竜の群を束ねる女王がドラゴンより弱いとでも思ったか   作:Amur

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戦争に向けて

 竜王国――

 

 

 すでに何度目かになるアインズの竜王国訪問。大抵はストレスが溜まると避難してくるのだが、今日の彼はいつになく荒れていた。

 

「クゥ、クズがぁあああああああ!! シャ、シャルティアのドレスにた、た、痰だとおおお!?」

 

「どうどう。落ち着け」

 

「これが落ち着いていられるか! 我が盟友ペロロンチーノがすべてを注いで生み出した娘に……娘にこの侮辱……!」

 

 (しもべ)に対してすべて分かっている振りをしたことで、王国貴族との会談で何があったのか知らなかったアインズ。そこでドラウディロンがそれとなくセバスに話を聞くことで、詳細を知ることになった。

 

「たしかに私も話を聞いた時には唖然としたがな。王国貴族が酷いといってもまさかここまでとは」

 

「――リ・エスティーゼ王国の貴族のこの傲慢さはなんだ? 竜王国女王の仲介で交渉に臨んだ相手にこのような態度を取れるほどの何かがあるのか?」

 

 いまだ怒りは持続されているが、感情が沈静化され、浮かび上がった疑問を口に出す。もしやそれが許されるだけの絶大な力を王国は持っているのではと懸念しているようだ。

 

「いや、単に我が国が小国だから侮っているだけだ。それに加えて交渉に来たのが貴族でなかったからそんな態度だったのだろう」

 

「交渉の場に俺がいなくて良かった。正直、自分を抑えられなかっただろう……ドラウやジルクニフ殿が王国は末期と言っていた意味が実感できたよ。この貴族が例外というわけじゃないんだな?」

 

「ああ。程度の差はあれ、これが王国貴族のスタンダードだ」

 

「そうか……。シャルティアは誉めてやらないといけないな。短気なあの娘が、そんな相手にギリギリまで耐えたというのだから」

 

「それがいいだろう。彼女も喜ぶ。――しかし、私の顔にも泥を塗られたものだ。あまりにも舐められて流石に怒りを感じるよ」

 

「ドラウの話では軍事力では竜王国が上とのことだが、王国上層部はそのことを理解していないのか?」

 

「理解していないだろうな。一度くらいは思い知らせてやるべきだったかなあ」

 

 竜女王の顔が徐々に獰猛な笑顔になっていく。

 

「お、おい。ドラウ……?」

 

「そうだ。そのうち、男爵の親玉――ブルムラシュー侯の手勢がナザリックに来るだろう。そいつらを蹴散らすとき、ついでに私がひと暴れしても」

 

「やめろ! お前が入ると話がややこしくなるだろう」

 

 不穏な気配を漂わせ出した竜女王をアインズが抑える。怒っていた者も他人が怒る姿を見ると、逆に冷静になれるものだ。

 

「ごほん――正直なところ、王国にはいささか後ろめたい気持ちがあったんだ。異邦人の俺たちが帝国に協力して国を滅ぼすことにな。だが、これで踏ん切りがついたよ」

 

「そういう意味では今回の王国貴族にはある意味感謝しないといけないな」

 

「ああ。――まあ、絶対に許さないけどな」

 

「ふふふ……それは仕方ない」

 

 

 翌月、ナザリック地下大墳墓にブルムラシュー侯の手勢が押し寄せる。予定通り、アインズはそれを容赦なく撃滅するのだった。

 

 

ーーーー

 

 リ・エスティーゼ王国――

 

 

「帝国から布告官が来た。宣言文の内容は事実上の宣戦布告だ」

 

 

 ざわ――ランポッサⅢ世の言葉を聞き、宮廷会議に集う貴族たちが騒ぎ出す。

 

 

「ついに動いたか! 鮮血帝め」

 

「か、勝てるのか……?」

 

「なにを弱気な! あんな小僧など何するものぞ」

 

「左様。返り討ちにしてやるまでよ」

 

 

 怒る者、狼狽える者、虚勢を張る者などいる中で彼――貴族派閥盟主ボウロロープ侯は余裕の面持ちで国王に問いかける。

 

「それで陛下。実際はただの侵略戦争ですが、偽帝はどんな大義名分を用意したのでしょうか?」

 

「大体は以前から帝国が主張している通り、リ・エスティーゼ王国はバハルス帝国に領有権がある土地を不当に占拠している故、即退去せよというものだ。今回はそれに加えて、要求が受け入れられなければ進軍するとある」

 

「ふ……。たしかに元は一つの国だった二国ですが、それをいえば不当に占拠しているのは帝国の方です。こんな要求が通るはずがないのは分かっているだろうに、いよいよ我慢できずに力づくでというわけですか」

 

 鼻で笑うボウロロープ侯。

 

「ただ、これには奇妙な続きがある。宣言文を読み上げよ」

 

「はっ」

 

 侍従が国王が奇妙だといった点を読み上げる。

 

 

 バハルス帝国は大魔法詠唱者アインズ・ウール・ゴウン魔導王率いるナザリックなる組織を国として認め、国家として同盟を結んだ。

 事故によりリ・エスティーゼ王国領内に拠点ごと転移したアインズ・ウール・ゴウン魔導王は平和的に土地を購入することを提案したが、それは王国による襲撃という形で破談となった。

 同盟国にこのような蛮行は許しがたく、バハルス帝国はアインズ・ウール・ゴウン魔導国と協力してリ・エスティーゼ王国に対抗する。

 

 

「アインズ・ウール・ゴウン……魔導王?」

 

 なんだそれはとボウロロープ侯が首をかしげたところ、補足するのはペスペア侯。

 

「たしか辺境の土地を買いたいと申し入れてきた魔法詠唱者です。そのときは王を名乗っていなかったはずですが、交渉にはブルムラシュー侯があたっていたかと」

 

「調べさせたがそのような王族の名前はどこにも見つからなかった。おそらく自称だろう……が、それよりもだ。交渉が破談になったとは聞いておるが、襲撃とはどういうことだ?」

 

 ランポッサⅢ世が静かに怒りをたたえた目でブルムラシュー侯を睨む。

 

「誤解です、陛下! ゴウンなる輩は王都での会談で縁戚であるボンモール男爵に非常に無礼な振る舞いをしたのです。そのことに抗議するため、連中の拠点に使者を送ったのですが、まさかの戦闘になりまして、こちらは甚大な被害を受ける事態となりました」

 

「……本当に抗議のための使者だったのだろうな?」

 

「もちろんです! やつらはとんだ野蛮人です! まさかいきなり我らに攻撃魔法を放ってくるとは……所詮は在野の魔法詠唱者など信用なりません。魔導王などと大層な名を名乗っていますが、汚らしい墳墓に住むただの狂人ですぞ!」

 

 王からの詰問に唾を飛ばし、喚き散らして返す。

 怒っているのは演技ではなく、すでに自分の物と思っていたナザリックの財宝が手に入らなかったことで非常に不機嫌になっているのだ。

 常から欲深いブルムラシュー侯に疑いの目が向けられるが、周囲も証拠がないためこれ以上の糾弾は出来ない。

 そこにウロヴァーナ辺境伯は別の切り口から話をする。

 

「……かの皇帝が同盟相手として認め、正式文書に名前を盛り込んでくるほどだ。ただの魔法詠唱者ではないのだろう。ブルムラシュー侯よ。ナザリックとやらに向かわせたのはどの程度の兵力だったのだ?」

 

 その問いに誤魔化すことは出来ないと、渋々とした返答をする。

 

「………総兵数にして千人です。遠方から確認した兵の話では、それをアインズ・ウール・ゴウンは一人で殲滅したとか」

 

 予想をはるかに上回る兵数。しかも一人で蹴散らしたという報告に皆が驚愕する。

 

「抗議の使者にしては多過ぎる数だ。初めから戦闘を想定していたのではないか?」

 

「いえ! いえ、陛下! ボンモール男爵にゴウンとやらは強力な魔法詠唱者だと聞いていたもので、念のためというだけです」

 

「……千の軍勢に勝るか。帝国のフールーダ・パラダインは個人で万の軍と戦えるとも言われる。アインズ・ウール・ゴウンがそれに匹敵するなら皇帝からの扱いも分かるな。大陸屈指の魔法詠唱者がもう一人味方に付いたことが、鮮血帝が本気になった理由か」

 

「パラダインですか……帝国側の誇張された情報をそのまま信じるのは如何なものでしょうな? 地形や策を駆使すれば千の兵を嵌めることは出来るかもしれませんが、そこが個人の限界でしょう」

 

 そう言い放つボウロロープ侯をウロヴァーナ辺境伯はじろりと睨むが、本人はどこ吹く風だ。だが、それにこう続ける。

 

「――とはいえ、敵を過小評価し過ぎるのも愚か。例えば戦士長殿なら確かに千の兵に匹敵する。百歩譲ってゴウンがその域にあったとしても、倍の二千で対抗すればよい。つまり、我が精鋭兵団五千なら問題なくそやつを討ち取れるということです」

 

 武勇を褒められているのだが、同時に自分の兵であればお前を倒せるとも言われて微妙な顔をするガゼフ・ストロノーフ。

 

 ここで声を上げたのが、この国の第一王子――バルブロ・アンドレアン・イエルド・ライル・ヴァイセルフだ。ボウロロープ侯の娘を娶っているので、二人は義理の親子関係となる。

 

「素晴らしいな、ボウロロープ侯。仮にゴウンとやらが帝国との戦争でしゃしゃり出てきたら、貴公に任せるぞ。聞けばそやつは莫大な富を所持しているということだ。つまり……分かるな?」

 

「お任せください、殿下。我らに楯突いた罰として、ゴウンの所持する財のすべてを没収して献上いたします」

 

「うむ! 流石は我が義父殿だ。話が分かる」

 

 すでにナザリックの持つ財宝を我が物としたかのような盛り上がりを見せるバルブロたち。取り巻きの貴族たちもおこぼれにあずかれることを期待して嬉しげだ。

 反面、獲物を逃したブルムラシュー侯は悔しげに歯をきしませる。

 

「では、陛下。どちらにせよ帝国の要求など飲めるはずがありません。戦争しかありませんな」

 

「ボウロロープ侯。改めて確認するぞ。勝てるのだな?」

 

「はっ。王国が一丸となれば間違いなく勝てます。当然ながら私も全力で協力いたします」

 

 

「無論、この私も惜しみなく協力しますぞ!」

 

「私もです! いまこそ派閥を越えて暴虐なる鮮血帝に対抗すべき時!」

 

「あの偽帝に思い知らせてやる時が来ましたな!」

 

 

 貴族派閥盟主の言葉を受けて他の貴族たちも次々に協力を約束していく。帝国が自分たちの領地まで侵略する可能性を考えれば、さすがに足の引っ張り合いなどしている場合ではなかった。

 勝手にアインズ・ウール・ゴウンへの賠償の話などしているバルブロとボウロロープ侯に、ランポッサⅢ世は苦言を呈するべきなのだが、せっかく貴族たちが団結しているので、あえてそのことには触れなかった。

 

「それと陛下。一つ質問があります。誰がこの戦争の全軍指揮を? 私であれば問題ありませんが?」

 

 質問という形を取っているが、指揮権をよこせという事実上の要求だった。

 

「……ボウロロープ侯。そなたに任せる」

 

「ははっ! 畏まりました」

 

 思惑通りにいき、喜びを隠さない侯爵。

 戦上手のボウロロープ侯でなく、穏健派の国王が指揮を執るとなれば、貴族派閥からの反発は必至。すべての貴族が協力せねば帝国に抗えないと理解するランポッサⅢ世は指揮権を預けた。

 

 それを平民の戦士長に過ぎないガゼフは苦々しく思いながらも、黙って見ているしかない。

 ここにレエブン侯がいれば任せることも出来たが、彼はすでに竜王国に亡命してしまっている。

 

 

 そして改めてランポッサⅢ世は諸侯に協力を要請する。

 

「帝国への返事は遅らせよう。その間に皆には可能な限りの兵を集めてもらいたい」

 

「はっ!」

 

 

ーーーー

 

 ローブル聖王国――

 

 

 ガイン!

 

 レメディオスの模擬剣がドラウディロンの拳を弾いて逸らす。

 

「やるな! ずいぶんと腕を上げた!」

 

「いつまでもやられてばかりだと思うな!」

 

 返す刀で斬りかかるが、竜女王はお得意のブレスで迎撃する。

 至近距離で激しい炎が浴びせられる――

 

 

 <流水加速>

 

 

 ――炎に飲まれた残像を置き去りに、まるで時間でも操作したかのようにレメディオスの動きが加速する。脳の神経伝達速度を向上させることで、身体の反応速度も上げる武技だ。

 

「もらった!」

 

 炎を掻い潜り、背後に回ったレメディオスは勝利を確信する。文字通り、そこは人間には手も足も出ない位置。だが、ドラゴンでもある竜女王には人間にはない第三の手があった。

 

「――うおっ!?」

 

 一瞬でドラウディロンの身体が一回り大きくなると、出現した尻尾が高速で動き、レメディオスに絡みつく。

 

「そらあっ!」

 

 巻き取った尻尾ごと聖騎士団長を叩きつける。地面に激しく叩きつけられて、レメディオスは剣を手放してしまった。

 

 

「くう~! 今度こそ勝ったと思ったのに……」

 

「いや、まさか私に尾を使わせるとは驚いたぞ」

 

 むくりと起き上がり、恨めしげな眼で見るレメディオス。

 

「尻尾ってお前……変身なんかできたのか?」

 

「そういえば見せたことなかったか。私は竜女王だからな。そりゃあ翼や尻尾くらい生えるさ」

 

「ふむ。そう言われれば、確かにそうか」

 

 あまり深く考えない聖騎士の長はあっさりと納得する。

 

「とにかく私の勝ちだな。約束通り、後でカルカに話をするときは私の味方をしてくれよ。ああ、もちろん無理のない範囲でかまわない」

 

「わかった。約束だからな」

 

 

 

 レメディオスとの模擬戦を終えたドラウディロンは、王城にて聖王女カルカ・ベサーレスにこれから起こる戦争のことを話していた。

 

「――というわけで、バハルス帝国とアインズ・ウール・ゴウン魔導国はリ・エスティーゼ王国と戦争をする。竜王国は参戦しないが、立場としては帝国と魔導国の味方だ。出来れば聖王国には中立でいてもらいたい」

 

「話は分かったわ。どちらから手を出したにせよ、聖王国としてはどっちにも肩入れしないことになるでしょう。けど……」

 

「けど?」

 

「ケラルトが何か言いたげね」

 

 カルカの腹心であり、レメディオスの妹でもあるケラルト・カストディオが竜女王に胡乱な目を向けている。

 

「どうかしたか? カストディオ神官団団長。言いたいことがあれば何でも言ってくれ」

 

 目でカルカにも問題ないか確認するが、主は頷いて許可を出す。

 

「話が出来過ぎてませんか? 元々王国を狙っていた野心溢れる皇帝と王国の土地が欲しい異邦人が手を組んだところに、その王国がちょっかいを出すなんて……こうなるように誘導していますね?」

 

「おやおや。人聞きが悪いな。たまたまということもあるさ。――お前はどう思う? レメディオス」

 

「そ、そうだな。難しいことは分からないが、たまたまということもあるかもな、うん」

 

「え? レメディオス?」

 

 腹心であり、友人でもある聖騎士団長のまさかの竜女王寄りの日和見な発言に困惑するカルカ。

 

「どういうつもりですか? 姉様。まさかドラウディロン様に弱みでも握られているのですか?」

 

 主や家族の敵に対しては姉以上に苛烈になるケラルト。友好関係にある竜女王への対応は普段は柔らかいのだが、頭の弱い姉を都合よく操るのは許さないぞ、と軽く睨んでいる。

 

「すまんな、ケラルト。約束なんでな」

 

「約束って何ですか、約束って」

 

 その様子を見ながら竜女王はニヤリと笑う。

 

「悪い顔だわ……。ドラウ、さては貴方、レメディオスを言いくるめたわね?」

 

「ふふ……何のことかな」

 

 ちなみにカルカは異邦人と呼んだが、プレイヤーにまつわる話はここにいるメンバーはすでに知っている。

 そして竜女王は帰る前にカルカにもナザリック対応マニュアルを渡して一通りの注意事項を伝えるのだった。

 

 

ーーーー

 

 スレイン法国――

 

 

 漆黒聖典隊長と番外席次はナザリックの来訪と周辺国家の対応について話していた。

 

「百年の揺り返しにて来訪したぷれいやー。竜王国とバハルス帝国が友好関係を築けたのは幸いですね。それに比べて……」

 

「リ・エスティーゼ王国はさっそくやらかしてくれたわね」

 

「やはり救いようのない者たちです。いかに相手が超越者だと知らなかったにせよ、対話を求める相手に財宝目当てで攻め込むなど愚かの極み」

 

 政治的な話に興味がない番外席次は竜王国での会談に参加していなかったのだが、後からドラウディロンに内容を聞いている。

 ただ、最初から王国の暴発を誘導する狙いがあった点は、言いふらさないように頼まれているので、隊長や神官長たちは知らない。王国への評価が低い彼らからすれば、またあの国が馬鹿をやったかと認識しただけである。

 

「王国最高の戦力は英雄級のガゼフ・ストロノーフでしょ。やる前から勝負は見えてるわ」

 

「たしかに貴方や私には及びませんが、王国戦士長は強さだけでなく高潔さも備えていると聞きます。あの国と共に散るのは勿体ないですね」

 

「そのへんは仕方ないんじゃない。忠誠心高いみたいだしね。――ああ、ガゼフといえばブレインは御前試合で負けてから目標にしてたとか言ってたわね。今回の戦争で決着を付ける気かしら」

 

「ブレイン・アングラウスですか。しかし、どういった立場で参戦するのですか?」

 

「さあ? どうかしらね」

 

 

ーーーー

 

 バハルス帝国――

 

 

 バハルス帝国皇帝ジルクニフは皇城から城下を見下ろし、最高にハイになっていた。

 

「リ・エスティーゼ王国よ。かつて貴国と我が国は一つであった。それが再び元に戻るときがきたのだ。このジルクニフの手によってな!」

 

 鮮血帝とまで恐れられる彼も先祖からの宿願が果たされることに喜びを抑えきれない。この戦が終わり、王国併合を成し遂げれば、彼の名は帝国最高の名君として後の世まで残ることだろう。

 

「ククク……フハハハハハハハハ!」

 

 

 そして戦争が始まる。

 


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