「······ふう」
ただ今神社でお掃除中なのだが、これがなかなか疲れる。
神社の掃除をすべて担当しているわけでもないと言うのに。
「···あっ」
ほらまた枯れ葉的なものがカサカサと音を立てて流れてくる。
個人的に枯れ葉とかそんなものが無くなるまで、それこそ塵一つ無くなるまで綺麗にしたいわけじゃないが、次から次へと流れてくるから無意識のうちに手が動いてしまう。
というかさっきからここしかやってないような···
「···浬って掃除好きなのか?」
ビックリして上を向くとそこには感心したような顔をした魔理沙がいた。
「···はぁ、ビックリした···魔理沙か」
「そんなに驚くなんて失礼だな···あっ、もしかして愛しの霊夢じゃなくて残念だったとか」
魔理沙はニヤニヤしながら聞いてくる。
「な、なにいってんだよ···それに、霊夢なら今は寝てるよ」
「なんだあいつ寝てるのか···」
そう言って少し残念そうな顔をしたが、今度は何か思い付いたような顔をして話しかけてきた。
「あっ、そうそう、私の家に来ないか?」
···そう来るか
「···う~ん···案内しくれるんだったら行きたいんだけど霊夢から一人になるなって言われてるしなぁ」
「···浬は私が一緒じゃ不安か?」
「魔法使いって強いの?」
「あんまり舐めてもらっちゃ困るぜ」
魔理沙は自信満々といったふうにそう言った。
まぁ、霊夢もそうだったように魔理沙も強いんだろうし大丈夫か。
「分かった、それなら行くよ」
「その前に言っておくけど、魔法の森って所に入るから絶対に私から離れないようにしてくれよ!」
そう言うと魔理沙は一人箒にまたがって飛び出した。
············えっ、僕には走れと!?
離れるな何て言ってた手前それは酷くない!?
いや、体力には自信あるけどさぁ。
魔理沙の優しさなのかスピードと距離は一定に保っていてくれたが···
森に入り少ししたところで何だかくらくらしてきた。
魔理沙に助けを求めようとしたがそこに魔理沙は居なかった···
···って······いない···って······え!?
「···おいおい」
どうしよう、いや割りと本気で。
そう思っていたところ目の前に金髪の女の人がたっているのが分かった。
「···あ···魔理沙···? そんなところに···」
僕はそこで意識を手放した。
霊夢side
「············」
「···これは···ここは······どこ?」
「···今さっきまで神社で寝てたはず何だけど···」
視界がボヤけて前が見にくい。
体を動かそうにも動かない。
目の前に一つの人影が現れる。
どこかで見たことがあるような···
「···浬? 」
そこにもう一つの影か現れる。
横になっている···というか倒れているという表現のほうがあっているかもしれない。
その影は
「···アリス!?」
二つの影は徐々に鮮明に瞳にうつっていく。
するともう一つ、倒れているアリスとアリスを支えている二人の奥に大きな暗い闇、が見えた。
いや、多分あれは闇なんて言葉にはあてはまらない。
言うなら『黒』、ただただ黒いその大きな塊が恐怖をより一層私の身に植え付けてくるのが分かる。
夢だとしてもこんな経験をするのは初めてだった。
そうしていると何を思ったのか浬が何かを叫びながら塊に向かって走り出した。
その瞬間、彼の胸には塊からつき出された刀のようなものが突き刺さっていた。
「···か······っ···浬! ! 」
体が動く。
周りを見渡すとそこは私が寝ていた神社だった。
嫌な汗が体にまとわりついていて少し気持ちが悪かったが···
「······浬~?」
少し心配になって呼んでみた。
最近人里の間で妙な噂がたっているし···
返事は帰ってこない。
私は慌てて神社を飛び出した。
しかし、そこには浬は居なかった。
具体的には分からないが、早くしないと不味い、と私の勘がそう告げていた。
魔理沙に協力してもらおうと思い私は魔法の森へと向かった。
少し自分探しの旅に出てまs
霊夢「············」
あ、はいm(__)m