ではお楽しみ下さい!
箒「一夏、見えたぞ!」
一夏「ああ!」
一夏と箒が海岸を飛び立って数分後、2人は福音がハイパーセンサーで捉えられる位置まで来た。その姿は名前の通り銀色で、頭部から生えた一対の巨大な翼を有していた。
カチャ!
一夏「さーて、っ!?」
一夏は早速バイザーをかけて解析すると信じられない結果が出た。
箒「どうした一夏?」
一夏「せ、生命反応がある!?」
箒「なんだと!?」
なんと無人機ではなく有人機だったのだ。
劉備『無人機っていうのになんか引っかかるんだよな。』
一夏「劉備が感じていた違和感はこれか!」
箒「ど、どうする!?」
一夏「取り敢えず千冬姉に連絡する!」
千冬「なに!?人が乗っているだと!?」
一夏から届いた通信を受け待機していたメンバーは驚愕した。
劉備「何か引っかかっていると思っていたけどこういう事だったのか!」
呂布「政府の連中、偽の情報を送り込みおって!」
シフトテクニック(クリム)「だが何故無人機と報告してきたのだ?」
束「それが、アメリカ政府の奴らも有人機って送ったけどいつの間にか改竄されていたみたい。」
劉備「一体誰が?」
束「分からない。いっくん達を快く思っていない奴の仕業か、それとも他の誰か・・・。」
呂布「兎に角今は人命救助が優先だな。」
鈴「一夏大丈夫かしら?」
シフトテクニック(クリム)「彼はこれまでにも想定外の事態に遭遇しながらも対処してきた。心配はいらない。だが問題は・・・。」
セシリア「箒さんですね。」
シフトテクニック(クリム)「Yes.」
シャルロット「確かにまだ実戦経験がないからね。」
劉備「一夏が何とかしてくれるとは思うけど。」
ラウラ「信じるしかないということですね。」
呂布「そうだ。」
報告を終えた一夏は千冬から福音の操縦者の救出の指示を受け取った。
一夏「了解!箒、今から救出作戦を行うがやれるか?」
箒「任せろ!(正直やれるか分からないが、全力でサポートする!)」
一夏はタイプテクニックからタイプスピードにタイプチェンジした。
一夏「箒!援護は任せた!」
箒「分かった!」
二手に分かれ福音の左右から挟み撃ちにする。
『La……♪』
2人に気付いた福音は背中の銀色の翼を展開して、ウイングスラスターの砲門全てから光弾を発射する。
一夏「そう簡単に喰らうか!」
箒「私も訓練機で多少の訓練をしてきたのだ!」
2人は光弾を躱しながら福音に接近する。
箒「私が隙を作る!」
紅椿に装備された雨月と空裂を使って光波を放つが福音は難無く躱す。
箒「今だ一夏!」
一夏「おう!」
すかさず一夏がドア銃を取り出してシフトスピードを装填した。
ドア銃<
一夏「いっけー!」
ドン!
ドライブのタイプスピードのドア銃を使った必殺技・タイヤドライブショットのようにタイプスピードタイヤのエネルギーを出現させて福音に向かって蹴り飛ばす。
『La……♪』
見事に福音に命中し怯んだ隙に一夏は雪片弐型を構える。
一夏「零落白夜!」
バシュン!
雪片弐型を振り下ろした瞬間、福音に突き刺さり停止した。アーマーが外され気を失っている操縦者を箒がキャッチした。
一夏「操縦者は?」
箒「気を失っているだけだ。命に別条はない。」
一夏「良かった。一度千冬姉に報告するため近くの島で休もう。」
箒「そうだな。」
こうして一夏と箒はパイロットを連れて一旦近くの島に後退した。
千冬「うむ、ご苦労だった。気を付けて帰って来い。」
一夏達が近くの島に降り立った後、旅館にいる千冬達は任務完了の報告を受けていた。
真耶「良かったです、一時はどうなることかと。」
劉備「だがまだ全てが解決していない。」
呂布「ああ。誰が情報を改竄したのかという謎が残っている。」
シフトテクニック(クリム)「うむ。」
一夏「さて、報告も済んだし戻るか。」
箒「そうだな。」
千冬への報告が終わった一夏と箒は旅館に戻ろうとした。がその時、
???「残念ですが、そうはいきませんよ。」
???「ごきげんよう。」
一夏・箒「「!?」」
突然声をかけられて振り向くと眼鏡を掛けた男性と黒いゴスロリ風のドレスを身に纏った女性がいた。
箒「何者だ!?」
ブレン「私はブレン。以後お見知りおきを。」
メディック「メディックと申します。」
一夏「ブレンとメディックって、ベルトさんが言っていたロイミュードの!?」
ブレン「クリムから我々のことは聞いているようですね。」
メディック「ですが、上手くこちらの策に嵌ってくれましたね。」
一夏「何!?」
箒「どういうことだ!?」
ブレン「銀の福音を暴走させたのは我々ロイミュードです。」
メディック「容易い作業でしたわ。」
一夏「そうか繋がった!これは俺達を、正確には俺を誘き寄せるための罠だったんだ!」
箒「なに!?」
ブレン「そう、我々が福音にウイルスを仕込んで暴走させたのです。」
メディック「そしてそれを止めようとあなた方はやって来る。」
箒「では、無人機と書き換えたのもお前達の仕業か!?」
ブレン「フフフ、その通り。」
メディック「そうすれば新しいドライブの貴方を潰すには持って来いの作戦でしたわ。」
ブレンとメディックは本来の姿であるロイミュード態へと変化する。
箒「あれがロイミュード、そして進化した姿。」
一夏「箒、ここは俺に任せてお前はパイロットを連れて先に戻れ。劉備達にこのことを知らせるんだ。」
箒「な、1人では無茶だ!それにSEももう残っていないのだぞ!」
一夏「それでも耐えきってみせる!」
箒「一夏。」
残って戦おうとする一夏を箒が一瞬戸惑うと紅椿の展開装甲から赤い光に混じって黄金の粒子が溢れ出す。そして機体のエネルギーが回復するのをハイパーセンサーの情報で確認した。
箒「!!・・・そうか!!」
箒は突然一夏の白式に手を触れる。すると白式のエネルギーも回復した。
一夏「これは・・・!?」
箒「紅椿の
一夏「すまないな箒。パイロットを頼む!」
箒「分かった。無茶はするな!」
ブレン「行かせると思っているのですか?」
ブレンが箒を攻撃しようとすると一夏がそれを防ぐ。その間にパイロットを連れて箒が離脱する。
一夏「俺が相手だ!」
ブレン「いいでしょう。」
メディック「行きますわ。」
箒は福音のパイロットを連れて砂浜に辿り着いた。そこに駆け付けた千冬達に何があったのか全て話した。
劉備「ブレンとメディックが!?」
呂布「今回の事件の黒幕は奴らだったのか。」
シフトテクニック(クリム)「兎に角早く一夏を助けに向かわねば!」
劉備「そうだな。千冬、出撃してもいいか?」
千冬「いいだろう。弟を、一夏を頼む。」
呂布「分かっている。」
千冬から許可をもらった劉備達は直ぐに準備を始めた。
箒「呂布。」
呂布「ん?」
そんな中、箒が呂布を呼び止める。
箒「私はまだお前に言われた答えを出していない。私なりに出そうとしているのだが、分からないのだ。」
千冬「そろそろ教えてやったらどうだ。」
呂布「・・・いいだろう、よく聞いておけ。」
箒「ああ。」
呂布「力を得るということは、それ相応の責任と覚悟を持つということだ。」
箒「責任と、覚悟。」
呂布「そうだ。戦う者として強大な力は時として手に余るものとなる。それを戦いでどう使い、命懸けの戦いに立ち向かえる覚悟を持たなければならない。貴様にはそれが足りないということだ。」
箒「・・・。」
呂布「ま、ゆっくり考えるといい。」
そう言って呂布は立ち去った。
箒「・・・。」
千冬「どうだ篠ノ之、少しは答えが出たか?」
箒「はい。私は彼らのように戦えない未熟者ですが、一夏を助けたいという覚悟はできています!」
シャルロット「僕も同じ。一夏や劉備さん達は僕を救ってくれた。今度は僕の番だよ!」
簪「怖いけど私も戦う覚悟はできてる!」
いつの間にかシャルロットと簪もやって来て自身の覚悟を伝えた。
千冬「・・・そうか。後で束と準備しておけ。但し、あいつらが出撃してからだ。」
箒・シャルロット・簪「「「はい!」」」
出撃の準備ができた劉備達は砂浜に集まっていた。そこにはトライドロンの他に弾と数馬の姿もあった。
鈴「弾、それに数馬も!?何でアンタ達まで!?」
セシリア「確か一夏さんや鈴さんのお友達の・・・。」
弾「悪いな鈴。」
数馬「実は俺達も仮面ライダーとして戦ってたんだ。」
鈴「そうだったの!?」
劉備「さて、やるか。」
呂布「ああ。」
劉備達はそれぞれドライバーを装着する。
オレンジロックシード<オレンジ!>
<ロックオーン!ソイヤ!>
<アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!>
<Signal Bike!>
弾「Let's・・・。」
劉備・呂布・弾・数馬「「「「変身!」」」」
<オレンジアームズ!花道・オン・ステージ!>
<カイガン!オレ!レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!>
<Rider!>
<MACH!>
<CHASER!>
劉備が鎧武、呂布がゴースト、弾がマッハ、数馬がチェイサーに変身する。
鎧武「それ!」
鎧武はタンポポ型の錠前を取り出してそれを解錠しダンデライナーに変形させる。
ゴースト「来い、キャプテンゴースト!」
ゴーストが叫ぶと目の紋章から2本脚が付いた巨大な幽霊船、キャプテンゴーストが現れた。
クリム「ライドブースター!」
トライドロンにいるクリムが叫ぶと二台のライドブースターがトライドロンと連結した。
クリム「弾、数馬、乗りたまえ!」
マッハ・チェイサー「「おう!」」
それぞれがマシンに乗り込む。
ゴースト「行くぞ!」
ゴーストの号令にライダー組は一斉に一夏の元に向かった。
千冬「・・・さて、こちらも取り掛かるか」
一方、一夏はブレンやメディックと交戦していた。だがISとの実力差は歴然で苦戦を強いられていた。
一夏「はあ・・・はあ・・・。」
ブレン「よく粘りますね。」
メディック「ですがもう限界のようですね。」
一夏「いや、ベルトさんや劉備達が来るまで諦めるわけにはいかない!」
ブレン「ほう、中々根性ありますね。」
メディック「ここまで頑張ったことは褒めますが、これで終わりですわ!」
ブレンとメディックが一夏に光線が放たれようとした。
鎧武「そうはさせるか!」
バンバンバン!
ブレン・メディック「「!?」」
そこにダンデライナーに乗った鎧武が無双セイバーから光弾を放ち、ブレンとメディックの攻撃を中断させた。
鎧武「一夏、大丈夫か!?」
一夏「劉備!」
そこに遅れてゴースト、マッハとチェイサーも駆け付けた。
ゴースト「間に合ったな!」
チェイサー「助けに来たぞ一夏!」
マッハ「援軍到着!」
一夏「呂布!弾に数馬も!おっと!?」
トライドロンからクリムが飛んできた。
一夏「ベルトさん!」
クリム「一夏、まだやれるか?」
一夏「勿論!」
一夏は早速ISを解除してクリムを装着し、イグニッションキーを起動させてシフトスピードをシフトブレスに装填した。
一夏「変身!」
<DRIVE! Type-SPEED! >
一夏もドライブとなり身構える。
鎧武「今のブレンとメディックは超進化態でないとはいえ油断は出来ないな。」
ゴースト「ああ。」
マッハ「けど、俺達が力を合わせれば!」
チェイサー「どんな危機も乗り越えられる!」
ドライブ「よし、行くぞ!」
ライダー組「おう!」
鎧武「オラァ!」
ゴースト「はぁ!」
メディック「っ!?」
鎧武とゴーストはメディックと交戦していた。
メディック「以前よりも腕を上げたようですわね。」
鎧武「いつまでも昔の俺達とは思うなメディック!」
ゴースト「俺達は貴様が思っている以上に強くなっているのだからな!」
ドライブ「ハンドル剣!ハァ!」
マッハ「それ!」
チェイサー「はっ!」
ブレン「ッ!?」
チームドライブの3人は自分達の武器を使いブレンを追い詰めていた。3人がブレンにダメージを与えながらマッハはあの台詞を叫ぶ。
マッハ「追跡! 撲滅! いずれも…マッハ!」
ブレン「ぐっ!?」
マッハ「 仮面ライダー…マッハ!」
ドライブ「それいちいち言う必要あるのか?(汗」
チェイサー「まあ剛さんがよく言ってたらしいからな(汗」
ブレン「流石は仮面ライダーですね。しっかりと受け継いでいる。」
クリム「Of course. 彼らも日々努力してきたのだからな。」
???「楽しそうだな。俺も混ぜてくれよ。」
ライダー組「!?」
するとそこに真紅のコートを着こなした男が現れた。
ゴースト「貴様は!?」
鎧武「ハート!?」
ドライブ「あいつが!?」
クリム「そう、ロイミュードの王にして最高幹部の1人だ!」
ハート「久しぶりだなクリム。そして会いたかったぞ織斑一夏。泊進ノ介の力を受け継いだお前の力、見せてもらうぞ!」
ハートが力を籠めると彼もロイミュードの姿となる。
ブレン「全く、相変わらず物好きですね。」
メディック「でも、それがハート様ですわ。」
ハートの登場で全員に緊張が走る。
鎧武「!!あれはっ!?」
ハートが加わり戦闘が再開しようとする中鎧武の目に映ったのは船だった。
鎧武「船!?」
マッハ「千冬さんの話じゃ海上封鎖されている筈なのに!?」
チェイサー「まさか密漁船か!?」
ゴースト「チッ!面倒なことになった。」
ドライブ「これじゃ戦いにくい!」
ライダー達がどうしようか模索していたその時、
箒「ここは私達に任せろ!」
ライダー組「!?」
ISを纏った箒、シャルロット、簪が現れた。
ドライブ「箒!シャルに簪も!」
鎧武「何故此処に!?」
シャルロット「皆を助けに来たよ!」
簪「織斑先生の許可はもらってるから!だから一夏達は戦いに集中して!」
箒「呂布!」
ゴースト「ん?」
箒「私にはお前の言う責任と覚悟が、まだ足りないかもしれない。だが、このまま黙って見ているのもいやだ!足手纏いにもならないように努める!」
ゴースト「・・・ならば見せてみろ、貴様の覚悟を!」
箒「ああ!」
シャルロット「良かったね、箒。」
簪「一夏、受け取って!」
ドライブ「・・・ッ!」
ドライブは簪が投げたシグナルバイクがサイドカーとして付いた赤いシフトカーを掴んだ。
ドライブ「デッドヒート!?」
簪「いつでも使えるよ!」
ドライブ「サンキュー簪!それじゃベルトさん、ひとっ走り付き合えよ!」
クリム「OK!」
ドライブはイグニッションキーを回してシフトデッドヒートをシフトブレスにセットした。
<DRIVE! Type-DEAD HEAT! >
ガコンッ!
シフトデッドヒートをシフトブレスに装填するとドライブは赤いエネルギーとタイヤエネルギーに包まれ、右肩にメーター付きのマッハのシグナルコウリンがある新たな姿となった。
ドライブ「うぉ!少しマッハっぽくなった!」
クリム「そう!シフトデッドヒートは、マッハと一つで兼用するのだ。」
シャルロット「凄い!」
マッハ「俺もいつか使ってみるか。」
鎧武「それなら俺も!」
鎧武は戦極ドライバーのフェイスプレートを外し、ゲネシスドライバーから外したゲネシスコアを装填した。
レモンエナジーロックシード<レモンエナジー!>
レモンエナジーロックシードを取り出して解錠するとクラックが開き、レモンエナジーアームズが出てくる。
箒「レモン?」
<ロックオーン!>
<ミックス!オレンジアームズ!花道 オンステージ!ジンバーレモン!ハハーッ!>
オレンジロックシードとレモンエナジーロックシードをセットして斬ると、オレンジアームズとレモンエナジーアームズが一つになり、鎧武はジンバーレモンアームズに換装した。
シャルロット「オレンジとレモンが!?」
簪「混ざっちゃった!」
ゴースト「ふっ、なら俺も!」
カチッ!ボッ!
ゴーストは炎の意匠のパーツがついた赤い眼魂・闘魂ブーストゴースト眼魂を取り出して起動してゴーストドライバーに装填した。
<一発闘魂!アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!>
ゴースト「変身!」
<闘魂!カイガン!ブースト!俺がブースト!奮い立つゴースト!ゴー!ファイ!ゴー!ファイ!ゴー!ファイ!>
オレ魂に似た赤い姿、闘魂ブースト魂に変身した。
シャルロット「こっちも燃えるような赤い姿になった!」
鎧武とゴーストはソニックアローとサングラスラッシャーを構えて叫ぶ。
鎧武「さっき迄の俺達とは、一味も二味も違うぜ!」
ゴースト「行くぞ!」
第2ラウンドの始まりだ。
つづく