インフィニット・ドライブ   作:鉄壁拡散

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意外とモテる劉備

マッハ&チェイサーとデューク&スペクター&ネクロムの模擬バトルが行われたその夜、呂布は擬人化してIS学園の屋上にいた。

 

リョウセン「それにしても今日は豪快な1日だったな。」

 

シフトスピード(クリム)「ああ。頼もしい味方が増えたものだ。」

 

リョウセン「クリム。」

 

そこにシフトスピードを通じてクリムが話しかけてきた。

 

シフトスピード(クリム)「しかし、まさか劉備にあんな美人な恋人がいたとは私も驚いたぞ。」

 

リョウセン「ああ。あいつが元々住んでいたとある世界で出会って劉備のことを気に入ってな、そこでの一件が片付いた後要塞基地に密航してきて同行することとなったのだ。」

 

シフトスピード(クリム)「随分大胆な行動をするな、彼女は。」

 

リョウセン「劉備自身も自分に好意を持たれているとは思っていなかったそうだ。」

 

シフトスピード(クリム)「そうか。」

 

リョウセン「・・・クリム。」

 

シフトスピード(クリム)「ん?」

 

リョウセン「ここだけの話なのだが、実は劉備に好意を持っている女子が他にもいるのだ。」

 

シフトスピード(クリム)「なんと!?彼女だけではなかったのか!?」

 

リョウセン「声が大きい!」

 

シフトスピード(クリム)「ああ、すまない。それで誰なのだね?」

 

リョウセン「・・・信じられないかもしれないが、事実の話だ。覚悟を持って聞くのだぞ。」

 

シフトスピード(クリム)「分かった。」

 

リョウセン「アンジュ(あいつ)が同行することになって暫く経った後、俺達は怪獣娘が存在する世界に辿り着いた。」

 

シフトスピード(クリム)「怪獣娘?何だそれは?」

 

リョウセン「嘗てウルトラ戦士と戦ったウルトラ怪獣の魂を宿し、その姿に変身できる人間の女子供だ。」

 

シフトスピード(クリム)「なんと!?不思議な世界だな。」

 

リョウセン「そこには国際怪獣救助指導組織通称『GIRLS』というものがあり、最初の怪獣娘であるベムラーの存在を確認された後国連の下、結成された組織だ。」

 

シフトスピード(クリム)「何とも興味深いな。」

 

リョウセン「GIRLSでは怪獣娘の保護やカウンセリング、生活保護に加えて怪獣娘同士が戦う格闘技『大怪獣ファイト』の運営や怪獣娘との一般人の交流イベントなどを行っているらしい。」

 

シフトスピード(クリム)「ふむ、そんな役目もしているとは。」

 

リョウセン「劉備はその世界で4人の怪獣娘を惚れされてしまったのだ。」

 

シフトスピード(クリム)「4人もか。それは誰なのだね?」

 

リョウセン「1人は湖上ランといって、エレキングの怪獣娘だ。」

 

シフトスピード(クリム)「エレキングか。」

 

リョウセン「こいつは普段はクールに振る舞って後輩にも厳しいが、劉備が相手だと180度態度を変える。」

 

シフトスピード(クリム)「好意を持っている者が相手だと態度が変わるのはどこでも一緒か。」

 

リョウセン「次に印南ミコといい、ガッツ星人の怪獣娘だ。」

 

シフトスピード(クリム)「ガッツ星人といえば宇宙人だな。宇宙人の怪獣娘までいるとは。」

 

リョウセン「聞いた話だと印南は仕事を溜めやすいらしいが、劉備がもっと周りの仲間や友達を頼りにしたらどうだと言ったらそれも少し解消されたそうだ。それをきっかけに好意を持ったそうだ。」

 

シフトスピード(クリム)「成程。」

 

リョウセン「次が印南マコと言って、先程の印南ミコの双子の妹で同じガッツ星人の怪獣娘だ。最初は全員の輪に入るのを戸惑っていたが、劉備の優しさを味わって少しずつ馴染んだらしい。」

 

シフトスピード(クリム)「姉妹揃って同じ相手に惚れてしまったのか。」

 

リョウセン「そして最後が本名自体誰も知られていない、ゼットンの怪獣娘だ。」

 

シフトスピード(クリム)「宇宙恐竜ゼットン!初代ウルトラマンを倒した怪獣ではないか!」

 

リョウセン「普段は寡黙でクールビューティーだが、後輩の後押しをするなど面倒見のいい奴だ。劉備の戦う姿を見て一目惚れしたそうだ。」

 

シフトスピード(クリム)「意外に彼もモテるのだな。」

 

リョウセン「劉備自身はそんな要素はないと言ってはいるがな。説得力がないが。」

 

シフトスピード(クリム)「確かにそんなに囲まれていたらな。だがそれだとアンジュは嫉妬するのではないか?」

 

リョウセン「そこは安心しろ。アンジュ(あいつ)曰く、『劉備なら愛人が何人いても構わない』らしい。」

 

シフトスピード(クリム)「器が大きいことを言うな。」

 

クリムもアンジュの器の大きさに感心した。

 

リョウセン「それとだが、孫権もその世界の怪獣娘の1人に好意を寄せられている。」

 

シフトスピード(クリム)「孫権もか。誰なのだね?」

 

リョウセン「クララ・ソーンっと言って、グラビアモデルをやっているキングジョーの怪獣娘だ。」

 

シフトスピード(クリム)「キングジョー!ロボット怪獣までいるのか!?」

 

リョウセン「ああ。孫権の家族を想う志に胸を打たれてそれ以来積極的にアプローチするようになった。」

 

シフトスピード(クリム)「彼も隅に置けないな。」

 

リョウセン「クリム、怪獣娘についてまだ知りたいか?」

 

シフトスピード(クリム)「ああ。是非聞かせてくれ。」

 

リョウセン「中学生でありながらバンドを結成している、ボーカルを担当しているザンドリアスの道理サチコ、ギターを担当しているノイズラーの鳴無ミサオ、ドラムを担当しているホーの葦原ルイ、そしてベースを担当しているメカギラスの怪獣娘だ。」

 

シフトスピード(クリム)「どれもウルトラマン80と戦った怪獣だな。」

 

リョウセン「更に同じ時期にGIRLSに所属することになった宮下アキ、牛丸ミク、白銀レイカという3人組がいて、それぞれアギラ、ミクラス、ウィンダムの怪獣娘だ。」

 

シフトスピード(クリム)「ウルトラセブンのカプセル怪獣までいるとは。」

 

リョウセン「その後にマガバッサーの風巻ヨウとマガジャッパの竜波ユカが来たそうだ。」

 

シフトスピード(クリム)「マガバッサーにマガジャッパ?初めて聞くな。」

 

リョウセン「この2体は魔王獣と呼ばれていて、太平風土記という古文書にも出てくる世界を滅ぼす存在と言われている。」

 

シフトスピード(クリム)「恐ろしい怪獣だな。」

 

リョウセン「マガバッサーは風の魔王獣で、バタフライ現象を発生させて世界各地で異常気象を齎した。」

 

シフトスピード(クリム)「風を自在に操れるのか。」

 

リョウセン「そしてマガジャッパは水の魔王獣で、湖に浸かっただけで水を汚してしまうとんでもない奴だ。下手をすれば世界中の水が使えなくなってしまう。」

 

シフトスピード(クリム)「確かに水は全ての生命において必要不可欠な資源だからな。」

 

リョウセン「どちらもオーブというウルトラマンによって倒されたがな。」

 

シフトスピード(クリム)「そうか。」

 

リョウセン「大分話が逸れたが、GIRLSで指導係をしているのが岡田トモミというピグモンの怪獣娘がやっている。」

 

シフトスピード(クリム)「ピグモン。ウルトラ怪獣の癒し系もいるのだな。」

 

リョウセン「俺としては戦闘では役に立たない雑魚怪獣だがな。マスコットに向いてるかもしれんが。」

 

シフトスピード(クリム)「辛辣なことを言うね。」

 

リョウセン「まあこれが、怪獣娘がいる世界だ。」

 

シフトスピード(クリム)「ふむ、我々の知らない摩訶不思議な世界がまだまだあるのだな。」

 

リョウセン「ま、そういうことだ。俺はそろそろ部屋に戻る。」

 

シフトスピード(クリム)「そういえばまた君達の部屋割りが変わったのだったな。」

 

リョウセン「ああ。山田教諭が劉備とアンジュ(あいつ)が一緒になれるようにしたらしい。俺も暫くは1人部屋だ。」

 

そう言ってリョウセンは自分に割り当てられた寮部屋に戻っていった。

 

 


 

 

一方、その頃・・・

 

リュウト「山田先生には悪いことしちゃったな。」

 

アンジュ「私は嬉しいけどね。」

 

劉備は擬人化してアンジュと一緒に割り当てられた寮部屋にいた。

 

リュウト「なあアンジュ。」

 

アンジュ「なに?」

 

リュウト「本当に良かったのか?ラン達のこと。」

 

アンジュ「言ったでしょ、劉備なら愛人が何人いても構わないって。それに劉備なら皆を受け入れられそうだし。」

 

リュウト「その根拠は?」

 

アンジュ「内緒♪それにこの世界で増やしても大丈夫よ。」

 

リュウト「やれやれ。」

 

アンジュ「それより。」

 

リュウト「ん?」

 

アンジュ「今日はいっぱい甘えさせてもらうわよ。」

 

リュウト「・・・はぁ、分かったよ。」

 

リュウトはアンジュの要望に答えて一夜を過ごした。そこから先は皆さんの想像に任せる。

 

 

また別の場所では・・・

 

一夏「ええっと・・・箒?」

 

箒「これは・・・その・・・。」

 

一夏の部屋では、箒が裸エプロンの状態で緊張していた。一夏も思わず凝視してしまっていた。

 

一夏「まさかお前・・・。」

 

箒「そ、そうだ・・・そろそろ私もお前に抱いてほしくて///」

 

一夏「いや、無理しなくても・・・。」

 

箒「だ、ダメだーーー!///」ガバッ

 

一夏「うわぁ!?」ドサッ

 

箒は勢い良く一夏をベッドに押し倒して乗っかかった。

 

箒「お願いだ、一夏。」

 

一夏「・・・後悔するなよ。」

 

箒「ああ・・・ん。」

 

上目遣いしてくる箒に一夏も流石に抗えず、大人しくその思いに応え箒の唇を重ねて、箒も嬉しそうに目を細めてそれを受け入れるのだった。

 

つづく

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