日本 奈良県にある小さな神社・・・・・。(1920年6月14日午後19時40分)
何とか指定された日の2か月前(異世界ではこの時指定の2日前であった)に開発が終了し、ここでは世界各国で作られた兵器が分割して運び込まれて、地下にある施設にて半分組み立ての住んだ機体を組み立てたのである。それを眺めているのは玉依宮伊弉美であった。
「ここから強度を上げるために神々の力を与えて、生命を与える・・・・。お告げ通りにいけば・・・。」
「伊弉美様!お告げのとおり世界各国の女性の兵士と、軍人の選定を終えました!!」
「ありがとうございます・・・。」
兵士から報告を受けそれを聞き受ける彼女・・・。組み込まれている兵器の中には、未完成で終わった戦車である重戦車オイ車や、Me262、XB-49などの当時の技術力・・・いやその作られた時代ですら量産や配備が難しそうな兵器が並んでいた。すると6歳くらいの少女が伊弉美の元に向かう。
「・・・・・Was macht deine Schwester mit der Waffe, an die ich gedacht habe?」
「あっ・・・。えーと・・・(何語で言っているかわからないけど・・・。たぶんどっかから入ってきた子かな・・・?)。あの~・・・・ここは危険な処だからあなたのような子が来たらダメな処ですよ・・・。」
「Ah ... es tut mir leid・・・・。ドイツ語で話しちゃった・・・・。日本語は濁った表現が多いから話すのが・・・・。」
突如としてドイツ語をしゃべっていた少女が日本語で話し出す・・・・。そしてその隣から帝国陸軍の軍服を着た宇都宮瑠璃に似た女性が現れる。
「伊弉美様!!彼女は独国の出身であり、ここにある兵器を一人で作られた人類史上世界最高峰の知能を持つ少女・・・・。、ソフィ・ヴィッセンシャフトであります。」
「あなたは・・・・?確か強化女性兵の宇都宮ナキ様・・・・・。」
声を高くしソフィの解説を行う女性兵士・・・宇都宮ナキ・・・・。彼女は歴史から抹殺された大日本帝国初の女性兵士である。経歴は1870年2月15日生まれで、武家の娘として育ち僅か17歳で日清戦争に参加・・・その後日露戦争の旅順攻囲戦いにて20人近くのロシア兵を銃剣突撃、30人を即席のパイプ爆弾で殺害した兵士であった・・・。
彼女は異世界での戦いでのために、当時としてはオーバーテクノロジーレベルの筋力増強剤を撃ち込んでおり、現代の駐屯地娘とさほど変わらない筋力を誇っていたのであった。そのほかにもアメリカなどからも強化女性兵が集まっていたおり、地下施設で待機と訓練をしていたのであった。
「すでに収集した世界各国の兵士はここで訓練をしております!!あとは出撃の時を待つのと、この兵器に生命と現代の技術でも耐えるよう強靭な耐久力を与えるのみであります!!」
「ふふっ・・・。随分張り切ってますね。」
「ハッ!!異世界のために・・・・果ては我が国の八紘一宇の精神を全世界に広めれば、争いはなくなり人類は平和になり・・・。神武天皇からの悲願は達成されますでしょう・・・・。」
「宇宙人と地底人がいるかはわからないですが・・・。・・・イエスさまやムハンマドさまもこのような世界は望んでないでしょう・・・・。人々が憎しみ殺し合い・・・・。時に私が神々と交霊する際にごくたまに私と似たような力を持つバチカン市国のシスター曰く、イエス様も『あのような宗教にしたわけではないのに』と申されることもあったとか・・・。」
そう悲観した声で話す彼女・・・・。それを聞き目線を地面に向けるナキであった・・・・。そしてその後はというと、問題なく人員の育成が完了し。支援を行う車両や艦艇・・・航空機がすべて完成したのである。そして異世界でも治療や補給ができるように、簡易的な精油装置やトラックにけん引可能な野外手術システムが、ソフィの手によって作られたのであった。あとは問題なく兵器を女性の姿にするだけである・・・・。果たして作られた兵器とはどのようなものか?そして異世界の運命は・・・・・。?
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皇居 5月2日
皇居の極秘御前会議ではあることが行われていた・・・・・。それはこのことを対応した祐仁様とこの時代の大正を収める善仁様がいる中で、ある考案をだされた祐仁様・・・。
「彼女たちにこの地球を去り・・・。もし帰ってこれない事態が発生した際を考案し・・・・。最後の旅行を楽しませましょう・・・・。」
その発案を聞いた他の王室の少年少女と部下達も驚く・・・。
「兵器である彼女たちに!?それは・・・どのような意味が・・・。あくまで神の力を使うとしても、もしかしたら兵器の大きさのままかもしれませんし・・・。」
「彼女たちもいくら人の形をした兵器と言っても、知能も心もあります・・・。そしてこの計画が失敗した際、もし何もこの世界を知らず死んでいくのは・・・。我々人間としてどうなのか・・・・。生み出した責任というものがあるはずです。」
そう語る祐仁様・・・・。周りのうら若き王妃や皇子は生み出した責任という言葉を聞いて重く考える。そして、その場にいらした善仁様が瞼を閉じお考えになられる。そして再び瞼を開き、祐仁様の考案に賛同したのであった。
結果完成した兵器たちに最初で最後の旅行をさせることが決定したのだ。旅行する場所は、日本の慶運館と、出雲大社。そして異世界に送られる一週間前には北海道の山林に作り、世界各国の建造物をそっくり作った彼女たち用の家で暮らさせるということに決まったのである。