エボルトの介入というアクシデントがありながらも全ての元凶であるエンブリヲを倒した劉備達。そしていよいよアンジュの世界の旅立ちが訪れようとしていた。
劉備「エンブリヲを倒したことで、アンジュの世界の戦いは終わった。」
呂布「だがそれは斑鳩の世界との別れの時でもあったのだ。」
クリム「そうか、君達は元々修行のためにその世界を訪れていたのだったな。」
張遼「ああ。」
貂蝉「十分に力もついた。」
劉備「それでアンジュ達には気づかれないようにそっと傍を離れて旅立とうとしたんだ。」
孔明「私達の戦いに巻き込むわけにはいきませんからね。」
一夏「そっか。」
クリム「気持ちは分からなくはないが・・・。」
アンジュ「その前にちょっとこんなことがあったの。」
エンブリヲを打倒した一行はサラマンディーネ達アウラの民の世界に脱出した後、劉備達ライダー組は初めて来る世界を傍観していた。
劉備「ここがアウラの民の世界。」
アンジュ「ええ、サラ子達の世界よ。」
ヴィヴィアン「そして私の本当の故郷。」
劉備「そっか。ってアンジュ、その髪・・・。」
劉備はアンジュの髪が少し伸びているのに気づいた。
アンジュ「ああ、これ?ヴィルキスが新しいパイロットスーツを用意してくれたのと同時に少し伸びてたの。」
劉備「・・・。」
アンジュ「な、なに?」
劉備「短い方も良かったけど、長い方も似合ってるじゃん。」
アンジュ「あ、ありがとう///」モジモジ
ロザリー「あんなアンジュ、初めて見たぞ。」
クリス「うん。」
サリア「正に恋する乙女///」
ヒルダ「あいつ意外に天然タラシなんだな。」
呂布「まあな。」
張飛「それが兄貴のいい所だけどよ。」
関羽「そうだな。」
趙雲「ですね。」
孔明「はい。」
孫尚香「フフフ。」
孫権「はは。」
曹操「だが、等々終わったな。」
曹丕「はい。」
サラマンディーネ「長きにわたる、エンブリヲとの因縁が。」
アンジュ「これも劉備達のお陰よ。ありがとう、劉備。・・・あれ?」
タスク「どうしたのアンジュ?」
アンジュ「劉備が居ないわ。」
サラマンディーネ「え?」
ナーガ「そういえば・・・。」
カナメ「他の三璃紗の方々も見当たりません。」
アンジュ達が辺りを見回すと劉備達の姿がいつの間にか無くなっていたのだ。
モモカ「アンジュリーゼ様。」
アンジュ「どうしたのモモカ?」
モモカ「近くにこんなものが。」
サリア「これは・・・。」
ヒルダ「手紙か?」
アンジュ「・・・。」
アンジュはその手紙を受け取りその内容を読んだ。
『アンジュ、これを読んでいるということは俺達はこの世界を旅立っているのだろう。何も告げずに居なくなることを許してくれ。俺達の戦いはまだ続いているから君達を巻き込むわけにはいかない。君の人生を歩んでくれ。さようなら。 劉備』
ロザリー「これって・・・。」
クリス「置手紙。」
エルシャ「そういえば、元々修行のために来ていたって言ってたっけ?」
アンジュ「・・・はぁ、こんなことだろうと思った。」
サリア「え?」
アンジュ「皆、悪いんだけど・・・。」
その頃劉備達は出発の準備を進めていた。
孔明「良かったのですか?何も告げずに。」
劉備「ああ。俺の所為でアンジュの幸せを奪いたくはないからな。」
貂蝉「だが今頃怒っているぞ。」
劉備「アンジュなら俺よりいい男を見つける筈さ。」
曹操「そうとは限らないと思うぞ。」
劉備「曹操?」
呂布「アルゼナルの基地で劉備に対する思いをぶつけていただろ?」
劉備「あ、ああ。」
孫権「劉備以上の男だなんて有り得ないということだ。」
張飛「確かに。」
関羽「左様。」
趙雲「ですね。」
孔明「はい。」
劉備「皆。」
陸遜「皆さん、そろそろ出発しますよ!」
陸遜の呼びかけに全員が乗り込み、要塞基地は次の世界に向けて飛び立った。
孫尚香「次はどんな世界かしら。」
陸遜「皆さん、外を見てください!」
陸遜が指す方向を見るとアウラの民の星があった。
孫尚香「綺麗ね。」
曹丕「ああ。」
張遼「神秘的だ。」
呂布「ふっ。」
アンジュ「等々旅立つのね。」
劉備「そうだな。」
劉備「・・・って(・・;)」
一同「「え!?」」
アンジュ「ヤッホー!」
一同「「えええーーーーーーー!?Σ(;゚Д゚)」」
なんと要塞基地の中に別れた筈のアンジュがいたのだ。突然のことに劉備達は驚愕した。
劉備「アンジュ!?」
孫尚香「いつの間に!」
孫権「な、何で!?」
アンジュ「皆の考えることなんて分かっていたわ。だからヴィルキスの力で飛んできてこっそり乗り込んできたの。あ、因みにヴィルキスは格納庫にあるわ。」
曹操「つまりお見通しだったと。」
アンジュ「そういうこと。」
劉備「だ、だけどアルゼナルの皆には!?」
アンジュ「そこは大丈夫、暫くこの世界を離れるから此処の事任せるわって言ったわ。最初は驚かれたり反対されたりもしたけど、私の劉備と一緒にいたい覚悟を言ったら快く送り出してくれたわ。」
劉備「うそーー。」
アンジュ「本当。」
張飛「マジか。」
アンジュ「というわけで、これからもよろしくね♪」
劉備「・・・どんな危険が待っているか分からないぞ?」
アンジュ「分かってるわ。でもね、劉備が戦っているのに自分だけが安全な場所にいるっていうのは嫌なの。だから私はどこまでも劉備に付いていくって決めたわ。」
劉備「・・・皆はどうする?」
呂布「いいのではないか?」
曹操「そこまでの覚悟を持っているのならな。」
孫権「ちょっと心配なところもあるけど。」
劉備「・・・はぁ、分かった。そこまで言うなら同行を認めるよ。」
アンジュ「ありがとう。」
劉備「ただし、危険だと感じたら必ず逃げるように。」
アンジュ「分かったわ。その代わり。」
劉備「その代わり?」
アンジュ「勝手に居なくなった罰として、私は劉備と一緒の部屋で過ごすわ。」
劉備「え!?」
呂布「良いのではないか?」
曹操「今のうちに女性慣れることも大事だ。」
孫権「頑張れよ。」
劉備「ちょ、何でそうなるんだよ!?」
突然のアンジュの宣言に慌てる劉備だったが、最終的にアンジュは劉備と同部屋になった。
劉備「結局こうなったか。」
アンジュ「でも、これでいつでも一緒にいられるわね。」
劉備「なんか面倒ごとを押し付けられた気がするけど。」
アンジュ「私は劉備が一緒なら大丈夫よ。」
劉備「何故そこまで?」
アンジュ「言ったでしょ?」ムギュゥ
劉備「あ、アンジュ?」
アンジュに抱きしめられて劉備は困惑した。
劉備(アンジュの柔らかいものが少し当たってる。)
アンジュ「私は劉備のことが好きだって。」
劉備「・・・俺で、いいのか?」
アンジュ「劉備がいいの。」
劉備「・・・分かった、俺も腹を括るよ。」
アンジュ「劉備。」
劉備「ちゃんと責任取るさ。」
アンジュ「うん。でも、あんまり無茶しないでね。」
劉備「善処します。」
アンジュ「それと・・・ん。」
劉備「ん!?」
アンジュは劉備を抱きしめながらキスをして、劉備は顔を真っ赤にして頭から湯気が上がっていた。
劉備「あ、アンジュ!?///」
アンジュ「絶対に逃がさないから///」
こうしてアンジュという新たな仲間が旅に同行してきたのだった。
劉備「という感じで、アンジュは半ば強引に俺達の旅に同行してきたんだ。」
一夏「ほへーーー;」
クリム「聞いていた通り大胆なことをするな。」
アンジュ「だってあのままお別れだなんて嫌だったもん。」
箒「その気持ち、分かる気がする。私も引っ越す時、一夏と離れ離れになりたくないと思ったことがあったから。」
呂布「まあ、戦力が増えて万々歳だったがな。」
束「じゃあ束さんがアンちゃんのための専用機作ってあげるよ!」
アンジュ「アンちゃんって;」
孔明「ですが、これでアンジュさんも戦うことができますね。」
千冬「さて、今日はもう遅い。解散しよう。」
真耶「そうですね。」
長く話し込んだため、文化祭のために休むことにした。いよいよ文化祭の開幕だ。
つづく