図体こそデカいが動きは単調だ。

俺は相手の弱点を探りつつ適度に攻撃をし、コハクが詰め寄り関節部分を切り裂き、シアが物理的につぶしていく。

何体か倒していくと、心臓部分にコアらしきものがあり其処を潰すと行動不能となった。

いちいち全部を相手にする気などサラサラなく、こっちの数の少なさを利用した少数精鋭による電撃戦法で一気に奥にある扉まで辿り着くのであった。

全員が辿り着いたのを確認し、扉を開けると其処は異空間とも言える場所だった。

扉を開けた先には道が無く、十メートルほど先に正方形の足場が見えた。

 

「皆、飛ぶぞ!!!」

 

ハジメの掛け声とともにそれぞれ跳躍していった。

俺とコハク、ハジメは問題ないが、ユエとシアはハジメの抱き着く形で飛んだ。

正方形の足場にあと少しで届くかと思われたが、足場が急に移動を開始した。

このままでは全員落下するかと思われた時であった。

 

「来翔!!」

 

ユエが発動させた風系統の魔法により上昇気流が発生し、それに乗って足場まで辿り着いた。

一瞬肝が冷えたがユエの機転で難を超えた。

だが安心したのは束の間、此処は大迷宮である。

すぐさま戦闘態勢へと頭を切り替えて周囲を警戒していく。

するとシアがウサミミをピンっと立てて急に叫んだ。

 

「逃げて!!」

 

その声を聞き咄嗟に判断できたのは僥倖だった。

頭上から黒い正方形型のブロックが隕石のように降って来たのだから。

シアの『未来視』が発動したおかげで何とか助かった。

だがそれは此処で起こる激闘の始まりの挨拶に過ぎなかった。

下の空間から巨大な何かが出てくるのだった。

先程まで戦ったゴーレム騎士とは比べ物にならないほどの巨大な何かだ。

俺達の前に現れたのは20メートルはあろう巨大なゴーレム騎士だった。

言うなればゴーレム騎士団の団長格であろう親玉である。

俺とコハクは驚きはしつつも警戒をし、ハジメ達はその姿に圧倒されていた。

周囲を見渡せば先程まで戦ったゴーレム騎士が整列し、胸の前で大剣を立てて構える。

まるで此れから始まる決闘を見届けるかのようである。

巨大ゴーレムとの戦いが始まる一触即発の重い空気の中、その均衡を崩したのは以外にも巨大ゴーレムのふざけた挨拶だった。

 

「やっほ~はじめまして~!みんなの大好きミレディ・ライセンだよぉ~!キラッ☆」

「「「「「・・・は?」」」」」

 

その場の空気をぶち壊すように、巨大な図体に似合わない可愛らしい声で親指と人差し指と小指を立てて、満面の笑顔を浮かべる巨大ゴーレムに俺達は呆れるしかなかった。




次回予告「ライセン大迷宮と最後の試練」

次回はミレディとのバトルになります。
それが済んで何話かしたら漸く優花ちゃんとの会合となりますので、読者の皆様の声援をお待ちしています。

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