銀ノ魂を持つものとツンデレ魂を持つもの   作:藤井 悠

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藤井 悠です。

新作を描き始めます。よろしくお願い致します。それでは本編どうぞ


プロローグ

青い空、車が通る賑やかな音。そんなどこにでもある風景のどこにでもあるような家にけたたましくどこにでもあるような目覚まし時計のアラームが鳴り響く。そんな中で、俺、天野黒銀(あまのくろがね)の目覚めはもちろん

 

黒銀「うるせぇぇぇ!!!」

 

最悪だった。そりゃそうだ。どこにでもあるようなアラームだァ?そんなのただただうるせぇだけに決まってる。

 

黒銀「ってまた壊しちまった。いちいち買い直すの面倒なんだよなぁ。ったく、もう買わなくていっかなぁ」

 

そう、俺は著しく朝に弱い。なんで朝なんてあるんだろうか。朝じゃ無かったら気持ちよく起きられるのに。

 

黒銀「はあ、馬鹿なこと考えてねぇで準備すっか。」

 

俺は今日から花咲川に転入することになっている。女子校だが特別にとある事情により許可された。

 

黒銀「朝飯は・・・かったるいからいいか。」

 

余談だが母親は家にはいない。一人暮らしだ。そんなこんなで新品の制服に袖を通しカバンに最低限の物を詰めて家を出ると家の前に俺にとっては見慣れた姿の女子がいた。

 

黒銀「おはようさん。志信」

 

志信「・・・おはよう。」

 

佐々木志信。(ささきしのぶ)俺の幼なじみにして1つ年下。正にくされ縁というのに相応しい相手でなんだかんだで付き合いが続いている。まあ今は必然的な関わりを持ってしまったのだが・・・

 

志信「相変わらず目が死んでる。」

 

黒銀「うっせえ。いつもの事だろうが。そういうてめぇこそなんだその大荷物。今日は登校初日だぞ?」

 

そして何故か志信はかなりの大荷物を背負っていた。

 

志信「剣道具。」

 

黒銀「いやにしてはデカすぎんだろ!?2倍くらいでかいじゃねえか!?」

 

志信「黒銀の分も入ってる。」

 

黒銀「いやいや!?なんで俺の持ってんの!?仮に持ってたとしてなんで持ってくるかな?だいたい俺ァ部活入る気ねえし!」

 

志信「うるさい。拒否権なんてない。黙って従う犬にでもなってて。」

 

黒銀「いや拒否権と共にしれーっと俺の人権も奪うのやめてくんね?・・・わぁったよ。但し今日だけだ。俺は部活はしねえ。大体おめえ、アッチの件はどうする気だ?」

 

志信「部活しながらでもできる。人脈もできるから何かと便利。」

 

黒銀「なるほどなぁ・・・」

 

アッチの件、というのは後々紹介させて頂こう。

 

黒銀「にしてもお前はいいよな。普通に高一から編入って形取れてよ。」

 

志信「黒銀は書類とか大変そうだった。」

 

黒銀「実際大変だったしな。ったく面倒なやつだけ押し付けやがって・・・」

 

志信「まあ、あの人らしいけど。・・・着いた。また後で。」

 

黒銀「はいはい。ふわぁ〜」

 

志信と別れたあと俺は欠伸をしつつ中をフラフラと入っていく。まだ若干眠気が取れきれていないようだ

 

???「貴方が天野黒銀さんで間違いないでしょうか?」

 

黒銀「ん?」

 

声がした方を向くとアイスグリーンの髪色の女子が姿勢正しく立っていた。

 

黒銀「ああ。じゃああんたが氷川紗夜さんかぃ?」

 

紗夜「はい、お話は通っているようですね。校長室までご案内致します。」

 

俺は事前に投稿したら校長室に行くように、また、案内役は氷川紗夜という人物と連絡を受けていた。なおまたまた余談だが当然志信は普通に新クラスに向かっている。

 

紗夜「こちらになります。失礼します。天野さんを連れてきました。」

 

礼儀正しく紗夜は中に入っていく。俺も首だけペコっとして中に入る。

 

校長「ご苦労さま。氷川くん。もう行って構わないよ。」

 

紗夜「はい。失礼します。それでは天野さん。良い学園生活を。」

 

黒銀「ういーっす。」

 

軽く返事をすると部屋を出ていく。

 

校長「さて、まずは。よく来たね。黒銀くん。」

 

黒銀「ええ。んで、これから俺は何をすりゃあいいんです?」

 

校長「それはもちろん我が学校の生徒として過ごしてもらう訳だが。」

 

黒銀「・・・それだけ?」

 

校長「もちろんだ。私が君の仕事に対して口出しすることは出来ないよ。」

 

黒銀「・・・そっすか。じゃあ俺ァ好きにやらせて貰いますよ?」

 

校長「うむ。まあ風紀が乱れない程度で頼むよ。」

 

黒銀「何言ってんですか。ヤツが出たらそれどころじゃなくなりますよ。」

 

校長「それもその通りだね。っと、そうそう。黒銀くん?」

 

黒銀「なんすか?」

 

校長「君には今日の全校集会で前で軽く話してもらうことになってるから。」

 

黒銀「へいへ・・・は!?」

 

校長「何せ君はこの学園始まってから初めての男子。故にうちの生徒たちに一応知らせてはいるが不安がっている子達も多くてね。君は少なくとも顔はいいし黙ってる分には大人しそうだから、その方が皆安心するだろうと思ってね。」

 

黒銀「いや今俺しれっとめちゃくちゃいじられましたよね?褒めたようで全然褒めてませんでしたよね?それにやですよ?俺になんの得があるっつーんですか。」

 

校長「ふむ、そうだね。ではこれでどうだろうか。」

 

すると校長は自身の机の中から紙袋を取り出す。って、この紙袋は・・・

 

黒銀「GO〇IVAのチョコレート!?」

 

校長「君は甘いものが好きだと聞いてね。賄賂っぽくなってしまうから他の教員や生徒たちには黙っておいて欲しいんだが・・・どうだろう?」

 

黒銀「喜んで!チョコのためにちょこっと頑張りますか。」

 

校長「はいはい。じゃあこれは集会が終わったあとに渡すから。頑張ってね?」

 

黒銀「ほーい。失礼しゃーす。」

 

俺はウキウキで校長室を出る。しかし浮かれて前が見えていなかったからか少女とぶつかってしまった。

 

黒銀「いっつ!?す、すまねぇ。大丈夫か?」

 

???「いって〜。は、はい。大丈夫です。って、男?」

 

見たらその子は金髪ツインテのうちの生徒だった。この学校に男の生徒がいるのに少し戸惑っているのだろう。少しオロオロしている。そんなことよりも、だ。

 

黒銀(何だこの子可愛すぎるだろぉぉ!俺のどストレートなタイプなんですけど。)

 

そう。この女子。見た目は黒銀の好みドンピシャだった。整った顔立ち。髪色。スタイルも良くかなりモテ要素が高い。

 

黒銀(しかし、俺は都合上恋愛に身を投じる訳にはいかんしな。)

 

黒銀「怪我がないなら良かった。済まなかったな。前見てなくて。」

 

黒銀の喋り方も心做しか普段より優しめのトーンとなっている。まぁ、若干かったるそうなのは抜けてないが。

 

???「い、いえ。そ、その、貴方が今日転入してくるって言う?」

 

黒銀「ああ。天野黒銀だ。あんたは?」

 

有咲「い、市ヶ谷有咲です。よいしょっと・・・ってやば!?」

 

有咲と名乗った少女は立ち上がるや否や慌てだした

 

有咲「すみません。生徒会の用事で色々あるので、それじゃあ!」

 

そういうとパタパタと駆けていく。

 

黒銀「市ヶ谷有咲か。まぁ、覚えとくかぁ。」

 

そして俺はその名前を心に刻みながら体育館へと向かった。これが、黒銀と有咲のファーストコンタクト。ちなみにその後の有咲だが、

 

有咲(天野黒銀か〜。かっこよかったな〜///)

 

紗夜「あ、市ヶ谷さん。こちらです。ん、顔が赤いですがどうかしましたか?」

 

有咲「へ?いや、なんでもないです!」

 

こちらも脈アリだった。

 

 




ありがとうございました。

次回から銀魂ネタを沢山入れたり入れなかったりしていきます!オリキャラも順次登場します。またモチーフになってるキャラの漢字が入るので分かりやすくなると思います。天野黒銀は坂田銀時、佐々木志信は今井信女をモチーフにしています。

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