「この馬鹿者が!!」
烈火の如く怒り狂う主に頬を張られその場に倒れ込む彼女。
ラルゴを鹵獲し彼の身柄を手土産に報告しようとしたフィーネであったが、主から放たれたのは称賛の言葉ではなく怒号。
己が何故怒りを買ったのか分からぬまま目を白黒させるフィーネをそのままに主が無言のまま佇んでいたヴォイドへと向く。
「まだ目的の半分も果たしていない。こうなれば私のボディの解放を優先させるか・・・」
「その方が良いだろうな。間も無く敵もこちらに来る」
唸る彼に対しヴォイドが無機質に答える。
「敵・・・?それは・・・どういう?」
困惑気に問うフィーネに対し主は心底失望したように息を吐く。
「ラルゴのボディには己の位置を知らせる機能が搭載されている。と言うかそんな基本的な事も分からないのか。ロボットを強奪した時にはそのまま持ち帰るんじゃなしにエネルギー反応を偽装する装置を・・・ああ、もう良い!!」
わなわなと震える指を彼女に向けていた主だったが、苛立った様に舌打ちをするとさっさとその場を後にする。
一言、二言ヴォイドに何かを話しかけそれに彼が頷き場には二人だけが残される。
「勝手な事はするな。・・・以上だ」
ぼそりと言い放たれ歯を軋ませるも己が失態をしでかした以上、反論など出来る筈が無い。
怒りと屈辱に身を焦がしそうになるが、そちらよりも己が立場を失いつつある事に彼女は焦りを覚える。
(こ・・・このままでは)
誰にも必要とされないと言うのは彼女にとって何よりの恐怖だ。
何としても挽回をせねばと思考を巡らせるのだが、良案が浮かぶ事は無かった。
「よう~こっぴどくやられたみたいだな。ウスノロ」
「そういう貴様はどうなのだ?」
自身らが占拠する中央コンピューター施設の一画にて設置された溶鉱炉の前でガルバダリオが軽口を叩く。
嘲る様な口調の彼を半ば無視しコロサッスは溶鉱炉から溶け出た金属に巨大なハンマーを叩きつける。
「まあ見ての通りだ。俺も油断していたって言うのは認めるしかねえ」
フォルテとの戦いで翼を破壊され次の戦いに翼の再生が間に合わない事を悟ったのか、彼は不本意ではあるが機械の翼を取り付けている。
対するコロサッスも顔面の半分が破壊されたままであり、全身のボディも所々で亀裂が走っている。
徐々にではあるがその傷も再生を始めてはいるが、次の戦いには到底間に合いそうにない。
「なあ俺の楯も直してくれねえか?」
「断る。自分の物ぐらい自分で創れ」
冗談交じりに言われあっさりとそれを拒否するコロサッス。
同じラ・ムーンの従者同士ではあるが仲間意識などある筈も無く、彼らの放つ空気は険悪な物を超え殺気すら混じる。
「ガーッハッハッハッハッハ!!何をしていやがるんだぁ?」
殺気が充満する一室に笑い声を上げながら入って来るのはソローだ。
彼もデューオとの戦いで利き腕の右腕を喪失している状態だが、コロサッスとガルバダリオを見るなり目を見開き近づいてくる。
「・・・貴様は」
「俺様の名前はソロー。アンタらはラ・ムーンの従者だろ?ガーハッハッハ!!いずれにせよ強そうな奴らと会えて嬉しいぜぇ」
ジロリと己を見据えるコロサッスに似た様な気質を持つソローはニヤリと笑みを浮かべる。
「あ~あ~俺様もこの腕さえ直っていたらちょいと腕試しぐらいはしてみたかったがな」
「今は敵が迫っているのだろう?であればお楽しみは後だ」
「確かにそりゃ正論だ」
状況さえ許せばお互いに思う存分に殴り合いたいと言う空気を出すコロサッスとソローにガルバダリオは心底うんざりした顔で首を振る。
「強敵って書いて『とも』ってか~?俺はそう言うのごめんだからな」
そう言ってそそくさと一室を後にするガルバダリオにコロサッスは鼻を鳴らすのみ。
言葉のやり取りをする間にもコロサッスは金属を武器の形に変えていくのだが、それを興味深そうにソローは見る。
「別に珍しい物でもないであろう」
「俺様は拳で殴り合うのが好きだからこの手の武器その物には興味はねえが」
辺りに響く金属音を小気味良さげに聞くソロー。
「わざわざそうやって物を作るのには意味があるんだろう?」
「ああ・・・今叩いているのは私の体から切り離した物だ。それを一度溶かし一つの物として生み出す。貴様に言われるまでも無くこの様な事をせずとも武器など幾らでも造れるのだが」
ハンマーで塊を徐々に一つの形へと変えていくそれは一種の芸術とも言えた。
「こうやって魂を込め生み出した物は不思議と威力が増すのだ。これはかつて私がニンゲン共から学び得た事だ」
「原理は分からねえがそう言う考えは嫌いじゃねえなぁ」
コロサッスの言葉に笑みを浮かべ、一室の壁にもたれるソロー。
それ以上はソローも口を開く事も無くコロサッスもまた彼に視線を向ける事無く黙々と己の得物を造り続けていた。
<こちら第2偵察部隊。情報通り施設周囲の半径、約数キロの範囲内にあるセキュリティは敵の手に落ちています>
現場で指揮を執る人間の軍人が送って来る映像に政府軍の司令官らが呻く様な声を上げる。
「ロボットアーミーの特務部隊からも同様の報告が上がっています」
ロボットアーミー内で陸軍を統括するダカーポなるロボット士官が、司令室のモニターに各地から寄せられた情報を表示させていく。
「まさか中央コンピューター施設が乗っ取られていたとは。一体何時の間に・・・いやそれよりもどうやってだ?」
人間の士官が苛立った様に声を上げる。
キング事件において最も被害が大きかった欧州は現状復興の半ばである。
当時幾つかのインフラを含む重要施設のセキュリティがキング軍団のハッキングによって機能不全に陥った反省もあって、新たに電脳世界の番人として建設された中央コンピューター施設は正に欧州復興の象徴でもあった。
その象徴が敵に掌握され、キング事件の時と同じように市民生活に重要不可欠なインフラを喪失するかもしれないと言う危機に面している。
科学省肝いりのセキュリティは、例え相手があのワイリーであっても簡単には乗っ取られないと言う自負さえあったのだが、それも今となっては虚しいものだ。
「どうやらカンパネラ公国の王族のDNAデータを用いてハッキングを仕掛けられたようでして」
「カンパネラ公国に確認は行わなかったのか?」
「それが・・・相手は連邦政府内にあるとは言え欧州の独立国家。どうも・・・」
「欧州政府の連中が日和ったと・・・」
科学省から派遣されている科学者の一人が政府軍の司令官に凄まれ苦笑いを浮かべる。
まだ運用が始まったばかりの施設であり、国の代表者が何らかの私用で使わない事も無いだけに連邦政府の腑抜け共は確認を行わなかったらしい。
実に彼ららしい失態だが、ここでそれを糾弾している暇は無い。
「先程ロシアからコサック博士と現状動けるコサックナンバーズの面々が到着したとの報告がありました。ライト博士やワイリーも北米からロックマンを始めとする者達が派遣されるとの事ですが」
「彼らの到着を待っている暇があるのか?」
「このまま何もしなかったらキング事件の二の舞だぞ」
もたらされる報告に政府軍の面々は口々に声を上げる。
結果として人類とロボットの間に深刻な対立を生む事になったキング事件だが、ロボット自らの意思で反乱を起こした一連の事件においてキング軍団を倒せたのはロックマンやそれに協力したワイリー軍団のお陰だと言うのが連邦市民の一般的な認識だ。
事件終結後に大した活躍が出来なかった政府軍に対し、『何の為の軍隊だ』と世界中で大きな批判が巻き起こっており、彼らの存在は半ば岐路に立っていた。
あの時点でロボット兵だけで構成されたロボットアーミーもまだ設立当初で小規模であったし、あそこまでの世界規模でロボットの反乱が起こるなど、誰も想定しておらず対応は常に後手後手となってしまった。
そんな事もあって今回の事件を何としても政府軍だけで解決したいと言う思いが彼らを焦らせる。
「いずれにせよ。既に来ているコサックナンバーズの面々の力は借りるべきと思いますが」
ダカーポの言葉に参謀の一人が唸る。
「一度とは言えワイリーの世界征服に協力した奴らの力をか?」
露骨に不快感を示すその言葉に周囲の何人かが同調の意を示す。
一人娘のカリンカを人質に取られたとは言え、自ら開発したロボットを使い世界征服の片棒を担いでしまったDr.コサックの評価は連邦政府内でもかなり手厳しい。
実際ライト博士らを始めとする面々が彼の弁護に回らなければ、今頃彼やそのロボット達はどこぞの施設で身柄を拘束されていただろう。
当然コサック自身も失った信頼を取り戻すべくキング事件を始めとする一連の事件では、己のロボット達を使い連邦政府に協力しているのだが。
それもそれで政府軍からすると気に食わない。
次いで言えば皆のヒーローとなっているロックマンに対してもだ。
上述した通り市民からその存在すら疑問視されている政府軍からすると今回の一件は自らだけの力で解決したいのだ。
とは言えそれが出来るだけの戦力を揃えられていないのも事実。
「コサックナンバーズを除け者にして我々だけで施設に突入して返り討ちにされれば、この欧州において我々の居場所は無くなりますぞ」
刺す様なダカーポの言葉に参謀達が頭を抱える。
「我々ロボットアーミーとコサックナンバーズが合同で事件解決に当たるとしましょう。そうこうする間にロックマンらもやって来て彼らを加えた上で施設を解放して解決です」
埒が明かないと判断したのか淡々とそう言い放ちながらダカーポは一礼し一室を後にする。
己の後ろで頭を抱える者達には心底呆れ果てる。
大した実力も無い癖に面子ばかりに拘る愚物共と言うのがダカーポの下す彼らへの評価だ。
(オクターヴ閣下の言っていた通りだな。今はまだ我らロボットアーミーの戦力も整っていないが・・・いずれは奴らを切り捨てる時も来るであろう)
内心で彼らや連邦政府への叛意を抱きつつ、ダカーポはコサックナンバーズ達が待機する場を訪れる。
現場へと到着したコサックナンバーズの面々は、既に準備も出来ている様子で彼らを開発したコサックが何人かの職員に指示を出していた所であった。
「わざわざロシアからお越し頂きお疲れ様です」
一礼をするダカーポにコサックが軽く会釈をする。
「それで政府軍はどう動くつもりなのかね?」
「まあ何時もの事だと言っておきましょう」
コサック博士に苦笑を浮かべながら答えるダカーポ。
「お恥ずかしながらキング事件に続き博士及びナンバーズの力を借りる事となりそうです。ロボットアーミーからも一個大隊程の戦力を投入する用意が出来ていますが・・・」
溜息交じりに言うダカーポの顔からコサックも何となく察したのか、それ以上は問おうとせず隣に居たダイブマンに目配せをする。
ダイブマンもダイブマンで政府軍に所属している事もあって、その辺の理解は早い。
「俺やスカルにリングとダストの四人がここに来ている。残りの四人はロシアの方であったロボット暴走事件の後始末をしている」
「確かツリーマンが暴走したと聞いていますが」
「まあワイリーからワクチンプログラムの提供があった。この件はすぐに収まるだろう」
ダイブマンの言葉を受けコサックが肩を竦めながら言う。
本人が白状した事もあるがロボット暴走事件の一件はワイリーが製作したコンピューターウィルスが原因であり、どう言うルートかは知らぬがそれを秘密裏に入手した何者かが使用したのだと言う。
まあ普通に考えてワイリー本人が怪しいのだが、その辺の追及は後で行われるであろう。
「既に報告にある通り施設を占拠した者達の戦力は強大です。そもそも外敵の侵入を防ぐ筈の施設の防衛システムが相手なのです。通常戦力での攻略は難しいと言えるでしょう」
政府軍を含め幾つかの部隊に偵察を行わせては居るが、状況は芳しくなくこちらの被害の報告が延々と上がり続けている状態だ。
「では我々もスカルマン率いるスケルトンジョー達を斥候に・・・」
コサックも無闇に攻め込むのは危険と判断し、施設内の情報を得ようと口を開くのだが。
不意に己らに割って入る様にロボットアーミーの兵士が顔を出す。
「ある程度の情報なら・・・あるよ」
ロボット兵らしからぬ口調で話しかけていた人物にダカーポは即座に身構えるがそれよりも早く動いたのは、今の今まで気配すら発していなかったスカルマンだ。
何時の間にそこに居たのか分からぬがスカルマンは手にした銃をロボット兵に突き付ける。
ダイブマンもコサックの楯になる様に動いており、その動きは彼らが歴戦のロボットである事を物語る。
「止めろ・・・少なくとも今はお前達の敵じゃない」
無感情に言葉を発するロボット兵の全身がグニャリと歪む。
ややあって赤色のロボットに姿を変えた彼は一枚のチップを無造作にダカーポへと放り投げていた。
「ダークマン・・・ワイリー軍団のお前が何故ここに」
「ワイリー様の命令だ。そもそもラルゴの奴があそこに居るのを確認したのは我々だ」
シャドーマン率いる諜報部に所属するダークマンⅣは変わらず無感情に言葉を発する。
電子頭脳剥き出しと言うべき不気味な姿の彼から感情を読み取る事は出来ない。
「一応礼は言っておく。危険であっただろう」
自身の持つ端末に表示されるのはロボットアーミーの特務部隊が調べ上げた範囲よりも広い施設内の詳細なデータだ。
「何人かやられたが気にするな。敵はラ・ムーンの従者を始め、並の軍勢では太刀打ちできない者達だ。ここは戦力が揃うのを・・・」
単純に数で押せるような相手ではない事を指摘し、ダークマンⅣが慎重に動きべきだと言いかけたその時だった。
「ダカーポ中佐!!」
「なんだ!?」
駆け寄って来る兵士に問い返す前に爆音と振動が響き渡る。
「敵です!!施設内部から敵が出てきました!!」
兵士の言葉にダカーポらは互いの顔を見合わせ頷く。
「私は後方で待機していよう。決して無理はしないでくれよ」
コサックの言葉を背に一同は動きが見られた前線へと急ぐ。
不気味なまでの沈黙を保っていた施設から突然飛び出して来た複数体の戦闘兵器に包囲をしていた政府軍は完全に虚を衝かれる。
巨大な万力を思わせるアームを装備したロボットの骨格は、ライトナンバーズの一人であるガッツマンに酷似していた。
と言っても彼らがガッツマンである筈が無い。
かつてロボット博物館に展示してあった彼のスペアボディがワイリーに奪われ戦闘兵器に改造されたのだが、彼らの姿はその時の姿に酷似している。
「確かガッツマンGだったか・・・!!」
「・・・・・・」
持ち前の馬力で前線の兵士や配備してあった戦車を蹴散らす複数体のガッツマンG達。
疑いの目を向けるダイブマンにダークマンⅣは無言だ。
「キング事件の際にデータが流出したからな。どこぞのテロ組織が造った可能性も・・・」
あれを製作したのは自分達では無いとダークマンⅣは己らの関与を否定する。
「いいや・・・あれを製作し配備したのは我々政府軍だ。流出したデータを使って最初からあの形にして制作したのだ」
「はぁ・・・!?」
ダカーポの言葉にダイブマンが驚きの声を上げる。
彼の言葉をそのまま受け取れば連邦政府は、キング事件の際に流出したワイリー軍団のデータを利用してロボット兵器を製作していた事となる。
犯罪者であるワイリーに許可を取る必要など無いが、そもそものガッツマンの製作者であるライト博士にも当然の事ながら無断での開発なのだろう。
「実際な・・・ある意味でキング事件の際にワイリーが個人で独占していたロボットの開発技術や戦闘システムのノウハウが流出した事に歓迎する向きさえあったのだ。我々ロボットアーミーもその恩恵を大きく受けた。ライト博士やコサック博士が軍事面での技術提供には非協力的なのもあってな」
「後で連邦政府にライセンス料を要求しようか?」
「残念だがそもそもワイリーの様な輩の特許を認める公的機関はこの地球上に存在しない」
もはや隠す事も無いとダイブマンにその事実を告げるダカーポにダークマンⅣがまるで冗談の様に口を開くが、対するダカーポも真顔でそう答えるのみだ。
「我々からすればお前達政府側に属する者同士が潰し合ってくれるのは有難い事ではあるが。お前達に協力しろとワイリー様に命じられているのでな」
片腕のバスターを構えつつダークマンⅣが動く。
シャドーマン同様に諜報部に属するが故にあまり目立った戦果は確認されていない人物ではあるが、その動きは他のナンバーズに引けを取らない。
正規のワイリーナンバーズ入りこそ果たしては居ないが、何時ぞやのライト博士誘拐事件の際に中核を担った存在である。
聞けばコサックの娘であるカリンカを誘拐したのも、彼らの仕業であったと言う話も聞く。
グォォォンッッ!!
振るわれる剛腕を紙一重で回避し逆にバスターの連打をガッツマンGの頭部に叩き込むダークマンⅣ。
「・・・やれ」
ダークマンⅣの合図と共に周囲に潜んでいた他のダークマン達も一斉に動き出す。
中には周囲に倒れ伏すロボット兵に擬態していた者までおり、彼らはガッツマンGの頭部に攻撃を集中させ一体目を軽々と撃破してしまう。
「所詮はプログラム通りにしか動けぬ者達だ。我々の様に思考制御されておらぬ者に勝てる筈など無い」
勝ち誇るでもなく淡々と言い放つダークマンⅣ。
彼らに負けじとスカルマンらも続かんと動き出した時だった。
「ガーッハッハッハッハ!!盛り上がって来やがったなぁ~!!」
中央コンピューター施設の正門を堂々と潜り抜け、豪快な笑い声を響かせるのは先に北米大陸でデューオと激突した悪のロボットことソローだ。
デューオとの戦いで利き腕の右腕が再生途上の状態ではあるが、地球外文明が生み出した彼の登場に場の空気が一気に張り詰める。
「本調子じゃねえが・・・とにかく楽しもうぜぇ!!」
政府軍の動揺を見越してかソローはガッツマンG達に並ぶ様に立つや、片腕を握り締め巨大な壁の如く彼らの前に立ち塞がった。
何時もの後書きです。
さらっと読み飛ばして頂いて結構です。
〇冒頭について
今まで書いて来たのであれでだが、まあそうなる。
ワイリーに指摘されるまでも無く本来の役目を果たせていない事もあって彼女の評価は非常に低い。
〇ソローとコロサッスらについて
一応と言うべきかラ・ムーンの従者達とソローやデューオどちらが格上なのかとするとそれはソロー達の方となる。
当小説内ではサンゴッドも含めデューオやソローにラ・ムーンらは人造神と言うカテゴリに分類される設定。
その人造神から生み出されているので従者達はワンランク下と言う扱いとなる。
いずれにせよ普通に戦うと勝つ事が難しい存在なので、戦いで負った損傷から完全に回復していないと言うハンデを負わせる展開とした。
因みにこの点はアース達ルーラーズやルーラーズ事件の際にワイリーが起動したサンゴッドも同じくである。
と言うかそうでなければロックが勝てる理由が見つからない。
〇ダカーポらについて
リブート前にも出ていたロボットアーミーの陸軍を統括するロボット士官。
機体的にも後のジェネラルらの原型となるロボットで恐らく見た目も似ていると思われる。
次の話で語られるのだがオクターヴ同様に超エネルギー元素を内蔵している。
この辺からも連邦政府がロボットアーミーの面々を製作するのに並々ならぬ予算を投入したのは言うまでも無い。
尤もその彼らにこき使われる事に辟易していたりと、この頃から内心での不満は燻ぶっていたらしい。
余談だが彼自身は後に設立されるレプリフォースの初代陸軍元帥となる。
〇施設の防衛兵器及びダークマン達について
ライオーマンらが占拠した気象コントロールセンターもそうであったが、現在世界中の公共施設の防衛システムはワイリー軍団で使用された物の流用もしくはそれの改良版となっている。
それだけワイリーが開発設計したシステムが優秀であった事もある。
本来であれば門外不出の物であったのだが、キング事件の際に多くの技術情報が流出した事もあって、連邦政府が率先してそれを再利用する形となっている。
作中で語られている通りキング軍団も同様の手法を用い連邦政府に戦いを挑んでいる。
今回登場したガッツマンGはガッツマンと表記したが基礎フレームはそのままに外側は変えてあるので、ガッツマンの骨格を持った別の兵器となっている。
まあそれでもガッツマン本人や見る人が見れば分かる存在となっている。
因みにロックマン7の事件の際に強奪され改造されたのは、博物館の展示用に用意されたガッツマンのスペアボディなのであしからず。
ダークマン達についてはゲームと違いリーダー格のⅣ以下の面々は複数体おり、ジョー達の上に位置する上級戦闘員ポジション。
シャドーマンを頂点にした諜報部に仕える者達であり、今回もロボットアーミーの兵士らに化けて潜入していた。
作中で指摘されている通り、以前の一件でカリンカを攫ったのも彼らの仕業である。
今回の後書きは以上です。
読んでくださってありがとうございます。