東方繰返幻想   作:北風北

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霊夢、魔理沙、アリス編は一旦この話で終わりです。

一旦ですよ (笑)


後悔

 

    霊夢side

 

 

おかしい、本当に嫌な予感しかしない。

魔理沙の家に言っても誰もいないし···

というかこの私がどうしてここまで過保護になってるのかしら。

あの夢を見たせいかもしれないけど、それ以外になにか···

 

······ゴッ!

 

そんな音が頭全体に響いたような気がするほど、後ろから強いしょうげきが襲ってきた。

その影を確認するまもなく私は意識を失った。

 

 

 

    アリスside

 

 

霊夢から聞いていた外来人が来た、という事が何となく私の中に引っ掛かった。

今日は博麗神社に行こうと思っていた。

霊夢との話もかねて、その外来人を一目見ようと思ったのだ。

 

その道中一人の男の人を見つけたのだが、フラフラと今にも倒れそうだったのでどうにも放っておけなかった。

とかなんとか考えている内にその人は

 

「···あぁ、魔理沙、そんなとこに···」

 

何て言ってるんだから驚いた。

魔理沙の知り合いか、なら迷ってる時間はない。

助けないと。

 

私は彼を自分の家に運ぶ事にした。

 

 

彼を家まで連れて来ると直ぐに容体を確認する。

息もしっかりしてるし、どこか体調が悪いわけでも無さそうだ。

それに道端で倒れているなんて、睡眠薬でも使われたのかしら。

しかしこのまま見つめているのも···なんというか、恥ずかいわね。

何にしても森の毒気にあてられなくて良かったわね。

 

「時間が時間だけど少し外でも歩いてこようかしら」

 

 

歩き始めて30分程たったと思う。

今日は暗いなんて思っていたら、それもそのはず、月がでていなかった。

分かった事はこのくらい。

 

···あ、霊夢と話できなかったわね。

 

自分の家の前まで歩いて帰ってきたが、動きをとめる。

 

···ただいまっていった方が良いのかしら。

あっでも今は起こしちゃうかも。

でもでももし起きてたらお帰りなんて返してくれるかも。

 

 

「············」

 

···私は何を考えているのかしら、相手は外来人、私と話したこともないのに挨拶を返すわけないじゃない。

自分の家なのにドアの前にたって考え事とか何やってんのよ私は、堂々と入れば良いじゃない!

そう堂々t

 

ガチャ

 

きゃあ! ドアが開いたー! 起きてたー!

 

 

 

···なんて事は顔にも口にも出さずに。

 

「···あら、あはよう···起きたのね······ところでどこにいくつもりだったのかしら」

 

相手はこちらにあわせたのか、おはよう、といってくれたが

それにしても、心臓止まるかと思ったわ···

 

 

少し話している内に彼は魔理沙の家に行きたい、と言ってきた。

やはり霊夢と魔理沙の知り合いの外来人だったようだ。

多分あそこで倒れたのも魔理沙の家に行く途中だったのだろう。

時間が遅いが私がいれば問題はないかな、そう思い承諾した。

そして私はドアに手をかけた。

 

 

 

    浬side

 

 

目の前にいる黒い塊。

本能的に分かったあれに近づいてはいけないと。

身体が動かない。身の毛がよだつというのか。不思議な感覚。

僕はこんな状態だが

 

「···あら···ルーミア? ···かしら···」

 

彼女はそんなことを言っている。

知り合い?こんな知り合いがいてたまるか。

僕は幻想郷にきて一番の恐怖を感じていた。

 

 

···しかし···よく考えるとアリスさんにもこんな知り合いが居るのかもしれない。

さっきはこんな知り合いがいてたまるか、みたいなこと思ったけど幻想郷じゃこんなことが普通、なんだろうか···?

 

まぁ、何にせよ知り合いなら安s

 

···サクッ

 

僕の目の前に軽い血飛沫がまう。

その血は僕のものじゃない、目の前にたっていたアリスさんのものだ。

 

「···えっ? 」

 

彼女は肩を押さえて唖然としていた。

その肩にはその黒と同じく、漆黒の刀? のようなものが塊から彼女の肩に伸びて深く貫通していた。

 

 

えっ?

これどう考えても知り合いじゃない。

こういう挨拶のしかたがあるとか?

あるわけない。

じゃあ、あの塊は?

だから

 

「知らねぇよ! ! 」

 

そう、今はアリスさんを助けないと。

気づけば身体は動く。

 

「アリスさん! 」

 

彼女のそばへ行き、呼び掛けてみる。

意識はあるようだ。

傷口が炭のように崩れ塊の元に吸い込まれていく。

肩から手、顔に差し掛かったところで、

 

「············」

 

「···思い···出したよ······ごめんね···」

 

な、何を

 

「そんなことより早く逃げましょう! 」

 

抱き上げようとするが彼女は小さく首をふると、目にためた涙を頬に流した。

 

その涙が塊に吸い込まれるまで、僕は何もできなかった。

 

 

 

 

次に顔を上げたとき、それはもう目の前にいた。

その中から腕が伸びてきた時には驚いたが、もう逃げようという気すら起きなかった。

 

頭にかかる圧力。

頭を掴まれたのだろうか。

手足を見ると、徐々に崩れかかっている。

 

意識が黒一色に染められていく、そして頭になにか流れ込んできた。

 

誰かの記憶? ···なのかな?

視点が視点なので良くわからない。

 

 

小さな、角の二本生えた女の子が酒を飲んでいる。

 

翼の生えた人? と握手をしている。

 

······猫? この記憶の主は猫でも飼っているのだろうか。

腕の中にくるまっている小さな猫が見える。

 

川の端にたっていたり、神社にいたり。

この人は旅人なんだろうか、それはこんな状況にもかかわらず、見ているだけで楽しかった。

 

 

怒っている霊夢とか、笑ってる魔理沙とか···

 

もう少し···見ていたかったな······でも···

 

もう意識が···

 

浬のからだは粉々に砕けた。




次からが本番みたいなものです(笑)


頑張ります!
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