【エピローグ1-2】
朱音の事務所。
「なかなかいい感じじゃないか、氷堂さん」
「あたしは暗い曲はあんまり好きじゃないんだけどなー」
「ああ、ほんと何もかも嫌になっちゃいますねぇ・・・」
「闇が深いほど光が輝くんだよ」
美智留の音楽に合わせて、世界が少しずつ崩壊していく。
「出海も氷堂さんも、次は気合いれてけよー」
「次かぁ・・・」
「・・・伏線回収すれば勝てるんですかね?」
「さぁな、伏線ってほどだいそれたものでもねぇだろ」
「あたしはシンプルなことしかできないよー。あんまりシリアスは好きじゃないな」
「・・・正直、あのメインヒロインって世界系ってことですよね?」
「そうみたいだな・・・」
「そんなのどうするんですかね?」
「柏木センセがなんとかすんだろ・・・」
「澤村先輩がですか!?」
「そのための前座二つだろ。それはそうと、ここも消えかけているな・・・」
「うわーほんとだ・・・」
「その曲にタイトルつけてやるよ・・・氷堂さん、いや、氷堂センセか」
※ ※ ※
場面戻って倫也の家
キスをされててれる倫也。同じぐらいてれている恵。
「加藤ぅ!?お前なにを・・・」
「・・・加藤じゃない」
「いや、今、そんなこと・・・」
「そんなことじゃない!」
「めぐみ!?」
「なによぉー」
「なっなっ何してんだよ!」
「ねぇ倫也くん・・・わたしのこと好き?」
「ああ、うん・・・」
「好き・・・なの?」
「もちろん、好きだよ・・・言わせんなよ」
「それ、わたしが言いたかったよ・・・」
「あのね、わたしのこと覚えててくれる?」
「どういうこと?」
「この同人のわたしのことも・・・好きでいてくれる?」
「・・・なんでお前・・・」
「できそこないの物語のこのわたしのことも・・忘れな・・いでね・・」
「・・・おいっ、加藤。お前なに泣いてんだよ・・・」
「・・・加藤じゃないから!」
「だから!恵、なんで泣いてるんだよ!なんだよこの音楽は!」
ガシャーン
窓ガラスが砕かれる。そこから顔の見えない加藤恵・・・メインヒロイン型が現われる。
「なんだよぉ何が起きてるんだよ!」
「ごめんね、倫也くん。わたしから告白したから・・・だからね、この物語はおしまい」
「恵・・・ごふぅ・・・」
「倫也くん!」
後ろからメインヒロイン型の手刀が倫也の腹を貫く。
「俺は、こんな・・・ものがた・・・り、みとめ・・ない・・ぞ」
「ごめんね、倫也くん・・・ わたしはメインヒロインになれなくて・・・」
「笑って・・くれ・・・めぐみ・・」
「何言ってるのよ、こんな時に・・・!!」
「おれ・・・、ハッピーエンドが・・・好きなん・・・」
倫也が息絶える。
恵が泣きながら笑う。
物語が終わり、世界が消滅した。
そして『The curse of the main heroine』も鳴りやんだ。
(完)
どうも、このバッドエンドで読者が見切るようです。
進むにつれてコミカルなハッピーエンドを目指していますので
ぷりん加藤が可愛いなら「負け犬3」に進んで欲しいですが、
いや加藤似なさすぎだろって方は挫折でもしょうがないのかもしれません。