1ヶ月後。
レジスタンスはヤヴィン4で野営していた。恐らく遺跡はマークされているだろうから、ジャングルに潜んでいる。そんな中、私は1人離れて瞑想をしていた。
ただの瞑想じゃない。
劇薬を飲み、暗黒面の奥深くまで沈む瞑想だ。
「《王の毒、虫の血、悪魔の涙───────我が身を誘え。》」
シスの言葉で呟き、私は暗黒面に身を委ねる。
暗い空間を通り、私の意識は暗黒面の奥深くへ落ちていく。身体が金属のように重くなり、暗黒面のフォースに従って深くへ沈んでいく。
気が付けば、私の目の前には闇の玉座があった。
私は玉座に座り、聴こえてくる声に答える。
『ええ、そうですよ。私は弱い。だから、貴方を倒すのは私じゃない。』
この玉座は、私が作り上げたものだ。夢では、レイが座っていた。だけど、これは私の玉座だ。誰にも渡す気はない。
『貴方は許されないことをした。は?シスを超えた?そんなこと関係ない。“私達シス”が許さない。』
私と、古のシス卿達は、奴を許さない。
『私達が誰かって?ダース・ベイン、ダース・テネブラス、ダース・プレイガス………彼らは貴方を許さない。』
貴方はあくどい故に、一線を越えている。
『最後のシスはこの私。誰でもない。ルーク・スカイウォーカーが死んだ今、銀河はシスである私のもの。』
その栄華も一時のものだけど、一時的でも掌握できればそれでいい。
私の世界に、ダース・ルシル以外のシスは必要ない。
『醜く生き長らえて、恥ずかしくないの?』
この世にみっともなく這いつくばっても、結末は変わらない。いずれは、地獄に引き摺り戻される。足掻いたところで、フォースの意思を変えることはできないのだから。
『まぁ、それがお似合いか。』
嘲笑ってやれば、声の主の怒りを感じた。
『私?貴方みたいに醜く生きるつもりはないよ。』
私は奴と違って、愛する人がいる。先に逝ってしまった彼が、私を待ってる。例え死でも、私とフェラスを切り離せない。
『私が彼を殺した。これは私の罪であって、貴方の罪じゃない。いいえ、貴方には譲らない。』
私がフェラスを殺した事実は、私だけのものだ。
『この玉座も渡さない。滅びるなら、私が作ったこの玉座も一緒に滅ぼす。』
そろそろ時間切れだ。
『このゲームに、もう勝ち負けは関係ない。多くの者が、このゲームに気付いてる。存分に楽しみましょう?』
観戦者が多い方が、ゲームは盛り上がる。
『ねぇ?シディアス卿?』
私を弟子にしたのが運の尽き。
長い長い私の計画も、終演を迎える。