さて、牙倉の質問に答えたあとに俺はヒイロが向かったであろう公園に行った。正直話し合いで解決してさっさと帰りたいなーっと思うけど多分シャドバやってるだろし、やだなー俺もう眠くなってきたわ(まだ夜になったばっか)
多分この辺の公園って言ったらここだと思うんだけど...
「シャドバは選択の連続だ。君は何を選択する?」
なんか知らない奴が難しいこと言ってる...あれが夜那月か。
「決まってる!たとえ罠だとわかっていても、チャンスなら攻める!レイジングエティンでリーダーを攻撃!」
ルシア 16/20→10/20
「よし、これでターン終了!次のターンでなにかされてもそのまま押し切ってみせる!」
ああなるほど。俺ヴァンパイアこいつの前で全然使ってないからヴァンパイアのクラスはよくわかってないのか。なんで残ってるかは知らないけど明らかに残しちゃいけない6点を残したことは罠だとはわかってる。それでも削るなら何か押し切れる算段でもあるのかな?でも未来なら10点なんて即死打点だがこと今の時代においては
「期待しすぎたかな。」
「え?」
「なんのためにシャドバをするのか、君は全くわかっていない」
そのセリフを言った途端夜那月の体からオーラが出る。またよくわかんないこと言ってる…
「これって...」
「どうやらここまでのようだ。見せてあげるよ。ヴァンパイアクラスの真の力を」
それにしても復讐がこんなに強そうなの久しぶりに見たわ。狂乱*1とか渇望*2のせいで運営あんまり復讐推さなくなっから復讐ケアすることがあの時はほとんどなかったな...あと10点はもう即死する体力だったし
「僕のターン、ドロー。復讐の時だ、ダークエンペラー!」
あ、また新カードだ
そう思っているとダークエンペラーが剣に闇の力を纏わせレイジングエティンとドラゴンガードを破壊する。
「嘘だろ...俺のフォロワーが!」
「ダークエンペラーの復讐状態、つまり自分のリーダーの体力が10以下の時、相手のフォロワーを2体破壊することが出来る。」
ユヅキさん!?何やってるんですか!?森羅咆哮へ帰ろう!
「失望したよ。少しは楽しめると思ってたんだけど。言ったよね、僕とバトルすると、みんなシャドバやめちゃう「やっぱ、シャドバってめちゃくちゃ楽しいな!」...楽しい?」
「ああ!どうやって逆転するか考えるだけでもワクワクするぜ!」
ああ、いいなぁ。その感覚は今の俺には
「それじゃあいくぜ!俺のターンだ!」
ヒイロが引いたのは竜の怒りか。これ1枚じゃ5/7のダークエンペラーは突破できないな。
「よし!これならあいつにダメージを「スペルでダメージを与えようとしても無駄だ」え?」
「ダークエンペラーはカードの能力によってダメージを受けず、破壊もされない。」
強いな、明らかにぶっ壊れに近いカードだ。そもそもBBだって耐性つけるのに少しだけ手間がかかるのにこいつはそもそもについてる。何かしらデメリットがあってもおかしくないがどうなるか
「ッッ!だったらこうだ!」
そう言って場に出したのはミノタウロスと古の飛竜。どちらも守護フォロワー。でもそれは明らかに
「守護で身を守るつもりか、悪あがきだよそれは。吸血鬼・ヴァイト、デモンハンドアサシンをプレイ。」
デモンハンドアサシンに不穏なオーラが滲み出る
「今のは?」
「すぐに分かる、デモンハンドアサシンを進化。古の飛竜を攻撃。」
デモンハンドアサシン 3/2→5/4→5/2
古の飛竜 2/3→2/0
紫色の粒子が夜那月に集まり体力が回復する。
ルシア 10/20→15/20
「な、なんだ!?」
「ドレインさ。この効果を持つフォロワーがダメージを与えた時、そのダメージと同じだけリーダーを回復する。これだけじゃない。僕は群れなす飢餓*3をプレイ」
ミノタウロス 2/1→2/0
「そんな...」
「君の手札にはおそらく、竜の怒りがあるよね。そのカードじゃ状況は覆せない。このバトルももう終わりだ」
あら、ちゃんと竜の怒りの効果知ってんのね。この世界では珍しい人だ。俺も効果知らなかったのに
「いいや、ここからだ!俺のターン!吼えろ、イグニスドラゴン!」
ここでまた奴を引くのか!
「こいつは自分の手札が2枚以下の時、進化ポイントを使わずに進化する。さあ攻撃だ!」
吸血鬼・ヴァイト 3/2→3/0
デモンハンドアサシン 5/2→5/0
いいなイグニスの効果。本来ならヴァイトは交戦時にフォレストバットが出てくるんだがイグニスの効果で3点AoEで先に破壊するから能力が発動しない。惜しむべきはヴァイトが守護を持ってたからダークエンペラーを破壊できないこと
「状況をここまで覆すとは...」
「言ったろ!負けるつもりはねえって!さあこいよ!もっともっと熱いバトルをしようぜ!」
「フ、ッハッハッハッハ!」
何わろとんねん
「何か俺、なんか変なこと言ったか?」
「取り消すよ、失望したって言ったの」
「え?」
「君、名前は?」「竜ヶ崎ヒイロだ!」
「そうか、ヒイロか。血の取引をプレイ。自分のリーダーに2ダメージを与え、カードを2枚引く。ダークエンペラーでリーダーを攻撃。」
ルシア 15/20→13/20
ヒイロ 8/20→3/20
一裂き*4ラインにのったな。あの2枚のうちどちらかが一裂きなら終わりだな
「まだ、まだだ!」
「君は諦めないんだね、ヒイロ」
「もちろんだ!だって、こんな楽しいのに勿体ないだろ!」
「そうか。…終わらせるのは勿体ないか。確かに君の言う通りだ。」
そう言うと今まで選ぼうとしていたカードから違うカードに移動させる。まさかこいつ!
「キャタラクトビースト*5をプレイ」
あ、キャタラクトビーストってネレイアのトークンじゃないのね
「絶望的な状況、もう一度超えられるかな?」
「ああ!やってやる!俺は竜の力をプレイする!」
ヒイロの手に火球ができる。そしてそれをイグニスドラゴンに投げつけそれを受けたイグニスドラゴンが真っ黒に染る
「このスペルは、覚醒状態なら自分のフォロワー1体の攻撃力と体力を3上げる!」
また新カードか!?(※昔からあるカードです)
イグニスドラゴン 5/7→8/10
「そうか。超えるか...!」
「いくぜルシアァァァ!」
ルシア 13/20→0/20
HIIRO WIN!
え?なんでイグニスドラゴンが顔面そのまま殴れてるの?キャタラクトビーストの守護は?
「ハァ、ハァ、か、勝ったのか?」
「おう、勝ったぞ。おめでとう」
「シレン!来てたのか!」
「遅くなってすまんね。来てたらもうシャドバしてたから静かに見てたわ」
「そうか!いやーすっげぇギリギリの戦いで楽しかった!」
まあ、夜那月が一裂き持ってた説はあるが余計な詮索はやめとか。こういうのは知らなければそれはそれでいい
「君はヒイロの友達かい?」
「ああ、北シレンっていうよ」
「北、シレン...」
「? 俺の名前なんか変?」
「いや、そうじゃないんだ。ただ少し思ったことがあってね」
「はぁ」
今日の牙倉のこともあるからこいつもそれ経由で聞いたことがあるのかね?俺もこいつの噂は聞いたことがあるからお互いそういうので知ってるみたいなこともあるし
「君にお願いしたいことがあるんだ、聞いてくれないか?」
「え?」
「僕とバトルして欲しい」
「えぇ...」
お前らさっきやってたじゃん。もう夜も遅いわ
彼、北シレンの噂は聞いたことがある
運が悪ければ負けるデッキで9連勝した
3ターン目に骸の王が出てきたと思ったら何故か場が5/10の疾走と守護を持ったフォロワーが2体出てきた
ダメージは1度も貰ってないのに体力がどんどん減っていき0になって負けた
フォロワーを1枚も出てないのにアミュレットが1枚出てきてからずっと相手のターンが続いて何故か負けた
こういった噂が後を絶たない
たまに何もせずに負けていたという報告もあるがこういった真逆の噂があるのは珍しくどちらも僕はあてにしてなかった
ただもし、彼の噂が本当なら...
僕は妹のために強くならなくちゃいけない
だから、僕が彼に勝つことが出来ればまたひとつ、強くなったということになる
「バトルしろって、そりゃまだ1試合ぐらいならできないことはないけど...」
「いいじゃねえかシレン!お前もバトルしてみようぜ!」
「え〜まあ、いいけど...」
「決まりだね、じゃあ始めようか」
「はいはい、それじゃ」
「「バトル!シャドウバース!!」」
活動報告に質問が来てましたのでどう答えればいいか分からないのとみんな疑問に思う可能性があるのでここで答えてしまいます。
基本的にナーフ前のカードを使います。なのでみんな全盛期の力を出させることが出来ます。
次回はシレンvsルシア