結婚したい。
データ上の私の故郷であるナブーでの結婚式を見て、そう思った。
私は物心がついた時から、ジェダイ聖堂にいた。執着を禁じられ、他者を優先しろと言われた。そして、愛を禁じられた。
何の楽しみもない。
その気持ちを私が師事するマスター、キット・フィストーに言ったら、叱られてしまった。
「ネル、掟を忘れるな。」
「では、ジェダイをやめることは……?」
「不可能ではない。だが一人になれば、苦痛がお前を襲うだろう。」
10歳の私では、理解できることは少ない。ライトセーバーの腕だって、まだまだ未熟だ。だけど、私はジェダイに向いていないということは分かる。
普通の人みたいに、好きな人と結婚して、幸せに暮らしたい。
そう思うことの何がいけないのか、理解できない。
「エレノア・クラウド、私はお前が心配だ。」
「分かってますよ、マスター。掟に従います。」
結婚式では、新婦と新郎が幸せそうに笑っていた。人々は2人を祝福して、拍手が鳴り響く。私も、その2人のように幸せになりたい。
そう、私は結婚に憧れている。
「ネル、行くぞ。」
「はーい。」
結婚式場を離れ、私とマスターはシャトルに乗り込む。
ジェダイの楽しみと言えば、ライトセーバー戦だと思う人が多いと思う。でもあれは楽しんではいけないもので、弱い私からしたら全然楽しくない。そんな私を、マスターは鍛練だと格納庫に連れていく。
ライトセーバーを構え、マスターに教わったフォームⅠで攻撃を防ぐ。
つまらないと思った瞬間、マスターのライトセーバーがお尻に当たって跳ね上がる。
「集中力が足りないぞ、ネル。」
「だって、楽しくないんですもん。」
「物は考え様だ。楽しくないのは、お前が娯楽を求めるからだ。執着すれば、暗黒面に呑まれてしまう。」
「はい、マスター。」
鍛練が終わる頃、シャトルはハイパースペースを抜け、コルサントの軌道へ飛び出していた。
ジェダイ聖堂に戻り、マスターは評議会へ、私は格納庫へと向かった。格納庫へ着くと、同じくパダワンのオビ=ワンが出立準備をしていた。システムを点検するオビ=ワンに声をかけ、どこへ行くのか聞くと楽しそうな任務だった。
………良いこと考えた。
「ねぇオビ=ワン、マンダロアに行くんでしょ?」
「ああ。」
「私も行きたい。」
「ダメだ。」
「なんでよ!」
オビ=ワンはこれから、サティーン・クライズの護衛任務がある。マンダロアに行けばいろんな店を見れるし、何より武器が豊富。ライトセーバーしか使わないけど、見ていて楽しいんだよね。
「なら聞くが、評議会の指示か?」
「そんなわけないじゃん。」
「じゃあダメだ。」
「えー、いいじゃん!お願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願い、」
「あーもう分かったよ!勝手にしろ!その代わり、マスター・クワイ=ガンには見つかるなよ!私は無関係だからな!」
やったね!!!!!
どこに隠れよう?やっぱ倉庫だよね!
マスター・フィストーに連絡?しないよ?
プロローグはあえて短くしましたw
序章って前置き的な扱いでしょ?←
あれ?違った?