未来のカードは実質オリカ   作:エルシャドール・ユニコ

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ハイキューが最終回迎えて今見てるアニメがひとつ消えてしまったのがつらい。グランプリでドラゴン使ったら普通に強くて笑いました


3話

シャドバスタジアム

 

駅前にあり、たまに大会もやってる大型施設だ。シャドバをやりに色んな人が集まるため俺は暇な時はここに入り浸っている。

 

「さて、今日はどんな奴がいるかな〜」

 

ここにいて1番面白いのは見たことないフォロワーを使ってる人の観戦だ。この前面白かったのはペタルフェンサー*1を無限に出して勝ってる人がいた。乙姫コマンダーというクッソ懐かしいコンボをしてる人みたいな懐かしいコンボを見るのも面白い。

 

「うっはートレント*2なんていうクソザコカード使うやつ初めて見たよ...5ターン目に着地させたら強いのかな。」

 

5PPでもデッキによっては進化権無しでも8/8以上が出てくる世界で生きててしまった俺は進化込みで8/8だけじゃ強いと言えなくなってしまった。

 

「あっちではビショップとドラゴンの対決か。盤面はどうなってるかな〜」

 

ドラゴン側はPPブーストカードを引けずPPが全く進んでないな...結構きついぞ*3

ビショップ側は疾走ビショップか。後攻4ターン目にして神鳥アミュ*4とハゲ*5が進化状態で置かれてるから結構いい感じに進んでるな。ドラゴン側が苦虫を噛み潰したような顔してるしまあきついんだろうな。

 

「うん!今日もいい試合が見れそうだ...で、さっきまでいなかったはずなのに君はなんで俺の横にいるの?」

「えーいいじゃん別に。おにーちゃんと私の仲でしょ?」

「あっそ、まあいいんだけどさ...」

 

俺の横にはさっきまで誰もいなかったはずなのに茶色の帽子をかぶり丸いフレームのサングラスをしたツインテールの少女がいる。

 

こいつとはシャドバスタジアムのロビーでネクロのデッキを作っている時に出会った。その時はネクロのダークアリス*6入りのネフティス*7ハイランダーで10連勝を目指し10連勝目でダークアリスを引いて腹が立ったため普通のダリスデッキを作ろうとデッキを作り直していた。

その時にいきなり後ろから覗き込んできたのがこいつだ。なんでもダークアリスが気になったらしい。そりゃ明らかに有利だった俺が突然死神引いて負けてるんだから気になるのもかもしれない(対戦相手もポカンとしてた)しかし知らない奴のスマホを見るのは良くないんじゃないだろうかと思っていたら口に出してしまったらしい。すぐに謝罪された。

 

その後にダリスについて質問された。能力について話したところ「なんで入れたの?」と当たり前の質問もされた。俺は「面白そうだから」と答えたがあまり納得したように見えない顔をされた。まあ勝ちをドブに捨てるのが確定するからな。そしてその後少し考えるような仕草をした後初対面なのに頭がおかしいみたいなことを2回言われそのあとも無理やり引っ張ってかれた。ボコボコにしてやった。

 

大人気なくボコボコにしてやった別の日シャドバスタジアムでいつも通り観戦してると再びこいつと会った。そしてバトルを申し込まれまたボコボコにした。そのあともまた別の日にシャドバスタジアムで会って...を繰り返している。こいつ自身色々あって忙しいらしいから俺と違って毎日いるわけじゃないが暇さえあれば俺を挑みに来ているらしい。友達いないのかな

 

そんなこんなで結局関係がズルズルと続いている。

 

「んで?また来たってことは俺にボコされに来たの?」

「そんなわけないでしょ。シレンおにーちゃんを倒しに来たんだよ。今日こそ倒してあげるんだから!」

「はいはい、それ前も言って俺に負けてたじゃんよ。」

 

ま、今回もサクッと勝ちますかね。

 

 

 

 

 

 

 

私がこの人と会ったのは忙しかった仕事が落ち着いてお休みを貰えた時の日だった。久しぶりの休みとはいえやりたいことがなかった私はシャドバスタジアムでバトルを観戦していた。シャドバは嫌いではなかったけど、大人が私に合わないからと自分の使いたいカードを使わせて貰えなかったから好きじゃなかった。

 

スタジアムに着いて観戦室に入ると室内にいる皆が同じ試合を見ていた。話を聞いた限りネクロマンサーで9連勝している人がいるらしい。

 

話を聞き終わり試合を見ているとネクロマンサーの人とヴァンパイアの人が戦っていた。ヴァンパイアの人は11でネクロマンサーの人は15、しかもネクロマンサーの人は場にフォロワーが2体並んでいた。ヴァンパイアの体力が11という復讐状態にギリギリ入れない状態だからなかなか厳しいのかもしれない。

 

そこから進み8ターン目、ヴァンパイアの人は復讐状態になれたにも関わらずネクロマンサーの人が徹底して展開や除去をしているからヴァンパイアの人は攻めることが出来ず防戦一方だ。このままネクロマンサーの人が勝っておしまいかな〜

 

『俺はネフティスをプレイ!さぁShadowverseしようぜ!出てくるフォロワーは...ア゛ッッッ!』

 

そこには骨の体の鳥、ボロボロの服を着たお盆を持っている骸骨、チェーンソーを持ったゾンビ、目を瞑り浮かんでいる動物、そして壊れた時計と現れた紫色のドレスを着た童話に出てきそうな女の子だった。そしてネフティスの能力で場に出たカードを全て破壊したあとスケルトンが手札に加わり、見たことないバイクのアミュレットが場に出てきて、ネクロマンサーの人の体力が回復したあと

 

ネフティスが消えて再び紫色のドレスの女の子が場に出てきた。

 

消滅の原因は分からないけど女の子が場に出たのは多分デュエリスト・モルディカイみたいなラストワードなんだろうと思う。そうなってしまうとヴァンパイアの人はあのカードを倒すことは難しい。ヴァンパイアの人も手札のカードでは倒すことができないのか苦しい顔をしながらカードをプレイしていた。本当にこのまま勝ってしまうだろうと誰もが思った。

 

『そんな顔しなくても大丈夫だよ。』

 

その言葉をネクロマンサーの人が言った時ネクロマンサーの人のデッキと手札が全て無くなった

 

そしてネクロマンサーの人が死神の鎌に切り裂かれバトルが終わった。

その時何が起きているのか理解が追いつかず私はその場に立ち尽くしていた。そして気づいた時にはそのネクロマンサーの人はロビーへ向かっていた。なぜ負けたのかが気になったて私はそれを追いかけた。

 

ロビーに着いてネクロマンサーの人を探していると先程まで見ていた背中がみえた。どうやら椅子に座ってスマホで何かをしているように見えた。そして近づいて後ろから見てみるとどうやらデッキを作っているようだった。よく見てみると見たことないカードが沢山あった。

 

『…人のスマホを覗き込むのはあまり良くないんじゃない?』

 

その言葉で私はドキッとして相手の顔を見た。少し不快そうな顔をしていた。

 

『ごめんなさい。さっきの戦い見てちょっと気になっちゃって。』

『さっきの戦い?あぁ、あの自爆した試合ね。』

『そうそう、あの紫色のドレスを着た女の子が気になっちゃって。』

『紫色のドレス...あぁダリスね。』

 

あの紫色のドレスを着た女の子はダークアリスっていう名前らしい。効果は破壊された時に場のネクロマンサーフォロワーを消滅させてダークアリスを出す能力。そして自分のターン開始時に手札、デッキからネクロマンサーフォロワーを全て消滅させてしまう能力らしい。それだけを聞くとモルディカイの方が強いと思ってしまう。

 

『ねぇおにーちゃん。さっきのデッキはどういうデッキなの?』

『ネフティスハイランダー。ネフティス以外を全て違うラストワード持ちのネクロマンサーフォロワーにしてダリスを引いたら負けのデッキだよ。』

 

私はその言葉を聞いた時言葉が出なかった。自分から負けを作るカードを入れようとするのかを理解できなかった。そしたらそれが顔に出ていたのかネクロマンサーの人が口を開いた。

 

『まぁ意味わからんだろうさ。自分から生きるか死ぬかの運ゲーを仕掛けるなんて。』

『じゃあなんでわかってて作ったの?おにーちゃんは頭のおかしい人なの?』

『お前初対面なのにもかかわらずよくそんなこと言えるな...理由なんて1つだよ。面白そうだったから。』

『面白そう?なんで?』

『なんでって、そりゃハイランダーっていう同じカードが1枚も出てこない状況で俺が数十分の一を引くか引かないかの確率を引いてしまうのか、勝つか負けるかの精神を削る戦いが面白いんじゃん!』

 

その話を聞いて私は気味が悪いと思った。普通は勝つためにデッキを考えて作るものだと思っていたからどうしても理解ができなかった

 

『…おにーちゃん、やっぱり変な人だよ』

『お前2回も言ったな、いい加減に『ねぇおにーちゃん。私とバトルしない?』人の話を聞けボゲ。』

『えぇー!ボケなんてひどーい!女の子にそんなこと言う男の人は嫌われちゃうぞ?』

『やかましいわ。』

『ねぇねぇ。早くやろうよシャドバ!』

『え、やだよ(即答)俺もう疲れたし帰りたいんですけど...おい引っ張るな!離せコラ!離せコラ!こいつ力強!』

 

 

 

『ほれ、さっさとやるぞ。』

『もう、乗り気じゃないな~おにーちゃん。たのしくやろーね!』

『うわ~腹立つ笑顔。その顔歪ませてやる。』

『『バトル!シャドウバース!!』』

 

たとえ相手が9連勝できるほど強い人でも私は勝てると思っていた。でも実際は一方的だった

 

『どうした!?俺はダークアリスと力比べ*8で耐久してダメージを受けてないだけじゃないか!!次の次のターンまでにトドメを刺されなければ俺のデッキアウトで負けだぞ!?諦めず展開し続けるんだ!頑張るんだ!!』

『ッッ!私はこれでターン終了...!』

『俺のターンドロー!ァハー↑すまねぇ↑〜サタン引いちまった!申し訳ね〜www』

『ッッ〜!!』

 

『今、300年の眠りから、北シレンのもとにアドラメレクはよみがえった!アドラメレクの効果でフォロワー以外をプレイした数と同じ分だけ攻撃力が上がり相手フォロワーにダメージを与える!上がった数は20!そしてコストが1下がったゼルをプレイし進化!自分のフォロワーに疾走を付与!飛翔しろアドラメレク!』

 

『さあ!お前の体力は残り6!お前のターン終了時に滅亡の予言の効果で7ダメージを受けるぞ!さあ高らかに宣言しな!』

 

破壊しても復活するフォロワーがいるにもかかわらず相手に攻撃できるフォロワーがいるならば相手リーダーを攻撃できないアミュレットを置かれて一方的にこっちのフォロワーを倒された。デッキが無くなったと思ったら追加された。

 

いきなり攻撃力20のフォロワーに攻撃されて負けた。

 

リーダーに能力を与えるというカードを使って私にずっと7ダメージを与え続けた。

何も出来ずに負けた

 

 

 

 

 

『はぁーやったやった。楽しかったよ。』

 

そういってとても楽しそうな顔をして帰っていった。

 

悔しかった。何もできなかった。そして何より

 

あんな楽しそうにシャドバをするのが羨ましかった。

 

 

 

 

あれから数日。暇があればシャドバスタジアムに行くようになった。ここにいればまたあの人に会える気がしたからだ。スタジアムに着くとあの人が観戦室に向かっているのが見えた。

 

それについていくとあの人は椅子に座って試合を観戦していた。わたしは声をかけてあの人の隣に座った。

 

『お前この前の奴やん。どうした?』

『えへへ、おにーちゃんが見えたから話しかけちゃった。』

『あっそ。まあいいや。』

 

そういった後私たちは試合観戦を始めた。その時もこの人は楽しそうだった。

 

『ねえおにーちゃん。おにーちゃんはシャドバ楽しい?』

『なんだいきなり?そりゃ楽しいさ。じゃなきゃ続けてない。』

『そっか、そうだよね...』

『?』

 

私はなんで続けてるんだろ?

シャドバは好きだった。でも、大人に使うカードを選ばれて、勝っても負けても自分の望むバトルじゃないから、全然楽しくなんてなかった。

 

『なんか悩んでる?』

『!!』

『雰囲気に出てたよ...まあ今の質問からしてみてシャドバがつまんないとかだよな?』

『うん...』

『ふーん、じゃあやめちゃえば?』

『え...?』

『いや、だって飽きたら普通やめるでしょ?』

『うん...そうだね。それができたらよかったんだけどね。』

 

でも、私はそれが出来ない。大人がシャドバをやることを望んでいるから。

 

『ふーん。じゃ、なんか目標でも作ってみれば?』

『目標...?』

『そう。俺の場合なんか続けないといけない時はなんかテキトーに目標決めて頑張ってるよ。前回のネフティスハイランダーもその一環。』

『あのデッキが?』

『そう。最近少し飽き始めたからなんか面白いことできないかなーっとら思って。そんでネフティスハイランダーなんだかんだやってなかったからやろうと思ったんだ。ついでにそれで10連勝したら最高だろうなと思ったからガチめに作った。』

 

驚いた。あんなに楽しそうにバトルする人がシャドバを飽きる時が来るとは思えなかった。

 

『おにーさんもシャドバ飽きる時が来るんだね。』

『そりゃね。俺はしょっちゅう飽きるよ。』

『え!?そうなの!?』

『お前は俺をなんだと思ってるの...?』

『それは、あんなに楽しそうにシャドバをやってるから...』

『俺はたからみたらそんなふうに見えんの?まあいいや。多分それは基本使いたいカード使って勝ってるからね。本当に嫌いなカードを使わないと勝てなかったり、勝てるデッキを作るのに相当な労力が必要なら俺は絶対にやらない。そこまでしてこのゲームやりたくないし。』

『でもやっぱり、多少なりとも好きなカード使ってると愛着が湧いちゃって好きなカードになるんだよね。だから多少の我慢は必要にはなるよ。何事もね。もし使いたいけど使えないカードがあるなら友達と集まってネタデッキ持ってきて全力で遊んでるかな。』

『どんな目標でもいい。なんか目標立てて、それに向かって頑張るのってなんだかんだ楽しいからさ。』

 

それを聞いてる私は色々考えた。今私は何か目標があるだろうか?大人に言われてやっているだけで、何もかも中途半端なんじゃないだろうかと。

 

『…ま、頑張りなよ。さて、なんか話してたらシャドバやりたくなってきたわ。どっかに相手いないかな〜』

『…じゃあおにーちゃん、わたしとやろーよ。』

『え、お前と?またやんの?前ボコボコにされたばっかじゃん。』

『ムッ!いいよ、今回は私がおにーちゃんをボコボコにしてあげるんだからね!』

『はいはい、期待しないでやるからやるならさっさとやろ。』

 

その日もまた私はボコボコにされた。

 

 

 

 

そのあとも私たちは何回も私はシャドバスタジアムに行ってあの人とバトルした。そのあと何回も負けて、それが悔しくて、またバトルして、そんな日が続いた。

 

私がまたバトルに負けたあと、シレンおにーちゃんにひとつ聞きたいことが出来た。

 

『シレンおにーちゃんは、本気のデッキを使って負けたことはある?』

『うん?何だいきなり?』

『シレンおにーちゃんが負けてるところはなんだかんだ見たことあるけどそれでもそれは手を抜いてるデッキでしか見たことがないからね。』

『うーん、なんか手を抜いてるって言われると否定したくなるけどはたから見たらそうなのかね...あぁ、で本気のデッキで負けたことあるかって話だっけ?だとしたらそもそも使ったことがない。』

『使ったことがないの?』

『まあね。多分使ったら誰も俺に勝てないからね。たとえグラマスの人でも。』

『えぇ...その自信はどこから出るのシレンおにーちゃんは...』

 

でも、それが嘘だとはとても思えなかった。本気のデッキがどこまで強いか分からないけど、シレンおにーちゃんはとても強かったから

 

『実力的には多分俺と同等ぐらいだと思うよ。でも、たとえそれ以上だとしても俺の使ってるカードがその実力が埋めて超えるぐらいには強いからね。』

 

ま、たとえ本気じゃなくても俺は負けないからね

シレンおにーちゃんはそう言ってほんの少しだけ悲しそうな顔をしているように見えた。

そして、それを見た私はひとつ目標を決めた

 

『じゃあさ、いつか私がおにーちゃんの本気のデッキを使わないと勝てないって思わせるぐらい強くなってシレンおにーちゃんを倒してみせるよ。』

 

そう言ったらシレンおにーちゃんはとても驚いた顔をしていた。

 

『ふ、ははっ!まさか今でさえ勝ててないのに俺の本気を倒そうとしているのか!』

『むぅ!今すぐに越えようとしてるわけじゃないもん!絶対に倒してみせるから!』

『はは、いいなそれは。楽しみに待っているよ。』

 

まだこの人には遠く及ばない。それでも、私は、黒羽アリスはこの人を超えてみたいと思った。だからアリスは強くなるためにこの人に挑み続ける。

 

*1
自分のフェアリーが場に出るたび、ペタルフェンサーに変身させる

*2
5コスト 4/4 ファンファーレ このカードを含めずに2枚以上プレイしたなら+2/+2する

*3
ドラゴンクラスはPPを追加できるカードが多いいのが特徴。しかもラミエルというカードが追加されるまでPPブーストできるカードはドラゴンのみだった

*4
神鳥の呼び笛のこと

*5
鉄槌の僧侶のこと

*6
7コスト 5/5 ラストワード 自分の場のネクロマンサー・カードすべてを消滅させ、ダークアリス1体を出す。次の自分のターン開始時、自分の手札と自分のデッキのネクロマンサー・カードすべてを消滅させる

*7
8コスト 5/5 ファンファーレ それぞれコストの異なるフォロワー(ネフティスを除く)をランダムに1枚ずつ、自分のデッキから場が上限枚数になるまで出す。この能力で出たフォロワーすべてを破壊する

*8
カウントダウン 2

このアミュレットが場にある限り、お互いのフォロワーすべてと新たに場に出たフォロワーすべては、相手の場に攻撃できるフォロワーがいるならリーダーを攻撃できない ナーフ済み




アニメでルナとアリスが出会ったシーンめっちゃ重要なのにあたまに「ルナだよ」「ルナじゃないよ」が出てきて笑いが止まらんかった
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