ゆにおん☯️あ~す=新世界異譚=   作:CARUR

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今回はいよいよ武器娘・・・オイやモンタナ、オイレのが誕生した回です。次回からいよいよ異世界での戦いになります。


第四話「誕生・最後の日」

奈良県 地下施設  (1920年7月9日午後14時40分)

 

 

 

 ここでは天皇陛下の代わりに、若かりし祐仁様が世界各国の軍人に混ざって、人の形をした兵器の誕生をお待ちになられていた・・・。そして、各地から集まった巫女により張られていた結界の中で、伊弉美が神道で用いる大麻(おおあさ)を持ち、目を閉じながら瞑想を行っていた・・・。そしてその中にはメル・ヴィッセンシャフトがP.1101に似た機体・・・Me001オイレの操縦席に座り、融合するのを待っていた。

 一方ではクレーリアが神に祈り。24時間飲まず食わず、穢れを兵器とこれから生命を与える伊弉美に触れないようにしているのである。

 そして瞑想を終えた後大麻を振りかざす・・。そこから唱えながら左右に大麻を振りかざし、祝詞を唱え始め生命を与える準備を行う・・・・。

 

 

 

ヒュィィィィィィン…‥‥‥!

 

 

 

 

「どうやら始まったようだな・・・。」

 

 

「ええ・・・・。どのようになるのか楽しみでありますね。」

 

 

 座る皇太子殿下の隣に立ち、これから行われる展開に興味津々の宇都宮であった。一方の伊弉美は祝詞を唱え続ける。

 

 

 

「我が中央神・・・天照大御神よ・・・・。破壊を与えることしかできないモノに生命と優しき心をお与えください・・・・。そして弱き者を救い、強大な悪に打ち勝つことのできる命をお与えください・・・・・。」

 

 

 その言葉と共に、青白い粒子が兵器の周りに集まる・・・・。そして粒子が薄い紐のように兵器にまとわりつく・・・。淡い光のヒモには神代文字の一種である天名地鎮(あないち)が書かれていた・・・。そして30分もするとうっすらと人のシルエットが現れる・・・。その青いシルエットは女性であり、一度起き上がるように立ち上がると、赤ん坊のように体を丸めて兵器に埋もれるように消えていった。

 

 

 

「あれは・・・。人の姿・・・・か・・?」

 

 

「私にも見えました・・・。そろそろでしょうか・・・?」

 

 

 そう殿下とアメリカ軍所属の兵士ダイアナ・ウィールズが話す・・・・・。そして儀式を締める言葉を言い放つと、疲れから倒れる伊弉美とクレーリアであった。だが、彼女は成功したところを見たいが為か、必死に起き上がり兵器の方を見る・・・。

 

 

 

「貴女達・・・・装甲という殻を破りなさい・・・・。」

 

 

 

 すると不思議なことが起きたのである・・・。突如として兵器の接合部が震え始める・・・。そして5~8分割皿鷹のように各部位が光始める・・・・。その様子に驚く殿下と兵士達・・・。そしてまばゆい光と共に姿を現したのであった。そして・・・・。

 

 

 

「私は001式重戦車オイと申します。」

 

「どうやら成功したみたいですね・・・・。衣装の見た目があれだけど・・・。」

 

 

 

 現れたのは武装をつけた武器娘と航空機娘・・・・そして艦娘であった。彼女達は殿下に会釈をしたりする者もいれば、隣にいた同型機と話したりしていた・・・。そしてしばらくして、部屋に極秘裏に存在する王室の王子と姫が集うと、流石に姿勢を正し始める彼女達であった・・・。そして各皇室・王室の少年少女の訓示を聞いたのである。そして彼女らに与えられた名前は兵器少女という名前を与えられたのであった。

 

 

 

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訓練施設  8時40分

 

 

 

 ここでは強化兵士の宇都宮によって訓練が行われていた・・・。相手がモンスターと言うこともあり歩兵たちは武器娘の援護をできるように練度を強化していたのであった。使っている戦法も当時の突撃戦法ではなく、散兵戦術と随伴歩兵戦術を用いていたのであった。

 それを見守りつつ話していたのは、零一挺進連隊所属。ショートカットの髪型が特徴的な女性兵、所沢ソラが、アメリカ軍から来たジュリアナと話していた

 

 

「かなりいい結果であります・・・。他の国の兵士達との連携もとれている・・・。」

 

 

「そのようね・・・。あとは艦艇の訓練よ・・・。でもあんな大きなのをどうやって訓練するのかしら・・・・。」

 

「それなら問題はありません・・。彼女たちは・・・・。」

 

 

 そう語るソラ・・・・。一方では兵士たちが訓練を続ける・・・。ドラゴンの代わりにHe010サラマンダーが敵役を務め、対ワイバーン訓練を行っていたのである。露出の高い001式重戦車が機銃で攻撃するが当然当たらない・・・。

 

 

DODODODODODO!!

 

 

「目標!ドラゴン!援護を頼みます!」

 

 

「任せた!Japanische Panzerdame !」

 

 

BOBOBOBOBOBOB!!!

 

ビチャビチャビチャ!!!

 

 

「うわっ!クレヨンだぁっ!!毎回これだよ!!」

 

 

 

 史実では国民戦闘機として作られた、He162ザラマンダーのエンジン部分を再現したようなロングテールの少女が、クレヨン砲弾の歩兵用対空ロケット砲ルフトシュレック・・・史実ならルフトファウストと呼ばれた対空ロケット砲の攻撃を食らったのである・・・・。

一方艦娘の方はと言うと・・・・・。

 

 

 

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南極大陸近辺の海域 同時刻

 

 

 ここでは異世界に派遣される艦艇の演習が行われていた・・・。中心にはこの時代にそぐわないアングルトデッキ甲板の艤装をつけ、訓練を眺めていたのは赤色の長髪が特徴の大日本海軍所属、001号艦空母・慶龍型空母1番艦「慶龍」の周囲にいる戦艦13隻、400m級正規空母3隻、巡洋艦13隻、駆逐艦23隻、潜水艦2隻・・・補助艦艇l12隻と言う莫大な艦隊であった・・・。

 主にどのような演習かと言うと、4チーム・・・もとい9隻単位のチームに分けお互いを攻撃しあうという演習で、主に水雷・航空・砲撃戦の技術を高めるのであった。

 

 

「くぅ・・・なかなか硬いな・・・・。いや・・・丁度いい相手なのか?」

 

「上総お姉さま!ここは相手の目をつぶさなければ!」

 

 

「HEY!HEY!おじょうちゃん!もっと賢くたたかなければ勝てないよ!はははははっ!」

 

 

 

 このチームが今戦っているのは、ジーンズの様な衣装を身にまとったMBB-001モンタナである。その彼女より小さい別チームの艦娘は、鶯色の髪色をした上総型超超々弩級戦艦「上総」「下総」、竜の角を生やした封龍型正規空母「封龍」「獏龍」「彩龍」、駆逐艦としては胸がそれなりに大きい風潮型駆逐艦「風潮」「風波」「風天」「風神」・・。一方のモンタナのチームはBB-001デラウェア級戦艦「デラウェア」「ペンシルヴァニア」、ユナイテッドステイツ級航空母艦「MCV-001ユナイテッドステイツ」「インディペンデンスデイ」、アパッチ級駆逐艦「DD-001アパッチ」「DD-002イロコイ」「DD-003ヒューイ」だ。

 今の状況はというと、日本側のチームが不利な状態であり、すべてモンタナの巨体に攻撃が吸い込まれ、空母と駆逐艦の半分が撃破判定であった。先ほどのやり取りのように、戦艦「下総」が目・・・、もといレーダーなどの観測機器を破壊し何とか勝利を勝ち取ろうとしたが・・・。軍配は後の第二次世界大戦のようにアメリカ側の艦娘達に上がったのである。

 そして航空機娘の方はどうかというと・・・

 

 

 

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南極大陸上空8000m 同時刻

 

 

 艦娘が海域で演習を行っている間に航空機娘は何をしていたのか?主に4回戦に分け、爆撃機と攻撃機、戦爆を護衛する模擬空戦と模擬護衛戦をし、ワイバーンやドラゴンからの防衛力を極める演習であり。そして攻撃機と爆撃隊には、小型の目標に対しての精密爆撃と機銃掃射の訓練である。

 

 

 

「2号!3号!私たちで先制攻撃を加えるよ!」

 

「了解!」

 

 

「オイレ殿は早いな・・・・。もう追い越された・・。」

 

 

 深緑色のアカデミックスーツに黒い幾何学模様を足したMe001オイレ・・・旧名メル・ヴィッセンシャウトが、自身の似たドイツ空軍迷彩の同型機を引き連れ、敵役のMe006シュワルベに攻撃するのを見るのは、独特な緑色の二つに分かれたドリルヘアーをし、翼下式のジェットエンジン付きキ83を模した武装をつけた003式噴式戦闘機「桐花」が語る・・・。結果としてほとんどオイレが護衛に貢献したのであった。そして爆撃・攻撃機隊はどうかというと・・・。

 

 

DODODODODODODODDODO!!!

 

「良し!!百発百中よ!」

 

「私も上手い事誘導弾を当てたわ!!」

 

 茶髪長髪が特徴的な青目をし、Tu-10を模した航空機娘・・・Tu-003が喜び、その隣で初期的なミサイルを炸裂させたのは、Me262に似たMe002をつけた金髪のツインテールが特徴の航空機娘である。その後も練習弾wなおこの中でも一番の投下量を誇ったのはK-7に対空機銃塔をつけた、K-001である

 

 

 

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北海道、中心部の山奥  7月31日 午後18時30分

 

 

 

 演習を数か月にわたって行った彼女たちは、その疲労と英気を養うため、この世界での最初で最後の旅行に招待されたのである。一部の男性兵と強化女性兵士は里帰りしたのだ。もし異界の地で散って悔いのないように、愛する家族や妻と一緒に一週間を過ごしたのである。

一方の兵器たちは北海道の山間部に作られた別荘にて、我が家の如く過ごすのであった。とある家では、初の休暇を楽しむ戦車娘と航空機娘が料理を楽しみにしていたのだ・・・。料理を持ってきたのは、地面に着くほどの黄土色の長いポニーテールを持ち、001式重戦オイのような服装に、迷彩柄の陣羽織と五式砲戦車を模した甲冑を身に着けた女性・・・001式砲戦車ホイである。

 

 

「皆さん?ご飯が出来ましたよ?一応他の国の料理も作りましたわ・・・。」

 

 

「わぁ・・・すごくおいしそうですね・・・。これが日本の料理・・・ですか?」

 

 

「一般的な家庭の味だとか・・・。では日本式の命の頂き方で食べましょう?」

 

 

 001式重戦車の隣で興味津々で料理を見るのは、金髪のブロンドヘアーで細目のおしとやかそうな少女であった。彼女の名は、New generation lady (新しい世代のお嬢様)の略称を持つNGL01モーランド・・・、史実で言うところのTOG 1重戦車を模した少女であった。彼女の向かいに座り、寿司を見るのはアメリカのT95に似た、ツインテールの大柄な女性・・・T01重戦車グレイツ。その隣は武器娘の五式中戦車に似ている001式中戦車チイである。現代の武器娘五式戦車と違うところは露出の低い陸軍の服装をしているくらいである。そのほかはイカ墨のパスタを眺めている、緑色のショートカットが特徴的な小柄の少女、001式艦上戦闘機陣風。ハンバーガーを支える金属ピンを抜く、Ar263と銀河を合わせたような武装を用いる、ロングヘアーの艦上爆撃機の002式噴式艦上爆撃機「陽星」。

 解説を終わり話を戻そう・・・。彼女たちは食事をしながらも和気藹々と話しだす。

 

 

 

「日本のおスシは美味しいですわね・・・。」

 

 

「まぁ・・オイレさんの高性能冷蔵庫がなければこの鮮度は維持ができませんからね。」

 

「陽星さんはハンバーガーですか?どうです・・・アメリカの味は?」

 

 

「美味しいぞ!一気に炭水化物と野菜・・・それに蛋白質!鍛えるには最適だな!!」

 

 

 各々が各国の料理に舌鼓をしていた。別の日の班では味噌汁だったり、七面鳥の丸焼きだったりした。

 

 

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景雲館  露天風呂   午後20時00分

 

 

 女性しか入れない女風呂では、日本の武器娘と女性の強化兵士が湯につかっていた・・・・。だが更衣室では何やら声が聞こえる・・・。

 

 

「えっ・・・まさかこれは・・・・?服を脱いで・・・・?あれ?下着も!?」

 

 

「まだ入ってないのね・・・・。まぁ・・・素肌をさらすのは我が国くらいですからね・・・。」

「アダムとイブも誕生したころは素肌をさらしていたのだから、恥ずかしがる必要はありませんな!」

 

 

 瑠璃の隣にいる長髪の女性兵士の名前は、里美純菜の曾祖母に当たる妹の分岐した軍人の家系である金砂郷(かなさごう)たえだ・・・。そして更衣室で独り言を言っているのはMBB-001モンタナであった。他の武器娘達が先に入っているのを見て恥ずかしがって入れない状態であった。そして5分後・・・。

 

 

ザザザ・・・

 

「流石に裸で入るのは恥ずかしいからタオルを巻いても・・・・・。」

 

 

「ダメです!」

 

 

 そういわれタオルをとられる彼女・・。が、何とか取られまいとするが所詮は超巨大な戦艦・・・。自慢の力で抑えるが、いつの間にか背後に回っていた、桐花にくすぐられ力が抜けたところを狙われ、タオルを没収され、小さい手ぬぐいを貰いだ・・・・。

 

 

「うぅ・・・。恥ずかしいわ・・。」

 

 

「別に恥ずかしくはないのですが・・・・。しっかし胸が大きいでありますな・・・。」

 

「いくら何でも失礼ですよ!」

 

「貴女達はよく恥ずかしくないわね・・・・。」

 

 

「まぁ・・兵器娘はともかく、私たちは幼いころから入ってるから・・・。兄弟と入ったり、父親と入ったり・・・。」

 

 

「えぇっ・・・!?父と娘同士でも入るの!?何もつけず・・?」

 

 

 

 カルチャーショックに驚くモンタナであった・・・。その後も出撃の前日も入らされ全裸での入浴に慣れさせられたのであった。なお他の海外の兵器少女も似たよな反応であったが、そもそも家の中のシャワーで体を洗うことが多かったため、そこまでなれる少女たちは少なかったのである。その後も出陣の前日になる前まで、休んだ彼らであった。このころには兵士達も帰ってきており

 

 

 

 

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大日本帝国 地図に書かれていない太平洋側の島 某日

 

 

 

 日本列島本土から離れ、伊豆諸島南部から離れた明神礁にある、地図上には存在しない島には、彼らの出陣を見守る陛下の姿が見られた。訓示を終えると艦娘形態になる兵器少女達・・・。そして輸送船や補給船に乗り込む、武装をつけた兵器少女と兵士達。その後は何事もないようにただ輸送船と艦艇が離岸していき、そのまま出航していったのであった。

 

 

「神々よ・・・どうか彼らに健闘を・・・・・。」

 

「うむ・・・。彼らには何としても生き残ってもらい処だ・・・。プルス・エクサとの戦いもあるからな・・・。」

 

 

「我々もいつでも決起できるよう残った兵士たちの練度を上げなくては・・・。」

 

 

 

 その様子を見た彼らはプルス・エクサとの戦いに臨むのを決めるのであった。そして異世界に旅立って行った兵士たち・・・。果たして彼らの運命は如何に・・・・?そして人類と異世界の未来はどうなっていくのか・・・?

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