Rockman 偽りの野望   作:グルルre

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vol7 ホットスポット(後編)

「少し下がりなよロック」

グレゴリオの言葉にロックはラッシュバイクの速度を落とす。

彼とすれ違うように脇を通り抜けるのはグレゴリオの乗るマシンバイクが放つミサイルだ。

数発のそれは前を行くトラックに命中し、爆発炎上したトラックからロボット達が投げ出される。

バンデットマンから引き継ぐ形で荒くれ達とデッドヒートを繰り広げる二人は、息の合った連係プレイで次々と彼らを行動不能にしていく。

残りはリーダー格であるレイダーマンが乗るトラックとなる。

「邪魔をするなぁぁぁぁ!!」

トラックの荷台に飛び乗り次々とグレネードを発射してくるレイダーマン。

我武者羅に攻撃を仕掛けてくるが謎の熱暴走もあってかその精度は極めて低い。

単純な軌道で飛んでくるグレネードをロックとグレゴリオの二人は軽く避けると車間距離を徐々に詰めていく。

「ハイパーロックバスター!!」

「バスターアロー!!」

ロックの光弾とグレゴリオの矢を思わせる光弾がトラックのタイヤを破壊する。

「ぐあああぁぁぁぁ!!」

勢いよくその場で横転するトラックから荷台の中にレイダーマンが落下するのが見える。

全速力で地面を駆けていた事もあってかトラックもすぐには止まらない。

そこらじゅうにパーツをばら撒きながらも数度地面を転がる。

いずれにせよ彼らの足を止める事が出来たと二人が思った時であった。

 

ブオオオォォォォォ!!

 

横転したトラックから逆さの状態で飛び出すのは一台のバギー。

それは一度そのまま地面に衝突し空中で跳ねるが偶然なのかそのまま上手く着地する。

「バンデットマンの賞金はぁぁぁ俺様のだぁぁぁぁ!!」

ここまで来ると殆ど意地だろう。

と言うか賞金が目当てであればバンデットマンを気絶させた時点で彼に止めを刺すか彼を拘束しそのままトマホークマンらに突き出せば良かったわけで、彼らはバンデットマンではなく彼の守るべき者に手を出さんと動くと言う支離滅裂な行動をしていた。

全身より蒸気を噴き出しながら焦点の合わない目で前を突き進むレイダーマンに、流石のロックも舌を巻く。

減速しかけていた事もあって距離が広がる。

遠くに人が住んでいると思われる町の姿が見え、ロックが顔を険しくする。

グレゴリオも僅かに焦りを見せマシンバイクのアクセルを全開にするのだが、その距離は僅かに縮まるのみだ。

「このままじゃ・・・!!」

悲鳴の様な声をロックが上げたその時だった。

レイダーマンの遥か前方に人影が見えた。

何を思ったのか凄まじい速度で迫る自身らに暢気に手を振るその姿にロックらが息を呑む。

「バンデットマン、バンデットマン・・・お前の賞金はぁぁぁ!!」

絶叫の様な声を上げるレイダーマンにバンデットマンによく似た海賊の姿をしたロボットはその顔を険しくしていた。

「ロックさ~んにそこの人~。ジャンプですよ~」

キング軍団の一員であったパイレーツマンの隣で笑顔で手を振るのはコールドマンだ。

彼は一瞬の内に高さ数メートルの氷壁を作り上げるやそれを前に向かって放つ。

 

ドドドドドドドドドッッッ!!

 

アイスウォール、コールドマンお得意の氷壁に暴走するバギーは足を掻っ攫われる形で宙を舞う。

「バンデットオォォォ!!」

飛び掛かる様な態勢のまま、己に叫ぶレイダーマンにパイレーツマンの額に青筋が浮かぶ。

「ワシをあんな奴と一緒にするんじゃないわい!!」

苛立ちと共に放たれるリモートマインが彼の眼前で炸裂する。

バギーから投げ出された勢いそのままに真っ直ぐに宙へと打ち上げられるレイダーマン。

レイダーマンが地面に叩きつけられるのを一顧だにせず、コールドマンのアイスウォールを回避したロックとグレゴリオにパイレーツマンは不敵な笑みを浮かべていた。

「ロク坊~久しぶりやな」

「どうもどうもです」

キング事件の際にあれだけ戦いあった仲だと言うのに久しぶりに会う友人に対するような態度で話しかけてくる二人に、ロックは若干戸惑いを見せる。

「あ・・・あのとりあえず助かったよ」

冷や汗を掻きながらロックは戦闘不能になったレイダーマンを見つめるのだが。

「・・・でなんやこいつは?」

そもそも彼らがここに居る理由を聞きたいのだが、倒れ伏したレイダーマンを指差すパイレーツマンにロックは苦笑いを浮かべるしかない。

程無くトマホークマン達も到着した所で装甲車から飛び出したバンデットマンがパイレーツマンと一触即発の状況となるのだが、間に入ったロックらのお陰もあって一先ず収まり町の教会で互いの事情を説明する事となる。

「ワシはそこのアホを揶揄うつもりでこの町を訪ねとったんやが、途中でペテン師の弟子と連絡が取れんなるわ。折角王さんを見つけたって言うのにまた雲隠れするしで散々やったで」

「ああ・・・マジシャンウーマンの事だけど」

自身らがここに居る理由を説明したパイレーツマン。

ロックはロックで彼女が謎の暴走をし現在はロボットアーミーの施設に収容されている事を説明する。

「熱暴走・・・そう言えば普通だったロボットが急に暴れ出すと言う事故がニュースになってましたねえ~」

コールドマンがニコニコと笑みを浮かべながら話す。

「なんかそこらじゅうでロボットが暴れとるらしいからな。まあワシとしては金さえ稼げればどうでもええが」

この混乱を機に一儲けを企むパイレーツマンにバンデットマンは嫌悪感を露わにする。

その顔を見てパイレーツマンは小気味よさげに笑う。

「正義だの悪だので飯は食えん。世の中は金で動いとるんじゃい」

「特定の奴らだけが美味しい思いをするのは不公平だろうが」

パイレーツマンの言葉にバンデットマンが即座に噛みつく。

似た風貌の両者だが考えは真逆と言ってもよい。

「不公平やから言うて貧乏人の為やったら人から金盗んだりしてええんか?」

パイレーツマンの言葉にバンデットマンが歯を軋ませる。

「ワシもお前も所詮は金の為やったら何でもする外道や。まあ違いがあるとすれば奪った金の使い道だけじゃい。とにかくこれ以上、話をしても無駄やでワシは外に出てるで」

吐き捨てる様に言いつつ、互いの意見をぶつけても平行線のままと判断したのかパイレーツマンはそう言ったきりそのまま外へ出て行ってしまう。

そんな彼に舌打ちをしつつバンデットマンはロック達に向き直る。

「まずは礼を言わせてくれ。この町を皆を守ってくれて感謝する」

テンガロンハットを取りながらロック達に頭を下げるバンデットマン。

レイダーマン達が町を襲撃する事を未然に防げたロック達だが、住人達が自身らへ向けた敵意に満ちた表情に困惑を隠せなかった。

その場でバンデットマンが間に入らねば、小競り合いが生じていた可能性すらあった。

「この地域、連邦政府の支援から取り残された。だから住人達、見捨てた政府を恨んでいる」

トマホークマンが事情が分からないロックに説明をする。

ロボット達が登場した事で社会全体の生活水準は飛躍的に向上したのだが、全ての場所がその恩恵を受けれる事も無くどうしてもその網から抜け落ちてしまう地域がある。

バンデットマンが根城にしていたこの地域もそんな場所の一つであった。

「俺もそんなつもりは無かったがちょいとした手違いから、今やこいつらの救世主だ。全く悪党の俺がおこがましいぜ・・・」

自嘲気味に話しながらバンデットマンはロックに目を向ける。

「俺はこの地域に住む者達に政府や金持ち共から奪った金品を分け与えていたが、それじゃあ何の解決にもならねえ。寧ろ事態を悪化させたって訳さ」

事実バンデットマンがワイルドバンチを組織し徒党を組むことになってからは、連邦政府は半ば制裁を科す形で細々と行われていたこの地域の支援を打ち切っている。

彼自身も今の己たちの活動がより事態を悪化させている事に気づいており、言うなれば潮時である事に半ば感づいていた。

それでも尚、ここから去ろうとしなかったのは。

「いずれにせよ。ワイルドバンチは解散だな・・・俺も大人しく捕まって法の裁きとやらを受けるとするぜ。その代わり・・・」

「連邦政府に支援の再開を行うように要請する」

トマホークマンの言葉に安心した様にバンデットマンが息を吐く。

「で・・・でもそうなったら貴方は」

「言っておくが俺は強盗を働いた際に何人かの人間を殺した事もある。まあ処分は免れんだろうさ」

彼の身を案じるロックだが、既に覚悟は決めている様だ。

現在の法律では危険な活動や思想を持つロボットは原則処分が鉄則であり、彼がその言葉通り人間を殺すと言う禁忌中の禁忌を犯したのであれば処分は止む得ないだろう。

だがそれでもロックは諦めない。

「僕がライト博士に頼んで何とか・・・」

「無理じゃないですか~?」

自身で考えうる弁護の方法を口にするロックだが、コールドマンにあっさりと否定される。

「大体私達もとある政府の方と司法取引をして一時的に今の自由な立場になっていますからね~。その辺のコネがあまり無いライト博士では荷が重いと私は考えるんですが~」

間延びした口調ではあるが、その能力同様に冷静に判断するコールドマンにロックが唸る。

彼も彼なりに何とかしようとするが結局は考えが浮かばなかった様だ。

力なく項垂れその拳を握り締める。

「とりあえず手枷をしてくれ」

バンデットマンは宿敵にそう言って両の手を出していた。

 

 

町の教会から手枷をしたバンデットマンがトマホークマンに引き連れられ出てくるなり町の住人から悲鳴の様な声が生じる。

彼らは思い思いの武器を手にしてはいるが、その殆どが生身の人間でありコルトンの一人だって倒す事は難しいだろう。

今にも飛び出してきそうな面々に目を向けバンデットマンは大きく息を吐く。

「本日、この時を以て俺らワイルドバンチは解散する!!俺としてもお前ら貧乏人の面倒を見るのはもう懲り懲りだ。明日からは手前の足で立ちやがれ!!その手で働いて金を稼げっっ!!分かったら馬鹿な真似は止めて家に帰れ!!」

バンデットマンの言葉に住人達の間に動揺が広がる。

「・・・連れて行ってくれ」

彼の言葉に促されトマホークマンが手枷についた紐を引っ張り歩き出す。

尚も包囲を続ける住人達だが、コルトンらに押し退けられバンデットマンは先程まで乗り込んでいた装甲車の中に入ろうとする。

「・・・パパ!?」

群衆の中から響く声にバンデットマンの肩が震える。

ゆっくりと振り返ったその視線の先に居るのは、どこか焦点の合わぬ目をした一人の少女。

少女の傍に佇むのは妙齢のシスター。

「シスターフェリシア。マリーの事は頼むぜ・・・思うに俺は長く傍に居過ぎた。俺なんかは居ない方があいつの為だ」

駆け寄って来たフェリシアにそうとだけ告げるとバンデットマンの姿は車内へと消えた。

少女の方は変わらずバンデットマンを探していた様だが、結局この場において彼が彼女に声を掛ける事は無かった。

「バンデットマン・・・あの子だけど」

「あいつの目が見えないってのを今日ほど、有難く思った事は無い。お蔭さんで俺の情けない姿を見せずに済んだ」

焦点の合わない目をしていた少女マリーの事を尋ねるロックに彼は自嘲気味に笑ったものだった。

「市中引き廻しって奴か~い。一人でカッコつけるなや。イエスさんの真似なんて百年早いわい」

教会から出た後、先に装甲車の中に戻っていたパイレーツマンが毒づく。

成り行きからバンデットマンを拘束し彼の身柄をロボットアーミーの基地まで護送する事となったのだが、元キング軍団の幹部であったパイレーツマンにコールドマンまで同乗して居るのはどういう了見なのだろう。

「ペテン師の弟子はあんなんでも一応は連れなんじゃい。やで回収させてもらうで~そっちの上には既にペテン師がワシらの雇い主経由で話が言っとるわ」

不敵な笑みを浮かべながら話すパイレーツマン。

対してバンデットマンは弟である彼と顔を合わそうともしない。

パイレーツマンとコールドマンは基地で拘束されているマジシャンウーマンを連れ戻すつもりの様だが、果たして本当にそんな事を連邦政府が認めるのだろうか。

ロックが内心でそう思った時、バンデットマンが思い出した様に手枷をしたまま、自身の携帯端末を手にする。

「そういやワイリー軍団から計画開始時の詳細だの書かれたメールが来ていたが」

既に自分には意味が無いものとして携帯端末を近くに居たコルトンへと渡される。

「ああ・・・ちょっと待ってよ」

コルトンが手にした携帯端末を横から奪い取るのはグレゴリオだ。

彼は先にエネルギー切れを起こしたラッシュと共に装甲車の中で休んでおり、今の今まで黙していたのだがその行動にコルトンが端末を取り返そうと腕を伸ばす。

がトマホークマンに制止させられコルトンは不満げな顔のまま後ろに下がっていた。

「おかしいな・・・次の世界征服計画の開始日時なんてまだ何も決まっちゃいない。ディメンジョンズの皆が襲撃した事でワイリー博士は身柄を拘束されたんだ。その状態でこんな情報を流すのは考えられない」

あくまでも軍団の作戦開始日時を決める権限はワイリーにしか無い事を付け加えつつ、グレゴリオは続ける。

「現状、暴走をしているのは以前からワイリー軍団に内応するように打診されていたロボット達。マジシャンウーマンやそこのバンデットマンもその一人だ。それでマジシャンウーマンは暴走し、見た所バンデットマンは暴走していない・・・まあレイダーマン達は何故か暴走したんだけど」

『二人の差は何だろう?』とわざとらしく首を傾げるグレゴリオ。

「・・・もしかしなくてもこのメールを開いていないから?」

ロックの言葉にグレゴリオははっきりと頷く。

「私が考えるにこれはワイリー軍団お手製のロボット暴走プログラムか何かをARで強制的にインストールさせた結果だ。恐らくこのメールのアドレスを開くと」

自分だけしか見えない様に装甲車の隅で端末を見る。

 

ブルルルルルルルルルルッッ!!

 

端末の画像を見たと思われるグレゴリオの背が大きく震える。

「フ~・・・成程ね」

額に汗を掻きながら何も映らなくなった端末をバンデットマンに返すグレゴリオ。

彼はその場に座り込むように足を降ろし、何度か息を吐いていた。

「当たり前だけど私達ワイリー軍団製のロボットはこの手のプログラムには完璧に近い耐性があるからね。案の定、画像を見たらロボットを暴走させるプログラムが強制的にインストールされる仕組みになっていたよ」

「つまりはマジシャンウーマンや他のロボット達が暴走したのって」

「これが第一の原因だと思うね。まあ私はその手の専門家でも無いから博士達が真相を解明してくれる事を・・・」

 

ピピピピピピピッッ!!

 

「・・・おや?」

話を結論付けようとしたグレゴリオがけたたましくアラーム音を響かせる自身の端末に目を向ける。

間が悪い着信に苦笑いを浮かべながらグレゴリオは端末を手に取るのだが。

<だーっはっはっはっは!!グレゴリオか?ロックマン達はそこに居るか?いやあ大変な事になっての~>

真っ先に端末に映し出されるのは笑い声をあげるワイリーの姿。

彼の後ろの方では爆音や悲鳴が響き渡っており、とんでもない事が起こっているのが見て取れる。

「だ・・・大丈夫ですか?」

さしものグレゴリオも冷や汗を浮かべつつ彼に問うのだが。

<うむ・・・まあ結論から言おう。理由は分からんがラルゴが・・・キング二号機が暴れておる。ワシも一応は動きを止める様に命令をしたんじゃがな~ぜ~か~受けつけんでの~お陰でご覧のあり様じゃ>

危機的な状況にも拘わらず笑いながら話す老人に一同は『何を暢気に』と思うのだが。

<ともあれ至急戻ってきてくれい。流石にラルゴ相手に基地に居る戦力だけじゃ止められんぞい。まあワシとしては政府の戦力が少しでも削れれば多少暴走しても構わんのじゃが・・・>

駄々洩れの本音を口にしつつワイリーが眉をピクリピクリとさせた瞬間、ワイリーが居る建物が大きく揺れ轟音と共に映像は暗転しそのまま消えてしまう。

「「「・・・・・・」」」

辺りに漂う重い沈黙。

「バンデット・・・協力してくれるか?今は一人でも多くの者の力が欲しい」

「ああ・・・分かった」

トマホークマンの言葉にバンデットマンは静かに頷く。

「王さんの二号機か・・・で働いたらボーナス出るんか?」

「基地の混乱に乗じればマジシャンさんの回収も簡単に出来そうですね」

パイレーツマンとコールドマンも一応は協力してくれる様な素振りを見せる。

暴れている相手が相手だけに今はトマホークマンの言葉通り、一人でも多くの手が欲しい。

「何だか、休む暇が殆ど無い様な・・・」

そもそもロボットアーミーに連れられワイリー基地へ向かった事もそうだが、続けざまに起こる出来事にさしものロックも疲労を隠せない。

彼に対し肩を竦ませながらグレゴリオは言うのであった。

「もしかしたらそれが敵の狙いなのかもね」

グレゴリオの推測が真実であるかどうかはともかく、バンデットマンらを加えた一行は元来た道を戻りラルゴが暴れていると言う軍基地へと戻るのであった。




何時もの後書きです。
さらっと読み飛ばして頂いて結構です。

〇あっさりな終わり方について
実は今回の話を書いた当初はバンデットマン達が辿り着いた時には町に居たパイレーツマンとコールドマンがレイダーマンらをボコボコにしておりあっさりと事件が終わる展開だったのだが。
あまりにも山が無いのとそこから説明に入るとグダグダになるので殆ど書き直しとなった。
トラックの中からバギーが出てくるなど色んな意味で粘ったレイダーマンであったが、書き直し前と変わらずパイレーツマンとコールドマンの前に倒されることに。
なんだかんだで彼も大破はしたが死んでいないので、リブート前よりかは恵まれている形となっている。
部下共々あの後でコルトン達に回収された様だ。

〇バンデットマンについて
娘のマリーとの話も考えたがやりだすと確実にぐだるので止めた。
彼女の目が見えないと言うのもリブート前同様だが、そういう意味でちょっと割を食ったのかも知れない。
バンデットマン自身もそろそろ自身らの活動も潮時と思っていたらしい。
ちょっと終わらせ方としては若干強引であったかもしれない。

〇この作品におけるアメリカ西部について
ロボットが居る世界なのにこの辺だけ西部劇?な地域となってしまったのだが、ロボットが登場した事による恩恵を受けている地域と受けていない地域の差が生じてきていると言う設定である。
アメリカ西部でもキャリフォルニアなどの都市部は反映しているのだが、労働用ロボットの登場で雇用が奪われている側面もあり、結果として貧富の差が現実世界よりも多くなっている。
作中のバンデットマンが根城にした地域もそんな場所であり、この様な場所が世界各地に出来ている。
それにキング事件もあったので世界中が復興しかけている状況であり、弱い人らは見捨てざる得ないのが連邦政府の現状となっている。

〇ARプログラムについて
マジシャンウーマンも含め多くの次回の計画参加予定のロボット達が送られてきたメールを見る事で感染した暴走プログラム。
画面に表示される画像を見ると強制的にインストールされる類の物であり、グレゴリオも見たのだが元の技術がワイリー製という事もあって彼は暴走せずに済んでいる。
マジシャンウーマンの所でも指摘したが暴走はするが、熱暴走する結果として長時間の活動が困難になるのが欠点となっている。

〇次回について
収容されていたラルゴがお約束とばかりに暴走するのだが、次の話は別方面の話となるのでしばらくお預けである。
ロックの言葉通り、彼は殆ど休みなしで動いている。
流石の彼も一言ぼやきたくなるのも無理は無いだろう。


今回の後書きは以上です。
読んでくださってありがとうございます。
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