あれから1ヶ月、行方不明者がどんどん増えてゆき、被害者は数百人を越え、もはやニュース番組も事件を連日取り上げていて日本を震え上がらせる事件となっていた。
「No.77今回の事件の詳細がある程度判明した。」
「ありがとうございます。」
私は本部に連絡し、今回の事件を調べてもらっていた。
「調べた結果だが、今回の事人の男女の2人組が関わっている。片方はあの伏井出カイだ。」
「それは、以前からマークしていたあの伏井出カイですか?」
伏井出カイ
伏井出ケイの兄と見られている人物。
以前から我々も目を付けていた存在だ。
「目的は?」
「不明だ。女の方はサイボーグタイプの宇宙人だ。お前なら看破出来るだろう。これが現在我々が知る情報の全てだ。報告を期待する。」
「ハッ!」
そう言うと本部との通信を切った。
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~インナースペース~
「しかし…どうしたものか…事件の被害者は全員子供達、特定の子供を張り込むか…?ネットで手に入る情報も限度があるな…やはり…」
「どうしたのビリーブ?」
ヒーローゲートから三咲が入ってきた。
「今後の作戦について考えているんだが…」
「やっぱり行方不明事件について?」
「あぁ、正直言ってお手上げだ。こちらがどうしても後手に回る以上敵が何かを動くのを待つしかない状況だ。」
「う~ん…なら、これまでの事件のことをまとめてみたら?」
「現在分かっている情報は、被害者は小学校高学年から中学生までの子供達、犯人は宇宙人と思われ、辺りに闇の力が充満していたことからワープなどの能力を使ったと思われる。これくらいだ。」
「なんで高学年小学生から中学生までなんだろうね?」
「それが全くわからないんだ…」
すると三咲がこんなことを言い出した。
「…思春期?」
「思春期?なんだそれは?」
「ビリーブ思春期知らないの?」
「あぁ、ウルトラマンにそういうのは無い。」
「えーと、思春期っていうのはね…子供が大人に近づいてゆく期間というか…色々と悩んだり色々と影響を受けたり…」
「悩む…影響を受ける…厨二病ということか?」
「厨二病ではないけど、思春期による悩みが原因で厨二病になった人はいるんじゃないかな?ってかよく厨二病なんて言葉知ってたね。」
「あぁ、そういうアニメを見たからな。」
(そうなのか…)
「しかし、厨二病か…」
「どうかしたの?」
「アニメの中の厨二病は自分のことをダークフレイムマスターと称していた。」
「まさかそれで闇の力とか言うの?」
「そのまさかだ。実際光も闇も自分がそうだと思ったらそんな感じになるんだ。」
「曖昧なんだね…」
「知り合いに厨二病はいないか?」
「流石にいないかなぁ…あ、」
「どうした?」
「最近ウチの学校に転校してきた男の子が厨二病なんだよ。」
「何!?高校生だろう!?その年で未だ卒業出来ていないというのか!?」
「驚きすぎ。その人とコンタクトを取ってみるよ。」
(さてこれで伏井カイに近づけるか…?)
伏井出カイ
伏井出ケイの兄。ケイはベリアルを崇拝するのに対してカイはベリアルの力を自分の力としようとしていた為対立、ケイはカイの元を去った。