レゾナンスでショッピングをして数日後、一夏達IS学園の生徒達を乗せたバスは臨海学校でお世話になる旅館がある海を目指していた。
「海だ!」
1人の女子生徒が叫ぶと他の生徒も外を見る。そんな中、一夏は上機嫌だった。
鈴「アンタ何かいいことでもあった?」
一夏「まあな。」
それは前日の夜に遡る。
臨海学校前日の夜
アリーナにドライブピットのメンバーが集まっていた。
千冬「もう門限も近いのに何の用だ?」
クリム「ふむ、実は見てもらいたい物があってな。」
真耶「あれ?」
するとアリーナに赤と青のカートマシンが飛んできた。
シャルロット「なんか飛んできた!?」
劉備「これはライドブースターって言うんだ。」
呂布「マッハとチェイサーが使用する、飛行能力を備えた高性能のカートマシンだ。」
一夏「これらとトライドロンが合体すれば、空中戦もできるようになる。」
クリム「3人の仮面ライダーが同時に搭乗もできる。」
箒「新たな戦力か!」
簪「凄い!」
刀奈「これなら態々ISを使う手間が省けるわね。」
千冬「そういえば気になったのだが、一夏は免許を持っているのか?」
一夏「勿論、特別免許を持ってるぜ。」
劉備「俺達もな。」
呂布「五反田と御手洗の分も発行しておかんとな。」
一夏「これから5人揃って戦えるのか。」
劉備「楽しみかい?」
一夏「ああ。」
とこれが昨晩のことである。
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そしてバスの中、一夏は最後部座席、リュウトは最後から2番目、リョウセンは3番目の座席に座っていた。
リュウトに関してはずっと寝ており、リョウセンは外の景色をずっと見てボーっとしていた。そして一夏は。
一夏「なぁ、そろそろ・・・。」
シャルロット「だ~め。落ち着くんだもん。」
箒「ああ。」
右腕にシャルロット、左腕に箒がくっついて動けないでいた。簪は別のバスのため羨ましがっていた。刀奈は同行したかったが、学園の護衛もあるため待機ということになった。なので前日の夜、箒と変わってもらい一夏と一緒のベッドで寝たのだ。周りの女子は砂糖を吐きまくっていた。
千冬「そろそろ目的地だ。全員席に座れ。」
千冬の指示で全員が座り、間もなく宿泊先の旅館に到着した。
千冬「ここが今日から3日間お世話になる花月荘だ。全員、従業員の仕事を増やさないように。」
「「「よろしくお願いしま―す。」」」
女将さんとの挨拶が終わった後、リュウトが気になることを言った。
リュウト「そういえば俺達の部屋、一覧に載ってなかったな。」
リョウセン「女子がわんさか来るのを防ぐためだろうな。」
一夏「問題はどの部屋になるかだけど。」
千冬「そこなんだ。」
リュウト・リョウセン「「どこなんだ?」」
ドテーン!
リュウトとリョウセンのボケに生徒達がずっこけた。
千冬「そうではなくてだな(汗」
一夏「あははは( ̄▽ ̄;)」
それから各自それぞれの部屋に向かい、荷物を置いて海水浴の準備をする。そんな中、一夏とリュウト、リョウセンの3人は千冬にある部屋へ連れて来られた。
千冬「ここだ。」
一夏「え?」
リュウト「ここって、教員用の?」
リョウセン「成程、織斑千冬となら就寝時間を無視して押し掛けて来ることはないということか。」
千冬「そういうことだ。」
そして部屋に入った一夏達は注意事項や入浴時間などを聞いた後水着を持って更衣室に向かった。
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着替え終えた一夏達は浜辺に出た。
「あ、織斑君達だ!」
「わ、私の水着変じゃないよね!?」
「ムッキムキだ~!」
それぞれ一夏達を見た感想を述べる。
簪「一夏~。」
一夏「簪。」
一夏の姿を見かけて簪が走ってきた。
一夏「簪、その水着・・・。」
簪の水着は髪と同じ水色のワンピース水着だった。
簪「うん、一夏が選んでくれたものだよ。」
一夏「結構似合ってるぜ。」
簪「えへへ、ありがとう///」
リュウト「青春だね~。」
リョウセン「ふっ。」
一夏「そういえば、ベルトさんは?」
リュウト「いつでも出動できるように近くの駐車場で待機している。」
簪「ライドブースターも一緒に持って来たって言ってたよ。」
一夏「そっか。」
シャルロット「お待たせ~。」
箒「遅れてすまない。」
一夏「箒、シャル。」
そこに白いビキニ姿の箒と黄色いビキニ姿のシャルロットがやって来た。
一夏「2人共似合ってるじゃん。」
シャルロット「ありがとう///」
箒「一夏が選んでくれたものだからな///」
その後、セシリア達専用機持ちが揃ったことで一夏達は海水浴を楽しむことにした。
リョウセン「ハアアアァァァァァーーー!」
ザブーン!
一夏「リョウセンスゲー。」
セシリア「リョウセンさん、サーフィンできたんですね。」
リュウト「あいつは初めて使うもの一発で使いこなすことができるんだ。」
鈴「なんてチートなの。」
千冬「流石は私に勝っただけはある。」
一夏「千冬姉。」
千冬「織斑先生だ。」
リュウト「随分時間掛かったな。」
千冬「まあな。さ、お前達は遊んでこい。ただし、羽目を外し過ぎないように。」
「「「「はい。」」」」
それからは各自泳いで競争したりビーチバレーをしたりした。昼食の時、近くの焼きそばやかき氷を売っている屋台で弾と数馬がいた。何でもクリムの指示でアルバイトしているらしい。クリムもシフトスピードでその様子を微笑ましく見守る。そしてこの後も日が沈むまで遊んで、束の間の平和な自由時間を満喫するのだった。
つづく