インフィニット・ドライブ   作:鉄壁拡散

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IS vs 仮面ライダー 前編

臨海学校が終了し、IS学園に帰還した一夏達は変わらず鍛錬に励んでいた。それと同時に期末テストという学業最強の地獄があった。赤点を取れば夏休み中補習があるため全員が必死に勉強した。結果全員赤点回避して有意義な夏休みを送れると歓喜した。

 

そんな夏休み前のある日の放課後、一夏を始めとした仮面ライダー達が千冬に呼ばれて生徒会室に集まっていた。

 

リュウト「仮面ライダーとの模擬戦?」

 

千冬「そうだ。今後どんな敵が現れるか分からない。そこでお前達とその正体を知っている専用機持ち達で練習試合を行うということだ。」

 

リョウセン「つまり、俺達が戦っている相手と互角に渡り合えるように俺達の戦力把握と同時に奴らも鍛えるということだな。」

 

千冬「話が早くて助かる。その時は手加減なしで構わない。」

 

一夏「俺はちょっと不安だな。」

 

刀奈「大丈夫よ一夏君。」

 

そう言って刀奈は扇子を開いた。そこには「心配無用」と書かれていた。

 

刀奈「私達はちょっとやそっとじゃくたばらないから。」

 

一夏「楯無さん。」

 

刀奈「だからね。」

 

一夏「!?」

 

一夏に近づいたと同時に首に腕を回して抱きしめる。

 

刀奈「手加減しなくていいからお願いね。」

 

一夏「・・・。」

 

一夏が刀奈の背中に腕を回して抱き返そうとしたら、

 

千冬「こっほん!」

 

一夏・刀奈「「!?」」

 

千冬がわざと咳払いして2人だけの世界から現実に戻す。

 

千冬「もういいか?」

 

リュウト「愛し合うのはいいけど・・・。」

 

リョウセン「時と場所を考えろ。」

 

一夏・刀奈「「ごめんなさい///」」

 

慌てて一夏と刀奈は離れて顔を赤くして平謝りする。それからは特に問題なく会議が進み、一同は専用機持ちを集めるためにアリーナに向かった。その際刀奈は一夏と腕を組んで歩いていた。

 

 

アリーナ

 

 

アリーナにやって来た一夏達はこれまで関わった仲間達に先程のことを説明した。

 

千冬「ではこれより専用機持ちと仮面ライダーの模擬戦を行う。手を抜かないように!」

 

千冬の号令に全員が力強く頷く。

 

千冬「最初に専用機持ちが篠ノ之、凰、デュノアで行う。」

 

シャルロット「最初は僕達か。」

 

鈴「やってやろうじゃん!」

 

箒「まだ専用機を持って日が浅いが、頑張るか。」

 

千冬「そして仮面ライダーは劉備だ。」

 

劉備「先ずは俺か。」

 

セシリア「1人を相手に3人ですか?」

 

千冬「何度も複数を相手にしたことがあるらしいからな、これぐらい余裕だ。それにお前達も連携能力を高めることができるかもしれんぞ?」

 

ラウラ「成程、まだ我々は互いのことをまだ完全に把握しきれていない。だからこの模擬戦で欠点などを見つけて今後に活かすということですね。」

 

千冬「そういうことだ。では今呼ばれた者以外はピットで待機するように。」

 

真耶「皆さん、こっちですよ。」

 

真耶の案内で移動していき、アリーナには劉備達が残った。

 

劉備「こうして戦うことになるのは初めてだな。」

 

シャルロット「そうですね。」

 

鈴「だからって負けるつもりはないわよ!」

 

箒「私もまだ未熟だが、全力で行くぞ!」

 

3人が光に包まれるとそれぞれ専用機を身に纏った。

 

劉備「それじゃあ俺も。」

 

劉備も戦極ドライバーを装着して戦闘態勢に入る。

 

劉備「変身!」

 

<オレンジ!>

 

オレンジロックシードを解錠すると劉備の上からクラックが開きオレンジアームズが出現する。

 

<ロックオーン!ソイヤ!>

 

<オレンジアームズ!花道・オン・ステージ!>

 

鎧武へと変身完了した。

 

鎧武「ここからは俺のステージだ!」

 

鈴「先手必勝!それ!」

 

鈴は甲龍の衝撃砲である龍咆を鎧武目掛けて放つ。

 

鎧武「ふっ!はっ!」

 

バンバンバン!

 

鎧武は前転して回避し、無双セイバーのバレットスライドをひいてエネルギーをチャージした後、ブライトリガーを引いてムズマソウルから光弾を発射する。その光弾は全て鈴に命中した。

 

鈴「くっ、やるわね!」

 

鎧武「輪切りにしてやるぜ!」

 

箒「二刀流でも負けないぞ!」

 

鎧武が無双セイバーと大橙丸を構えて叫ぶと箒が紅椿の武装である雨月を持って接近する。

 

鎧武「おりゃあ!」

 

箒「ハアアァァ!」

 

ガキィン!ガキィン!

 

鎧武「できるようになったじゃないか!」

 

箒「私とていつまでも弱いままではいられないからな!」

 

鎧武「いい心がけだ!」

 

<パイン!>

 

<パインアームズ!粉砕!デストロイ!>

 

鎧武「おりゃ!」

 

箒「しまった!」

 

シャルロット「させない!」

 

咄嗟にパインアームズに換装し、パインアイアンを投げる。反応に遅れた箒だが、即座にシャルロットが自身が得意とする技能、高速切替を用いて盾を展開して箒を守る。

 

シャルロット「大丈夫?」

 

箒「ああ、すまない。」

 

シャルロット「友達を助けるのは当たり前だから気にしないで。」

 

鈴「1人で戦ってる訳じゃないんだからもっとアタシ達を頼りなさい。」

 

箒「ふ、そうだったな。」

 

鎧武「まだまだ行くぞ!」

 

<イチゴ!>

 

<イチゴアームズ!シュシュッとスパーク!>

 

鎧武「それ!」

 

箒「っ!?・・・危ない!」

 

鈴・シャルロット「「おっと!」」

 

イチゴアームズに換装した鎧武がイチゴクナイを投げるのを見て3人は回避に成功した。

 

鎧武「例え1人では無理でも、仲間との信頼と絆が奇跡を起こすこともある。」

 

シャルロット「え?」

 

鎧武「ちょっとしたアドバイスさ。」

 

箒「仲間との信頼と絆か。」

 

鈴「だったら見せてやろうじゃん、アタシ達の絆を!」

 

ピット

 

 

ピットにいた一夏達も鎧武達の戦いを真剣に見ていた。

 

一夏「流石劉備だ。」

 

呂布「状況によってアームズを変える戦法は鎧武の専売特許だからな。」

 

クリム「完璧に使いこなしているな、葛葉紘汰の力を。」

 

刀奈「そして戦いながらアドバイスする。長いこと戦い続けてきただけのことはあるわね。」

 

簪「信頼と絆・・・。」

 

ラウラ「私もこの学園で少しずつだが友ができた。人としての楽しさも教えてくれた。その恩のためにも私もそれに応えたい。」

 

セシリア「わたくしももっと精進しますわ。」

 

真耶「皆さん最初の頃より変わりましたね。」

 

そして場面はアリーナに戻る。

 

 

アリーナ

 

 

現在鎧武はオレンジアームズに戻っていた。

 

鎧武「流石に対策しているか。」

 

シャルロット「当然です!」

 

箒「何度も見ているからな!」

 

鈴「甘く見ないでよね!」

 

鎧武「だったら次はこれだ!」

 

<バナナ!>

 

鎧武がバナナロックシードを取り出して解錠するとクラックが開き、バナナアームズが出現した。

 

箒「ば、バナナ?」

 

鎧武「行くぞ!」

 

<ロックオーン!ソイヤ!バナナアームズ!Night of Spear!

 

バナナアームズに換装し、アームズウェポンのバナスピアーを構える。

 

鈴「今度はバナナの鎧!?」

 

シャルロット「しかも武器もバナナの槍って・・・。」

 

箒「食べ物の武器ばかりだな。」

 

鎧武「実戦では何が起こるか分からない。それを臨機応変に対応するのが一番大切な事だ!」

 

<バナナスカッシュ!>

 

鎧武「はっ!」

 

スピアビクトリーを発動して箒達に放つが、一瞬戸惑っていた彼女達も気を取り直して回避した。

 

箒「確かに臨海学校の時も福音を沈静した後にブレンとメディックが突然現れた、一々戸惑っているようでは足を引っ張りかねない!」

 

シャルロット「そうだね!」

 

鎧武「次はこれだ!」

 

<ドングリ!>

 

<ロックオーン!ソイヤ!ドングリアームズ!Never give up!

 

今度はドングリロックシードを取り出すとドングリアームズに換装してアームズウェポンのドンカチを武装した。

 

鈴「ドングリ?;」

 

箒「木の実類なら何でもありか?;」

 

シャルロット「だったらこれでどう!?」

 

シャルロットがラファールのアサルトカノン「ガルム」を鎧武に向けて銃撃するが、鎧武は慌てずそのまま立ち尽くす。

 

シャルロット「え!?」

 

鈴「な、何で避けないの!?」

 

鎧武「ふ、そーれ!」

 

カキーン!

 

シャルロット「えーーー!?Σ(; ゚Д゚)」

 

鈴「うそでしょ!?Σ(; ゚Д゚)」

 

箒「そんなバカな!?Σ(; ゚Д゚)」

 

鎧武はドンカチをバットのように構えたら野球のバッティングの如く銃撃を打ち返したのだった。驚愕しながらも箒達は打ち返ってきた砲撃を躱した。

 

 

ピット

 

 

セシリア「ええ!?Σ(; ゚Д゚)」

 

千冬「な、何だと!?Σ(; ゚Д゚)」

 

ピットにいる一夏と呂布以外の面々も驚いていた。

 

簪「す、凄い;」

 

真耶「や、野球みたいに打つ返すなんて;」

 

一夏「そんなに驚くことかな?」

 

呂布「これくらい普通だと思うが?」

 

刀奈「私達にとっては普通じゃないわよ!?;;」

 

クリム「2人共、自分達の感覚を共用しない方がいいぞ。」

 

ラウラ「だが、流石兄上だ。」ウンウン

 

ラウラだけは感心したように頷いていた。

 

 

 

アリーナ

 

シャルロット「僕の攻撃を打ち返すなんて;」

 

鈴「なんてチートな;」

 

箒「だが今までの戦いを見て今更こんなことで驚くなという方が難しいな。」

 

鎧武「驚くのはまだこれからだ!」

 

<ドリアン!>

 

<ドリアンアームズ!Mr.Dangerous!>

 

鎧武「意外に馴染むなこれ。」

 

ドリアンロックシードを取り出すとドリアンアームズに換装し、2本の鋸剣・ドリノコを武装しながら呟く。

 

シャルロット「今度はドリアン;」

 

鈴「味は甘いけど・・・。;」

 

箒「匂いはきついな;」

 

鎧武「考えている時間はないぞ!」

 

鎧武がドリノコで斬りかかろうとすると鈴も甲龍の武装である青龍刀、双天牙月で迎え撃った。

 

鈴「確かに今は考えている暇はないわね!それにしても重いわね!」

 

鎧武「これは投擲武器でもあるぞ!それ!」

 

鈴「投擲ならこっちだって!」

 

ドカーン!

 

ドリノコを箒達に投げると鈴も双天牙月を投げた。2つの武器が中央でぶつかると爆発を起こした。

 

シャルロット「ば、爆発した?;」

 

鈴「言っとくけどアタシの双天牙月はあんな能力ないわよ!;;」

 

箒「ということはあの武器の特徴か。」

 

 

 

ピット

 

 

セシリア「本当に選り取り見取りなんですね、劉備さんの戦いは。」

 

一夏「まあな。」

 

呂布「だがまだまだこんなものではない。」

 

真耶「と言いますと?」

 

クリム「それは見てのお楽しみだ。」

 

 

 

アリーナ

 

鈴「はぁ・・・はぁ・・・強い。」

 

シャルロット「敵わないかもしれないけど、諦めないよ!」

 

鎧武「それじゃ、俺も少し本気を出すか。」

 

すると鎧武は懐からゲネシスコアを取り出す。

 

箒「それは臨海学校の時の!?」

 

鎧武「その通り!」

 

フェイスプレートを外しゲネシスコアを装填するとレモンエナジーロックシードをオレンジロックシードと共に戦極ドライバーに装填した。

 

<オレンジ!>

 

<レモンエナジー!>

 

<ミックス!ジンバーレモン!ハハーッ!

 

鎧武「さっきまでの俺とは、一味も二味も違うぜ!」

 

専用武器のソニックアローのノッキングドローワーを手前に引くとアローレストにエネルギーがチャージされ連続で矢が発射される。

 

鈴「ゆ、弓矢を連続で発射できるなんて!」

 

シャルロット「任せて!ラファール・リヴァイヴ・カスタムII!タイプワイルド!からの~!ギアチェンジ!ランブルドリル!」

 

タイプワイルドにチェンジしてランブルスマッシャーでエネルギーの矢を破壊する。

 

鎧武「やるな。だがこれはどうかな!?」

 

<チェリーエナジー!>

 

<ロックオーン!>

 

<ミックス!ジンバーチェリー!ハハーッ!

 

鎧武はレモンエナジーロックシードを一旦外し、チェリーエナジーロックシードを解錠して装填した。するとジンバーレモンアームズが消え、クラックからオレンジアームズとチェリーエナジーアームズが出現し融合した後ジンバーチェリーアームズとなった。

 

箒「今度はさくらんぼだと!?」

 

鎧武「行くぞ!」

 

鎧武は高速で移動しながらソニックアローのアークリムで3人を切り裂く。

 

シャルロット「は、速い!」

 

鈴「何てスピードなの!?」

 

箒「スピードにはスピードだ!紅椿!タイプスピード!」

 

箒がタイプスピードにタイプチェンジすると鎧武と互角のスピードで斬撃を繰り出す。

 

鎧武「いい判断じゃないか!」

 

箒「この力にはまだ慣れないがな!」

 

ソニックアローと雨月が中央でぶつかると2人は距離を取る。

 

ブーーーッ

 

ここで試合終了のブザーが鳴る。

 

鎧武「ここまでか。」

 

箒「だがいい経験になった。」

 

鈴「次にやる時は絶対負けないんだから!」

 

シャルロット「落ち着いて鈴。」

 

最初の模擬戦はここで終了。次の試合はどんな展開になるのか?

 

つづく

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